1 / 1
癒し彼氏の思いとは裏腹に…
しおりを挟む俺は仕事を終え帰宅を急いでいる。
家では大好きな可愛い彼女が夕食を作ってまっていてくれてるはず!
俺たちはつき合って3年目…5歳年下の彼女と去年の今頃に同棲を始めた…。
世間一般では3年もたてば…まぁいろいろあるときくが俺は彼女にぞっこんなのだ!
空腹で非常に疲れているのだか、彼女のことを思うと胸がおどり仕事でのしんどさも一気にふっとんでしまう!
ただ…1つ心配なこと…
それは…彼女が悩みがあるとき陰でこっそり1人で泣いていることだ…。
俺に言うようにいっているのだが彼女の俺に心配かけたくないというプライドなのか…
そこは彼氏なんだからもうちょい頼ってほしいと思う…。
俺にその器がないのか…とちょっと不安にはなるが…。
「ただいまー!」
おっ、いいにおい!今夜はカレーか!
洗面所で手洗いを済ませたあと彼女のいるキッチンへむかった。
「おかえり!」
俺は後ろからそっと抱きついた…。
「何作ってくれてんの?」
「においでわかるでしょ。」
「またつれないこといって…カレーおいしそ!」
彼女は俗にいうツンデレタイプなのだと思う…。
「最近、冷たいんじゃない?あれ?お前、目…赤いぞ…どうした?」
前に1人でこっそり泣いているのをみつけてからは彼女のことは余計に気を配ることにしている。
「まさか…また1人で泣いてたんじゃないだろうな!」
俺は彼女を振り向かせると…彼女は…
「わかっちゃった?」
と上目遣いで見つめてくる!
俺はドキッ!とした。
「火とめてちょっとこっちこい!」
といって彼女の手をとりソファーに彼女をすわらせた…。
そして俺は彼女の前で両膝をつき彼女に語りかけた…。
「で?どうしたんだ?また仕事で何かあったのか?」
「目の前でみつめられると恥ずかしい…」
彼女のこういうところも可愛いと思う!
「じゃあなおさら…俺の目をみて!」
俺は少し笑みをうかべて彼女を見つめた…。
きっとかなり泣きはらしたんだな…
「目真っ赤にして…どんだけ泣いたんだか…もう…しゃーねぇーなぁ…他はうまく隠せても…俺をうつすその瞳だけは隠せないもんな…。」
彼女はため息をついて…
「だから目を合わせないようにしてたのにな…。もう!なんでもわかっちゃうんだね…隠せないの…困る!」
「当たり前だろ!俺はいつもお前だけしかみてねぇからだよ…。」
そうだよ…俺はお前が大好きなんだからな!と心の中ではこんなことを同時におもっていた。
「だから…話して…。」
彼女が少し躊躇したが今日の泣いた理由を話し出した…。
「うん…うん…そか…プレゼンだめだったのか…ずっと頑張ってきたのにな…。それに昨日も徹夜してたろ?」
「なんで知ってるの?バレないように寝たの確認して仕事始めたのに…。」
と彼女は驚いている!
「だから…お前しか見てねぇってさっきもいったろ!お前のことは全部知ってんだよ!」
彼女の顔が少しほころんだのを感じた…。
「あんなに頑張ってたのに…残念だったな。辛かったな…泣きたくなったとき…そばにいてやれなくて…ごめんな…。」
「本当は四六時中一緒にいたい…キスして抱きしめたい…お前で癒されたい…そんなことばっか考えてる…。」
彼女は少し笑いながら
「すけべ!」
「エッチ!のほうがいいけどな…こんなん聞いたら…ひくだろ…?」
「うん!」
「いやいや…即答すぎるだろ…。」
「まぁ…いいや…男は好きな子が目の前にいたらそう思うもんなんです!」
そういいながら俺は彼女の頭をそっとなでてやる。
これが今の俺の正直な気持ち…。
「だから…ちょっと抱きしめさせて…今は純粋にお前を癒したい…いや…俺も癒されたいのかな…だから…いい?」
彼女はゆっくりうなずく。
俺は彼女を強く抱きしめた…。
「大丈夫だ!元気だせ!お前の頑張りはいつか誰かにわかってもらえる!たとえ誰にも認められなくても…俺だけは…認めてやる…いいな…。」
彼女がくすくす笑っている…。
「なーにわらってんの…これ…笑うとこじゃないんだけど…?」
「真面目すぎる!昔の青春映画みたい!」
はぁ…俺のこの純粋な励ましが届かないとはね…。
それにただ抱きしめたら俺の理性がふっとぶんだよ!
「当たり前だろ!真面目なセリフでも言っとかないとお前をこのまま押し倒しちゃいそうだからな!」
笑ってた彼女の顔がほんのりピンク色になっていくのがわかった…。
「てゆうか…俺…もう限界!電池切れ!」
「えっ!ちょっ…」
彼女をソファーに押し倒す!
「なに?」
「いったろ…電池切れだって…だからまず…お前で充電させて…。」
「だめ…ご飯用意しなきゃ…。」
「それはあとでいい…それよかお前…せっけんのいいにおい…。」
泣いた顔を隠すのに先に風呂に入ったらしい。
「ごめん…。」
「なんであやまんの?これでお前が断る口実も…なくなったってことだよな…。」
彼女が顔を真っ赤にして…
「もう…またそんなことを…こんな時だけ強引なんだから…。」
「さっき…笑ったお仕置きだ!今日は頼まれても優しくはしてやれないよ…。」
俺は彼女の体に深く自分の体を密着させ…キスをした…
最初は力が入ってた彼女の体は自然に俺へとゆだねられる…
「好きだよ…お前が大切だ…だからもう…1人で泣くな…」
「うん…だったら…この胸の中だけで泣くけど大丈夫?」
「だからいつもそう言ってんだろ?ばか…もっと俺に甘えろ…頼れ…お前の弱いとこいっぱいみせて…わかった?」
「はい…」
彼女の表情がほころび…可愛い笑顔をみせる…
「今日はやけに素直じゃん…そんなに俺をそそってくれちゃって…今日の俺をちゃんと満足させてくれよな…」
俺は彼女のダボッと大きめのトレーナーのしたから手をいれる…
「おい!お前ノーブラか?」
「だってさっきお風呂入ったってゆったじゃん…」
「まぁ…俺の前ならいいけど…もし誰かきたらどうすんの?そのままででるんだろ?」
「まぁ…そうなるかな…」
「まったく…次からはちゃんとブラつけとけよ!でも今は許す…脱がせる手間もはぶけるし…」
「もう…エッチなんだから…」
俺はキスと体への愛撫をしながら彼女の服も下着もすべて脱がし…一糸まとわぬその白い体に唇を這わせた…
そして彼女のすでに潤っている場所に指を這わせ優しく動かしてゆく…
1本…2本…とその潤いの中に簡単に沈みこんでゆく…
彼女の口からは甘く切ない吐息が何度も漏れる…俺の首筋にしがみつきながら…
「お前…かわいい…」
俺は彼女の口から漏れる甘い吐息をすべて飲みほすように…吐息が漏れる度にキスをし…その唇をふさいだ…
「もういい?抱く…」
俺は彼女の脚をひらき…ゆっくり体を重ねた…
彼女の吐息は色っぽい喘ぎ声にかわり…俺の本能をかきたてていく…
彼女の脚を肩まで抱えながら…さらに奥へ…
彼女は目を閉じながら…俺の体を…体重を必死で受けとめてくれている…
そんな彼女を愛しく感じるとともに…俺のむき出しの感情はさらに高ぶり…彼女の体をさらに激しく揺さぶる…
その動きとともに彼女の喘ぎにも余裕がなくなる…
「好きだ…愛してる…俺だけをみて…」
彼女がうっすら目をあけ俺を見る…
そのなんともいえない表情にそそられた俺はたまらなく彼女に深くキスをしながら…
そのまま果てた…
まだ荒い息づかいの中…俺は彼女に声をかけた
「ちょっと激しくし過ぎたかも…大丈夫か?」
「もう…いっつもそうなんだから…」
「ごめん…つい…激しいの…嫌?」
「えっ…嫌…じゃない…」
「そっか…よかった!さっきもいったろ…今日は頼まれても優しくはしてやれないってな!」
俺はますます彼女への思いが沸き上がってくるのを心の中でしっかりと感じていた…
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
放課後の保健室
一条凛子
恋愛
はじめまして。
数ある中から、この保健室を見つけてくださって、本当にありがとうございます。
わたくし、ここの主(あるじ)であり、夜間専門のカウンセラー、**一条 凛子(いちじょう りんこ)**と申します。
ここは、昼間の喧騒から逃れてきた、頑張り屋の大人たちのためだけの秘密の聖域(サンクチュアリ)。
あなたが、ようやく重たい鎧を脱いで、ありのままの姿で羽を休めることができる——夜だけ開く、特別な保健室です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
幼馴染みのアイツとようやく○○○をした、僕と私の夏の話
こうしき
恋愛
クールなツンツン女子のあかねと真面目な眼鏡男子の亮汰は幼馴染み。
両思いにも関わらず、お互い片想いだと思い込んでいた二人が初めて互いの気持ちを知った、ある夏の日。
戸惑いながらも初めてその身を重ねた二人は夢中で何度も愛し合う。何度も、何度も、何度も──
※ムーンライトにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる