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盗賊のワープ
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俺は生粋の盗賊だ。定期的に城や屋敷に忍び込んで金庫にある物を頂戴するという悪事を働いている。
今宵もある古びた城に忍び込んだ。
「へへ。ちょろいぜ」
そそくさと宝石などを袋に詰め込んでいると、「禁止魔法アイテム:タイムワープ」と書かれた袋を見つけた。
それを見つけた俺はあることを思いついた。
「こんだけ古びた城だ。過去にタイムワープすれば、更に昔の宝も手に入るんじゃないか?」
俺はアイテムを使って早速100年前にワープした。
目の前には金塊があった。
「はは。大当たりだぜ」
俺は袋に金塊を詰めるとまた更に100年前へワープした。
過去のワープを繰り返すたびに、元の時代では見たことのない貴重な鉱石や伝説の剣などが目の前に現れた。
「よし、袋に詰めまくったしぼちぼち帰るか。最後は500年遡るかな。一世一代の激レアアイテムをゲットしてやるぜ」
俺は500年タイムワープをした。
その瞬間、呼吸ができなくなり自分が溺れていることに気付いた。
突然の出来事に手足をバタバタとさせてしまった瞬間、宝の入った袋と、元の時代に戻るためのアイテムが、俺の絶望と共に海流に飲み込まれていった。
ー完ー
今宵もある古びた城に忍び込んだ。
「へへ。ちょろいぜ」
そそくさと宝石などを袋に詰め込んでいると、「禁止魔法アイテム:タイムワープ」と書かれた袋を見つけた。
それを見つけた俺はあることを思いついた。
「こんだけ古びた城だ。過去にタイムワープすれば、更に昔の宝も手に入るんじゃないか?」
俺はアイテムを使って早速100年前にワープした。
目の前には金塊があった。
「はは。大当たりだぜ」
俺は袋に金塊を詰めるとまた更に100年前へワープした。
過去のワープを繰り返すたびに、元の時代では見たことのない貴重な鉱石や伝説の剣などが目の前に現れた。
「よし、袋に詰めまくったしぼちぼち帰るか。最後は500年遡るかな。一世一代の激レアアイテムをゲットしてやるぜ」
俺は500年タイムワープをした。
その瞬間、呼吸ができなくなり自分が溺れていることに気付いた。
突然の出来事に手足をバタバタとさせてしまった瞬間、宝の入った袋と、元の時代に戻るためのアイテムが、俺の絶望と共に海流に飲み込まれていった。
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