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第1867話 考察と怒涛の進軍
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ダンジョンバトルが始まって48時間……チビ神の話と実況の話を聞く限り、DPの使用制限が解除される。その上で召喚やレベル上げに必要なDPは、100分の1というハチャメチャな状況だ。
「圧倒的に不利なはずなのに、負ける気がしないのよね。シュウならDP使用制限無しでこのダンジョン攻めるなら、どうする?」
「手持ちを全部使っていいのか?」
「手持ちって? まぁ制限は何もなしだったらどうするの?」
「それなら、バザールにアンデッド系を大量に召喚させて、指揮をとらせるな。ある程度強さは無いといけないからLv300位のジェネラルクラスや、レイスを大量に投入だな。レイスは、壁をすり抜ける方法じゃなくて、通路を進む方向で進軍させてもらうね。それで4階のボスまではたどり着けると思う」
「某もそうするでござるな。落とし穴トラップの剣山って、スケルトンだと落下ダメージ以外くらわないでござるからね。打ち所が悪くない限り死なないでござる。強風の所は、地面に指を突き立てながら張って進めるでござるから、ボスまでは問題ないでござる」
「じゃぁ、肝心のボスはどう倒すの?」
「ダンジョンから強制的にキャスリングで連れて強化した2匹は……どうやって倒すかな? S級スケルトンでアーチャーとマジシャンになった奴を中心に、前衛も加えて波状攻撃かな? 時間はかかると思うけど、Lvがカンストしているとはいえ30メートルを超える大物、S級スケルトンのスピードにはついてこれんだろ」
「そうでござるね。2~3割は死ぬかもしれないでござるが、反対に言えばそれだけの損失で倒せるということでござるからな。それに、アンデッドは寝る必要もないでござるし、疲れ知らずでござるからな。回復できるヒーラーも連れていけば、時間をかけて倒せるでござるな」
「あ~そっか、あの骨っ子たちも量産されてるけど、強いもんね。特に進化して職業持ちになると、限定した分特化した能力にいなるんだった。4階を突破できるなら5階は問題なく突破できるわね」
「そうでござるな。S級スケルトンが主力になるでござるから、5階のボスには負けないでござるな。特に某が操るのでござるから、弱点も把握済みでござる。大量にいたところで、手足を全部もいでやるでござる」
「じゃぁ、6階のラスボスは?」
「ん~無理じゃね? 正直、あいつらがあそこまで増えているとは思わなかったし、1匹でも災害級の強さがあるのに、15匹もいるんだぞ……しかもあいつらの得意なフィールドの森を用意したんだからな。正直たどり着ける戦力では、あれに勝てない。ダゴンでも使わないと無理だろ」
「そうだよね。私はよく子どもたちに餌をあげてたから、増えてるのは知ってたけど……あの子たちも気付いたらLvが800超えてたしね。超スパルタ教育してたわ。その中で1匹死んじゃったみたいだけど、弱い奴は死んで当然みたいなこと言ってたって、ダマから聞いたわ」
正直なところ、6階はお披露目せずに済むなら助かるんだけどな……
それにしても、昨日一昨日に比べて魔物の数と種類が増えて、Lvが異常に高くなってるな……偵察用の飛行系の魔物も多数いるし、飛行だけじゃなくて地面を進むことも問題なくできる、グリフォンまで出てきたな。
「あれ? グリフォンの背中に何か乗ってない?」
綾乃に言われて確認すると、背中にゴブリンキングが乗っていた。
「おぉ、キングでござるか。確かにあれなら、体は小さめでグリフォンに騎乗できるでござるな。それに指揮能力も一応あるでござるが……ゴブリンに特化しているのではござらんか?」
「あ~そう言うことね! よく見て、ゴブリンジェネラルが沢山いる。これって、ダンジョンマスターからの指示をキングが受けて、キングからジェネラルに指示を出すんだよ! それで、数の多いジェネラルが小隊の指揮官みたいに、他の魔物を指揮するんじゃない?」
なるほど。安価に召喚できるゴブリンジェネラルを、小隊指揮官として使うのか。ジェネラルもゴブリンの指揮に特化しているとはいえ、4~5匹くらいなら他の種族でも問題なく指揮は可能だ。ダンジョンマスターの制御下にあるなら、特に問題はない。
例外として言うなら、俺の従魔たちだろうな。あいつら、俺の指示を聞かねえだろうからな……困ったもんだぜ。
「いや~、DPの使用だけじゃなくて、魔物の数にも制限があったのかね? この方法なら昨日でも問題できたもんな。それにしても、移動が速いな……ゴブリンジェネラルって、そこまで足早くなかったよな? 全部が騎乗しているわけでもないだろうに、何でだ?」
自分のダンジョンを移動している魔物の姿を、画面に映し出すことによって判明した。
「えぇ……ゴブリンがダンジョンで、スケボーって何なのよ。足が遅いからって、足の速い魔物にロープをつけてひかせてるし! なにより、あの見た目でカッコいいトリックとか決めてんじゃないわよ!」
綾乃のキレるポイントが少し違った。スケボーまではいいけど、トリック……技を華麗に決めているのが腹立たしいようだ。そんなに怒るところか?
「綾乃殿は放っておいて、考えたでござるな。足の遅い魔物を早く移動させるために、タイヤのついた道具を使うとは、なかなか考えたでござるな。ダンジョンに馬車を持ち込むのは主殿くらいでござるが、これはこれで面白いでござる!」
「軽くバカにされてるな。でも、よく思い付いたもんだな。俺なら騎乗できるように数を調整するからな」
「それだと、ボスと戦う時に問題が出るからではござらんか? 指揮系統の問題でござるよ」
「強い指揮官乗せればいいじゃん。DPの制限ないんだぞ。それに100分の1なら、全部Lvカンストで送り出すわ」
「……そう言えば、DPが腐るほどあるのでござったな。某は腐るところがもうなくなっているでござるけどね!」
「……久しぶりの、スケルトンジョークか?」
「面白くない! バザール、3点!」
「綾乃殿、何点満点でござるか?」
「もちろん100点よ!」
骨が器用に両手両膝をついて、がっくりしている。
くだらない話をしている間にも、魔物がどんどん侵攻してきている。8時間経つ頃には、昨日の最終到達点のようなところまで到着された。3階までの罠の種類もバレているので、おそらく2時間もあれば突破されるな。
3階は、グリフォンが何匹か先行して、強風トラップまでもう少しの所に来ているし、今日中には4階に辿り着かれそうだな。
「圧倒的に不利なはずなのに、負ける気がしないのよね。シュウならDP使用制限無しでこのダンジョン攻めるなら、どうする?」
「手持ちを全部使っていいのか?」
「手持ちって? まぁ制限は何もなしだったらどうするの?」
「それなら、バザールにアンデッド系を大量に召喚させて、指揮をとらせるな。ある程度強さは無いといけないからLv300位のジェネラルクラスや、レイスを大量に投入だな。レイスは、壁をすり抜ける方法じゃなくて、通路を進む方向で進軍させてもらうね。それで4階のボスまではたどり着けると思う」
「某もそうするでござるな。落とし穴トラップの剣山って、スケルトンだと落下ダメージ以外くらわないでござるからね。打ち所が悪くない限り死なないでござる。強風の所は、地面に指を突き立てながら張って進めるでござるから、ボスまでは問題ないでござる」
「じゃぁ、肝心のボスはどう倒すの?」
「ダンジョンから強制的にキャスリングで連れて強化した2匹は……どうやって倒すかな? S級スケルトンでアーチャーとマジシャンになった奴を中心に、前衛も加えて波状攻撃かな? 時間はかかると思うけど、Lvがカンストしているとはいえ30メートルを超える大物、S級スケルトンのスピードにはついてこれんだろ」
「そうでござるね。2~3割は死ぬかもしれないでござるが、反対に言えばそれだけの損失で倒せるということでござるからな。それに、アンデッドは寝る必要もないでござるし、疲れ知らずでござるからな。回復できるヒーラーも連れていけば、時間をかけて倒せるでござるな」
「あ~そっか、あの骨っ子たちも量産されてるけど、強いもんね。特に進化して職業持ちになると、限定した分特化した能力にいなるんだった。4階を突破できるなら5階は問題なく突破できるわね」
「そうでござるな。S級スケルトンが主力になるでござるから、5階のボスには負けないでござるな。特に某が操るのでござるから、弱点も把握済みでござる。大量にいたところで、手足を全部もいでやるでござる」
「じゃぁ、6階のラスボスは?」
「ん~無理じゃね? 正直、あいつらがあそこまで増えているとは思わなかったし、1匹でも災害級の強さがあるのに、15匹もいるんだぞ……しかもあいつらの得意なフィールドの森を用意したんだからな。正直たどり着ける戦力では、あれに勝てない。ダゴンでも使わないと無理だろ」
「そうだよね。私はよく子どもたちに餌をあげてたから、増えてるのは知ってたけど……あの子たちも気付いたらLvが800超えてたしね。超スパルタ教育してたわ。その中で1匹死んじゃったみたいだけど、弱い奴は死んで当然みたいなこと言ってたって、ダマから聞いたわ」
正直なところ、6階はお披露目せずに済むなら助かるんだけどな……
それにしても、昨日一昨日に比べて魔物の数と種類が増えて、Lvが異常に高くなってるな……偵察用の飛行系の魔物も多数いるし、飛行だけじゃなくて地面を進むことも問題なくできる、グリフォンまで出てきたな。
「あれ? グリフォンの背中に何か乗ってない?」
綾乃に言われて確認すると、背中にゴブリンキングが乗っていた。
「おぉ、キングでござるか。確かにあれなら、体は小さめでグリフォンに騎乗できるでござるな。それに指揮能力も一応あるでござるが……ゴブリンに特化しているのではござらんか?」
「あ~そう言うことね! よく見て、ゴブリンジェネラルが沢山いる。これって、ダンジョンマスターからの指示をキングが受けて、キングからジェネラルに指示を出すんだよ! それで、数の多いジェネラルが小隊の指揮官みたいに、他の魔物を指揮するんじゃない?」
なるほど。安価に召喚できるゴブリンジェネラルを、小隊指揮官として使うのか。ジェネラルもゴブリンの指揮に特化しているとはいえ、4~5匹くらいなら他の種族でも問題なく指揮は可能だ。ダンジョンマスターの制御下にあるなら、特に問題はない。
例外として言うなら、俺の従魔たちだろうな。あいつら、俺の指示を聞かねえだろうからな……困ったもんだぜ。
「いや~、DPの使用だけじゃなくて、魔物の数にも制限があったのかね? この方法なら昨日でも問題できたもんな。それにしても、移動が速いな……ゴブリンジェネラルって、そこまで足早くなかったよな? 全部が騎乗しているわけでもないだろうに、何でだ?」
自分のダンジョンを移動している魔物の姿を、画面に映し出すことによって判明した。
「えぇ……ゴブリンがダンジョンで、スケボーって何なのよ。足が遅いからって、足の速い魔物にロープをつけてひかせてるし! なにより、あの見た目でカッコいいトリックとか決めてんじゃないわよ!」
綾乃のキレるポイントが少し違った。スケボーまではいいけど、トリック……技を華麗に決めているのが腹立たしいようだ。そんなに怒るところか?
「綾乃殿は放っておいて、考えたでござるな。足の遅い魔物を早く移動させるために、タイヤのついた道具を使うとは、なかなか考えたでござるな。ダンジョンに馬車を持ち込むのは主殿くらいでござるが、これはこれで面白いでござる!」
「軽くバカにされてるな。でも、よく思い付いたもんだな。俺なら騎乗できるように数を調整するからな」
「それだと、ボスと戦う時に問題が出るからではござらんか? 指揮系統の問題でござるよ」
「強い指揮官乗せればいいじゃん。DPの制限ないんだぞ。それに100分の1なら、全部Lvカンストで送り出すわ」
「……そう言えば、DPが腐るほどあるのでござったな。某は腐るところがもうなくなっているでござるけどね!」
「……久しぶりの、スケルトンジョークか?」
「面白くない! バザール、3点!」
「綾乃殿、何点満点でござるか?」
「もちろん100点よ!」
骨が器用に両手両膝をついて、がっくりしている。
くだらない話をしている間にも、魔物がどんどん侵攻してきている。8時間経つ頃には、昨日の最終到達点のようなところまで到着された。3階までの罠の種類もバレているので、おそらく2時間もあれば突破されるな。
3階は、グリフォンが何匹か先行して、強風トラップまでもう少しの所に来ているし、今日中には4階に辿り着かれそうだな。
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