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第2453話 チェックメイト?
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水を作り出し人がいるエリア以外を埋めていく。相当広いので、どれくらいの水量になるか……琵琶湖はさすがに無理だろうが、おそらく諏訪湖くらいは軽く埋まるくらいには水を作りだしていた。
本当にこの水をどうやって維持しているのか分からんが、すげえコントロールだよな。
俺ができるのは、25メートル・7レーンくらいプールの水の量位だと考えると、本当に規格外だよな。水を出すだけなら話は変わるけど、維持し続ける……干渉し続けられるのは、正直そのくらいだ。
今現在も水を増やし続け、俺たちのいる階層を埋め尽くしていく。
あ……探索済みの場所で光点が次々と消えているけど、これって地上に出てきた一応精鋭たちだったな。森の中でドンドン死んでいる。もともと助かることはなかっただろうから、気にする必要もないか。
さて、見つかると良いんだけどな。おそらく別にダンジョンを作ることは出来ないはずだから、このダンジョンの外にいるとは考えにくい。いろんなギミックはあるかもしれないが、絶対にたどり着ける場所にいるはずなんだよな。
ダンジョンの特性上、出入り口のないダンジョンは作ることができない。必ず1ヶ所は繋がる道が存在している。それが無いと作成自体が不可能になるので、そこは間違いない。
ダンジョンを作ってから土魔法で埋めたりすることも一応できるが、それはダンジョンに吸収されてしまうので、いずれは見つけることができる。
ギミックで塞ぐにしても、塞いでいる場所は分かるので、そのギミックを探せば問題ない。
見つけにくくすることは出来るけど、ギミックも通路も完璧に見えなくすることは出来ないので、存在するならシリウス君なら簡単に見つけてくれるはずだ。
霧状の探索だとどうしても数の把握くらいしかできないからと言っていたが、それでも十分なんだよな……本当に水を自分の体の様に扱うんだからすごいよな。
水を操作して10分ほどで、目的の物を発見してくれた。どうやらギミックでとじられている通路を発見したらしい。
知ってか知らずか、土や石で入り口が蓋をされており、霧状では探索できないようになっていたようだ。
その先にギミック扉があったようだ。
「ん~、これって勇者の入れ知恵かな?」
その扉をみて、そう呟くしかなかった。
だってさ、目の前に現れたのが、テレビとかでしか見たことのない、大きな金庫にあるような開閉扉なわけよ。何重にもセキュリティーが張り巡らせてあって、開けるのに大きなハンドル? みたいなのを回すやつな。あれがあるんだもん、そういいたくなるっての。
『ギミックってことは、これ自体もダンジョン化してるの?』
「どうだろうな。ダンジョンを作る時に一緒に召喚して組み込んでいたらダンジョンの一部だけど、後付けの場合はギミックの根幹として使われているだけの可能性もあるはず」
前者と後者で何が違うかと言えば、召喚にかかる費用だ。このタイプのギミックをダンジョンの一部として召喚した場合と、ギミックの根幹として使われた場合では、おそらく1000倍以上の差が出る。
前者の場合、こっちの人間にこの手のギミックは訳が分からないので、実質クリアが不可能となり、召喚にかかる費用が驚くほど高くなるのだ。
後者の場合は、壊すことができるので、普通……といっても、かなり高いのだが召喚は出来る。
ちなみに俺のダンジョンの隠し場所は、後者のように金庫にしまっているけど、金属の部分を全部アダマンタイトに変えているので、実質開けることは出来ない、難攻不落の要塞のようになっている。
大きすぎて持ち運ぶこともできないし、収納系のアイテムには入らない大きさにしているので、ギミックを解くかアダマンタイトを壊しきるかするしか、俺のダンジョンを攻略する方法がない。
いろんなラスボス級の従魔たちはいるけど、最終的に立ちはだかるのは、この超巨大金庫だな。
っと、話が逸れた。
今はこの目の前にある金庫の扉だよな……
触ってみて、クリエイトゴーレムをかけてみる……
「あ~、これ簡単に壊せるわ。多少強化はされてるけど、アダマンタイト使ってないから、魔法でも何でもいけるな……バザールと綾乃は、何がお好みかな? 選択肢は、火魔法で溶かす、水魔法で切り裂く、土魔法で押しつぶす、雷魔法で中を電気で暴れさせる……パッと思いつくのはこのくらいかな?」
『火と土と雷は、エグイわね。中にいたら死ぬって事よね……』
「耐えられれば死なないんじゃね?」
『それに耐えられるのって、生物じゃないわよ。バザールなら死なないでしょうけど、普通の生物は無理よ。中で魔法使って抵抗するとかでも……あんた相手じゃ厳しいんじゃない? それこそシリウス君やダゴンくらい突き抜けた能力が無いとさ』
真水は電気を通さないから、リバイアサンとダゴンには効かないんだよね。魔法で作り出された水って、特別な変化を加えない限り真水だからな。
後は、電気のダメージを与えるんじゃなくて、雷の移動する衝撃でダメージを与えることは、辛うじて可能かな? 実際良く分かってないんだけど、そういう使い方も可能ではあるんだよね。
『ここは、穏便にクリエイトゴーレムでこじ開ける、でいいのではござらんか?』
バザールは、会えて選択肢に入れなかった方法を提示してきた。まぁそうなるか。この扉を開けるだけなら、開閉時の支えの部分と、ロックしている部分を切り離せば入ることができるからな。他の魔法に比べて、消費魔力量はかなり低くなる。
扉に触れて魔力を侵食させていく。
構造は良く分からないが、開けなくなっている部分の把握は問題なくできている。
その部分を断ち切っていき、全部切り離し終わったところで扉を収納の腕輪で回収する。
本当にこの水をどうやって維持しているのか分からんが、すげえコントロールだよな。
俺ができるのは、25メートル・7レーンくらいプールの水の量位だと考えると、本当に規格外だよな。水を出すだけなら話は変わるけど、維持し続ける……干渉し続けられるのは、正直そのくらいだ。
今現在も水を増やし続け、俺たちのいる階層を埋め尽くしていく。
あ……探索済みの場所で光点が次々と消えているけど、これって地上に出てきた一応精鋭たちだったな。森の中でドンドン死んでいる。もともと助かることはなかっただろうから、気にする必要もないか。
さて、見つかると良いんだけどな。おそらく別にダンジョンを作ることは出来ないはずだから、このダンジョンの外にいるとは考えにくい。いろんなギミックはあるかもしれないが、絶対にたどり着ける場所にいるはずなんだよな。
ダンジョンの特性上、出入り口のないダンジョンは作ることができない。必ず1ヶ所は繋がる道が存在している。それが無いと作成自体が不可能になるので、そこは間違いない。
ダンジョンを作ってから土魔法で埋めたりすることも一応できるが、それはダンジョンに吸収されてしまうので、いずれは見つけることができる。
ギミックで塞ぐにしても、塞いでいる場所は分かるので、そのギミックを探せば問題ない。
見つけにくくすることは出来るけど、ギミックも通路も完璧に見えなくすることは出来ないので、存在するならシリウス君なら簡単に見つけてくれるはずだ。
霧状の探索だとどうしても数の把握くらいしかできないからと言っていたが、それでも十分なんだよな……本当に水を自分の体の様に扱うんだからすごいよな。
水を操作して10分ほどで、目的の物を発見してくれた。どうやらギミックでとじられている通路を発見したらしい。
知ってか知らずか、土や石で入り口が蓋をされており、霧状では探索できないようになっていたようだ。
その先にギミック扉があったようだ。
「ん~、これって勇者の入れ知恵かな?」
その扉をみて、そう呟くしかなかった。
だってさ、目の前に現れたのが、テレビとかでしか見たことのない、大きな金庫にあるような開閉扉なわけよ。何重にもセキュリティーが張り巡らせてあって、開けるのに大きなハンドル? みたいなのを回すやつな。あれがあるんだもん、そういいたくなるっての。
『ギミックってことは、これ自体もダンジョン化してるの?』
「どうだろうな。ダンジョンを作る時に一緒に召喚して組み込んでいたらダンジョンの一部だけど、後付けの場合はギミックの根幹として使われているだけの可能性もあるはず」
前者と後者で何が違うかと言えば、召喚にかかる費用だ。このタイプのギミックをダンジョンの一部として召喚した場合と、ギミックの根幹として使われた場合では、おそらく1000倍以上の差が出る。
前者の場合、こっちの人間にこの手のギミックは訳が分からないので、実質クリアが不可能となり、召喚にかかる費用が驚くほど高くなるのだ。
後者の場合は、壊すことができるので、普通……といっても、かなり高いのだが召喚は出来る。
ちなみに俺のダンジョンの隠し場所は、後者のように金庫にしまっているけど、金属の部分を全部アダマンタイトに変えているので、実質開けることは出来ない、難攻不落の要塞のようになっている。
大きすぎて持ち運ぶこともできないし、収納系のアイテムには入らない大きさにしているので、ギミックを解くかアダマンタイトを壊しきるかするしか、俺のダンジョンを攻略する方法がない。
いろんなラスボス級の従魔たちはいるけど、最終的に立ちはだかるのは、この超巨大金庫だな。
っと、話が逸れた。
今はこの目の前にある金庫の扉だよな……
触ってみて、クリエイトゴーレムをかけてみる……
「あ~、これ簡単に壊せるわ。多少強化はされてるけど、アダマンタイト使ってないから、魔法でも何でもいけるな……バザールと綾乃は、何がお好みかな? 選択肢は、火魔法で溶かす、水魔法で切り裂く、土魔法で押しつぶす、雷魔法で中を電気で暴れさせる……パッと思いつくのはこのくらいかな?」
『火と土と雷は、エグイわね。中にいたら死ぬって事よね……』
「耐えられれば死なないんじゃね?」
『それに耐えられるのって、生物じゃないわよ。バザールなら死なないでしょうけど、普通の生物は無理よ。中で魔法使って抵抗するとかでも……あんた相手じゃ厳しいんじゃない? それこそシリウス君やダゴンくらい突き抜けた能力が無いとさ』
真水は電気を通さないから、リバイアサンとダゴンには効かないんだよね。魔法で作り出された水って、特別な変化を加えない限り真水だからな。
後は、電気のダメージを与えるんじゃなくて、雷の移動する衝撃でダメージを与えることは、辛うじて可能かな? 実際良く分かってないんだけど、そういう使い方も可能ではあるんだよね。
『ここは、穏便にクリエイトゴーレムでこじ開ける、でいいのではござらんか?』
バザールは、会えて選択肢に入れなかった方法を提示してきた。まぁそうなるか。この扉を開けるだけなら、開閉時の支えの部分と、ロックしている部分を切り離せば入ることができるからな。他の魔法に比べて、消費魔力量はかなり低くなる。
扉に触れて魔力を侵食させていく。
構造は良く分からないが、開けなくなっている部分の把握は問題なくできている。
その部分を断ち切っていき、全部切り離し終わったところで扉を収納の腕輪で回収する。
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