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64. 朝に刻むもの
パリで迎える初めての朝――
その時間は、いつもの日本の部屋よりもずっと広く優雅なはずだったのに、蓮の胸は恐ろしくも甘い痺れでいっぱいだった。
沙耶が大きな窓を開け、白いカーテンが朝の風にふわりとなびく。
窓の向こうにはパリの街並み。遠くに見える古い屋根瓦や教会の尖塔が、ここが確かに異国であることを感じさせた。
蓮はベッドの端に膝をつき、いつものように全裸で首輪をつけて沙耶を見上げていた。
「良い子に待ってたわね」
沙耶は軽く笑い、そっと近づくと白い下着を指で下ろした。
その動きに自然に蓮の喉が小さく鳴った。
⸻
「今日から毎朝、私のおしっこを飲みなさい」
「……っ……」
「旅行中は毎日、ヨーロッパ中であなたの口に注いであげるわ。……楽しみでしょう?」
「……はい……」
その返事は涙を含み、小さく震えた。
沙耶は軽く顎を掴んで顔を上げさせ、その瞳をじっと覗き込む。
「おしっこの味って毎日少しずつ変わるんだって。……私が何を食べたか、あなたの舌で感じなさい」
「……はい……沙耶さん……」
沙耶はゆっくり微笑み、その頬に軽いキスを落とした。
⸻
「じゃあ口を開けて」
「……はい……」
蓮は首輪を小さく鳴らしながら口を開き、その視線を自然と下へ向けた。
次の瞬間、温かい液体が口の中へ細く流れ込んでくる。
初めて日本で飲んだ時より、もっと強く香る気がした。食べたものの影響か、微かに昨日のフランス料理の名残のようなものがあった。
(沙耶さんの……味……)
甘い恥ずかしさと恐怖で喉が詰まりそうになる。
それでも必死に舌を動かして味わった。
⸻
沙耶はその様子を楽しそうに見つめ、髪を軽く撫でながら尋ねた。
「どんな味?」
「……少し……濃い気がします……でも……美味しいです……」
涙がまた自然に浮かぶ。
沙耶は短く笑い、その頭を優しく抱き寄せた。
「可愛い子。……これから毎朝あなたの口に流すわ。フランスでも、イタリアでも、スペインでも……あなたの一日は私のおしっこを飲むところから始まるの」
「……はい……ありがとうございます……沙耶さん……」
そう答えた時、首輪がまた小さく鳴り、その音に自分が犬だと痛いほど思い知らされた。
⸻
沙耶は軽く顎を持ち上げ、唇を深く重ねた。
「良い子ね。……じゃあ次は、今日外に出る準備をしましょう」
「……はい……」
沙耶はスーツケースから取り出した黒い小箱を開き、その中の銀色のものをそっと手に取った。
「これ、今日から少しずつ大きくしていくバイブよ。……今日はまだ小さめにしておいてあげる」
「……っ……」
羞恥と期待と恐怖で胸が詰まった。
沙耶は蓮をベッドに四つん這いにさせ、冷たい指でそっと触れ、少しずつ押し込んでいく。
⸻
「……あ……っ……」
小さな声が喉から零れる。
パリの柔らかな朝の光の中、沙耶に中を押し広げられている自分の姿が鏡に映っていた。
「これから毎日少しずつ大きくするわ。……あなたのお尻も私だけのものにするの」
「……はい……沙耶さんの……ものです……」
「可愛い」
沙耶は最後まで収めると、軽くキスをして四つん這いの背を撫でた。
「じゃあ服を着なさい。今日はルーブルとエッフェル塔に行くわ。……その中でバイブを入れたままね」
「……はい……」
⸻
服を着るときも、沙耶はじっと見つめていた。
パンツを履くと自然に奥が擦れ、思わず小さく声が漏れる。
沙耶はそんな蓮を見て小さく微笑む。
「外で漏らさないように気をつけなさい。もし帰ってきて下着が汚れてたら……分かってるわよね?」
「……はい……」
涙が浮かびながらも自然に笑みが零れた。
それが悔しいほど嬉しく、また恥ずかしかった。
⸻
パリの街へ出ると、まるで映画の中のように美しかった。
ルーブル美術館のガラスのピラミッド、広い石畳、行き交う観光客の華やかな色彩。
でも蓮は歩くたびに奥が擦れ、沙耶にされている自分を何度も意識させられた。
沙耶は自然に蓮の腕を取り、楽しそうに歩く。
「ねぇ、蓮。私が幸せそうに笑ってるのって、全部あなたのおかげよ」
「……はい……」
「だから……ちゃんと犬として私を楽しませなさい。泣いたり震えたりして、それを全部私だけに見せるの」
「……はい……沙耶さん……」
⸻
夕方、エッフェル塔の展望台で見たパリの景色は息を呑むほど美しかった。
でも蓮はその景色よりも、自分を見つめる沙耶の冷たく甘い瞳が何より輝いて見えた。
その瞳に映される限り、どこにいても自分は沙耶の犬――
それがこの上なく幸せで、涙がまた自然に溢れた。
その時間は、いつもの日本の部屋よりもずっと広く優雅なはずだったのに、蓮の胸は恐ろしくも甘い痺れでいっぱいだった。
沙耶が大きな窓を開け、白いカーテンが朝の風にふわりとなびく。
窓の向こうにはパリの街並み。遠くに見える古い屋根瓦や教会の尖塔が、ここが確かに異国であることを感じさせた。
蓮はベッドの端に膝をつき、いつものように全裸で首輪をつけて沙耶を見上げていた。
「良い子に待ってたわね」
沙耶は軽く笑い、そっと近づくと白い下着を指で下ろした。
その動きに自然に蓮の喉が小さく鳴った。
⸻
「今日から毎朝、私のおしっこを飲みなさい」
「……っ……」
「旅行中は毎日、ヨーロッパ中であなたの口に注いであげるわ。……楽しみでしょう?」
「……はい……」
その返事は涙を含み、小さく震えた。
沙耶は軽く顎を掴んで顔を上げさせ、その瞳をじっと覗き込む。
「おしっこの味って毎日少しずつ変わるんだって。……私が何を食べたか、あなたの舌で感じなさい」
「……はい……沙耶さん……」
沙耶はゆっくり微笑み、その頬に軽いキスを落とした。
⸻
「じゃあ口を開けて」
「……はい……」
蓮は首輪を小さく鳴らしながら口を開き、その視線を自然と下へ向けた。
次の瞬間、温かい液体が口の中へ細く流れ込んでくる。
初めて日本で飲んだ時より、もっと強く香る気がした。食べたものの影響か、微かに昨日のフランス料理の名残のようなものがあった。
(沙耶さんの……味……)
甘い恥ずかしさと恐怖で喉が詰まりそうになる。
それでも必死に舌を動かして味わった。
⸻
沙耶はその様子を楽しそうに見つめ、髪を軽く撫でながら尋ねた。
「どんな味?」
「……少し……濃い気がします……でも……美味しいです……」
涙がまた自然に浮かぶ。
沙耶は短く笑い、その頭を優しく抱き寄せた。
「可愛い子。……これから毎朝あなたの口に流すわ。フランスでも、イタリアでも、スペインでも……あなたの一日は私のおしっこを飲むところから始まるの」
「……はい……ありがとうございます……沙耶さん……」
そう答えた時、首輪がまた小さく鳴り、その音に自分が犬だと痛いほど思い知らされた。
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沙耶は軽く顎を持ち上げ、唇を深く重ねた。
「良い子ね。……じゃあ次は、今日外に出る準備をしましょう」
「……はい……」
沙耶はスーツケースから取り出した黒い小箱を開き、その中の銀色のものをそっと手に取った。
「これ、今日から少しずつ大きくしていくバイブよ。……今日はまだ小さめにしておいてあげる」
「……っ……」
羞恥と期待と恐怖で胸が詰まった。
沙耶は蓮をベッドに四つん這いにさせ、冷たい指でそっと触れ、少しずつ押し込んでいく。
⸻
「……あ……っ……」
小さな声が喉から零れる。
パリの柔らかな朝の光の中、沙耶に中を押し広げられている自分の姿が鏡に映っていた。
「これから毎日少しずつ大きくするわ。……あなたのお尻も私だけのものにするの」
「……はい……沙耶さんの……ものです……」
「可愛い」
沙耶は最後まで収めると、軽くキスをして四つん這いの背を撫でた。
「じゃあ服を着なさい。今日はルーブルとエッフェル塔に行くわ。……その中でバイブを入れたままね」
「……はい……」
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服を着るときも、沙耶はじっと見つめていた。
パンツを履くと自然に奥が擦れ、思わず小さく声が漏れる。
沙耶はそんな蓮を見て小さく微笑む。
「外で漏らさないように気をつけなさい。もし帰ってきて下着が汚れてたら……分かってるわよね?」
「……はい……」
涙が浮かびながらも自然に笑みが零れた。
それが悔しいほど嬉しく、また恥ずかしかった。
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パリの街へ出ると、まるで映画の中のように美しかった。
ルーブル美術館のガラスのピラミッド、広い石畳、行き交う観光客の華やかな色彩。
でも蓮は歩くたびに奥が擦れ、沙耶にされている自分を何度も意識させられた。
沙耶は自然に蓮の腕を取り、楽しそうに歩く。
「ねぇ、蓮。私が幸せそうに笑ってるのって、全部あなたのおかげよ」
「……はい……」
「だから……ちゃんと犬として私を楽しませなさい。泣いたり震えたりして、それを全部私だけに見せるの」
「……はい……沙耶さん……」
⸻
夕方、エッフェル塔の展望台で見たパリの景色は息を呑むほど美しかった。
でも蓮はその景色よりも、自分を見つめる沙耶の冷たく甘い瞳が何より輝いて見えた。
その瞳に映される限り、どこにいても自分は沙耶の犬――
それがこの上なく幸せで、涙がまた自然に溢れた。
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