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第四章 弥縫
第一節 蛮勇
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私は、アンテ市内の大通りを騎乗のまま行進する。
右手を挙げると見学の市民から歓声が上がった。しかしその理由を思い遣ると憂鬱になる。
「リシャーリス・トノア・アン・テアノム・ハプタ・ヘリオトス万歳! ヘリオトスに勝利を! 魔王と裏切りの勇者に鉄槌を!」
顔にはたっぷりの笑みを浮かべつつ、心中では毒づいてそれに応えた。
前回の魔界侵攻で、私が指揮した部隊は全滅した。二回目の魔界侵攻も、おそらくそうなる。
武勇を囃す彼らだが、二週間前市場で暴動を起こしたアンテ市民と同じ者達だ。彼らは不作から来る生活苦の鬱憤を、目の前の熱狂で晴らしているだけなのだ。
今まで人間界が魔界から力を収奪してきたが、キアが月を反転させたので、これからは人間界が奪われる側となる。
キアが人間を裏切ったのは夏で、麦の収穫はなんとか間に合った。
今騒いでいるのは秋収穫した米の不作に苦しんでいる下層市民だ。こんな事では、来年の夏を越えられない。
「兄上、先に逝く事になって……私は」
「殿下、兵の士気のために泣き言はお控えください」
私の家臣で副官のカーテルが苦言を呈する。
彼は本来王直参の騎士だが、私がトノア(王位継承順位二位)の家臣に取り立ててて爵位を与えた。
つい先日起きた貴族の反乱では、魔界侵攻軍から私が家臣とした者以外の騎士を王太子ピーラリオが国境防衛軍に引き抜いていった。
反乱は諸侯と謀った芝居で、国家維持に必要な指揮官を保護するための企みだ。
カーテル他三名の指揮官は理解した上で第二次魔界侵攻作戦の生け贄の羊となった。
作戦に参加する四名の指揮官と二百五十名の戦士は完全なる無駄死となる。
世界の滅びはもう覆せないのだ。キアは自らの意志で人間を裏切った。
紫水晶の剣を手にした史上最強の給仕を、たった二百五十名の戦士で拉致出来るとでも言うのだろうか。
再侵攻の作戦詳細は私がごねたせいで決定されなかった。元来無理がある作戦にそんな物は必要無い。キアと戦う以外何も無い。
キアと戦い、裏切りの理由を質したい。いや戦うだけでもいい。左腕を黄水晶の剣で冒され、死にゆく私の花道だ。
「そうね、私はこの平民達の行く末を知らないし、ヘリオトスで最後の白パンが何時焼かれるのか知る事も無い、問題ないわね」
「そういう事でもありません」
カーテルは戦死した前テーアム伯爵ほど、私の言葉に翻弄されない。
諦めて鯉口を切ると、剣を高く差し上げた。私を称える声が四方から湧き上がり、市中は大騒ぎになった。
「それが望ましいのです、殿下。もちろん良いとは申しません」
「蛮勇と言うのよ。これは」
「……かも知れません」
◇◇◇
兄ピラーリオとの打ち合わせを終えると、私は父王の謁見を受けるためにアン・ソアキムの館に移動した。
先の王太子を失った父王が、玉座をアン・アンテムの塔から新設の館に移動してから四年半が経つ。その時同時にピーラリオが王太子、私がトノア(王位継承順位二位)となり、政治権限と軍事権限の大半が私達に移管された。
最後の君主大権を無力化するべく私達は暗躍したが、兄セリオがせっせと稚児を貢いだせいか父は元気を取り戻し、それは叶わなかった。
私はこれから、第二次魔界侵攻作戦の王命を受けに行くのだ。
戦争を命じて負ければ王の権威にかかわる。本来の手順通り王族会議の決定を通す事無く、王がトノア(王位継承順位二位)である私に王命を下すのは政治的には危険な行為だった。
敢えてそれを行うのは父の怒りの表出だったし、残念ながら臣民の感情が意図する所でもある。
「リシャーリス・トノア・アン・テアノム・ハプタ・ヘリオトス、第二次魔界侵攻軍総指揮官として必ずや魔王を討ちはたして、裏切りの勇者を連れ戻すのだ」
「国王陛下、勇者キア・ピアシントを取り戻します」
アン・ソアキムの館に置かれた仮置きの玉座の前で、私は噛み合わない返事を父王に返す。
父王は、作戦計画書に書かれた作戦目的さえ読んでいない。綺亜が裏切った日、人間が全てを失った日、月が反転した日の事を、幼い時の恐怖に重ね合わせてひたすら復讐心を募らせている。
もっとも作戦計画書でさえ本当の作戦目標は書かれていない。
実際の作戦目標は、父王の復讐心に引きずられている。そもそも全てが手遅れであり、軍事行動をする余地など無いのだ。
本当の作戦目標は、復讐に騒ぐ父王と臣民に対して現実的な状況を提示する事にある。
そして私はどんな形であれキアに接触して、真意を問いただす。
そして、結果は私と侵攻軍の敗北という形で終わる。
「リシャーリス。この日のために間に合わせた。燭水晶の剣を与える」
父王は稚児に指図をすると、簡素な水晶剣の拵えを持ってこさせた。
予期しない代物まで与えられてしまった。燭水晶の剣とはミレニアの魔法使いが作った紛い物の水晶剣の事だ。水晶剣相手には砕かれてしまうが、鋼の剣に対しては優位だ。
私はその長すぎる鞘から、両手を目一杯に伸ばして燭水晶の刀身を抜く。刀身長は稚児の身長ほどもある。
アン・ソアキムの館に集まった宰相や文官からは驚嘆の声が上がったが、私は内心で落胆した。私は本物の聖剣を子細に知っている。燭水晶の剣を光にかざせば刀身の歪みが分かる、曇りが入っているのが透ける。それに燭水晶の剣は刀身に重さがあって、本物の水晶剣相手に打ち勝てそうに無い。
私は燭水晶の剣を逆手に持ち替えると、玉座の前の石床に突き刺した。
列席する父王の側近達から驚きの声が上がる。それは容易く刀身の根元まで突き立った。更に落胆する。本物の水晶剣であれば柄の重さで瞬時に剣が沈んでいく。
「頂戴致します。陛下」
床から抜いて鞘に収めると、父王に礼を言った。
こじって引き抜いたので床には大穴が開いたが、燭水晶の剣に傷は付いていない。
神授の水晶剣と比べるからいけないのだ。これが神に挑戦した人間による最高到達点だ。
アン・ソアキムの館を出ると、練兵場とアンテ市を見渡せる城の要塞部南側に向かう。
途中で松葉杖を突いた貴人の女性とすれ違って、白い薔薇の花を差し出された。
「これは」
「お姉様、生きて帰って来て」
「そうしたいものね」
女性の善意は有り難いが絶望的な話しだ。
彼女は王族の係累だろうか、良く知っている気がするが思い出せない。
私は軍装の胸ポケットに白い薔薇を刺した。
魔王とキアが飛竜で来襲して壊したので、アンテ城要塞部の南側城壁は失われている。
木の柵を乗り越えて眼下を眺めると、アンテ城の練兵場が見えた。ハプタ王家の近衛の戦士が二百五十名ほどが集まって、列を作っている。
これが第二次魔界侵攻作戦の参加者だ。全滅した第一次魔界侵攻作戦の参加者が千名なので、四分の一ほどだ。
魔界は地続きでは無いので、参加戦士数は使用出来る転送座基台の数に制限される。ヘリオトスはこの短期間に三十基ほども転送座基台を作成した。
前回の作戦が全滅であるにも関わらず、参加希望者には困らなかった。
居たたまれない事に彼らの動機は義憤だ。人間界の破滅を恐れ、世界を滅ぼしたキアに怒り、それを諭した魔王に憤っている。
練兵場の戦士達が頭上の私を見付け、抜刀の礼を送ってきたので私も何か返す必要が出てきた。仕方が無く、燭水晶の剣を抜いて頭上にかかげた。
濁っているとは言え水晶質の剣は、朝の太陽を屈折して煌めきを作り出した。
一斉にどよめく兵士達に私は涙を隠しきれなくなった。
「負けたのよ。分かって、これは覆らないのよ」
「殿下、今は彼らに名誉ある戦場を用意して上げてください」
「カーテル、理不尽だとは思わないの?」
「殿下であっても理不尽と考えるなら、男爵風情に何が出来ましょうや。さあ、行きましょう」
アンテ城要塞部から長い階段を降りると崖下の練兵場に辿り着く。
それまでには流した涙も乾いていた。
抜刀礼を受けながら自分が率いる二百五十名の戦士の閲兵をする。
先に降りていたピーラリオが、国境防衛軍の戦士と共に見送りをしてくれた。
「私の妹リシャーリス・トノアと第二次魔界侵攻軍に敬意を示せ」
ピーラリオは国境防衛軍の指揮官に敬礼を命じる。
彼らは国境付近で起きた貴族の反乱を鎮圧してきたばかりだ。
私は燭水晶の剣を抜くと、配下と共に答礼を返す。
私の第二次魔界侵攻軍は死地に赴く部隊だ。多くの子飼いの指揮官をピーラリオ配下の国境防衛軍に移籍させた。
彼らの別れの敬礼を見るのはやはり辛い。
右手を挙げると見学の市民から歓声が上がった。しかしその理由を思い遣ると憂鬱になる。
「リシャーリス・トノア・アン・テアノム・ハプタ・ヘリオトス万歳! ヘリオトスに勝利を! 魔王と裏切りの勇者に鉄槌を!」
顔にはたっぷりの笑みを浮かべつつ、心中では毒づいてそれに応えた。
前回の魔界侵攻で、私が指揮した部隊は全滅した。二回目の魔界侵攻も、おそらくそうなる。
武勇を囃す彼らだが、二週間前市場で暴動を起こしたアンテ市民と同じ者達だ。彼らは不作から来る生活苦の鬱憤を、目の前の熱狂で晴らしているだけなのだ。
今まで人間界が魔界から力を収奪してきたが、キアが月を反転させたので、これからは人間界が奪われる側となる。
キアが人間を裏切ったのは夏で、麦の収穫はなんとか間に合った。
今騒いでいるのは秋収穫した米の不作に苦しんでいる下層市民だ。こんな事では、来年の夏を越えられない。
「兄上、先に逝く事になって……私は」
「殿下、兵の士気のために泣き言はお控えください」
私の家臣で副官のカーテルが苦言を呈する。
彼は本来王直参の騎士だが、私がトノア(王位継承順位二位)の家臣に取り立ててて爵位を与えた。
つい先日起きた貴族の反乱では、魔界侵攻軍から私が家臣とした者以外の騎士を王太子ピーラリオが国境防衛軍に引き抜いていった。
反乱は諸侯と謀った芝居で、国家維持に必要な指揮官を保護するための企みだ。
カーテル他三名の指揮官は理解した上で第二次魔界侵攻作戦の生け贄の羊となった。
作戦に参加する四名の指揮官と二百五十名の戦士は完全なる無駄死となる。
世界の滅びはもう覆せないのだ。キアは自らの意志で人間を裏切った。
紫水晶の剣を手にした史上最強の給仕を、たった二百五十名の戦士で拉致出来るとでも言うのだろうか。
再侵攻の作戦詳細は私がごねたせいで決定されなかった。元来無理がある作戦にそんな物は必要無い。キアと戦う以外何も無い。
キアと戦い、裏切りの理由を質したい。いや戦うだけでもいい。左腕を黄水晶の剣で冒され、死にゆく私の花道だ。
「そうね、私はこの平民達の行く末を知らないし、ヘリオトスで最後の白パンが何時焼かれるのか知る事も無い、問題ないわね」
「そういう事でもありません」
カーテルは戦死した前テーアム伯爵ほど、私の言葉に翻弄されない。
諦めて鯉口を切ると、剣を高く差し上げた。私を称える声が四方から湧き上がり、市中は大騒ぎになった。
「それが望ましいのです、殿下。もちろん良いとは申しません」
「蛮勇と言うのよ。これは」
「……かも知れません」
◇◇◇
兄ピラーリオとの打ち合わせを終えると、私は父王の謁見を受けるためにアン・ソアキムの館に移動した。
先の王太子を失った父王が、玉座をアン・アンテムの塔から新設の館に移動してから四年半が経つ。その時同時にピーラリオが王太子、私がトノア(王位継承順位二位)となり、政治権限と軍事権限の大半が私達に移管された。
最後の君主大権を無力化するべく私達は暗躍したが、兄セリオがせっせと稚児を貢いだせいか父は元気を取り戻し、それは叶わなかった。
私はこれから、第二次魔界侵攻作戦の王命を受けに行くのだ。
戦争を命じて負ければ王の権威にかかわる。本来の手順通り王族会議の決定を通す事無く、王がトノア(王位継承順位二位)である私に王命を下すのは政治的には危険な行為だった。
敢えてそれを行うのは父の怒りの表出だったし、残念ながら臣民の感情が意図する所でもある。
「リシャーリス・トノア・アン・テアノム・ハプタ・ヘリオトス、第二次魔界侵攻軍総指揮官として必ずや魔王を討ちはたして、裏切りの勇者を連れ戻すのだ」
「国王陛下、勇者キア・ピアシントを取り戻します」
アン・ソアキムの館に置かれた仮置きの玉座の前で、私は噛み合わない返事を父王に返す。
父王は、作戦計画書に書かれた作戦目的さえ読んでいない。綺亜が裏切った日、人間が全てを失った日、月が反転した日の事を、幼い時の恐怖に重ね合わせてひたすら復讐心を募らせている。
もっとも作戦計画書でさえ本当の作戦目標は書かれていない。
実際の作戦目標は、父王の復讐心に引きずられている。そもそも全てが手遅れであり、軍事行動をする余地など無いのだ。
本当の作戦目標は、復讐に騒ぐ父王と臣民に対して現実的な状況を提示する事にある。
そして私はどんな形であれキアに接触して、真意を問いただす。
そして、結果は私と侵攻軍の敗北という形で終わる。
「リシャーリス。この日のために間に合わせた。燭水晶の剣を与える」
父王は稚児に指図をすると、簡素な水晶剣の拵えを持ってこさせた。
予期しない代物まで与えられてしまった。燭水晶の剣とはミレニアの魔法使いが作った紛い物の水晶剣の事だ。水晶剣相手には砕かれてしまうが、鋼の剣に対しては優位だ。
私はその長すぎる鞘から、両手を目一杯に伸ばして燭水晶の刀身を抜く。刀身長は稚児の身長ほどもある。
アン・ソアキムの館に集まった宰相や文官からは驚嘆の声が上がったが、私は内心で落胆した。私は本物の聖剣を子細に知っている。燭水晶の剣を光にかざせば刀身の歪みが分かる、曇りが入っているのが透ける。それに燭水晶の剣は刀身に重さがあって、本物の水晶剣相手に打ち勝てそうに無い。
私は燭水晶の剣を逆手に持ち替えると、玉座の前の石床に突き刺した。
列席する父王の側近達から驚きの声が上がる。それは容易く刀身の根元まで突き立った。更に落胆する。本物の水晶剣であれば柄の重さで瞬時に剣が沈んでいく。
「頂戴致します。陛下」
床から抜いて鞘に収めると、父王に礼を言った。
こじって引き抜いたので床には大穴が開いたが、燭水晶の剣に傷は付いていない。
神授の水晶剣と比べるからいけないのだ。これが神に挑戦した人間による最高到達点だ。
アン・ソアキムの館を出ると、練兵場とアンテ市を見渡せる城の要塞部南側に向かう。
途中で松葉杖を突いた貴人の女性とすれ違って、白い薔薇の花を差し出された。
「これは」
「お姉様、生きて帰って来て」
「そうしたいものね」
女性の善意は有り難いが絶望的な話しだ。
彼女は王族の係累だろうか、良く知っている気がするが思い出せない。
私は軍装の胸ポケットに白い薔薇を刺した。
魔王とキアが飛竜で来襲して壊したので、アンテ城要塞部の南側城壁は失われている。
木の柵を乗り越えて眼下を眺めると、アンテ城の練兵場が見えた。ハプタ王家の近衛の戦士が二百五十名ほどが集まって、列を作っている。
これが第二次魔界侵攻作戦の参加者だ。全滅した第一次魔界侵攻作戦の参加者が千名なので、四分の一ほどだ。
魔界は地続きでは無いので、参加戦士数は使用出来る転送座基台の数に制限される。ヘリオトスはこの短期間に三十基ほども転送座基台を作成した。
前回の作戦が全滅であるにも関わらず、参加希望者には困らなかった。
居たたまれない事に彼らの動機は義憤だ。人間界の破滅を恐れ、世界を滅ぼしたキアに怒り、それを諭した魔王に憤っている。
練兵場の戦士達が頭上の私を見付け、抜刀の礼を送ってきたので私も何か返す必要が出てきた。仕方が無く、燭水晶の剣を抜いて頭上にかかげた。
濁っているとは言え水晶質の剣は、朝の太陽を屈折して煌めきを作り出した。
一斉にどよめく兵士達に私は涙を隠しきれなくなった。
「負けたのよ。分かって、これは覆らないのよ」
「殿下、今は彼らに名誉ある戦場を用意して上げてください」
「カーテル、理不尽だとは思わないの?」
「殿下であっても理不尽と考えるなら、男爵風情に何が出来ましょうや。さあ、行きましょう」
アンテ城要塞部から長い階段を降りると崖下の練兵場に辿り着く。
それまでには流した涙も乾いていた。
抜刀礼を受けながら自分が率いる二百五十名の戦士の閲兵をする。
先に降りていたピーラリオが、国境防衛軍の戦士と共に見送りをしてくれた。
「私の妹リシャーリス・トノアと第二次魔界侵攻軍に敬意を示せ」
ピーラリオは国境防衛軍の指揮官に敬礼を命じる。
彼らは国境付近で起きた貴族の反乱を鎮圧してきたばかりだ。
私は燭水晶の剣を抜くと、配下と共に答礼を返す。
私の第二次魔界侵攻軍は死地に赴く部隊だ。多くの子飼いの指揮官をピーラリオ配下の国境防衛軍に移籍させた。
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