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第2396話 後方支援は任せろ(過剰)
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グリエルたちとの会議は、2時間かからないくらいで終わった。基本的な方針は決めていたので、それを伝えて形にしてもらうのが、会議を開いた主な理由だからな。
家に帰ると、おやつの時間は過ぎていたようだが、俺が返ってくるのを知らせていたので、子どもたちがおやつを食べずに待っていてくれたようだ。
シンラたちも食べずに待っていたせいか、3人とも早く食べさせろ! と言わんばかりのプレッシャーを与えてくる。
今日のおやつは、手作りのどら焼きみたいだな。
今日のミーシャたちは、お料理教室のような形で料理の勉強をして、最後に勉強した料理……和菓子を作ったそうだ。あんこを作るのに時間をかけてしまったため、生地を焼けば挟むだけで済むどら焼きを作ったとのことだ。
思ったよりよくできてるな。あんこは甘すぎず、俺は食べやすい。一緒に出された緑茶もミーシャたちが入れたようで、ブラウニーたちほどではないが、それなりにおいしい緑茶だった。
お茶に限らずだけど、手の込んだ飲み物って、不思議なほどに味の違いがあるんだよな。特に紅茶の場合は、味もそうだけど香りが全然違ったりする。
おやつを食べている間は、子どもたちの今日の報告のようなものを聞いている。何をしていたのか、どんなことを習ったのか、思いついたことが口から出ているためか、同じことを何度も言う姿が見られた。
シンラは、いつものようにふてぶてしい顔で頷いているだけで、特に何かしゃべるわけでもない。シンラのことは、プラムとシオンが報告してくれるから、シンラは話す必要がないという感じだな。
プラムとシオンはシンラのことは話すが、自分たちのことは一切教えてくれないので、シンラがしていたことから予想するしかないのが、辛いところだな。
いまだになんで嫌われているのかよくわからんからな。シンラと仲良くしているだけなら、ミーシャたちも妻たちもプラムとシオンに邪険にされるはずなのに、何故か俺だけが攻撃の対象なんだよな……
今日はまだ運動をしていなかったらしく、おやつの後に軽く体を動かしてくるそうだ。俺も体を動かしたけど……レイリーに報告した後に、少しできるかな?
「今日はおやつを少し遅くしたので、夕食もそれに合わせて遅くしますから、運動する時間はありますよ」
そっか。子どもたちに合わせると、この時間におやつを食べたら、夕食もそれに合わせて遅くしないと、残してしまうからな。
今日の運動は、水泳をするみたいだ。
程よく疲れて、程よくお腹がすきそうなスポーツだな。動く力の度合いにもよるが、一番消費カロリーが多いといわれているのが、水泳だった気がする。
シンラたちは浮き輪をつけてバシャバシャと足を動かすだけだろうが、ミーシャたちはしっかり泳ぐのだろうか? 妻たちはみんなおよげるようになったから、教えるのかな?
子どもたちと後で合流することを伝え、レイリーの元へ。
レイリーに連絡を入れておいたが急に来ると言い出した俺に、言いたげなことがあるような表情をしている。
俺は初めに、
「今回の戦闘に関しては、全面的にレイリーに任せるから、一切口出しはしないから安心してくれ。俺が話したいのは、戦争中の街のことや戦後のことだからな」
そう前置きをして、戦争については口出ししないことを、再度明言しておく。
軍人以外に被害を出さないために、新しく戦力を投入すること、投入する戦力の大まかな詳細伝える。
過剰戦力もいいところではあるが、俺が危惧している勇者の仲間が逃げて、管理下にある街へ入り込まれたら、どれだけの被害が出るのかわからないので、戦争に直接参加させないことを念押しされて、派遣することは許可をもらった。
ダゴンの能力は後で調べるとして、索敵が出来なかった場合はシリウス君に頼み込もう。
戦後の話については、戦死者は出ないことが最善ではあるが、出ることを仮定して対策を進めていることを話す。特に、亡くなった後の家族たちの今後の生活についてだ。
ざっくりいうと、家族のいる家庭では子どもが成長するまでは金銭的な補償を、子どもが育っていたりいなかった場合は、見合う金銭の支払いと職業の斡旋をする予定だ。成人して一人立ちしていた場合は、遺言にある人へ金銭の支払いをするつもりだ。
遺言の場合は、一応関係を調べて問題ないと判断されたら支払われる形になるだろう。たまに地球でいう結婚詐欺師みたいなのに捕まってしまう、初心な兵士もいるのでそこらへんはしっかりと調べることにしている。
以前にグリエルが怪我をした兵士の婚約者という人に見舞金を払いに行ったときに、話の内容に違和感があったので鑑定をしたところ、詐欺師という称号がついていたため、背後関係を確認したところ後ろ暗い人間たちとの交流があったため、支払いをしなかったことがあった。
その後、きっちりと後ろ暗い人間たちの裏どりをして、真っ黒だったため全員捕縛して犯罪奴隷として帝国に売り払ったはずだ。
「シュウ様の意見は分かりました。前線は私が、後方支援はシュウ様にお任せします。勇者の仲間であれば、単独で逃げるだけのステータスはありますので、戦場から逃げた際はお任せします。こちらからも追撃隊を出しますので、報告だけは密にお願いします」
レイリーは、逃げられる可能性を考え、足の速いウォーホースの騎兵隊と暗部を準備しているらしく、こっちが足止めして騎兵隊と暗部で仕留める形になるかな。
「簡易的な結界……とはいいがたいけど、戦場を一時的に隔離できる魔道具があったら使うか?」
以前から適当な思い付きで、綾乃とバザールと作っていた魔道具の1つを使うか聞いてみた。
「結界の魔法を再現できたわけではないのですよね? 隔離はどの程度の強度でしょうか?」
「範囲と形状を指定すれば、結構自由にできるけど、調整するのは俺か綾乃かバザールが必要だから、先に使用を決める必要があるかな」
簡単に魔道具の説明をした。
簡単に言えば、地面に押し付けることで条件発動する魔核を使って、押し付けた位置から指定された範囲に石の壁を作るというものだ。俺やバザールであれば、Sランクの魔核を使っていても、簡単に突破する方法を発見しているので脅威にはならないが、所見の相手で冷静に看破できる人間がどれだけいるかだな。
原理だけでいうと、ダンジョンが壊された自分を治すのと同じようなものだ。領地を囲む壁も似たようなものだが、あれは壁もゴーレム化しているが、この魔道具はダンジョンコアをイメージして魔核を中心に、周囲へ干渉する魔道具である。
「少なくとも、1対1で勝てなくとも負けない大隊長クラスに持たせるのは、ありかもしれないですね。解除は簡単にできるのですか?」
「設置した人が取れば問題ないが、戦闘中にとる行為は難しいと思うから、壊せる方法を覚えるほうがいいかもしれない。方法は簡単だけど、それに見合った力量が必要だな。大隊長クラスならおそらく簡単に突破できるはずだな」
どれだけの人数が壊せるかで、作戦に組み込むかを決めるので、明日の午前中に魔道具を用意して、難民の街の近くの駐屯地へ来てほしいといわれた。
あそこなら、広いし多少凸凹にしても簡単に治せるしな。
家に帰ると、おやつの時間は過ぎていたようだが、俺が返ってくるのを知らせていたので、子どもたちがおやつを食べずに待っていてくれたようだ。
シンラたちも食べずに待っていたせいか、3人とも早く食べさせろ! と言わんばかりのプレッシャーを与えてくる。
今日のおやつは、手作りのどら焼きみたいだな。
今日のミーシャたちは、お料理教室のような形で料理の勉強をして、最後に勉強した料理……和菓子を作ったそうだ。あんこを作るのに時間をかけてしまったため、生地を焼けば挟むだけで済むどら焼きを作ったとのことだ。
思ったよりよくできてるな。あんこは甘すぎず、俺は食べやすい。一緒に出された緑茶もミーシャたちが入れたようで、ブラウニーたちほどではないが、それなりにおいしい緑茶だった。
お茶に限らずだけど、手の込んだ飲み物って、不思議なほどに味の違いがあるんだよな。特に紅茶の場合は、味もそうだけど香りが全然違ったりする。
おやつを食べている間は、子どもたちの今日の報告のようなものを聞いている。何をしていたのか、どんなことを習ったのか、思いついたことが口から出ているためか、同じことを何度も言う姿が見られた。
シンラは、いつものようにふてぶてしい顔で頷いているだけで、特に何かしゃべるわけでもない。シンラのことは、プラムとシオンが報告してくれるから、シンラは話す必要がないという感じだな。
プラムとシオンはシンラのことは話すが、自分たちのことは一切教えてくれないので、シンラがしていたことから予想するしかないのが、辛いところだな。
いまだになんで嫌われているのかよくわからんからな。シンラと仲良くしているだけなら、ミーシャたちも妻たちもプラムとシオンに邪険にされるはずなのに、何故か俺だけが攻撃の対象なんだよな……
今日はまだ運動をしていなかったらしく、おやつの後に軽く体を動かしてくるそうだ。俺も体を動かしたけど……レイリーに報告した後に、少しできるかな?
「今日はおやつを少し遅くしたので、夕食もそれに合わせて遅くしますから、運動する時間はありますよ」
そっか。子どもたちに合わせると、この時間におやつを食べたら、夕食もそれに合わせて遅くしないと、残してしまうからな。
今日の運動は、水泳をするみたいだ。
程よく疲れて、程よくお腹がすきそうなスポーツだな。動く力の度合いにもよるが、一番消費カロリーが多いといわれているのが、水泳だった気がする。
シンラたちは浮き輪をつけてバシャバシャと足を動かすだけだろうが、ミーシャたちはしっかり泳ぐのだろうか? 妻たちはみんなおよげるようになったから、教えるのかな?
子どもたちと後で合流することを伝え、レイリーの元へ。
レイリーに連絡を入れておいたが急に来ると言い出した俺に、言いたげなことがあるような表情をしている。
俺は初めに、
「今回の戦闘に関しては、全面的にレイリーに任せるから、一切口出しはしないから安心してくれ。俺が話したいのは、戦争中の街のことや戦後のことだからな」
そう前置きをして、戦争については口出ししないことを、再度明言しておく。
軍人以外に被害を出さないために、新しく戦力を投入すること、投入する戦力の大まかな詳細伝える。
過剰戦力もいいところではあるが、俺が危惧している勇者の仲間が逃げて、管理下にある街へ入り込まれたら、どれだけの被害が出るのかわからないので、戦争に直接参加させないことを念押しされて、派遣することは許可をもらった。
ダゴンの能力は後で調べるとして、索敵が出来なかった場合はシリウス君に頼み込もう。
戦後の話については、戦死者は出ないことが最善ではあるが、出ることを仮定して対策を進めていることを話す。特に、亡くなった後の家族たちの今後の生活についてだ。
ざっくりいうと、家族のいる家庭では子どもが成長するまでは金銭的な補償を、子どもが育っていたりいなかった場合は、見合う金銭の支払いと職業の斡旋をする予定だ。成人して一人立ちしていた場合は、遺言にある人へ金銭の支払いをするつもりだ。
遺言の場合は、一応関係を調べて問題ないと判断されたら支払われる形になるだろう。たまに地球でいう結婚詐欺師みたいなのに捕まってしまう、初心な兵士もいるのでそこらへんはしっかりと調べることにしている。
以前にグリエルが怪我をした兵士の婚約者という人に見舞金を払いに行ったときに、話の内容に違和感があったので鑑定をしたところ、詐欺師という称号がついていたため、背後関係を確認したところ後ろ暗い人間たちとの交流があったため、支払いをしなかったことがあった。
その後、きっちりと後ろ暗い人間たちの裏どりをして、真っ黒だったため全員捕縛して犯罪奴隷として帝国に売り払ったはずだ。
「シュウ様の意見は分かりました。前線は私が、後方支援はシュウ様にお任せします。勇者の仲間であれば、単独で逃げるだけのステータスはありますので、戦場から逃げた際はお任せします。こちらからも追撃隊を出しますので、報告だけは密にお願いします」
レイリーは、逃げられる可能性を考え、足の速いウォーホースの騎兵隊と暗部を準備しているらしく、こっちが足止めして騎兵隊と暗部で仕留める形になるかな。
「簡易的な結界……とはいいがたいけど、戦場を一時的に隔離できる魔道具があったら使うか?」
以前から適当な思い付きで、綾乃とバザールと作っていた魔道具の1つを使うか聞いてみた。
「結界の魔法を再現できたわけではないのですよね? 隔離はどの程度の強度でしょうか?」
「範囲と形状を指定すれば、結構自由にできるけど、調整するのは俺か綾乃かバザールが必要だから、先に使用を決める必要があるかな」
簡単に魔道具の説明をした。
簡単に言えば、地面に押し付けることで条件発動する魔核を使って、押し付けた位置から指定された範囲に石の壁を作るというものだ。俺やバザールであれば、Sランクの魔核を使っていても、簡単に突破する方法を発見しているので脅威にはならないが、所見の相手で冷静に看破できる人間がどれだけいるかだな。
原理だけでいうと、ダンジョンが壊された自分を治すのと同じようなものだ。領地を囲む壁も似たようなものだが、あれは壁もゴーレム化しているが、この魔道具はダンジョンコアをイメージして魔核を中心に、周囲へ干渉する魔道具である。
「少なくとも、1対1で勝てなくとも負けない大隊長クラスに持たせるのは、ありかもしれないですね。解除は簡単にできるのですか?」
「設置した人が取れば問題ないが、戦闘中にとる行為は難しいと思うから、壊せる方法を覚えるほうがいいかもしれない。方法は簡単だけど、それに見合った力量が必要だな。大隊長クラスならおそらく簡単に突破できるはずだな」
どれだけの人数が壊せるかで、作戦に組み込むかを決めるので、明日の午前中に魔道具を用意して、難民の街の近くの駐屯地へ来てほしいといわれた。
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