ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第2494話 まさかの展開

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 おやつが終わると、下の子たちは庭を走り始めた。どうやら、遊ぶようだな。

 今日の勉強も運動も終わっているようで、おやつの後は自由な時間になったそうだ。

 でもさ、始めた遊びがとてつもなく不穏だ。色付きスライムたちを集めて、3人で同じ数になる様に取り合ったまでは良いのだが、その後スライムたちを使った、バトルゲームが始まったのだ。

 シンラたちにルールがあるようで、色ごとに使える魔法やスキルが決まっている感じだな。うちのスライムたちは、得手不得手はあるが基本的に、魔法は回復以外は使えるヤバい集団だ。スライムたちは、魔法より肉弾戦が良くいなのだが、集団戦になるとユニゾンマジックで戦略級の魔法を使ったりできるのだ。

 3人の肩にはアドバイザーなのか、シンラにはシリウス君、プラムにはテト、シオンにはハクがついている……俺は目を擦った。ハクがシオンの肩の上? こいつ、バッハみたいに後天的に体のサイズを変えられるようになったのか……久しぶりに見たと思ったら、そんなところにいたとはな。

 三角形の頂点に立つようにシンラたちがいて、三角の中心点を中心に自分たちの四角形の領土があるようだ。その中は自由にいじれるようで、陣地を構築できるみたいだな。

 陣地を構築するのには、茶色と緑のスライムたちが活躍している。茶色は土魔法に特化していて、緑は毒ではなく木を操っている。ドリアードたちみたいな、植物に干渉できる魔法だな。

 緑色のスライムが毒だと思ったのは、国民的RPGのせいだろう。あのゲームでは、緑色のスライムが毒攻撃を仕掛けてくるから、俺が勝手に勘違いしただけなんだよな。

 青は水、赤は火、黄色は雷、白っぽいのは氷、黒は盾、紫は近接、紺色は中距離、ピンクはヒーラーなどなど、様々なスライムたちが戦闘をしている。弓兵はいないようだな。

 あまり広いと見渡せなくなるせいか、スライムたちが自主的に小さくなって、狭くても問題なく遊べるようにしているのが、涙ぐましい。

 やられたスライムたちは、邪魔にならないように三角の外へ出て、他のスライムたちと一緒に観戦を始め、縦横にウニョウニョしている。

 スライムたちの中で、魔法や物理攻撃に対するダメージが決まっているんだろうな。シンラたちが判断するのではなく、スライムたちが公平にダメージを決めている感じだ。たまに計算をミスっているスライムがいるのか、審判役のブラウニーが注意している。

 主審だけじゃなく、他にも10人ほどブラウニーたちが審判をしていた。

 遊びなのに本気になってるな。シンラたちが考えたんじゃなくて、ブラウニーたちが考案して、シンラたちが遊びだしたのかな?

 改めて観察してみると、ダンジョンバトルみたいだな……

 もしかして、ダンジョンマスターになるための英才教育か!?

 ミーシャたちは冒険者になるって公言しているから、おそらく3人で冒険者になるだろう。そこにはスライムたちもついていくだろうし、ケットシーも行くだろう。他にも、フェンリルの子どもたちがついていくだろうな。多分だけど、メグちゃんも一緒に行きそうだ。

 スライムたちだけでも過剰戦力なのに、フェンリルとかもうどうにもならんだろうな。メグちゃんも一緒だったら、甘々冒険者生活だな。

 シンラたちは、冒険者になるとも俺の後を継ぐとも言っていないが、ブラウニーたちが英才教育を施して、俺の後継者に育てる可能性は高そうだな。今の所子どもたちで唯一の男だからな。

 義務ではなく遊び感覚でやっているなら、問題は無いからいいか。嫌がっているのにやらせるのは、止めてくれよな。勉強とかは必要最低限は覚えてもらうために、多少強制はするけどな。

 シンラが終始2人に狙われ押され気味だったが、同じタイミングでプラムとシオンが、共闘を止めてお互いを攻撃し始めた。

 その隙をつくようにして、シンラが敵陣地の最奥にあるフラッグをとって勝った。

 フラッグがダンジョンコアの代わりかね?

 シンラに負けても気にしない2人だろうが、お互いには負けたくなさそうだな。勝ったからといって、シンラとの相性があがるわけでもないのに、2人で戦う必要も無いと思うんだけどな。

 むしろ、3人で協力して強い敵を倒すのもいいんじゃないか?

 ルールが分かれば、妻たちとも遊べそうだし良さそうだな。リアルタイムだから、個別にしっかりと指示を出さないと、接敵したやつらと死ぬまで戦うだろうな。無抵抗ではないだろうが、不利になるのはしょうがないだろうな。

 こうやって見ると、指揮官って本当に大切なんだな。

 ん? 頭の上に衝撃を感じた。

 どうやら、久しぶりにニコが俺の頭の上に乗ったみたいだ。ピョンピョン跳ねるのはやめろよな?

 ニコとハクをまとめてみるのは、かなり久し振りだな。昔は一緒に行動してたのに、寂しい物だ。

 なんやかんや言い合っているプラムとシオンだが、喧嘩をしているのではなく、どっちが強いと自分の事を主張しているだけだな。何がしたいのやら。

 3人に近付き、勝ち誇っているシンラの頭を撫でていると、プラムとシオンにどっちが強かったか意見を求められた。2人ともシンラに負けてるから、どっちもどっちだと言ったら、無言で足を殴られた。

 審判ブラウニーたちも集まって、会議なことをしていると、急に地面が光り、光の中にいた俺たちは何かに拘束されたように動けなくなる。

 その様子を近くで見ていた妻たちが、一斉に行動を始めて光の壁を壊そうとしている。シュリにも壊せなかったようで、メグちゃんまで参戦したが壊せなかったようだ。

 他のメンツには悪いが、俺は意地でも子どもたちの安全を確保する……

 動かない体を無理やり魔力を注ぎ込むことで枷を外して、更に魔力で強化を施し、良く分か罠い拘束を無理やり引き剥がす。

 見えない鎖で繋がれていたのか、手足の手首足首から先が半分程削げていたし、手足の一部も削げたが何とか子どもたちを抱きかかえることができた。

「チビ神に連絡しろ! あいつなら何か知ってる可能性がある」

 そして視界が暗転する。
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