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第三章 交差
第四節 捕囚の勉め
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ピーラリオと別れて、自分の執務室に戻ってくるとイルトラが待っていた。
「リシャーリス殿下、服が濡れておいでです」
「天気雨よ」
「そうでしょうか、今は霙に成っています。ハナア、殿下のお召替えを」
イルトラは、侍女のハナアを呼ぶと私の上着を着替えさせた。
新しい上着に袖を通して執務室の机に戻ると昼食が用意されている。身体が冷えているので温かいスープは有り難い。
私は未婚の女性王族だが、軍指揮官として認められてトノア、すなわち王位継承順位二位と成っている。
城住みなのは変わらないが、食事を主催する事が出来る。父王の陰気な午餐に同席したくは無いので、その権利は喜んで行使中だ。
「イルトラ、なんで雀のスープなのよ」
丸々と太った頭付きの雀が野菜の中に浮いている。
確かに今が旬の食材だ。刈り終わった麦畑の落ち穂をついばもうと雀は群れを成していて、それを網で捕るだけだ。
アンテ城下の至る所で、串に刺した焼鳥を売っていて近衛の戦士も非常に好む。
「ヘリオトス牛は、王城の晩餐に限るようにとの通達が城の調達長殿からありました」
「ああ、赤い月の作用で分解しちゃったのか」
ヘリオトス牛は、牛と名前が付いた魔法の食肉加工機だ。人間が作った以上、赤い月の力の影響を受けて、いずれ死滅するだろう。
薬屋の娘であるイルトラの嫌な顔を見るまでも無く身体に少し害があるが、その肉の味は絶品で食べ納めるには惜しい。
「雀は食べるところがほとんど無いわね」
「ヘリオトス牛の斃死で食材が足りなくなって、一時的に昼食が割を食っただけです。来週に成ればヘリオトス牛以外は選べます」
「うーん。テナンではヘリオトス牛食べられないの?」
テナン迎賓店は、ヘリオトスを訪れる魔法使い向けの饗応施設だ。王室経営だが、金さえあれば誰でも食事が出来る。ヘリオトスで一番高級な物を食べたければ王城では無くテナンに行けば良い。
「食べられますよ。ヘリオトス牛を食べ尽くされるのですか? 今ならカシュが店に出ています」
「カシュ?、あれ、食べるの?」
カシュというのはヘリオトス牛の中核であり、母体の牛の肉を内部から溶かして人工的な〈肉〉に再構成している魔法生物の事である。
「美味しいですよ。たまに食べるなら」
「本当に?」
イルトラの実家セモイ商会が扱う〈薬〉の範囲は不当に幅広い。カシュもおそらくセモイ商会の扱いだ。
「味見程度ですが」
「ううーん、なら、食べに行きましょう」
「殿下が、明日の昼テナンに行かれる。ハナア、手配を」
イルトラが堂々と越権行為を働いて、ハナアを手足の様に使った。
彼女は給仕班長であり、侍女であるハナアとは本来命令系統が違う。給仕班長の力が強いのは先代の王女付き給仕班長キア・ピアシントからイルトラが受け継いだ伝統だ。
「殿下、僭越ながら……何かあったのですか?」
「死に方を定めただけよ」
そしてお節介なのもキア・ピアシント譲りだ。
「そうですか。私が店を持つにはまだ資金が足りません。殿下少なくとも一年後までは達者でいてください」
「イルトラ、あんたね」
◇◇◇
翌日、朝の用事をそそくさと済ましてイルトラと二人で城下に出かけた。
テナン迎賓店は、城からアンテ城下を抜けて川向こうに存在する。
「なんで、イルトラはテナンに謎のルートがあるのよ」
王女付き給仕班長であるはずのイルトラは、テナン迎賓店に来店するなり私の前に四点の料理を並べさせた。
「焼雀、燕麦がゆ、羊肉スープ、魚料理です。殿下が捕虜に成った場合、想定される最大限の魔王陛下の饗応です」
「生きて捕囚の辱めを受けろと言うの」
魔王は基本的に人間の捕虜を取らないが、私は王族の前線指揮官なので例外と成る可能性がある。実際今回の侵攻では、私は使者扱いで人間界に送り返された。
「殿下には、泥水をすすってでも魔界から生還してもらいたいのです」
とにかくイルトラは言う事、為す事、いちいち酷い。
「キアの意図が分かればそれで十分よ」
「誰がそれを記録に残すのです。魔族は殿下の事情を鑑みてくれるほど優しくは無いでしょう?」
「そうだけど、私には残された時間が少ないの」
腫れ上がった左腕をイルトラに突き出す。
「ああ、管虫臭い。根元から切れば助かる道もあるでしょう」
「左腕を失ったら戦いで不利に成るじゃ無い」
「管虫なんか使ったら、魔法を使うだけ不利に成りますよ」
管虫はヘリオトスの魔法使いが得意とする生物改造において、血管の代わりに利用される魔法生物だ。自ら組織に食いつき縫合の手間がいらない。しかし逆方向の魔力の流れに弱くて、死ぬと毒液を放出するやっかいな性質がある。
「食べればいいんでしょう」
私は、痩せた焼雀を口に放り込むと骨ごとバリバリと噛み砕いた。
「痩せ雀の方が食べやすいのね」
肉を剥がしたりなど上品な事はしていない。痩せた雀は骨まで細いのだ。
最後に小さな頭蓋骨を口から直接骨入れに吐き出す。
「美味しい。脳髄はちょっと苦いけど」
「カイラル山のガレに住む雀です」
ガレというのはカイラル山の麓に広がる砕かれた岩石で出来た丘だ。
崩れやすく危険だが宝石の原石が見つかるので、多くの貧民が住む。
次に私は羊肉のスープに手を伸ばした。燕麦がゆがオチな事は知っている。
「臭いのはいいんだけど、全然噛み切れない」
「なんせ廃用羊の肉です。手に入れるのに苦労しました」
羊肉はヘリオトスでも一般的だ。平民が言う肉は牛肉では無く、羊肉の事を示す。私の領地でも肉用に生産されており、普通は若齢で屠殺される。
だが魔界における羊肉は、老齢に成って乳が搾れなくなった羊を潰した物だ。
「細切れにして喉に流し込むわ」
私は、左手に握ったフォークで肉を抑えると、剣の鞘に入った小柄を抜く。
しかし、左手の包帯から滲んだ管虫の毒液が知らずに皿に垂れて、場は白けてしまった。
「申し訳ありません、殿下。包帯をお換えします」
「この処置は薬屋の範疇じゃ無い。イルトラ控えて」
「失礼しました」
「燕麦がゆは冷めるとさすがに不味い。温めて」
靴底羊肉を処理しに来たテナンの店員に燕麦がゆの皿を差し出す。
「イルトラ、キアと三人で燕麦がゆを食べなかったっけ。似たような趣旨だった」
「アン・アナアムの塔です。もう一人、セラシャリス殿下もおられました」
「?」
「ヘリオトスが魔王に征服された想定でしたか。あの後、キア先輩は聖剣を抜いて勇者と成ったのです。二年半ほど前の冬でした」
「イルトラ、詳細が良く思い出せない」
「そうかも知れません。魚はどうされます」
「魚は平気だわ。料理人次第だけど」
米と魚は、ヘリオトスの下層民の食べ物とされている。アンテ城目前を流れるウルム川で山のように川魚が獲れるが敬遠する者が多い。しかし下層民出身の指揮官によれば、調理方法が間違っているのだと言う。
「見た事の無い魚だわ」
ほんのりと赤く色付いた平べったい魚が、油で揚げて出てきた。
「魔王城のあるイアン市では、テンセン港で獲れた魚を食べるようです」
「海の魚なんてどこから運んだのよ」
「帝都からです。特急仕立ての早馬で運びました。魚は五テナ銅貨しませんでしたが、輸送費にアウレス金貨一枚かかりました」
商人の娘だけあって帳簿は正確で、価格も適正だがイルトラはたまに勝負に出る事がある。馬鹿に財布を預けるべきでは無い。
「甘辛いソース。これ魔界のスパイスじゃ無い、どうやって手に入れたの」
辛いだけのスパイスなら人間界にもあるが、甘さと芳香を伴う物は魔界特産の品種に限られる。
「これはセモイ商会の在庫です。ですがミレニアはもう取引を始めたようですよ、魔界と」
月が反転して人間の完全敗北が決まった後、人間同盟はあっけなく瓦解した。
帝国は即座に魔界との間で和平を結んだが、機を見るに聡いミレニアはもっと先を行っていたのだ。
魔界との貿易は量が多いものでは無い。だが時計や宝石など高額品の取引が多く、出入りを許された商人の利益は大きい。何より精密な機械や望遠鏡など、人間界では作れない物が存在する。
「まあ、ヘリオトスだけ置いてきぼりよね」
世界は滅びるが、滅びるまでの間にも人の生活がある。最初の数年は人間にとっては破滅的なものと成るが、乗り切ってしまえば貧しいなりに暮らしは成り立つのだ。
「リシャーリス殿下、服が濡れておいでです」
「天気雨よ」
「そうでしょうか、今は霙に成っています。ハナア、殿下のお召替えを」
イルトラは、侍女のハナアを呼ぶと私の上着を着替えさせた。
新しい上着に袖を通して執務室の机に戻ると昼食が用意されている。身体が冷えているので温かいスープは有り難い。
私は未婚の女性王族だが、軍指揮官として認められてトノア、すなわち王位継承順位二位と成っている。
城住みなのは変わらないが、食事を主催する事が出来る。父王の陰気な午餐に同席したくは無いので、その権利は喜んで行使中だ。
「イルトラ、なんで雀のスープなのよ」
丸々と太った頭付きの雀が野菜の中に浮いている。
確かに今が旬の食材だ。刈り終わった麦畑の落ち穂をついばもうと雀は群れを成していて、それを網で捕るだけだ。
アンテ城下の至る所で、串に刺した焼鳥を売っていて近衛の戦士も非常に好む。
「ヘリオトス牛は、王城の晩餐に限るようにとの通達が城の調達長殿からありました」
「ああ、赤い月の作用で分解しちゃったのか」
ヘリオトス牛は、牛と名前が付いた魔法の食肉加工機だ。人間が作った以上、赤い月の力の影響を受けて、いずれ死滅するだろう。
薬屋の娘であるイルトラの嫌な顔を見るまでも無く身体に少し害があるが、その肉の味は絶品で食べ納めるには惜しい。
「雀は食べるところがほとんど無いわね」
「ヘリオトス牛の斃死で食材が足りなくなって、一時的に昼食が割を食っただけです。来週に成ればヘリオトス牛以外は選べます」
「うーん。テナンではヘリオトス牛食べられないの?」
テナン迎賓店は、ヘリオトスを訪れる魔法使い向けの饗応施設だ。王室経営だが、金さえあれば誰でも食事が出来る。ヘリオトスで一番高級な物を食べたければ王城では無くテナンに行けば良い。
「食べられますよ。ヘリオトス牛を食べ尽くされるのですか? 今ならカシュが店に出ています」
「カシュ?、あれ、食べるの?」
カシュというのはヘリオトス牛の中核であり、母体の牛の肉を内部から溶かして人工的な〈肉〉に再構成している魔法生物の事である。
「美味しいですよ。たまに食べるなら」
「本当に?」
イルトラの実家セモイ商会が扱う〈薬〉の範囲は不当に幅広い。カシュもおそらくセモイ商会の扱いだ。
「味見程度ですが」
「ううーん、なら、食べに行きましょう」
「殿下が、明日の昼テナンに行かれる。ハナア、手配を」
イルトラが堂々と越権行為を働いて、ハナアを手足の様に使った。
彼女は給仕班長であり、侍女であるハナアとは本来命令系統が違う。給仕班長の力が強いのは先代の王女付き給仕班長キア・ピアシントからイルトラが受け継いだ伝統だ。
「殿下、僭越ながら……何かあったのですか?」
「死に方を定めただけよ」
そしてお節介なのもキア・ピアシント譲りだ。
「そうですか。私が店を持つにはまだ資金が足りません。殿下少なくとも一年後までは達者でいてください」
「イルトラ、あんたね」
◇◇◇
翌日、朝の用事をそそくさと済ましてイルトラと二人で城下に出かけた。
テナン迎賓店は、城からアンテ城下を抜けて川向こうに存在する。
「なんで、イルトラはテナンに謎のルートがあるのよ」
王女付き給仕班長であるはずのイルトラは、テナン迎賓店に来店するなり私の前に四点の料理を並べさせた。
「焼雀、燕麦がゆ、羊肉スープ、魚料理です。殿下が捕虜に成った場合、想定される最大限の魔王陛下の饗応です」
「生きて捕囚の辱めを受けろと言うの」
魔王は基本的に人間の捕虜を取らないが、私は王族の前線指揮官なので例外と成る可能性がある。実際今回の侵攻では、私は使者扱いで人間界に送り返された。
「殿下には、泥水をすすってでも魔界から生還してもらいたいのです」
とにかくイルトラは言う事、為す事、いちいち酷い。
「キアの意図が分かればそれで十分よ」
「誰がそれを記録に残すのです。魔族は殿下の事情を鑑みてくれるほど優しくは無いでしょう?」
「そうだけど、私には残された時間が少ないの」
腫れ上がった左腕をイルトラに突き出す。
「ああ、管虫臭い。根元から切れば助かる道もあるでしょう」
「左腕を失ったら戦いで不利に成るじゃ無い」
「管虫なんか使ったら、魔法を使うだけ不利に成りますよ」
管虫はヘリオトスの魔法使いが得意とする生物改造において、血管の代わりに利用される魔法生物だ。自ら組織に食いつき縫合の手間がいらない。しかし逆方向の魔力の流れに弱くて、死ぬと毒液を放出するやっかいな性質がある。
「食べればいいんでしょう」
私は、痩せた焼雀を口に放り込むと骨ごとバリバリと噛み砕いた。
「痩せ雀の方が食べやすいのね」
肉を剥がしたりなど上品な事はしていない。痩せた雀は骨まで細いのだ。
最後に小さな頭蓋骨を口から直接骨入れに吐き出す。
「美味しい。脳髄はちょっと苦いけど」
「カイラル山のガレに住む雀です」
ガレというのはカイラル山の麓に広がる砕かれた岩石で出来た丘だ。
崩れやすく危険だが宝石の原石が見つかるので、多くの貧民が住む。
次に私は羊肉のスープに手を伸ばした。燕麦がゆがオチな事は知っている。
「臭いのはいいんだけど、全然噛み切れない」
「なんせ廃用羊の肉です。手に入れるのに苦労しました」
羊肉はヘリオトスでも一般的だ。平民が言う肉は牛肉では無く、羊肉の事を示す。私の領地でも肉用に生産されており、普通は若齢で屠殺される。
だが魔界における羊肉は、老齢に成って乳が搾れなくなった羊を潰した物だ。
「細切れにして喉に流し込むわ」
私は、左手に握ったフォークで肉を抑えると、剣の鞘に入った小柄を抜く。
しかし、左手の包帯から滲んだ管虫の毒液が知らずに皿に垂れて、場は白けてしまった。
「申し訳ありません、殿下。包帯をお換えします」
「この処置は薬屋の範疇じゃ無い。イルトラ控えて」
「失礼しました」
「燕麦がゆは冷めるとさすがに不味い。温めて」
靴底羊肉を処理しに来たテナンの店員に燕麦がゆの皿を差し出す。
「イルトラ、キアと三人で燕麦がゆを食べなかったっけ。似たような趣旨だった」
「アン・アナアムの塔です。もう一人、セラシャリス殿下もおられました」
「?」
「ヘリオトスが魔王に征服された想定でしたか。あの後、キア先輩は聖剣を抜いて勇者と成ったのです。二年半ほど前の冬でした」
「イルトラ、詳細が良く思い出せない」
「そうかも知れません。魚はどうされます」
「魚は平気だわ。料理人次第だけど」
米と魚は、ヘリオトスの下層民の食べ物とされている。アンテ城目前を流れるウルム川で山のように川魚が獲れるが敬遠する者が多い。しかし下層民出身の指揮官によれば、調理方法が間違っているのだと言う。
「見た事の無い魚だわ」
ほんのりと赤く色付いた平べったい魚が、油で揚げて出てきた。
「魔王城のあるイアン市では、テンセン港で獲れた魚を食べるようです」
「海の魚なんてどこから運んだのよ」
「帝都からです。特急仕立ての早馬で運びました。魚は五テナ銅貨しませんでしたが、輸送費にアウレス金貨一枚かかりました」
商人の娘だけあって帳簿は正確で、価格も適正だがイルトラはたまに勝負に出る事がある。馬鹿に財布を預けるべきでは無い。
「甘辛いソース。これ魔界のスパイスじゃ無い、どうやって手に入れたの」
辛いだけのスパイスなら人間界にもあるが、甘さと芳香を伴う物は魔界特産の品種に限られる。
「これはセモイ商会の在庫です。ですがミレニアはもう取引を始めたようですよ、魔界と」
月が反転して人間の完全敗北が決まった後、人間同盟はあっけなく瓦解した。
帝国は即座に魔界との間で和平を結んだが、機を見るに聡いミレニアはもっと先を行っていたのだ。
魔界との貿易は量が多いものでは無い。だが時計や宝石など高額品の取引が多く、出入りを許された商人の利益は大きい。何より精密な機械や望遠鏡など、人間界では作れない物が存在する。
「まあ、ヘリオトスだけ置いてきぼりよね」
世界は滅びるが、滅びるまでの間にも人の生活がある。最初の数年は人間にとっては破滅的なものと成るが、乗り切ってしまえば貧しいなりに暮らしは成り立つのだ。
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