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26.ハワイの朝
白いカーテンがゆっくり揺れていた。
南国の穏やかな風が吹き込み、潮の香りを運んでくる。
ハワイで過ごす最後の朝――
けれどこの寝室の中だけは、まだ昨日までと何も変わらず、二人だけの世界が広がっていた。
蓮はシーツの上に仰向けになり、その上で沙耶が静かに腰を落としていた。
きつくて、熱いところが蓮を深く咥え込み、微かに蠢くたびに理性が溶けそうになる。
「……苦しい?」
沙耶が小さな声でそう尋ねてくる。
「いえ……」
短く返した声は少しかすれていた。
沙耶はすぐに満足そうに目を細めると、またそっと腰を沈めた。
奥で強く締めつけられる感覚に、全身がびくんと震える。
⸻
「もう……ハワイの朝もこれで最後なのね」
沙耶はそう呟きながら、蓮の胸に手をついて微かに身体を上下させた。
ゆっくりと浅く抜き差しされるたび、奥がくすぐったいような疼きを覚える。
「……はい……」
「寂しい?」
「……少し……」
正直に答えると、沙耶はふっと小さく息を吐き、そして小さな声で笑った。
「私も。……でも帰ったらもっと好きにできるわ」
言葉だけはいつもの支配者で、でもその目は優しく潤んでいた。
⸻
沙耶はゆっくりと上体を倒し、蓮の耳元に唇を寄せる。
「動かないで。そのまま……」
囁く声が、くすぐったくて甘い。
次の瞬間、沙耶は蓮の耳たぶをそっと軽く噛んだ。
「っ……」
小さな声が漏れる。
でも沙耶は気にする様子もなく、耳の裏や首筋をゆっくり舌で撫でた。
そこは普段から首輪が擦れている場所。
ほんの少し触れられるだけで自然に腰が浮きそうになる。
⸻
沙耶はそのままゆっくりと腰を動かし始めた。
浅く、ゆるやかに。
けれどそれが逆に奥を何度もこすり、蓮は必死にシーツを掴んだ。
「力抜いて」
沙耶の声は落ち着いていて、何一つ急いていなかった。
自分のペースで、ただ好きなように蓮を抱いている――
そんな確信が、なぜか誇らしくて、同時にたまらなく恥ずかしかった。
奥がじんじんと熱く痺れる。
「っ……あ……」
かすかな声を零すと、沙耶はくすりと微笑んだ。
⸻
「顔、赤いわね」
「……沙耶さんが……」
「ふふ……」
沙耶は腰を少し強く落とし、蓮を深く受け入れた。
奥でぐっときつく締めつけられ、蓮は小さく呻く。
「気持ちいい?」
「……はい……っ……」
もう素直に頷くことしかできなかった。
沙耶は短く息を吐き、微かに眉を寄せて蓮の中で揺れる。
その表情を見るのが、何より幸せだった。
⸻
しばらくゆっくり動いたあと、沙耶は蓮の胸に手をつき、淡い髪を少し揺らしながら瞼を閉じた。
「……いいわよ」
ただそう言っただけだった。
でもそれだけで限界が崩れた。
「っ……あ……ああっ……!」
奥で一気に熱が弾け、身体が震える。
その感覚に、沙耶も小さく喉を鳴らして身体を強く沈めた。
⸻
しばらく動きが止まり、沙耶はそのまま蓮の上に倒れかかる。
肌と肌が触れ合って、ゆっくり汗が冷えていく。
「……終わっちゃうわね、この旅行」
耳元で沙耶が小さく呟いた。
「でも……また来ましょう、沙耶さんと」
「……そうね。今度はもっと長く」
沙耶はそう言って、頬を蓮の肩にそっと押しつけた。
⸻
窓の外では、明るい太陽の光が青い海を照らしている。
でも二人には、ベッドの中のこの狭い世界がすべてだった。
蓮は黙って沙耶の腰に手を回し、そっと抱き寄せた。
言葉は要らなかった。
ただこれから先もずっと、こうしていられるならそれでいい――
そんな気持ちが、お互いの身体を通して伝わってくる。
潮風がカーテンを揺らし、ゆっくりと部屋を抜けていった。
南国の穏やかな風が吹き込み、潮の香りを運んでくる。
ハワイで過ごす最後の朝――
けれどこの寝室の中だけは、まだ昨日までと何も変わらず、二人だけの世界が広がっていた。
蓮はシーツの上に仰向けになり、その上で沙耶が静かに腰を落としていた。
きつくて、熱いところが蓮を深く咥え込み、微かに蠢くたびに理性が溶けそうになる。
「……苦しい?」
沙耶が小さな声でそう尋ねてくる。
「いえ……」
短く返した声は少しかすれていた。
沙耶はすぐに満足そうに目を細めると、またそっと腰を沈めた。
奥で強く締めつけられる感覚に、全身がびくんと震える。
⸻
「もう……ハワイの朝もこれで最後なのね」
沙耶はそう呟きながら、蓮の胸に手をついて微かに身体を上下させた。
ゆっくりと浅く抜き差しされるたび、奥がくすぐったいような疼きを覚える。
「……はい……」
「寂しい?」
「……少し……」
正直に答えると、沙耶はふっと小さく息を吐き、そして小さな声で笑った。
「私も。……でも帰ったらもっと好きにできるわ」
言葉だけはいつもの支配者で、でもその目は優しく潤んでいた。
⸻
沙耶はゆっくりと上体を倒し、蓮の耳元に唇を寄せる。
「動かないで。そのまま……」
囁く声が、くすぐったくて甘い。
次の瞬間、沙耶は蓮の耳たぶをそっと軽く噛んだ。
「っ……」
小さな声が漏れる。
でも沙耶は気にする様子もなく、耳の裏や首筋をゆっくり舌で撫でた。
そこは普段から首輪が擦れている場所。
ほんの少し触れられるだけで自然に腰が浮きそうになる。
⸻
沙耶はそのままゆっくりと腰を動かし始めた。
浅く、ゆるやかに。
けれどそれが逆に奥を何度もこすり、蓮は必死にシーツを掴んだ。
「力抜いて」
沙耶の声は落ち着いていて、何一つ急いていなかった。
自分のペースで、ただ好きなように蓮を抱いている――
そんな確信が、なぜか誇らしくて、同時にたまらなく恥ずかしかった。
奥がじんじんと熱く痺れる。
「っ……あ……」
かすかな声を零すと、沙耶はくすりと微笑んだ。
⸻
「顔、赤いわね」
「……沙耶さんが……」
「ふふ……」
沙耶は腰を少し強く落とし、蓮を深く受け入れた。
奥でぐっときつく締めつけられ、蓮は小さく呻く。
「気持ちいい?」
「……はい……っ……」
もう素直に頷くことしかできなかった。
沙耶は短く息を吐き、微かに眉を寄せて蓮の中で揺れる。
その表情を見るのが、何より幸せだった。
⸻
しばらくゆっくり動いたあと、沙耶は蓮の胸に手をつき、淡い髪を少し揺らしながら瞼を閉じた。
「……いいわよ」
ただそう言っただけだった。
でもそれだけで限界が崩れた。
「っ……あ……ああっ……!」
奥で一気に熱が弾け、身体が震える。
その感覚に、沙耶も小さく喉を鳴らして身体を強く沈めた。
⸻
しばらく動きが止まり、沙耶はそのまま蓮の上に倒れかかる。
肌と肌が触れ合って、ゆっくり汗が冷えていく。
「……終わっちゃうわね、この旅行」
耳元で沙耶が小さく呟いた。
「でも……また来ましょう、沙耶さんと」
「……そうね。今度はもっと長く」
沙耶はそう言って、頬を蓮の肩にそっと押しつけた。
⸻
窓の外では、明るい太陽の光が青い海を照らしている。
でも二人には、ベッドの中のこの狭い世界がすべてだった。
蓮は黙って沙耶の腰に手を回し、そっと抱き寄せた。
言葉は要らなかった。
ただこれから先もずっと、こうしていられるならそれでいい――
そんな気持ちが、お互いの身体を通して伝わってくる。
潮風がカーテンを揺らし、ゆっくりと部屋を抜けていった。
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