2,098 / 2,518
第2098話 午前中の作業終了
しおりを挟む
綾乃が1時間ほど魔法を使うと、魔力の残量が厳しくなったようで、バザールに交代する。バザールは、綾乃の魔法を使えないので、収納の腕輪と箱を使って作業をするようだ。しかも、俺にできない方法を使って、俺に見せつけるような形だ。
ノーライフキングの能力でアンデッドを操って、マルチタスクで掘削作業を始めた。しかもこいつ、急に呼び出したのに、しっかりと影の中にエルダーリッチも入れてきており、そいつらにも掘削作業を行っている。
バザールが作業をしている間に、綾乃に魔法の説明を受けてみた。
うん、原理は良く分からないのだが要約すると……俺たちが使う土魔法は、穴掘りたい場所に魔法をかけて、その時に出た土を周囲に押し付けて圧縮する形だ。綾乃の魔法は、穴を掘りたい場所の周辺にまで魔力を浸透させ、効果範囲内にある全部を押し付ける形だ。
原理は分からなかったが、概要は理解することは出来た。
魔法は原理を考えずに、イメージだけで魔法を使っていたからな。これだけなら、バザールも使えそうだと思ったのだが、実践してみて違和感を感じる。今までにも、魔力浸透させて魔法を使ったことがあるのだが、今までと何かが違うな。
綾乃の原理が理解できないと、使えないのだろうか?
何度か試してみたけど、イメージだけではどうしようのない魔法も存在しているんだな……ドワーフたちが、俺たちにみたいにクリエイトゴーレムを使えないような物かな?
同じように魔法を使うことができなくても、同じような効果を発揮させることは可能だな。
綾乃がやると、1つの岩盤のようになるのだが、俺がやると何層もの岩盤が重なった状態になる感じだ。
綾乃は一気に圧縮するのに対して、俺の方は外側から圧縮して固めて、内側を外側に向かって何回にも分けて押し固めていくため、層になる感じだな。同じ効果を得られても、大変なので収納アイテムを使う方が圧倒的に楽だ。
バザールの魔力は、アンデッドから供給されているため、尽きそうにないな。
ここをダンジョンにしていいのなら、有り余ったDPでいくらでも侵入困難な場所にするのだが、前にグリエルたちに、俺の管理する街以外でのダンジョン化はしないように言われてたからな。だから出張ってくることになったんだけどな。
だからって言うのは変か。大変とか面倒な事とか言ってはいるが、家族全員でここに来れていることは、実は嬉しいからな。子どもたちは、その内つまらなくなってくるかもしれないけど、そうなったら妻たちに協力してもらって、何人かに帰ってもらうつもりなので、大丈夫かな。
む~、子どもたちが来ても、これじゃあ俺がやってるところなんて、見せてやれないな。綾乃の魔法もそうだけど、バザールがアンデッドを使ってブーストしてまで、魔法を使い続けるのは誤算だったな。
っと、俺にもできる仕事があったな。箱をバザールと綾乃が作ってくれたから、俺は排水装置を作りますかね。高低差を利用して水を排出する方法をとるとなると、このスライム層を水堀の上に持ってこなきゃいけなくなる。
それはさすがに無理なので、今回利用するのは、出ていく水をきれいにできるように、2層型を試しで使うことになっている。上の段は従来のスライム層で、下の層は直接水堀に繋げて、水が循環するようにしている。
多少水堀に汚水が入っても、ダンジョンを使って水を回収しているので、何の問題も無い。多少汚れると言っても、道頓堀ほどじゃないからな。今って、あの川綺麗になってるんかね?
あ、水堀のダンジョンは、一応守りのために必要ということで、許可を出させている。あの2人も俺が本気で要求すれば、拒否することは無いからな。子どもたちも妻たちも来ないのであれば、シリウス君に頼んで地下水が循環するように、穴を掘ってもらっただろうね。
バザールと綾乃がスライムの場所と水槽を作ってくれているので、俺は水堀に続く穴を掘り掘り。今開けると、俺と綾乃が抜け出るのに面倒なことになるので、最後の仕上げはバザールにやってもらう予定だ。
あいつは、呼吸の必要が無いので、こういう時に向いているんだよな。転移の約束のネタで、壁に埋まっている……になっても、こいつの場合動けないだけで死なないんだよな。ある意味かわいそうだ。そんな転移の魔法なんてないんだけどね。
水を循環させるために、水堀にある水の流れをこの中に取り込むために、一応取り込みを大きくして、水槽に入ってくる部分を少し狭くして、水に勢いをつける感じかな。
せっせと作業をしていると、賑やかな声が聞こえてきた。子どもたちの声がするので、本当に見学に来たみたいだな。
「とおたーん、そろそろ昼食になるから、戻って来てー」
おや? ミーシャたちは俺を呼びに来てくれたんだな。それにしても、とーたん呼びは治らないね。というか、姉たち3人にとってとーたんという言葉が、俺の事を指す言葉なのかもしれないな。
でも、妻たちの事は、お母さんなんだよな。
「ミーシャ、呼びに来てくれてありがと。スミレもブルムもありがとな。下の子たちは、来てないのか?」
「あの子たちは、グレンの事を気にしてて、こっちには来てないわ。少し落ち着いたみたいだから、あの子たちが近くにいれば、グレンが暴走することは無いわよ。それに、メグちゃんとシリウス君も一緒にいるし、問題ないわよ」
カエデが近くに来て、教えてくれた。
俺の事はおざなりなのに、従魔たちには優しいんだよな……本当に俺の事をどんな風に思っているのだか。
久しぶりに娘たちを体に装備して、拠点に帰ることにした。今朝来たときみたいに、人間大砲をして帰ることは出来ないので、俺の有り余っている魔力で、水堀の広範囲を凍らせてその上を優雅に歩いて帰……れなかった。
転びはしなかったが、娘たちがしがみついていたので、バランスが崩れてしまい、状態を維持することだけに集中して、とても優雅とは言えない状況だった。ツルツル滑るのが楽しかったのか、娘たちが喜んでくれたのが幸いだな。
姉たちの楽しそうな声が聞こえると、下の子たちが集まってくるが……俺たちの様子を見て、明らかに興味を失って、近くを歩いていたダマをモフリにきた。
どうせこんなもんだよな。
ノーライフキングの能力でアンデッドを操って、マルチタスクで掘削作業を始めた。しかもこいつ、急に呼び出したのに、しっかりと影の中にエルダーリッチも入れてきており、そいつらにも掘削作業を行っている。
バザールが作業をしている間に、綾乃に魔法の説明を受けてみた。
うん、原理は良く分からないのだが要約すると……俺たちが使う土魔法は、穴掘りたい場所に魔法をかけて、その時に出た土を周囲に押し付けて圧縮する形だ。綾乃の魔法は、穴を掘りたい場所の周辺にまで魔力を浸透させ、効果範囲内にある全部を押し付ける形だ。
原理は分からなかったが、概要は理解することは出来た。
魔法は原理を考えずに、イメージだけで魔法を使っていたからな。これだけなら、バザールも使えそうだと思ったのだが、実践してみて違和感を感じる。今までにも、魔力浸透させて魔法を使ったことがあるのだが、今までと何かが違うな。
綾乃の原理が理解できないと、使えないのだろうか?
何度か試してみたけど、イメージだけではどうしようのない魔法も存在しているんだな……ドワーフたちが、俺たちにみたいにクリエイトゴーレムを使えないような物かな?
同じように魔法を使うことができなくても、同じような効果を発揮させることは可能だな。
綾乃がやると、1つの岩盤のようになるのだが、俺がやると何層もの岩盤が重なった状態になる感じだ。
綾乃は一気に圧縮するのに対して、俺の方は外側から圧縮して固めて、内側を外側に向かって何回にも分けて押し固めていくため、層になる感じだな。同じ効果を得られても、大変なので収納アイテムを使う方が圧倒的に楽だ。
バザールの魔力は、アンデッドから供給されているため、尽きそうにないな。
ここをダンジョンにしていいのなら、有り余ったDPでいくらでも侵入困難な場所にするのだが、前にグリエルたちに、俺の管理する街以外でのダンジョン化はしないように言われてたからな。だから出張ってくることになったんだけどな。
だからって言うのは変か。大変とか面倒な事とか言ってはいるが、家族全員でここに来れていることは、実は嬉しいからな。子どもたちは、その内つまらなくなってくるかもしれないけど、そうなったら妻たちに協力してもらって、何人かに帰ってもらうつもりなので、大丈夫かな。
む~、子どもたちが来ても、これじゃあ俺がやってるところなんて、見せてやれないな。綾乃の魔法もそうだけど、バザールがアンデッドを使ってブーストしてまで、魔法を使い続けるのは誤算だったな。
っと、俺にもできる仕事があったな。箱をバザールと綾乃が作ってくれたから、俺は排水装置を作りますかね。高低差を利用して水を排出する方法をとるとなると、このスライム層を水堀の上に持ってこなきゃいけなくなる。
それはさすがに無理なので、今回利用するのは、出ていく水をきれいにできるように、2層型を試しで使うことになっている。上の段は従来のスライム層で、下の層は直接水堀に繋げて、水が循環するようにしている。
多少水堀に汚水が入っても、ダンジョンを使って水を回収しているので、何の問題も無い。多少汚れると言っても、道頓堀ほどじゃないからな。今って、あの川綺麗になってるんかね?
あ、水堀のダンジョンは、一応守りのために必要ということで、許可を出させている。あの2人も俺が本気で要求すれば、拒否することは無いからな。子どもたちも妻たちも来ないのであれば、シリウス君に頼んで地下水が循環するように、穴を掘ってもらっただろうね。
バザールと綾乃がスライムの場所と水槽を作ってくれているので、俺は水堀に続く穴を掘り掘り。今開けると、俺と綾乃が抜け出るのに面倒なことになるので、最後の仕上げはバザールにやってもらう予定だ。
あいつは、呼吸の必要が無いので、こういう時に向いているんだよな。転移の約束のネタで、壁に埋まっている……になっても、こいつの場合動けないだけで死なないんだよな。ある意味かわいそうだ。そんな転移の魔法なんてないんだけどね。
水を循環させるために、水堀にある水の流れをこの中に取り込むために、一応取り込みを大きくして、水槽に入ってくる部分を少し狭くして、水に勢いをつける感じかな。
せっせと作業をしていると、賑やかな声が聞こえてきた。子どもたちの声がするので、本当に見学に来たみたいだな。
「とおたーん、そろそろ昼食になるから、戻って来てー」
おや? ミーシャたちは俺を呼びに来てくれたんだな。それにしても、とーたん呼びは治らないね。というか、姉たち3人にとってとーたんという言葉が、俺の事を指す言葉なのかもしれないな。
でも、妻たちの事は、お母さんなんだよな。
「ミーシャ、呼びに来てくれてありがと。スミレもブルムもありがとな。下の子たちは、来てないのか?」
「あの子たちは、グレンの事を気にしてて、こっちには来てないわ。少し落ち着いたみたいだから、あの子たちが近くにいれば、グレンが暴走することは無いわよ。それに、メグちゃんとシリウス君も一緒にいるし、問題ないわよ」
カエデが近くに来て、教えてくれた。
俺の事はおざなりなのに、従魔たちには優しいんだよな……本当に俺の事をどんな風に思っているのだか。
久しぶりに娘たちを体に装備して、拠点に帰ることにした。今朝来たときみたいに、人間大砲をして帰ることは出来ないので、俺の有り余っている魔力で、水堀の広範囲を凍らせてその上を優雅に歩いて帰……れなかった。
転びはしなかったが、娘たちがしがみついていたので、バランスが崩れてしまい、状態を維持することだけに集中して、とても優雅とは言えない状況だった。ツルツル滑るのが楽しかったのか、娘たちが喜んでくれたのが幸いだな。
姉たちの楽しそうな声が聞こえると、下の子たちが集まってくるが……俺たちの様子を見て、明らかに興味を失って、近くを歩いていたダマをモフリにきた。
どうせこんなもんだよな。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる