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第2206話 解決できればいいな
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「ということで、相談しにきたよ!」
「何がどうなって、ということなのか分かりませんが、相談しにきたということだけは分かりました。シュウ様、お願いですから主題をはぶいて会話するのを止めていただきたいですね。こっちが混乱しますので……で、今日は何の相談ですか?」
「今の所、シュウ様が動くような大きな問題なんてありませんでしたよね? 何かトラブルでもありましたか?」
グリエルとガリアは、呆れた様子を見せるが俺が相談しに来たことは理解しているので、俺が動くほどの問題があったか首を傾げている。
「今はそう問題は無いけど、将来もしかしたら大きな問題になって、処刑する人間が出るかもしれない案件だから、相談しにきたんだけど時間大丈夫か?」
処刑という単語を聞いたせいか、先ほどより真剣に話を聞く体勢になっている。
「処刑ということは……犯罪なんかが起こるということでしょうか? もしかしたら、個人ではなく集団で起きたりする問題でしょうか?」
ちょっと怖いくらい真剣な様子で聞いてきたため、その気迫に少し引いてしまった。
「基本的には、個人の問題になると思うんだけど、どこかでタガが外れると、一気に大問題に発展する感じかな。それをしないためにも対策を練ろうと思って、2人に相談しに来たんだよ」
グリエルとガリアは、少し黙って考えていたが、そうなる事柄が分からなかったため諦めて俺に、どういった内容なのかを聞いてきた。
「簡単に言っちゃえば、軍の暴走が起きるかもしれないってことだね」
「軍の暴走ですか? レイリーがいて上級士官たちも実力者がいる状態で、暴走するのですか? それとも上層部もふくめての暴走ですか?」
「基本的には下の人間だろうね。もし上の人間が暴走するのであれば、昇格試験をもっと厳しくする必要が出てくるだろうな。っと、あまり回りくどいのも良くないから言うけど、長期の滞在となると不満が溜まるから、発散する場所が無いと暴走する可能性がある、と今日感じたからここにきた」
グリエルとガリアは、お互いの顔を見あって、色々話し合っている。俺を置いてきぼりにしているが、2人の中で情報をまとめる作業なので、下手に突っ込むと余計に時間を食ってしまうから、今は見守ることが正解だな。
「失念していましたね。戦争の時の滞在する街では、よくトラブルが起きていたのを忘れていました。一番に暴走しそうな貴族の子弟のような奴らはいませんが、避難民の街で戦闘が起こった際に何かの拍子で暴走すれば……手に負えないことになりますね」
「軍規は厳しく、給料なども多く払っていますが、ストレスが溜まった状況での戦闘は、簡単に一線を越えてしまう可能性があります。それを考えると、シュウ様の感じたことも間違いではないですね。レイリーは、そこらへんどう考えているのでしょうか?」
「レイリーも、俺と話して危機感を感じているけど、あいつは現場の指揮をとる人間であって、対策を練る人間じゃないぞ。現場を引き締めはできるが、根本的な解決は俺やお前たちの分野だろ。だから俺がここにきてるんだからな」
そうでした……と、グリエルとガリアは顔を伏せてしまう。レイリーも俺たちの話し合いに良く参加しているが、間違ってはいけないのが、兵士たちを統率する人材であって、対策を考える立場ではないのだ。
特に今は、出兵している状況なので、兵士たちを管理してはいる。そこで起こる問題に対処するのはレイリーの仕事でも、根本的な不満を解消するのはレイリーの仕事ではない。それは、俺やグリエル、ガリアの仕事なのだ。
前の戦争のときは、娼婦たちも一緒に行動してもらってそっち方面を満足させ、暴走するようなことは無かった。だけど今回は戦争ではなく、もしもの時のための対応として待機している状態だ。
戦い続けるわけではないので、問題ないかと思っていたが、思っている以上に不満が溜まっており、このままの状況で時間が経ち、避難民の街を制圧することになったら、暴走する兵士が出てもおかしくないという考えに至ったのだ。
「相談ってことは、ある程度方向性を考えているのですか?」
「そうだね。娯楽に関しては、ディストピアみたいにスーパー銭湯やスポーツジムをくっつけた施設に、ゲートを繋げてそこで楽しんでもらうのはどうかと思ってる。休みがあっても遊ぶ場所が無いのが1つ目の問題だからね。ゲートの扱いを、ディストピア基準で駐屯地に設置できないかなって思ってる」
「ん~ディストピアの兵士だけだったらそれでもいいのですが、他の街の兵士もいますので、さすがにディストピア基準は難しいですね……シュウ様が拠点にしている島の地下とかに作ることは出来ませんか?」
「妻たちが交代交代で残るって話だから、出来れば全部が終わるまでは、あまり島に近付いてほしくないんだよな……」
「駐屯地から地下に潜って、島の下にある施設に行く形はどうですか?」
「それなら駐屯地の下でもいいんじゃないのか?」
「いえ、あの拠点は残りますが、駐屯地はいずれ潰して堀の一部にするんですよね? それでしたら、兵士の滞在するあの島に作っておいた方が、無駄がないと思いまして」
グリエルとガリアの意見を聞きながら反論をして、落としどころを探っていると、終わった後の事も考えて島の下に作ることを考えていたガリアにちょっとビックリした。
悪くない考えだと思い、ゲートで対応するのではなく、拠点の地下に施設を作って対応する方向になった。
同時に利用する数は、ディストピアみたいに多くないので、小さめの施設にはなるが休みの人間が満足できるくらいには、充実した設備になるだろう。他にも一緒に娼館と酒屋も作ることが決まった。
やっぱり、解消するためには酒と下事情は欠かせないので、追加で施設を作ることにしている。色々とルールを付け加えるが、普通にしていれば問題ないルールなので、ルールとよんでもいいのか微妙ではある気がする。
兵士には男性だけでなく女性もそれなりの数所属しているので、娼婦だけではなく男娼も準備しておかないとな。サキュバスとインサキュバスの事なのだが、レベルの高い人間でも簡単に受け止めて、搾り取る存在なので今回の件に関しては、適切かもしれんな。
サキュバスもインサキュバスも、性交で数を増やすわけではないので、女性兵士が妊娠する恐れが無いのもいい所である。
簡単な構想は完成した。後は、レイリーに意見を聞きながら、施設を準備することになるだろう。
「何がどうなって、ということなのか分かりませんが、相談しにきたということだけは分かりました。シュウ様、お願いですから主題をはぶいて会話するのを止めていただきたいですね。こっちが混乱しますので……で、今日は何の相談ですか?」
「今の所、シュウ様が動くような大きな問題なんてありませんでしたよね? 何かトラブルでもありましたか?」
グリエルとガリアは、呆れた様子を見せるが俺が相談しに来たことは理解しているので、俺が動くほどの問題があったか首を傾げている。
「今はそう問題は無いけど、将来もしかしたら大きな問題になって、処刑する人間が出るかもしれない案件だから、相談しにきたんだけど時間大丈夫か?」
処刑という単語を聞いたせいか、先ほどより真剣に話を聞く体勢になっている。
「処刑ということは……犯罪なんかが起こるということでしょうか? もしかしたら、個人ではなく集団で起きたりする問題でしょうか?」
ちょっと怖いくらい真剣な様子で聞いてきたため、その気迫に少し引いてしまった。
「基本的には、個人の問題になると思うんだけど、どこかでタガが外れると、一気に大問題に発展する感じかな。それをしないためにも対策を練ろうと思って、2人に相談しに来たんだよ」
グリエルとガリアは、少し黙って考えていたが、そうなる事柄が分からなかったため諦めて俺に、どういった内容なのかを聞いてきた。
「簡単に言っちゃえば、軍の暴走が起きるかもしれないってことだね」
「軍の暴走ですか? レイリーがいて上級士官たちも実力者がいる状態で、暴走するのですか? それとも上層部もふくめての暴走ですか?」
「基本的には下の人間だろうね。もし上の人間が暴走するのであれば、昇格試験をもっと厳しくする必要が出てくるだろうな。っと、あまり回りくどいのも良くないから言うけど、長期の滞在となると不満が溜まるから、発散する場所が無いと暴走する可能性がある、と今日感じたからここにきた」
グリエルとガリアは、お互いの顔を見あって、色々話し合っている。俺を置いてきぼりにしているが、2人の中で情報をまとめる作業なので、下手に突っ込むと余計に時間を食ってしまうから、今は見守ることが正解だな。
「失念していましたね。戦争の時の滞在する街では、よくトラブルが起きていたのを忘れていました。一番に暴走しそうな貴族の子弟のような奴らはいませんが、避難民の街で戦闘が起こった際に何かの拍子で暴走すれば……手に負えないことになりますね」
「軍規は厳しく、給料なども多く払っていますが、ストレスが溜まった状況での戦闘は、簡単に一線を越えてしまう可能性があります。それを考えると、シュウ様の感じたことも間違いではないですね。レイリーは、そこらへんどう考えているのでしょうか?」
「レイリーも、俺と話して危機感を感じているけど、あいつは現場の指揮をとる人間であって、対策を練る人間じゃないぞ。現場を引き締めはできるが、根本的な解決は俺やお前たちの分野だろ。だから俺がここにきてるんだからな」
そうでした……と、グリエルとガリアは顔を伏せてしまう。レイリーも俺たちの話し合いに良く参加しているが、間違ってはいけないのが、兵士たちを統率する人材であって、対策を考える立場ではないのだ。
特に今は、出兵している状況なので、兵士たちを管理してはいる。そこで起こる問題に対処するのはレイリーの仕事でも、根本的な不満を解消するのはレイリーの仕事ではない。それは、俺やグリエル、ガリアの仕事なのだ。
前の戦争のときは、娼婦たちも一緒に行動してもらってそっち方面を満足させ、暴走するようなことは無かった。だけど今回は戦争ではなく、もしもの時のための対応として待機している状態だ。
戦い続けるわけではないので、問題ないかと思っていたが、思っている以上に不満が溜まっており、このままの状況で時間が経ち、避難民の街を制圧することになったら、暴走する兵士が出てもおかしくないという考えに至ったのだ。
「相談ってことは、ある程度方向性を考えているのですか?」
「そうだね。娯楽に関しては、ディストピアみたいにスーパー銭湯やスポーツジムをくっつけた施設に、ゲートを繋げてそこで楽しんでもらうのはどうかと思ってる。休みがあっても遊ぶ場所が無いのが1つ目の問題だからね。ゲートの扱いを、ディストピア基準で駐屯地に設置できないかなって思ってる」
「ん~ディストピアの兵士だけだったらそれでもいいのですが、他の街の兵士もいますので、さすがにディストピア基準は難しいですね……シュウ様が拠点にしている島の地下とかに作ることは出来ませんか?」
「妻たちが交代交代で残るって話だから、出来れば全部が終わるまでは、あまり島に近付いてほしくないんだよな……」
「駐屯地から地下に潜って、島の下にある施設に行く形はどうですか?」
「それなら駐屯地の下でもいいんじゃないのか?」
「いえ、あの拠点は残りますが、駐屯地はいずれ潰して堀の一部にするんですよね? それでしたら、兵士の滞在するあの島に作っておいた方が、無駄がないと思いまして」
グリエルとガリアの意見を聞きながら反論をして、落としどころを探っていると、終わった後の事も考えて島の下に作ることを考えていたガリアにちょっとビックリした。
悪くない考えだと思い、ゲートで対応するのではなく、拠点の地下に施設を作って対応する方向になった。
同時に利用する数は、ディストピアみたいに多くないので、小さめの施設にはなるが休みの人間が満足できるくらいには、充実した設備になるだろう。他にも一緒に娼館と酒屋も作ることが決まった。
やっぱり、解消するためには酒と下事情は欠かせないので、追加で施設を作ることにしている。色々とルールを付け加えるが、普通にしていれば問題ないルールなので、ルールとよんでもいいのか微妙ではある気がする。
兵士には男性だけでなく女性もそれなりの数所属しているので、娼婦だけではなく男娼も準備しておかないとな。サキュバスとインサキュバスの事なのだが、レベルの高い人間でも簡単に受け止めて、搾り取る存在なので今回の件に関しては、適切かもしれんな。
サキュバスもインサキュバスも、性交で数を増やすわけではないので、女性兵士が妊娠する恐れが無いのもいい所である。
簡単な構想は完成した。後は、レイリーに意見を聞きながら、施設を準備することになるだろう。
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