1,982 / 2,518
第1982話 結局何だったんだ?
しおりを挟む
「で、あれは何なのか、この状況を説明できる人っているのかな?」
シンラの方を向いて聞いてみるが妻たちは苦笑している。誰もこの状況を説明できる人間はいないらしい。
「シュウが帰ってくることを聞いたら、シンちゃんがあそこに陣取ったのよ。私たちも良く分かってないの。でも、悪いことをしているわけじゃないから、みんなで何するか見守ってたのよ。そしたら今の状況でしょ? なんていえばいいのかしらね?」
カエデは困ったような顔で、シンラの方を見ている。
さて、これはどうするのが正解なのだろうか? 未だに良く分からない言葉を使って俺に指を指し何かを言っていて、その様子にプラムとシオンが拍手している……マジで何しているんだか分からないのだが。
とりあえず近付いてみよう。
そろりそろりと、足を進めていく……シンラの前で行っている事なので見ればすぐわかるのだが、距離が半分くらいになると気付いたのか、今まで指を指していたのに手のひらを突き出し、止まれ! みたいな仕草をしてきたので、動きを止めた。
シンラが何をするのか気になるのだが、それ以上に気になってしまうのが、勇ましく立っているんだがその後ろにスライムたちが重なって待機しており、倒れないように支えているんだよな……それがシンラの勇ましさを半減以下にしているんだよな。
動きを止めてシンラの様子を見ていると、また何か言い始めた……お前さ、最近ちゃんと話せるようになってきたはずなのに、何で今は良く分からん言葉を使うんだ?
またしゃべり始めたので近付くと、ふと気付くと止まるように言ってきて繰り返しで、俺とシンラの距離は手を伸ばせば届く距離だ。
後ろでクスクス笑っている妻たちよ……緊張感がなくなるから笑うのをやめてほしいのだが……
で、本当にお前は何がしたいんだ?
このままではらちが明かないので、両脇に手を入れて抱き上げる。さっきまで拍手していたプラムたちが急に接近してきて、シンラを離せと俺に突撃をかけてきた。
いつものような形になったのだが……本当にさっきまでのシンラの行動ななんなんだ? プラムたちにシンラを返そうとすると、シンラが暴れ出して俺の腕にしがみついてきた。うん、いつも通りだな。
プラムとシオンをどうするか。シンラを肩車するような形でセットして頭にしがみつかせてから、プラムとシオンは両手で抱える形にしてみた。
2人は暴れるが、スライムたちがフォローしてくれているので、どんなに暴れても落ちることはない。
嫌がって暴れているのかと思ったが、2人とも笑顔だな。シンラが羨ましかったのだろうか? 廊下を歩いていると、ミーシャたちと遭遇する。
「あ~、3人ともいいな!」
「私たちも後でやってもらおう!」
「足と背中があいてるよ!」
ミーシャ、スミレ、ブルムの順なのだが、ブルムよ……別に足も背中もあいているわけじゃないんだが!
そんなことお構いなしと、じゃんけんをし始め、脚にはミーシャとブルム、背中にスミレがしがみついてきた。子どもたちが俺の体にまとわりついているな。
歩き難いのだがどいてはくれないのだろうか? そしてシンラ、俺はロボットじゃないんだから、指を指してあっちに進めとか言うんじゃない!
食堂へ向かって歩いていると、ウルと遭遇する。俺の姿を見て、苦笑しているな。俺も苦笑したい! ステータスのおかげで重たく感じないのだが、動き難いんだよな……
足にしがみついていたミーシャとブルムが、こっちに呼んでいるのだが、もう掴まるところは無いんじゃないか?
俺の様子を見ているウルが何かを思いついたようだ。俺に走って近付いてくる。ウルにしては珍しい行動だ。両腕に抱えているプラムとシオンが、近付いてくるウルに向かって、やってしまえ! みたいなことを言っているのが、少し気になる。
俺とウルの距離がゼロになる前に、飛びついてきた。俺の首に腕を回すように抱き着いてきたのだ。肩車しているシンラが落ちないか心配になったのだが、上手い事にウルの脇の下にシンラの足がはまって、ウルが回した腕がシンラのお尻の辺りを支えている形になった。
妻たちはその様子を見て、更にクスクス笑っている。
向こうの世界に呼び出される前は、こうやって甘えることはほとんどなかったが、帰ってきてからは結構甘えるようになっていたな。歳を考えれば、このくらい甘えても不思議じゃないので、親としては嬉しい限りである……
嬉しいのだがこの体勢は、正直大変なので妻たちに助けてほしいのだが……振り向いても、クスクス笑うだけで、俺に近付いてきてくれる妻はいなかった。
俺にどうしろって言うんだよ……
仕方がないので、子どもたちを体に身に着けたまま食堂へ向かおう。
その間子どもたちは、思い思いにしゃべっている。ウルも何が楽しいのか、笑っているな。
食堂に着いたはいいのだが……誰も離れようとしないんだよな。プラムとシオンをソファーの上に降ろそうとするのだが、降ろされまいと抵抗してくるんだが……お前たち、いつもは俺に捕まるのを嫌がるのに、こういう時ばっかり周りに合わせるなよ。
結局30分ほどその体勢で座ることも出来ずに、子どもたちの相手をすることになった。
解放されたのは、シルキーたちが近付いてきて、昼食だと声をかけたからだ。ミーシャたちはまだわかるのだが、シンラもプラムもシオンも声を聞くなりすぐに下りて、猫たちへの餌やりをし始める。
シンラなんか、背中に張り付いていたスミレが下りた後、自分の力だけで頭から下まで下りたんだよな。お前、めっちゃ力強くなったな。そのせいで、俺の服が伸びるんだけどな。
服を整えてもらっていたら、猫たちに餌やりをしていたはずなのに、いつの間にか子どもたちは席に座って昼食を待っていた。シンラなんか俺に視線を向けて、早く座れよ! みたいな圧力をかけてきやがる……
ご飯を早く食べたいのは分かるけど、その態度はどうなんだろうな。そして、玄関でのあのやり取りは何だったんだ?
疑問は残るが、昼食の準備が終わったので、挨拶をして食事が始まる。
シンラの方を向いて聞いてみるが妻たちは苦笑している。誰もこの状況を説明できる人間はいないらしい。
「シュウが帰ってくることを聞いたら、シンちゃんがあそこに陣取ったのよ。私たちも良く分かってないの。でも、悪いことをしているわけじゃないから、みんなで何するか見守ってたのよ。そしたら今の状況でしょ? なんていえばいいのかしらね?」
カエデは困ったような顔で、シンラの方を見ている。
さて、これはどうするのが正解なのだろうか? 未だに良く分からない言葉を使って俺に指を指し何かを言っていて、その様子にプラムとシオンが拍手している……マジで何しているんだか分からないのだが。
とりあえず近付いてみよう。
そろりそろりと、足を進めていく……シンラの前で行っている事なので見ればすぐわかるのだが、距離が半分くらいになると気付いたのか、今まで指を指していたのに手のひらを突き出し、止まれ! みたいな仕草をしてきたので、動きを止めた。
シンラが何をするのか気になるのだが、それ以上に気になってしまうのが、勇ましく立っているんだがその後ろにスライムたちが重なって待機しており、倒れないように支えているんだよな……それがシンラの勇ましさを半減以下にしているんだよな。
動きを止めてシンラの様子を見ていると、また何か言い始めた……お前さ、最近ちゃんと話せるようになってきたはずなのに、何で今は良く分からん言葉を使うんだ?
またしゃべり始めたので近付くと、ふと気付くと止まるように言ってきて繰り返しで、俺とシンラの距離は手を伸ばせば届く距離だ。
後ろでクスクス笑っている妻たちよ……緊張感がなくなるから笑うのをやめてほしいのだが……
で、本当にお前は何がしたいんだ?
このままではらちが明かないので、両脇に手を入れて抱き上げる。さっきまで拍手していたプラムたちが急に接近してきて、シンラを離せと俺に突撃をかけてきた。
いつものような形になったのだが……本当にさっきまでのシンラの行動ななんなんだ? プラムたちにシンラを返そうとすると、シンラが暴れ出して俺の腕にしがみついてきた。うん、いつも通りだな。
プラムとシオンをどうするか。シンラを肩車するような形でセットして頭にしがみつかせてから、プラムとシオンは両手で抱える形にしてみた。
2人は暴れるが、スライムたちがフォローしてくれているので、どんなに暴れても落ちることはない。
嫌がって暴れているのかと思ったが、2人とも笑顔だな。シンラが羨ましかったのだろうか? 廊下を歩いていると、ミーシャたちと遭遇する。
「あ~、3人ともいいな!」
「私たちも後でやってもらおう!」
「足と背中があいてるよ!」
ミーシャ、スミレ、ブルムの順なのだが、ブルムよ……別に足も背中もあいているわけじゃないんだが!
そんなことお構いなしと、じゃんけんをし始め、脚にはミーシャとブルム、背中にスミレがしがみついてきた。子どもたちが俺の体にまとわりついているな。
歩き難いのだがどいてはくれないのだろうか? そしてシンラ、俺はロボットじゃないんだから、指を指してあっちに進めとか言うんじゃない!
食堂へ向かって歩いていると、ウルと遭遇する。俺の姿を見て、苦笑しているな。俺も苦笑したい! ステータスのおかげで重たく感じないのだが、動き難いんだよな……
足にしがみついていたミーシャとブルムが、こっちに呼んでいるのだが、もう掴まるところは無いんじゃないか?
俺の様子を見ているウルが何かを思いついたようだ。俺に走って近付いてくる。ウルにしては珍しい行動だ。両腕に抱えているプラムとシオンが、近付いてくるウルに向かって、やってしまえ! みたいなことを言っているのが、少し気になる。
俺とウルの距離がゼロになる前に、飛びついてきた。俺の首に腕を回すように抱き着いてきたのだ。肩車しているシンラが落ちないか心配になったのだが、上手い事にウルの脇の下にシンラの足がはまって、ウルが回した腕がシンラのお尻の辺りを支えている形になった。
妻たちはその様子を見て、更にクスクス笑っている。
向こうの世界に呼び出される前は、こうやって甘えることはほとんどなかったが、帰ってきてからは結構甘えるようになっていたな。歳を考えれば、このくらい甘えても不思議じゃないので、親としては嬉しい限りである……
嬉しいのだがこの体勢は、正直大変なので妻たちに助けてほしいのだが……振り向いても、クスクス笑うだけで、俺に近付いてきてくれる妻はいなかった。
俺にどうしろって言うんだよ……
仕方がないので、子どもたちを体に身に着けたまま食堂へ向かおう。
その間子どもたちは、思い思いにしゃべっている。ウルも何が楽しいのか、笑っているな。
食堂に着いたはいいのだが……誰も離れようとしないんだよな。プラムとシオンをソファーの上に降ろそうとするのだが、降ろされまいと抵抗してくるんだが……お前たち、いつもは俺に捕まるのを嫌がるのに、こういう時ばっかり周りに合わせるなよ。
結局30分ほどその体勢で座ることも出来ずに、子どもたちの相手をすることになった。
解放されたのは、シルキーたちが近付いてきて、昼食だと声をかけたからだ。ミーシャたちはまだわかるのだが、シンラもプラムもシオンも声を聞くなりすぐに下りて、猫たちへの餌やりをし始める。
シンラなんか、背中に張り付いていたスミレが下りた後、自分の力だけで頭から下まで下りたんだよな。お前、めっちゃ力強くなったな。そのせいで、俺の服が伸びるんだけどな。
服を整えてもらっていたら、猫たちに餌やりをしていたはずなのに、いつの間にか子どもたちは席に座って昼食を待っていた。シンラなんか俺に視線を向けて、早く座れよ! みたいな圧力をかけてきやがる……
ご飯を早く食べたいのは分かるけど、その態度はどうなんだろうな。そして、玄関でのあのやり取りは何だったんだ?
疑問は残るが、昼食の準備が終わったので、挨拶をして食事が始まる。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる