ぼんの宇宙日記

ぼん

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ぼんの宇宙日記(39日目)

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39日目。今日は、星の影を追いかける日。

朝、ぼくは操舵室の床に映る星の影を見つけた。その影は、まるで星々がぼくに道を示しているかのようだった。

昼、ぼくはその星の影をゆっくりと追いかけた。影は床の上を滑るように動き、ぼくの足元で踊るようだった。船長が操舵室に入ってきて、その様子を見て「星の道案内か」とつぶやいた。ぼくはしっぽをふりふりして、「そうだよ」と心の中で答えた。

午後、船長がぼくに「ぼん、どこへ行く?」と尋ねた。その声は、まるでぼくの遊びを見守るような優しさに満ちていた。ぼくは星の影を追いかけながら、心の中で「星の道を歩いているんだ」と答えた。

夕方、星の影は操舵室の床から消えていった。その瞬間、ぼくは少し寂しくなった。でも、船長がぼくの頭を優しく撫でてくれた。その手の温もりは、星の影の代わりにぼくを包んでくれた。

夜、ぼくは操舵室の床で丸くなって眠った。星の影の記憶は、ぼくの夢の中でも静かに輝いていた。船長の「ぼん、どこへ行く?」という声が、夢の中でもぼくを導いてくれた。

おやすみ、星の影。おやすみ、船長の声。また、星の影を追いかける日を。
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