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メインストーリー
第一戦 俺の悲しき人生について。
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俺の名前は「中森亮太」。
現代社会に生きていた25歳だ。
なぜ生きていたという表現なのかって?
それは……
言葉もわからない国に召喚されて才能がなく、召喚一日で王都と思われる場所からあれやこれやと移動させられ、どこかの裏山に連れていかれ、魔物と思われる動物?に噛まれ、無事第一の人生終了。
次の人生は才能ある人物になりたい!!!!と願っていたら平民に生まれた。しかも、魔法の才に恵まれあれやこれやと事が進みながらも、当たり前かのように縦社会が強い国に生まれてしまった。
二度目の人生ではありがたいことに魔塔の主という座につかせてもらった。
だが
お貴族様方からの反感が強く、おひとり様ピクニックを満喫している最中に暗殺されてしまった。
さらに次の人生では侯爵家の次男として生まれた。
三度目の人生では前回の人生の反省を生かし、魔法はあまり使わないことにした。
……しかし剣の才能に恵まれていた。
王に腕を認められ戦場に赴き戦死。
四度目の人生では今までの人生で一番長く生きた人生だった。
だが、奴隷商にその世界での親に売り飛ばされ、奴隷闘技場で無理やり戦わされた。
たとえ同室で俺の兄貴のような存在であっても俺たちに殺し合いをさせられた。
最終的に奴隷商は俺に魔法と剣の才能があることに気が付き、協会に売り飛ばした。
言うまでもなく血液から臓器、細胞に至るまで切り取られ、研究しつくされた。
そんな人生を繰り返していた。まるで
自分に一番合っている世界を探しているかのように
四度目の人生。今世だな!今回は王族として生まれ、第一王子のセドリックの名を、なんかよくわからない神官?のおじいさんからもらって王城で何不自由なく幸せな毎日を過ごしていた。
だがそんな日々が長く続くわけもなく、俺が5歳の誕生日の日に母が病で倒れそれからというもの城内が暗く、どんよりした空気に包まれていた。
神官と父上の家臣たちが立ち話をしているところを聞いた。
「あの殿下は呪われているのではないか?」
「そ、そんなわけないでしょう、伯爵!こ、こんな話を聞かれたらまずいですよ?」
「そうだな・・では歩きながら話そうではないか」
「だが、そうでないと殿下の誕生日に倒れ、殿下がお見舞いに行くたびに病状が悪化しているというではないか」
ここから先はよく聞き取れなかった。
ああ、そうだった。何かの希望を抱いてもすぐ死ぬ。昨日まで隣で元気にご飯を食べていたやつが戦死したり、弟子だった奴が貴族と組んでいて俺を殺したり、散々だったことを思い出した。すべてに絶望し、人間不信になっていたころ。
今回の人生は何か違うと感じた
俺の中で全身の細胞が叫びだすかのように脳に告げていた。
それは俺が初めて俺のすべてを、過去も話してもいいかもしれないと思った。
一目彼に会った瞬間から、そう本能が告げていた。
彼の名は《ダン》
彼と出会ったきっかけは、お父様についていき、初めて領地視察のため町へ行った時、彼は馬車の前へ出て、死への恐怖などない眼差しをしていた。まるでいくつもの戦場へ赴いていた戦士のような眼を彼はしていた。
そして俺はそんな彼を三度目の自分と重ねてしまっていたのだろう。
俺はお父様に彼を付き人にしたいと伝え、無事に数日後には俺の付き人になってくれた。
きちんとした服を着たダンは、付き人にはもったいないほどの美貌とオーラをまとっていた。まるで、物語の王子様のようなきらびやかさがあった。
彼の容姿はとても優れており、漆黒だが、日の当たり方次第では青く見える髪を持ちと鮮やかな緑の色をした眼球が、こちらの首を今にも狙っているかのような目つきをしている。
「えっと…ダンだっけ?これからよろしく!」
・・・・返事はない。
これから俺はどうなるのやら…
現代社会に生きていた25歳だ。
なぜ生きていたという表現なのかって?
それは……
言葉もわからない国に召喚されて才能がなく、召喚一日で王都と思われる場所からあれやこれやと移動させられ、どこかの裏山に連れていかれ、魔物と思われる動物?に噛まれ、無事第一の人生終了。
次の人生は才能ある人物になりたい!!!!と願っていたら平民に生まれた。しかも、魔法の才に恵まれあれやこれやと事が進みながらも、当たり前かのように縦社会が強い国に生まれてしまった。
二度目の人生ではありがたいことに魔塔の主という座につかせてもらった。
だが
お貴族様方からの反感が強く、おひとり様ピクニックを満喫している最中に暗殺されてしまった。
さらに次の人生では侯爵家の次男として生まれた。
三度目の人生では前回の人生の反省を生かし、魔法はあまり使わないことにした。
……しかし剣の才能に恵まれていた。
王に腕を認められ戦場に赴き戦死。
四度目の人生では今までの人生で一番長く生きた人生だった。
だが、奴隷商にその世界での親に売り飛ばされ、奴隷闘技場で無理やり戦わされた。
たとえ同室で俺の兄貴のような存在であっても俺たちに殺し合いをさせられた。
最終的に奴隷商は俺に魔法と剣の才能があることに気が付き、協会に売り飛ばした。
言うまでもなく血液から臓器、細胞に至るまで切り取られ、研究しつくされた。
そんな人生を繰り返していた。まるで
自分に一番合っている世界を探しているかのように
四度目の人生。今世だな!今回は王族として生まれ、第一王子のセドリックの名を、なんかよくわからない神官?のおじいさんからもらって王城で何不自由なく幸せな毎日を過ごしていた。
だがそんな日々が長く続くわけもなく、俺が5歳の誕生日の日に母が病で倒れそれからというもの城内が暗く、どんよりした空気に包まれていた。
神官と父上の家臣たちが立ち話をしているところを聞いた。
「あの殿下は呪われているのではないか?」
「そ、そんなわけないでしょう、伯爵!こ、こんな話を聞かれたらまずいですよ?」
「そうだな・・では歩きながら話そうではないか」
「だが、そうでないと殿下の誕生日に倒れ、殿下がお見舞いに行くたびに病状が悪化しているというではないか」
ここから先はよく聞き取れなかった。
ああ、そうだった。何かの希望を抱いてもすぐ死ぬ。昨日まで隣で元気にご飯を食べていたやつが戦死したり、弟子だった奴が貴族と組んでいて俺を殺したり、散々だったことを思い出した。すべてに絶望し、人間不信になっていたころ。
今回の人生は何か違うと感じた
俺の中で全身の細胞が叫びだすかのように脳に告げていた。
それは俺が初めて俺のすべてを、過去も話してもいいかもしれないと思った。
一目彼に会った瞬間から、そう本能が告げていた。
彼の名は《ダン》
彼と出会ったきっかけは、お父様についていき、初めて領地視察のため町へ行った時、彼は馬車の前へ出て、死への恐怖などない眼差しをしていた。まるでいくつもの戦場へ赴いていた戦士のような眼を彼はしていた。
そして俺はそんな彼を三度目の自分と重ねてしまっていたのだろう。
俺はお父様に彼を付き人にしたいと伝え、無事に数日後には俺の付き人になってくれた。
きちんとした服を着たダンは、付き人にはもったいないほどの美貌とオーラをまとっていた。まるで、物語の王子様のようなきらびやかさがあった。
彼の容姿はとても優れており、漆黒だが、日の当たり方次第では青く見える髪を持ちと鮮やかな緑の色をした眼球が、こちらの首を今にも狙っているかのような目つきをしている。
「えっと…ダンだっけ?これからよろしく!」
・・・・返事はない。
これから俺はどうなるのやら…
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