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序章
転生
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気高い山峠の道、暗闇をライト照らしてる。車の中から外を見ていた。凄いスピードだ
「くそ、追い付かれる」
パパの車は黒いセダンだ。かなり古い車のためアクセルを吹かせるとエンジン音が凄い。峠のくねくねした道を危なげに下っている。 隣の運転席で恐い形相で車を運転している。
私の家は山の中間の所にある。そこでパパと二人暮らしだ。そしてパパは優秀な科学者らしくある程度裕福な暮らしが出来ていた。今日いきなりパパが帰ってくると私を連れて家を飛び出した。
「パパどこ行くの?」
今まで見たことがない顔に驚いてわたしは心配そうに聞いた。
「大丈夫だよ心配しないで。」
さっきと一転微笑んで頭を撫でてくれる。そのことに喜びを感じつつ、大人しくする事にした。
「そういえば、あれを持ってきてるね。」
「うん」
私の首元を見る。円筒型で蔦の意匠がデザインしてある。ママがまだ居たときにもらったものだ。初めはこのペンダントが好きではなかった。しかし、時間が経つにつれ今では肌身離さず持ってるお気に入りなのだ。ママの形見であるペンダントを握りると安心できる。ふと前を見ると急なカーブが見えてくる。その時、ガツンと後ろから強い衝撃がくる。
「きゃ」
「くそ!」
さらに前からの衝撃のあと浮遊感がする。車が崖から落ちているそう感じた時意識が途絶えた。
ガソリンの臭い、身体中の痛みでを覚ました。なぜか車から飛びてていて地面に横たわっていた。辺りを見ると5メートルくらいの高さから落ちたとわかった。
パパはどこ?
木が茂っている中辺りを見回す。
車があった。フロントの部分はぺしゃんこになり、そこらかしこに部品が飛び散っている。急いで近くに駆け寄る。身体中痛いがこらえて運転席を覗き込む。
パパの姿が見える、逆さになりぐったりとしている。
パパ、パパ
何度もドアを叩いたり、呼びかけた。起きてくれない。だから自分で引っ張り出した。幸いドアは簡単に開き車から出すことができた。
パパの体を揺する。生温い感触。手を見ると真っ赤になっていた。パパの血だ。
「パパ、死んじゃだめ」
泣きながら起こそうとする。
「アリサか。」
意識が戻ったのか答えがかえってくる。
「パパ大丈夫!?」
「ちょっと無理したかも知れん、それからアリサよく聞きなさい。向こうに山を抜ける道がある。ひとりでいきなさい。」
「やだ、パパと一緒じゃなきゃ」
「わがまま言わない。パパは少し休んでから行くから。」
苦しそうに言う。
「それとこれから困難な日々が続くことがある思う。どうしてもだめな時ペンダントに助けをもとめなさい。ママが必ず助けてくれるから。」
そう言うとまた目を閉じてしまった。
助けを呼ばなくちゃと思った時奥の方から男の声が聞こえた。
「ちょっと強引すぎたんじぁないか?」
「他に止める方法がなかったから仕方ない。できるだけ生かして連れてこいと言われてるが、殺してかわない依頼だ。無駄愚痴叩かず探せ!」
「了解」
明らかこちらを探している。パパを動かそうとしたが子供の力では動かせない。照らすライトが近づいてくる。
「おい、見つけたぞ!」
見つかった。パパは動けない、守らなくちゃ!3人の男が集まってきた。わたしはパパ前に出て庇う。
「パパに近寄らないで!」
怖い。泣き顔になりながら叫ぶ。男たちは仲間の顔を見渡しアイコンタクト取る。
「大丈夫だよ。パパをある人の所へ案内しようとしているだけだよ。嬢ちゃんも一緒に連れて行くから。」
リーダー格のような人が優しく答えた。しかし顔がにやけてる。パパはこの人たちから逃げてた。子供でもわかる。危ない人だ。
「どっか行って!」
「パパも元気するし、ほらお菓子もあげるから。」
チョコレートを差し出してくる。それでも無言で睨み付ける。
「らちが明かないな。 お前、そいつを頼む。」
一人の男が近づいて私を押さえつける。
「離して!」
「大人しくしろ」
とっさに腕に噛みつく。
「痛てなぁ」
男には何のダメージも与えられない。腕を振り回し私を外す。勝てない。飛ばされた勢いで木にぶつかる。凄い激痛が走る。そして私はどうしてか逃げたしてしまった。泣きながら無我夢中で走る。今さらになって怖くなってしまったから。パパを見捨てた罪悪感もあったが恐怖の前に勝てなかった。男達が追ってくる。待てという叫び声。ひたすら逃げる。足が重く疲れてくる。倒れてしまうが、足を踏み外し山の斜面に滑り落ちてしまう。もう動けない。頭を打ち血出て意識が朦朧してくる。どうしたらいいかわからない。
パパ、ごめんなさい。
小さくつぶやいたあと意識を失った。
目を覚ますと日が昇っていて大きな壁の前に座り込んでいた。
「くそ、追い付かれる」
パパの車は黒いセダンだ。かなり古い車のためアクセルを吹かせるとエンジン音が凄い。峠のくねくねした道を危なげに下っている。 隣の運転席で恐い形相で車を運転している。
私の家は山の中間の所にある。そこでパパと二人暮らしだ。そしてパパは優秀な科学者らしくある程度裕福な暮らしが出来ていた。今日いきなりパパが帰ってくると私を連れて家を飛び出した。
「パパどこ行くの?」
今まで見たことがない顔に驚いてわたしは心配そうに聞いた。
「大丈夫だよ心配しないで。」
さっきと一転微笑んで頭を撫でてくれる。そのことに喜びを感じつつ、大人しくする事にした。
「そういえば、あれを持ってきてるね。」
「うん」
私の首元を見る。円筒型で蔦の意匠がデザインしてある。ママがまだ居たときにもらったものだ。初めはこのペンダントが好きではなかった。しかし、時間が経つにつれ今では肌身離さず持ってるお気に入りなのだ。ママの形見であるペンダントを握りると安心できる。ふと前を見ると急なカーブが見えてくる。その時、ガツンと後ろから強い衝撃がくる。
「きゃ」
「くそ!」
さらに前からの衝撃のあと浮遊感がする。車が崖から落ちているそう感じた時意識が途絶えた。
ガソリンの臭い、身体中の痛みでを覚ました。なぜか車から飛びてていて地面に横たわっていた。辺りを見ると5メートルくらいの高さから落ちたとわかった。
パパはどこ?
木が茂っている中辺りを見回す。
車があった。フロントの部分はぺしゃんこになり、そこらかしこに部品が飛び散っている。急いで近くに駆け寄る。身体中痛いがこらえて運転席を覗き込む。
パパの姿が見える、逆さになりぐったりとしている。
パパ、パパ
何度もドアを叩いたり、呼びかけた。起きてくれない。だから自分で引っ張り出した。幸いドアは簡単に開き車から出すことができた。
パパの体を揺する。生温い感触。手を見ると真っ赤になっていた。パパの血だ。
「パパ、死んじゃだめ」
泣きながら起こそうとする。
「アリサか。」
意識が戻ったのか答えがかえってくる。
「パパ大丈夫!?」
「ちょっと無理したかも知れん、それからアリサよく聞きなさい。向こうに山を抜ける道がある。ひとりでいきなさい。」
「やだ、パパと一緒じゃなきゃ」
「わがまま言わない。パパは少し休んでから行くから。」
苦しそうに言う。
「それとこれから困難な日々が続くことがある思う。どうしてもだめな時ペンダントに助けをもとめなさい。ママが必ず助けてくれるから。」
そう言うとまた目を閉じてしまった。
助けを呼ばなくちゃと思った時奥の方から男の声が聞こえた。
「ちょっと強引すぎたんじぁないか?」
「他に止める方法がなかったから仕方ない。できるだけ生かして連れてこいと言われてるが、殺してかわない依頼だ。無駄愚痴叩かず探せ!」
「了解」
明らかこちらを探している。パパを動かそうとしたが子供の力では動かせない。照らすライトが近づいてくる。
「おい、見つけたぞ!」
見つかった。パパは動けない、守らなくちゃ!3人の男が集まってきた。わたしはパパ前に出て庇う。
「パパに近寄らないで!」
怖い。泣き顔になりながら叫ぶ。男たちは仲間の顔を見渡しアイコンタクト取る。
「大丈夫だよ。パパをある人の所へ案内しようとしているだけだよ。嬢ちゃんも一緒に連れて行くから。」
リーダー格のような人が優しく答えた。しかし顔がにやけてる。パパはこの人たちから逃げてた。子供でもわかる。危ない人だ。
「どっか行って!」
「パパも元気するし、ほらお菓子もあげるから。」
チョコレートを差し出してくる。それでも無言で睨み付ける。
「らちが明かないな。 お前、そいつを頼む。」
一人の男が近づいて私を押さえつける。
「離して!」
「大人しくしろ」
とっさに腕に噛みつく。
「痛てなぁ」
男には何のダメージも与えられない。腕を振り回し私を外す。勝てない。飛ばされた勢いで木にぶつかる。凄い激痛が走る。そして私はどうしてか逃げたしてしまった。泣きながら無我夢中で走る。今さらになって怖くなってしまったから。パパを見捨てた罪悪感もあったが恐怖の前に勝てなかった。男達が追ってくる。待てという叫び声。ひたすら逃げる。足が重く疲れてくる。倒れてしまうが、足を踏み外し山の斜面に滑り落ちてしまう。もう動けない。頭を打ち血出て意識が朦朧してくる。どうしたらいいかわからない。
パパ、ごめんなさい。
小さくつぶやいたあと意識を失った。
目を覚ますと日が昇っていて大きな壁の前に座り込んでいた。
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