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第1938話 誰だお前!
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次の日は、俺も探索へ出ることにした。魔法薬は俺でなくとも、綾乃やバザールでも作れる。バザールは情報を統制する役割だから、拠点にいる方が便利だ。綾乃は運動神経が悪いので、生産に回ってもらうのがベターだ。
今日の探索は山側ではなく、ライガが南側の探索で、俺は森と平原の境界線を目指して西に向かう予定だ。境界線に辿り着けるのかは分からないが、しっかりと確認しに行く予定だ。今日中に戻ってこれないことを考え、食料を奪取したバックパックに詰めている。
全力で移動しながら、敵を見かけたら尋問と行きますかね。
ライガと俺は、拠点から出発する。
音などを気にせず全力で移動したので、3時間もかからずに境界線へ到着した。
「ん~、思ってたより草が高いな。膝位まであるから、ちょっと走りにくい……」
ついつい、独り言を言ってしまった。でも、動物が見えているので、食料は確保しやすそうだ。森の中は遠くまで見えないし、こっちより動物は少なそうだからな。
少し境界線上に沿って、移動をしてみることにした。誰かが移動した痕跡がないかを探すためだ。踏みつけられ草が倒れてたり、野営をした後がないかなどを確認していく。
30分ほど南北に境界線上を確認した。
「ふむ。森の中では気付かなかったけど、所々に人がいた形跡があるんだな。ここ最近じゃなくて、1週間や2週間は立っている形跡の物があるのは、何でだろうな……バザール、お前たちが来たのって、3・4日前だよな?」
『そうでござる。本当に2週間も経っている形跡があるでござるか?』
「火を起こした後に、雑草が生え始めているやつも発見したから、2週間以上経っているところもあるな」
『不思議でござる。ライガ殿に、いつ来たか聞くように連絡するでござる。主殿も遭遇したら、来てからどれくらい経っているか、聞くでござるよ』
「了解。俺はこれから、草原の方へいくからサポートよろしく。っと、戻る方向は分かるんだっけ?」
『大体の方向は分かるでござる』
西に向かうのだが、方向は大体で良さそうなので、あまり気にしなくても問題なさそうだ。
全力だと痕跡を見逃す可能性があるので、ゆっくり目に走り警戒しながら進んでいく。
草原に出て気付いたのだが、予想している以上に起伏がない。見渡す限りの草が俺の気力を削っていく。でも、この星が丸いことがなんとなくわかるのは、落ち着く要因だな。
地平線……草平線? 一応陸地だから、地平線が正しいのかな? それが丸みを帯びているので、星が丸いことを証明がいるからな。なるのか?
地球と同じ気がするのは落ち着く要素だけど、だから何だと考えている自分がいた。
森が見えなくなりそうになる距離まで進んできたが、人が住んでいるような気配は全くない。
気配がないというのは、ずっと膝丈の草なのだ。道もなく、人がいた形跡もないのだ。この世界? 陸地? には、人が住んでいないのか? 無人島? 無人島って言うと小さいイメージがあるが、四国くらいのサイズに人が住んでいない可能性もあるかもしれんな。
近くに海もない、どれだけ距離があるんだろうな。そもそも、海があるのかこの世界に。
代り映えのしない草原に、そこそこ草食動物はいるが……同でもいいことを考え始めてしまっている。森の木が見えなくなってから、20~30分は経っているだろう。距離にすると、どれくらい進んだのかな? 拠点を作った山は見えているけど、木は見えなくなっているな。
……ん? 山は見えるのに木が見えないのか? あの山ってそこまで高かったっけ?
もうね、感覚が変になってるな。
少し止まろう。
「バザール、進む意味あると思うか?」
『微妙なところでござる。何かあるかないことは確認できるでござるが、それだけの様な気もするでござる』
「確かにな。これ以上進むとなると、1人で進むのは微妙な気がするんだよな。人がいないってことは、尋問する相手がいないんだよな。それに、俺みたいなダンジョンマスターや地球から来た人間だと、ここでは生きていけないだろ。生肉食うなら話は別だけどな」
『そうでござるな。生きると言う部分では、ここは厳しいでござるね。主殿についているシャドウアサシンを適当に走らせておくでござるか? 夜ならすぐに戻ってこれるでござるよ』
「3体残して、進んでもらうか。シャドウアサシンにこの陸地を精査するのは無理か?」
『ん~難しいでござるね。この世界だと距離が離れると、情報が上手く得られなくなっているでござるから、限界距離を調べるのがいいかもしれないでござるね』
どうやら、バザールのアンデッドにリンクする能力が何かによって阻害されているようだな。創造神が関わっているなら、何でもありになりそうだからな……せめて情報を寄こせっての。
帰ったら絶対にチビ神に絶対文句言ってやる! これ考えたの何度目だろうな。
「うし、戻る。山に向かって走るから、近くなったら教えてくれ」
『了解でござる』
全力で戻って……そうすると、時間が早すぎるな。
「バザール、すまん。ライガに東側に少し方角を変えるように言っておいてくれ。俺は、少しッ南に移動してから森に入るわ」
できるだけ広範囲を調べるために、ライガと俺の探索位置が被らないようにバザールに調整してもらう。
少しスピードを落として、昼食を口に運びながら草原を進んでいく。昼食を食べるのを忘れていたので、気付いたときにはかなりお腹が空いていた。
森との境界線へ到着し、少し休憩してから森の中へ入る。
木の上を見たり、振り返ったりしながら森を進んでいく。
ゾクッ!
急に背筋が冷たくなった。全身にサブイボが出て、体が震える。
意識が加速していき、俺の身に危険が迫っているのだと思う。視界の中には俺を危険にさらすようなものはない。視界の外に危険があるのだろう。どうする?
考えて行動したわけではなかった。加速した意識の中で、反射的に動いていた。右手3メートル前にある木に向かって跳び、三角飛びでバク転をする形になった。
俺を危険にさらしたものは分からな方が、後方が見える体勢になると、距離は分からないが視界に忍者か! と思うような恰好をした人がいた。
今日の探索は山側ではなく、ライガが南側の探索で、俺は森と平原の境界線を目指して西に向かう予定だ。境界線に辿り着けるのかは分からないが、しっかりと確認しに行く予定だ。今日中に戻ってこれないことを考え、食料を奪取したバックパックに詰めている。
全力で移動しながら、敵を見かけたら尋問と行きますかね。
ライガと俺は、拠点から出発する。
音などを気にせず全力で移動したので、3時間もかからずに境界線へ到着した。
「ん~、思ってたより草が高いな。膝位まであるから、ちょっと走りにくい……」
ついつい、独り言を言ってしまった。でも、動物が見えているので、食料は確保しやすそうだ。森の中は遠くまで見えないし、こっちより動物は少なそうだからな。
少し境界線上に沿って、移動をしてみることにした。誰かが移動した痕跡がないかを探すためだ。踏みつけられ草が倒れてたり、野営をした後がないかなどを確認していく。
30分ほど南北に境界線上を確認した。
「ふむ。森の中では気付かなかったけど、所々に人がいた形跡があるんだな。ここ最近じゃなくて、1週間や2週間は立っている形跡の物があるのは、何でだろうな……バザール、お前たちが来たのって、3・4日前だよな?」
『そうでござる。本当に2週間も経っている形跡があるでござるか?』
「火を起こした後に、雑草が生え始めているやつも発見したから、2週間以上経っているところもあるな」
『不思議でござる。ライガ殿に、いつ来たか聞くように連絡するでござる。主殿も遭遇したら、来てからどれくらい経っているか、聞くでござるよ』
「了解。俺はこれから、草原の方へいくからサポートよろしく。っと、戻る方向は分かるんだっけ?」
『大体の方向は分かるでござる』
西に向かうのだが、方向は大体で良さそうなので、あまり気にしなくても問題なさそうだ。
全力だと痕跡を見逃す可能性があるので、ゆっくり目に走り警戒しながら進んでいく。
草原に出て気付いたのだが、予想している以上に起伏がない。見渡す限りの草が俺の気力を削っていく。でも、この星が丸いことがなんとなくわかるのは、落ち着く要因だな。
地平線……草平線? 一応陸地だから、地平線が正しいのかな? それが丸みを帯びているので、星が丸いことを証明がいるからな。なるのか?
地球と同じ気がするのは落ち着く要素だけど、だから何だと考えている自分がいた。
森が見えなくなりそうになる距離まで進んできたが、人が住んでいるような気配は全くない。
気配がないというのは、ずっと膝丈の草なのだ。道もなく、人がいた形跡もないのだ。この世界? 陸地? には、人が住んでいないのか? 無人島? 無人島って言うと小さいイメージがあるが、四国くらいのサイズに人が住んでいない可能性もあるかもしれんな。
近くに海もない、どれだけ距離があるんだろうな。そもそも、海があるのかこの世界に。
代り映えのしない草原に、そこそこ草食動物はいるが……同でもいいことを考え始めてしまっている。森の木が見えなくなってから、20~30分は経っているだろう。距離にすると、どれくらい進んだのかな? 拠点を作った山は見えているけど、木は見えなくなっているな。
……ん? 山は見えるのに木が見えないのか? あの山ってそこまで高かったっけ?
もうね、感覚が変になってるな。
少し止まろう。
「バザール、進む意味あると思うか?」
『微妙なところでござる。何かあるかないことは確認できるでござるが、それだけの様な気もするでござる』
「確かにな。これ以上進むとなると、1人で進むのは微妙な気がするんだよな。人がいないってことは、尋問する相手がいないんだよな。それに、俺みたいなダンジョンマスターや地球から来た人間だと、ここでは生きていけないだろ。生肉食うなら話は別だけどな」
『そうでござるな。生きると言う部分では、ここは厳しいでござるね。主殿についているシャドウアサシンを適当に走らせておくでござるか? 夜ならすぐに戻ってこれるでござるよ』
「3体残して、進んでもらうか。シャドウアサシンにこの陸地を精査するのは無理か?」
『ん~難しいでござるね。この世界だと距離が離れると、情報が上手く得られなくなっているでござるから、限界距離を調べるのがいいかもしれないでござるね』
どうやら、バザールのアンデッドにリンクする能力が何かによって阻害されているようだな。創造神が関わっているなら、何でもありになりそうだからな……せめて情報を寄こせっての。
帰ったら絶対にチビ神に絶対文句言ってやる! これ考えたの何度目だろうな。
「うし、戻る。山に向かって走るから、近くなったら教えてくれ」
『了解でござる』
全力で戻って……そうすると、時間が早すぎるな。
「バザール、すまん。ライガに東側に少し方角を変えるように言っておいてくれ。俺は、少しッ南に移動してから森に入るわ」
できるだけ広範囲を調べるために、ライガと俺の探索位置が被らないようにバザールに調整してもらう。
少しスピードを落として、昼食を口に運びながら草原を進んでいく。昼食を食べるのを忘れていたので、気付いたときにはかなりお腹が空いていた。
森との境界線へ到着し、少し休憩してから森の中へ入る。
木の上を見たり、振り返ったりしながら森を進んでいく。
ゾクッ!
急に背筋が冷たくなった。全身にサブイボが出て、体が震える。
意識が加速していき、俺の身に危険が迫っているのだと思う。視界の中には俺を危険にさらすようなものはない。視界の外に危険があるのだろう。どうする?
考えて行動したわけではなかった。加速した意識の中で、反射的に動いていた。右手3メートル前にある木に向かって跳び、三角飛びでバク転をする形になった。
俺を危険にさらしたものは分からな方が、後方が見える体勢になると、距離は分からないが視界に忍者か! と思うような恰好をした人がいた。
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