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ぼんの宇宙日記(29日目)
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29日目。今日は、星がもっと遠く感じた。
朝、ぼくは観測室の窓辺で目を覚ました。昨日の星たちが夢の中でぼくに話しかけてきたけれど、目を開けるとその声は消えていた。ぼくはしっぽを軽く振りながら、窓の外の宇宙を見つめた。星の光は、昨日よりも少しだけ冷たく感じた。
昼、ぼくは観測室の窓辺で丸くなりながら、星図を眺めた。昨日の星図にはなかった星の配置が描かれていた。ぼくはその星図をじっと見つめて、そこに描かれた星々の名前を心の中でつぶやいた。「こんにちは、遠い星たち」「これからよろしくね」――ぼくの声は誰にも聞こえないけれど、星たちには届いている気がする。
夕方、ぼくは観測機器のそばで耳をぴくぴくと動かしながら、昨日の音をもう一度聞いてみた。その音は、昨日よりも少しだけ低く、そして遅かった。ぼくはその音を聞きながら、星のリズムに身を任せた。しっぽが自然と揺れて、目を細めた。
夜、ぼくは観測室の窓辺で丸くなった。星の光は、昨日よりも少しだけ暗く感じた。音も、光も、ぼくにとっては特別なものだ。誰かがそばにいれば、もっとやさしくなれるけれど、今日は星だけで十分だった。
おやすみ、新しい星図の線。おやすみ、耳だけで受け取った音。
朝、ぼくは観測室の窓辺で目を覚ました。昨日の星たちが夢の中でぼくに話しかけてきたけれど、目を開けるとその声は消えていた。ぼくはしっぽを軽く振りながら、窓の外の宇宙を見つめた。星の光は、昨日よりも少しだけ冷たく感じた。
昼、ぼくは観測室の窓辺で丸くなりながら、星図を眺めた。昨日の星図にはなかった星の配置が描かれていた。ぼくはその星図をじっと見つめて、そこに描かれた星々の名前を心の中でつぶやいた。「こんにちは、遠い星たち」「これからよろしくね」――ぼくの声は誰にも聞こえないけれど、星たちには届いている気がする。
夕方、ぼくは観測機器のそばで耳をぴくぴくと動かしながら、昨日の音をもう一度聞いてみた。その音は、昨日よりも少しだけ低く、そして遅かった。ぼくはその音を聞きながら、星のリズムに身を任せた。しっぽが自然と揺れて、目を細めた。
夜、ぼくは観測室の窓辺で丸くなった。星の光は、昨日よりも少しだけ暗く感じた。音も、光も、ぼくにとっては特別なものだ。誰かがそばにいれば、もっとやさしくなれるけれど、今日は星だけで十分だった。
おやすみ、新しい星図の線。おやすみ、耳だけで受け取った音。
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