【R18】支配と快楽の檻で

ましゅまろ

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25. 夜のプールで

 ハワイ最後の夜。
 コテージのプールはライトアップされ、昼間とは違う妖しい青白い光を湛えていた。

 波の音が遠くから微かに届く。
 空には満天の星。
 それだけで、ここがどこよりも二人だけの世界だと思えた。

 「さあ、入りなさい」

 沙耶は薄手のローブをはだけ、プールサイドに座る。
 その足元で、蓮は素直に裸のままプールへ入った。

 ぬるい水温が身体を包み、でもそれ以上に沙耶の視線が全身を這い回るようで、自然に呼吸が乱れる。



 「そっちに仰向けで浮かんで」

 「……はい」

 蓮は力を抜いてプールの水に身体を預けた。
 水面に仰向けで浮かぶと、星空が視界いっぱいに広がる。

 その視界に、沙耶の姿がゆっくり重なった。

 「いい子」

 沙耶はプールに片脚を浸け、そっと蓮の胸に手を置く。
 指先で軽く乳首をなぞると、そこから一気に火がついたように背筋が震えた。

 「動かないのよ?」

 沙耶は小さく笑い、指先を水面下へ滑らせた。
 水の冷たさと沙耶の指の温度が同時に感じられ、その微妙な刺激に自然と脚が水をかく。



 「……っ……沙耶さん……」

 「いいから」

 沙耶の指はゆっくりと股間を撫で、そのままゆるく扱く。
 水の抵抗が心地よく、でも同時に奥の方からむず痒い快感が這い上がってくる。

 「んっ……」

 「気持ちいい?」

 もう何も答えられなかった。
 ただ沙耶の指が動くたび、小さく呻いてしまう。

 沙耶は水面に近いところで軽くしゃがみ込み、蓮のものを唇でそっとくわえた。

 「っ……あ……!」

 冷たい水に浸っていたせいで、唇の熱が余計に際立つ。
 頭が一気に真っ白になる。



 やがて蓮を水から引き上げると、沙耶はテラスのソファへ誘った。

 「腰をこっちに向けて。脚をもっと開いて」

 「……はい……」

 素直に言われた通りにすると、沙耶は何も言わず膝立ちになり、そっと蓮にまたがった。

 熱くてきついそこに、一気に包まれる。

 「っ……あ……っ……」

 「静かにしなさい。ここ、外なんだから」

 そう言いつつ、沙耶は楽しそうに笑う。
 腰を押しつけ、ゆっくり深く沈んでいく。

 頭上には星、周りには誰もいない。
 それなのに、誰かに見られているような恥ずかしさに胸が詰まった。



 沙耶はただ静かに蓮の耳元で吐息を洩らし、身体を打ちつける。
 湿った音が夜気の中に静かに溶けた。

 「……っ……あ……あ……っ……」

 堪えきれずに短い声を零すと、沙耶は唇を寄せてきた。
 口づけの中で息を奪われ、腰が何度も跳ねる。

 「……もういいわよ」

 そう囁かれた瞬間、身体の奥から一気に快楽が駆け抜けた。

 「っ……ああ……っ……!」

 何度目か分からない絶頂。
 そのまま全身が脱力し、沙耶に寄りかかる。



 しばらくして、沙耶は蓮の頬にそっと唇を落とした。

 何も言わない。ただその目は、当たり前のように満たされていた。

 蓮ももう、言葉はいらなかった。
 ただそっと沙耶の腰を抱き寄せ、額を預ける。

 夜風が涼しくて、汗ばんだ肌に心地よかった。

 波音と、星空だけが二人を見守っていた。
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