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34. 深く刻まれる温度
部屋の明かりはすっかり落とされ、ランプの淡い光だけが寝室を照らしていた。
シーツの上にはまだ熱を帯びたまま、息を乱す蓮の姿がある。
沙耶はそんな蓮を見下ろしながら、自分の腰に装着したペニバンをゆっくり外していた。
「……ふふ」
取り外した黒いそれを掌で軽く撫でる。
さっきまで蓮の中で形を刻み、何度も突き上げていたもの。
こうして掌に乗せると、まるで蓮そのものを愛撫しているような奇妙な感覚さえあった。
沙耶はそれをベッドサイドの小さな箱にしまうと、静かに蓮へ視線を戻した。
⸻
蓮はまだ四つん這いの形でシーツに額をつけ、肩で息をしていた。
艶のある背中は汗で少し光り、呼吸に合わせて微かに上下している。
「おいで。こっちに寝なさい」
沙耶の声に、蓮は小さく震えてから、そろそろと身体を横に倒した。
何度も突かれた奥がじんじんと痺れているのか、脚を少し引き寄せるようにして寝そべる。
沙耶はゆっくりシーツの上に横になり、そんな蓮の細い腰を抱き寄せた。
「……まだ奥がきゅうきゅうしてる?」
「……はい……」
囁くように小さく答える声が、少しだけ震えていた。
⸻
沙耶はくすっと微笑むと、蓮の顎に手を添えて顔を自分の方へ向けさせた。
「見せて。……ほら」
蓮は頬を赤くしながらも視線を合わせる。
その瞳には、少し潤んだ熱が残っていた。
「可愛い顔。……ちゃんと私の形、覚えてくれた?」
「……はい……っ……」
「ふふ……良い子」
沙耶はそう言うと、そっと蓮の唇を奪った。
深く、長い口づけ。
何度も舌を絡め、唾液を与え合いながら、互いの温度を確かめる。
蓮は完全に力を抜き、沙耶の腕の中で小さく震えていた。
⸻
やがて唇が離れると、沙耶は蓮の髪を撫で、その額にそっと口づけを落とした。
「ねぇ……今日みたいに私に全部開いて、好きにされるの、嫌じゃなかった?」
「……嫌じゃないです……」
「むしろ?」
「……はい……嬉しくて、幸せで……」
そう言いながら蓮の声はまた小さく震え、頬が熱を帯びて赤くなる。
沙耶はもうそれだけで満ち足りた気持ちになり、軽く息を吐いて蓮の身体を引き寄せた。
「良い子。全部……私に預けてくれる蓮が、ほんとうに愛おしい」
⸻
そう言いながら沙耶はそっと蓮の後ろへ手を回し、指先でまだ敏感に痺れている入口を軽く撫でた。
「っ……あ……」
小さな声が喉から零れる。
沙耶は意地悪くそこを何度か軽く押し、すぐに指を引っ込める。
決して奥まで入れず、ただ入口を確かめるだけの小さな愛撫。
けれどそれだけで蓮はビクビクと細かく震えていた。
「もうこんなに私のものになって……どこもかしこも、全部私に開いてる」
「……沙耶さん……」
呼ぶ声が甘く滲み、沙耶はその耳元に唇を寄せた。
⸻
「これからもずっとこうしていくわ。優しく抱いたり、激しく責めたり……気まぐれに全部変えてあげる」
「……はい……お願いします……」
蓮は小さく目を閉じ、その細い身体を沙耶に預けきった。
沙耶はそっとその頬に触れ、もう一度ゆっくり口づけた。
深い夜の静寂の中、二人だけの吐息が重なり合う。
⸻
やがて沙耶はベッドのシーツを引き寄せ、蓮の身体を自分の胸に抱き込むように包んだ。
蓮の額が沙耶の鎖骨にそっと触れ、二人は何も言わずに目を閉じる。
ずっと聞こえるのは、互いの呼吸と微かな心臓の音だけ。
その温度が静かに深く刻まれ、夜がゆっくりと過ぎていった。
シーツの上にはまだ熱を帯びたまま、息を乱す蓮の姿がある。
沙耶はそんな蓮を見下ろしながら、自分の腰に装着したペニバンをゆっくり外していた。
「……ふふ」
取り外した黒いそれを掌で軽く撫でる。
さっきまで蓮の中で形を刻み、何度も突き上げていたもの。
こうして掌に乗せると、まるで蓮そのものを愛撫しているような奇妙な感覚さえあった。
沙耶はそれをベッドサイドの小さな箱にしまうと、静かに蓮へ視線を戻した。
⸻
蓮はまだ四つん這いの形でシーツに額をつけ、肩で息をしていた。
艶のある背中は汗で少し光り、呼吸に合わせて微かに上下している。
「おいで。こっちに寝なさい」
沙耶の声に、蓮は小さく震えてから、そろそろと身体を横に倒した。
何度も突かれた奥がじんじんと痺れているのか、脚を少し引き寄せるようにして寝そべる。
沙耶はゆっくりシーツの上に横になり、そんな蓮の細い腰を抱き寄せた。
「……まだ奥がきゅうきゅうしてる?」
「……はい……」
囁くように小さく答える声が、少しだけ震えていた。
⸻
沙耶はくすっと微笑むと、蓮の顎に手を添えて顔を自分の方へ向けさせた。
「見せて。……ほら」
蓮は頬を赤くしながらも視線を合わせる。
その瞳には、少し潤んだ熱が残っていた。
「可愛い顔。……ちゃんと私の形、覚えてくれた?」
「……はい……っ……」
「ふふ……良い子」
沙耶はそう言うと、そっと蓮の唇を奪った。
深く、長い口づけ。
何度も舌を絡め、唾液を与え合いながら、互いの温度を確かめる。
蓮は完全に力を抜き、沙耶の腕の中で小さく震えていた。
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やがて唇が離れると、沙耶は蓮の髪を撫で、その額にそっと口づけを落とした。
「ねぇ……今日みたいに私に全部開いて、好きにされるの、嫌じゃなかった?」
「……嫌じゃないです……」
「むしろ?」
「……はい……嬉しくて、幸せで……」
そう言いながら蓮の声はまた小さく震え、頬が熱を帯びて赤くなる。
沙耶はもうそれだけで満ち足りた気持ちになり、軽く息を吐いて蓮の身体を引き寄せた。
「良い子。全部……私に預けてくれる蓮が、ほんとうに愛おしい」
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そう言いながら沙耶はそっと蓮の後ろへ手を回し、指先でまだ敏感に痺れている入口を軽く撫でた。
「っ……あ……」
小さな声が喉から零れる。
沙耶は意地悪くそこを何度か軽く押し、すぐに指を引っ込める。
決して奥まで入れず、ただ入口を確かめるだけの小さな愛撫。
けれどそれだけで蓮はビクビクと細かく震えていた。
「もうこんなに私のものになって……どこもかしこも、全部私に開いてる」
「……沙耶さん……」
呼ぶ声が甘く滲み、沙耶はその耳元に唇を寄せた。
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「これからもずっとこうしていくわ。優しく抱いたり、激しく責めたり……気まぐれに全部変えてあげる」
「……はい……お願いします……」
蓮は小さく目を閉じ、その細い身体を沙耶に預けきった。
沙耶はそっとその頬に触れ、もう一度ゆっくり口づけた。
深い夜の静寂の中、二人だけの吐息が重なり合う。
⸻
やがて沙耶はベッドのシーツを引き寄せ、蓮の身体を自分の胸に抱き込むように包んだ。
蓮の額が沙耶の鎖骨にそっと触れ、二人は何も言わずに目を閉じる。
ずっと聞こえるのは、互いの呼吸と微かな心臓の音だけ。
その温度が静かに深く刻まれ、夜がゆっくりと過ぎていった。
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