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第2026話 突然のお誘い、シンラじゃないよ
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「お父さん、今日は時間ありますか?」
今日はシンラたちの襲撃ではなく、ウルが俺の所へやってきた。こうやって時間が空いているか聞かれるのは珍しいな。何かあったのだろうか? でも、深刻な様子ではないので、何か問題が起きているということではないだろう。
気になるのは、時間を気にしていることから、それなりに時間を必要とすることなのだろう。シンラたちのおやつの突撃以外で、時間を使わされることは無いんだけどな……まぁいいか、聞いてみれば分かる。
「シンラたちが来てないから、特に問題は無いよ。それにしても、ウルからこういうこと聞くのって珍しいな。俺を誘って何かしたいのかな?」
「えっと、シンちゃんたちには、今日はしたいことがあるからと説明して、お父さんと一緒に少しお出かけしたいのですが、大丈夫ですか?」
「ん? おでかけ? どこかに行きたいってこと?」
「どこかに行きたいというよりは、ドリアードさんたちに協力してもらって、お父さんの好きな食べ物の育成に成功したから、採れたてを食べてもらえたらと思って……」
ちょっと恥ずかしそうに、もじもじする姿は……うむ、可愛いな。我が娘ながらあざとい仕草だ。誰にもやらん!
そんなことを考えていると、後頭部に快音と共に衝撃が走る。
スパーーーンッ!!
いつものハリセンだな。でも、綾乃はいなかったはずだが……カエデだったか。
振り向くとそこには、綾乃謹製のハリセンを持ったカエデがいた。バカなこと考えてないで、ウルちゃんの話を聞いてあげなさい! と怒られてしまった。
「自分の好物か……なんだろうな。色々ありすぎて、思いつかないな。大体の物は作っているはずだから、俺が手掛けていない分野か? ん~わからん! せっかくの招待だし、楽しませてもらっていいかな?」
「はい! お父さんが問題なければ、すぐにでも出発できる準備が整ってます。シンちゃんたちも待っていますので、急いだほうがいいかもしれないです」
……シンラたちが待っているということは、一緒に行くということだろう。大丈夫なのだろうか?
「シュウ、私たちも何のことか知らないから、気になっているの。早く行くわよ。スミレたちも待っているから、早くしないと大ひんしゅくを買うわよ」
シンラはともかく、スミレたちに冷たくされるのは困る。急がねば!
「準備するモノは、何もないんだよな?」
「現地に準備してあるから、問題ないです!」
段取りもしっかりしており、俺の持っていくものは本当に何もないようだ。ウルがドリアードの協力を得て作った物だから、植物……野菜や果物かな? 大体の物は作っているはずなのに、見逃していた者があるのだろうか。
期待する気持ちを抑えて、ウルが誘導してくれた馬車に乗り込む。
席に着く前にシンラの襲撃を受けた。どうやら待たせ過ぎたようで、怒っているらしい。ミーシャたちになだめられているが、プリプリしているのが目に見えてわかる。
幼児の姿だから可愛いのだが、その太々しさが何となく癇に障る……もちもちした頬をグニグニしてやった。怒っているが、まだまだ俺には勝てないので、なされるがままだ。
最後の悪あがきと言わんばかりに声をあげたシンラ。
それに反応したのは、プラムとシオンだ。
しまった! この子たちの事を忘れていた。スライムを巧みに使って俺の顔に張り付かせた。
うごおおおおお。これ本当に苦しいから止めてほしいんだよ。だけどな、何度も同じ手にやられる俺ではないのだ! 呼吸は出来ないが、魔法で風を生み出し口から吐き出すようなイメージで使用する。
そうすると顔に張り付いていたスライムが、空気によって隙間を作り簡単に引き剥がすことができた。
どういう原理か分からんが、風魔法は空気が無くても使えるから不思議だ。その逆で、空気を無くして真空で攻撃するのが、エアカッターだ。初めは高圧縮された空気の刃だと思ってたのだが、実際は違った。
それはさておき、密室で風魔法は使っちゃだめだな。周りが大変な事になっており、ミーシャたちにメチャクチャ怒られてしまった。
俺を怒っているミーシャたちの後ろで、シンラ・プラム・シオンがウンウンと頷きながら、雰囲気に流されて俺を怒っている輪に入ってきていた。原因は正せば、お前たちがこんなことするから、騒ぎになったのに何で俺だけ……
出発する前に、20分ほど子どもたちに怒られてから、出発することになる。
ミーシャたちは、怒るだけ怒ったのでいつも通りに戻っているが、シンラはまだ怒り足りないのかプリプリしているのが分かる。何度も言うけど、お前たちのせいでこうなってるんだからな! 今度はお腹に顔を押し付けてグリグリの刑にしてやろうか!
そんなことを考えていると不意に、プリプリしているシンラがこちらを振り返ってじっと見てくる。なんか文句があるのだろうか? 娘たちに怒られて、ちょっとへこんでいる俺に、何か言いたいことがあるのか?
2人とも目を逸らしたら負けだ! と言わんばかりに、睨み合っている。
こんなやり取りをしているが、別に仲が悪いわけではない。簡単に言えば、シンラの攻撃も俺の攻撃も嫌がらせではなく、悪戯の範囲内だからな。顔にくっ付いてくるスライムたちも、じゃれているだけで本当に殺そうとしているわけではないからな。
だけど、苦しいから止めてもらいたいのに、止めないから反撃でくすぐり攻撃を仕掛けたりするのだ。
親子のスキンシップだな。ミーシャたちも寝ている俺にダイブしてきたりしたからな。懐かしい思い出だ。
それにしても、馬車っていつぶりだろうか? ディストピア内の移動は、徒歩か従魔たちにまたがってが基本だったからな。記憶にないだけで乗ってたりするのかね?
ドリアードたちが関係しているわけだから、畑エリアに移動するのだろう。そこには、何があるのかな?
好物と言われたからか、ワクワクしている自分がいる。
予想通り畑エリアに着いたのだが、まだ移動を続けるようだ。しばらく進むと、見覚えのない門を発見する。
首をかしげていると、門が開かれてその先へ馬車が進んでいく。
ん? 門の外ってことは、ここは樹海なのでは?
だけどそこには、海産物エリアみたいに目の前に湖があった。ここまでの改造となれば、四大精霊たちが関わっているのだろう。変な使われ方はしていないと言うことだろう。
湖か……淡水で俺の好きなものって何があったかな? 山女魚とか岩魚かな? あれって、川のイメージがあるけど、こういったところでも育つのかね? でも、そうなるとドリアードは……苔とかの食事の面で手伝ってるのかな?
今日はシンラたちの襲撃ではなく、ウルが俺の所へやってきた。こうやって時間が空いているか聞かれるのは珍しいな。何かあったのだろうか? でも、深刻な様子ではないので、何か問題が起きているということではないだろう。
気になるのは、時間を気にしていることから、それなりに時間を必要とすることなのだろう。シンラたちのおやつの突撃以外で、時間を使わされることは無いんだけどな……まぁいいか、聞いてみれば分かる。
「シンラたちが来てないから、特に問題は無いよ。それにしても、ウルからこういうこと聞くのって珍しいな。俺を誘って何かしたいのかな?」
「えっと、シンちゃんたちには、今日はしたいことがあるからと説明して、お父さんと一緒に少しお出かけしたいのですが、大丈夫ですか?」
「ん? おでかけ? どこかに行きたいってこと?」
「どこかに行きたいというよりは、ドリアードさんたちに協力してもらって、お父さんの好きな食べ物の育成に成功したから、採れたてを食べてもらえたらと思って……」
ちょっと恥ずかしそうに、もじもじする姿は……うむ、可愛いな。我が娘ながらあざとい仕草だ。誰にもやらん!
そんなことを考えていると、後頭部に快音と共に衝撃が走る。
スパーーーンッ!!
いつものハリセンだな。でも、綾乃はいなかったはずだが……カエデだったか。
振り向くとそこには、綾乃謹製のハリセンを持ったカエデがいた。バカなこと考えてないで、ウルちゃんの話を聞いてあげなさい! と怒られてしまった。
「自分の好物か……なんだろうな。色々ありすぎて、思いつかないな。大体の物は作っているはずだから、俺が手掛けていない分野か? ん~わからん! せっかくの招待だし、楽しませてもらっていいかな?」
「はい! お父さんが問題なければ、すぐにでも出発できる準備が整ってます。シンちゃんたちも待っていますので、急いだほうがいいかもしれないです」
……シンラたちが待っているということは、一緒に行くということだろう。大丈夫なのだろうか?
「シュウ、私たちも何のことか知らないから、気になっているの。早く行くわよ。スミレたちも待っているから、早くしないと大ひんしゅくを買うわよ」
シンラはともかく、スミレたちに冷たくされるのは困る。急がねば!
「準備するモノは、何もないんだよな?」
「現地に準備してあるから、問題ないです!」
段取りもしっかりしており、俺の持っていくものは本当に何もないようだ。ウルがドリアードの協力を得て作った物だから、植物……野菜や果物かな? 大体の物は作っているはずなのに、見逃していた者があるのだろうか。
期待する気持ちを抑えて、ウルが誘導してくれた馬車に乗り込む。
席に着く前にシンラの襲撃を受けた。どうやら待たせ過ぎたようで、怒っているらしい。ミーシャたちになだめられているが、プリプリしているのが目に見えてわかる。
幼児の姿だから可愛いのだが、その太々しさが何となく癇に障る……もちもちした頬をグニグニしてやった。怒っているが、まだまだ俺には勝てないので、なされるがままだ。
最後の悪あがきと言わんばかりに声をあげたシンラ。
それに反応したのは、プラムとシオンだ。
しまった! この子たちの事を忘れていた。スライムを巧みに使って俺の顔に張り付かせた。
うごおおおおお。これ本当に苦しいから止めてほしいんだよ。だけどな、何度も同じ手にやられる俺ではないのだ! 呼吸は出来ないが、魔法で風を生み出し口から吐き出すようなイメージで使用する。
そうすると顔に張り付いていたスライムが、空気によって隙間を作り簡単に引き剥がすことができた。
どういう原理か分からんが、風魔法は空気が無くても使えるから不思議だ。その逆で、空気を無くして真空で攻撃するのが、エアカッターだ。初めは高圧縮された空気の刃だと思ってたのだが、実際は違った。
それはさておき、密室で風魔法は使っちゃだめだな。周りが大変な事になっており、ミーシャたちにメチャクチャ怒られてしまった。
俺を怒っているミーシャたちの後ろで、シンラ・プラム・シオンがウンウンと頷きながら、雰囲気に流されて俺を怒っている輪に入ってきていた。原因は正せば、お前たちがこんなことするから、騒ぎになったのに何で俺だけ……
出発する前に、20分ほど子どもたちに怒られてから、出発することになる。
ミーシャたちは、怒るだけ怒ったのでいつも通りに戻っているが、シンラはまだ怒り足りないのかプリプリしているのが分かる。何度も言うけど、お前たちのせいでこうなってるんだからな! 今度はお腹に顔を押し付けてグリグリの刑にしてやろうか!
そんなことを考えていると不意に、プリプリしているシンラがこちらを振り返ってじっと見てくる。なんか文句があるのだろうか? 娘たちに怒られて、ちょっとへこんでいる俺に、何か言いたいことがあるのか?
2人とも目を逸らしたら負けだ! と言わんばかりに、睨み合っている。
こんなやり取りをしているが、別に仲が悪いわけではない。簡単に言えば、シンラの攻撃も俺の攻撃も嫌がらせではなく、悪戯の範囲内だからな。顔にくっ付いてくるスライムたちも、じゃれているだけで本当に殺そうとしているわけではないからな。
だけど、苦しいから止めてもらいたいのに、止めないから反撃でくすぐり攻撃を仕掛けたりするのだ。
親子のスキンシップだな。ミーシャたちも寝ている俺にダイブしてきたりしたからな。懐かしい思い出だ。
それにしても、馬車っていつぶりだろうか? ディストピア内の移動は、徒歩か従魔たちにまたがってが基本だったからな。記憶にないだけで乗ってたりするのかね?
ドリアードたちが関係しているわけだから、畑エリアに移動するのだろう。そこには、何があるのかな?
好物と言われたからか、ワクワクしている自分がいる。
予想通り畑エリアに着いたのだが、まだ移動を続けるようだ。しばらく進むと、見覚えのない門を発見する。
首をかしげていると、門が開かれてその先へ馬車が進んでいく。
ん? 門の外ってことは、ここは樹海なのでは?
だけどそこには、海産物エリアみたいに目の前に湖があった。ここまでの改造となれば、四大精霊たちが関わっているのだろう。変な使われ方はしていないと言うことだろう。
湖か……淡水で俺の好きなものって何があったかな? 山女魚とか岩魚かな? あれって、川のイメージがあるけど、こういったところでも育つのかね? でも、そうなるとドリアードは……苔とかの食事の面で手伝ってるのかな?
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