僕が可愛いって本当ですか?

さよ

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本編

ドキドキ 2

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 目をそらそうとするけれど、そらせない。手を繋ぐだけ、それだけだったのに。

 二ヶ月、三ヶ月、肩と肩の間には隙間があった。頬と頬がくっつくことはなかった。それが今はどうだ。唇がくっつきそうな距離でも、引き剥がせないでいる。

「嫌だったら、ひっぱたいてでも抵抗しろ」
「っ」

 軽く唇が触れ、少し離れ、幸多を見つめては唇を食む。

(嫌であってほしかった。僕って、こんなにチョロかったのか)

 こみ上げる罪悪感と、気持ちよさ。こんな感情をあふれるほど注いでもらえるなんて、思っていなかった。
 舌を追いかけ、デンドルムの首に腕を回し深く口づけた。

(二人の役に立ちたいし、してほしいことも叶えたい。デンドルムが本当に望むものを、知りたいなぁ)

 触れあう日がだんだんと増えていく。
 ヒューとデンドルムは依頼によって二人で組むことも多いから、片方だけ家にいるということはあまりないけれど……ヒューの目の前で幸多を抱きしめることも多くなってきた。そのたびに幸多はドキリとする。
 二人を好きになっても良いのか。

(……もう好きになってて、手遅れで、自分の気持ちをどう受け入れたら良い?)

 モヤモヤして、いつの間にか二人への態度がぎこちなくなっていた。
 心配そうに見るヒューが幸多に近づく。

「幸多。俺は、嫌いになったりしないよ。大丈夫。デンドルムのことは覚悟していたんだ。……ただ、俺の側を離れないで」

 きっと嫌なはずなのに、ヒューは一度抱きしめた後に背中を押してくれた。
 その夜は一人でベッドに横たわり月明かりを眺める。明日、デンドルムに会いたい。そう思って目を閉じた。

 廊下を歩き、幸多はデンドルムが使っている部屋の前へ来た。コンコンコン、と軽く叩くとすぐに扉が開く。

「どうしたんだ?」

 ぶわっと感情がこみ上げて、言葉が出ずに飛び込んだ。扉の閉まる音が後ろから聞こえる。
 ぎゅうぎゅう抱きつく幸多に戸惑っていたようだが、背中に手が触れるのがわかった。しばらくそのままで、言葉も交わさず抱き合っていた。

 幸多は手を離し顔を上げる。夕方になる前のまだ明るい光が二人を照らした。
 潤んだ目で見つめられたデンドルムは幸多の額にキスを落とす。鼻の頭、頬、そして最後に唇。深くなる口づけに翻弄され、幸多のしがみつく手がピクリと震えた。

 側の長椅子にじりじり追い込まれて、足が当たる。くちっと唾液の絡む音をさせながら、幸多のモノをやわやわとなで下着ごとズボンを下ろした。
 少し反応しているそれに、幸多は恥ずかしそうに頬を染めながら目をそらす。自分のズボンもずらし、デンドルムの手が幸多の陰茎に伸びた。
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