18 / 62
4.思いもよらない告白に
018
しおりを挟む
「どうしても取材をしたいのなら、平栗さんの思いにもっと寄り添ってください。誠意を見せて説得すれば平栗さんもきっと取材を受けてくれると思うんです」
樫村さんはなにか言いたげだったけれど、それをさえぎって訴える。わたしだってここまでばかにされて、黙っていられなかった。
「……はい、春名さんのおっしゃる通りです。申し訳ありませんでした」
わたしの訴えが突き刺さったのか、樫村さんはがっくりとうなだれた。
「もし春名さんが君を好きになったらどうするつもりだったんだ?」
相変わらず喧嘩腰の冴島社長が、樫村さんに食ってかかる。
「どうするって?」
「自分の欲のために無関係の人間を騙して、それで用が済んだら彼女を捨てる気だったのか?」
「捨てるなんて、僕はそんなことはしない」
「なるほどね。ついでに彼女も手に入れられたら儲けもんってことか」
「そうではなくて……」
樫村さんは歯切れの悪い言い方だった。否定しようとしているけれど、そう言いきれないようだった。
「言っとくけど、未遂で終わってよかったと思いなよ。僕ぐらいの地位にある人間だと、君を業界から追放することぐらいたやすいんだから」
「そんな権限がどうしてあるんだ?」
「君の勤め先である扇出版の社長とは二年ほど前からゴルフ仲間で、先月は息子さんの結婚式にも招待していただいた。ここまで言えばわかるかな」
冴島社長の容赦ない言葉に息を呑んだのは樫村さんだけではない。これ見よがしに権力を振りかざす人を初めて見た。
でも、ここまで強く言うのはわたしのためなんだよね。やり方はほめられたことじゃないけれど、この人なりの正義感なのかもしれない。
「まあ、追放とかそんな下衆《げす》なことは実際にはするつもりはないけど。今後の君の出方次第で気が変わるかもしれないってことだけは覚えてて」
冴島社長は冷静に語る。
樫村さんはそこでようやく気づいたようだった。
「どこかで見たことあると思ったら、冴島テクニカルの冴島社長でしたか」
「僕の顔、知ってるんだ?」
「弊社の雑誌の企画で、以前インタビュー記事を掲載させていただいたことがあるので」
「担当者は皇《すめらぎ》さんだった。珍しい名字だからよく覚えているよ。そして君の電話の相手も皇さん」
「その通りです。皇は上司です。すぐに冴島社長だと気づけずに申し訳ありませんでした。雑誌に掲載した写真とあまりにもイメージが違うので」
樫村さんが少し焦りを見せる。
「なかなかさわやかな青年だっただろう。でもあれは表向きの顔だから」
冴島さんは相変わらずの余裕っぷりだ。
「参ったな。冴島社長が相手じゃ、僕が敵うわけないですね」
樫村さんが下を向く。
すっかり気落ちしたようで、わたしはかける言葉が見つからなかった。
ちょっと言いすぎたかな。でも間違ったことは言っていない。わたしを利用しようとした人に協力することもできない。
それから樫村さんは、「本当にごめん」とわたしに頭を下げると、そのまま目を合わせることなく店を出ていった。
ドアが静かに閉まる。
空虚感が漂い、ひどく後味が悪い。
「嫌な思いをさせちゃったね」
冴島社長が申し訳なさそうに言う。
「いいえ、教えてくださってありがとうございました」
「本当は、こんなことになる前になんとかできればよかったんだけど。春名さんが平栗さんとそこまで親しかったなんて、小山田さんに聞くまでわからなくて」
「どういうことですか?」
冴島社長の秘書である彼女がなぜそのことを知っているのだろう。
「どうしても気になって、小山田さんに頼んで平栗さんのことを調べてもらっていたんだよ。有名な革製品の職人さんだってことはすぐにわかったんだけど、それ以外のことは全部彼女から聞いたんだ」
なるほど! だからやけに平栗さんのことに詳しかったのか。これで疑問が解決した。
「そこから樫村さんの魂胆の筋書きに気づくことができたんですね」
「そういうこと」
「名探偵さながらですね」
「僕じゃなくて小山田さんがね。彼女、お昼休みにこの先にある喫茶店に行って、マスターにいろいろ聞き込みしたんだって。そこまでやれとは頼んでなかったんだけど。完璧主義の彼女らしいよ」
言いながら冴島社長が苦笑した。
小山田さんはまさに敏腕秘書だ。フットワークまで軽いとは。
おふたりのおかげで真実を知ることができて感謝している。
誰かに利用されるなんて考えもしなかった。いい人だと思っていたから、軽く人間不信に陥りそうだ。
だけど彼の肩を落としたうしろ姿を思い出すと、改めて同情の気持ちも芽生えてくる。
「樫村さん、大丈夫かな」
思わず、口に出してしまった。
「やさしいね」
「そんなことないですよ。わたしも自分の感情のまま言葉にしてしまいましたし」
冴島社長はいつの間にかレジカウンターの前に立っていて、静かにわたしを見ていた。
「大丈夫?」
一歩引いて距離を保ってくれ、わたしを気遣ってくれているのがわかる。「大丈夫です」と、なるべく表情をゆるめて答えると、冴島社長は安心したように微笑んだ。
「そういえば、今日はなにか?」
まさか樫村さんのたくらみを察知してというわけではないだろう。
すると冴島社長は「そうそう」と本来の目的を思い出したようで、目を輝かせた。
「この間は逃げられちゃったもんだから、どうしようか迷ったんだけど」
「その節はすみません……」
マンションでの醜態を思い出し、いたたまれない気持ちになった。
「それはいいんだよ。可愛かったから」
「そんな……。ぜんぜん可愛くないですから」
やだな、こういうの苦手なんだよ。
オフィス街のOLなら、合コンやら社内恋愛やらで男性に慣れている人も多いだろうけれど、わたしはそうじゃない。若い男性のお客様もたまにいらっしゃるけれど、たいてい恋人や奥様へのプレゼントなので、ときめくこともなければドキドキもしないのだ。
「耳まで真っ赤。だから、そういうところが可愛いんだよ」
「嘘!?」
両手で耳をふさぐと、「ごめんごめん」とたいして悪いと思っていない声で言われる。
「真っ赤というのは冗談。でも可愛いは本当。だからまた会いたいと思った……って、ちょっとキザだったかな」
ほんの少し照れているように思えた。だけど、冴島社長のはにかんだ顔を見ていると、彼以上にわたしのほうがドキドキしてしまう。
樫村さんのときとは違う感情が胸の奥でくすぶっている。混乱しているのは事実だけれど、逃げたいとは思わない。
でも素直に喜べない。だって彼は住む世界が違う人。
好きになったとして、そこに明るい未来があるのだろうか。そもそも彼はわたしに本気なのかもわからない。
樫村さんはなにか言いたげだったけれど、それをさえぎって訴える。わたしだってここまでばかにされて、黙っていられなかった。
「……はい、春名さんのおっしゃる通りです。申し訳ありませんでした」
わたしの訴えが突き刺さったのか、樫村さんはがっくりとうなだれた。
「もし春名さんが君を好きになったらどうするつもりだったんだ?」
相変わらず喧嘩腰の冴島社長が、樫村さんに食ってかかる。
「どうするって?」
「自分の欲のために無関係の人間を騙して、それで用が済んだら彼女を捨てる気だったのか?」
「捨てるなんて、僕はそんなことはしない」
「なるほどね。ついでに彼女も手に入れられたら儲けもんってことか」
「そうではなくて……」
樫村さんは歯切れの悪い言い方だった。否定しようとしているけれど、そう言いきれないようだった。
「言っとくけど、未遂で終わってよかったと思いなよ。僕ぐらいの地位にある人間だと、君を業界から追放することぐらいたやすいんだから」
「そんな権限がどうしてあるんだ?」
「君の勤め先である扇出版の社長とは二年ほど前からゴルフ仲間で、先月は息子さんの結婚式にも招待していただいた。ここまで言えばわかるかな」
冴島社長の容赦ない言葉に息を呑んだのは樫村さんだけではない。これ見よがしに権力を振りかざす人を初めて見た。
でも、ここまで強く言うのはわたしのためなんだよね。やり方はほめられたことじゃないけれど、この人なりの正義感なのかもしれない。
「まあ、追放とかそんな下衆《げす》なことは実際にはするつもりはないけど。今後の君の出方次第で気が変わるかもしれないってことだけは覚えてて」
冴島社長は冷静に語る。
樫村さんはそこでようやく気づいたようだった。
「どこかで見たことあると思ったら、冴島テクニカルの冴島社長でしたか」
「僕の顔、知ってるんだ?」
「弊社の雑誌の企画で、以前インタビュー記事を掲載させていただいたことがあるので」
「担当者は皇《すめらぎ》さんだった。珍しい名字だからよく覚えているよ。そして君の電話の相手も皇さん」
「その通りです。皇は上司です。すぐに冴島社長だと気づけずに申し訳ありませんでした。雑誌に掲載した写真とあまりにもイメージが違うので」
樫村さんが少し焦りを見せる。
「なかなかさわやかな青年だっただろう。でもあれは表向きの顔だから」
冴島さんは相変わらずの余裕っぷりだ。
「参ったな。冴島社長が相手じゃ、僕が敵うわけないですね」
樫村さんが下を向く。
すっかり気落ちしたようで、わたしはかける言葉が見つからなかった。
ちょっと言いすぎたかな。でも間違ったことは言っていない。わたしを利用しようとした人に協力することもできない。
それから樫村さんは、「本当にごめん」とわたしに頭を下げると、そのまま目を合わせることなく店を出ていった。
ドアが静かに閉まる。
空虚感が漂い、ひどく後味が悪い。
「嫌な思いをさせちゃったね」
冴島社長が申し訳なさそうに言う。
「いいえ、教えてくださってありがとうございました」
「本当は、こんなことになる前になんとかできればよかったんだけど。春名さんが平栗さんとそこまで親しかったなんて、小山田さんに聞くまでわからなくて」
「どういうことですか?」
冴島社長の秘書である彼女がなぜそのことを知っているのだろう。
「どうしても気になって、小山田さんに頼んで平栗さんのことを調べてもらっていたんだよ。有名な革製品の職人さんだってことはすぐにわかったんだけど、それ以外のことは全部彼女から聞いたんだ」
なるほど! だからやけに平栗さんのことに詳しかったのか。これで疑問が解決した。
「そこから樫村さんの魂胆の筋書きに気づくことができたんですね」
「そういうこと」
「名探偵さながらですね」
「僕じゃなくて小山田さんがね。彼女、お昼休みにこの先にある喫茶店に行って、マスターにいろいろ聞き込みしたんだって。そこまでやれとは頼んでなかったんだけど。完璧主義の彼女らしいよ」
言いながら冴島社長が苦笑した。
小山田さんはまさに敏腕秘書だ。フットワークまで軽いとは。
おふたりのおかげで真実を知ることができて感謝している。
誰かに利用されるなんて考えもしなかった。いい人だと思っていたから、軽く人間不信に陥りそうだ。
だけど彼の肩を落としたうしろ姿を思い出すと、改めて同情の気持ちも芽生えてくる。
「樫村さん、大丈夫かな」
思わず、口に出してしまった。
「やさしいね」
「そんなことないですよ。わたしも自分の感情のまま言葉にしてしまいましたし」
冴島社長はいつの間にかレジカウンターの前に立っていて、静かにわたしを見ていた。
「大丈夫?」
一歩引いて距離を保ってくれ、わたしを気遣ってくれているのがわかる。「大丈夫です」と、なるべく表情をゆるめて答えると、冴島社長は安心したように微笑んだ。
「そういえば、今日はなにか?」
まさか樫村さんのたくらみを察知してというわけではないだろう。
すると冴島社長は「そうそう」と本来の目的を思い出したようで、目を輝かせた。
「この間は逃げられちゃったもんだから、どうしようか迷ったんだけど」
「その節はすみません……」
マンションでの醜態を思い出し、いたたまれない気持ちになった。
「それはいいんだよ。可愛かったから」
「そんな……。ぜんぜん可愛くないですから」
やだな、こういうの苦手なんだよ。
オフィス街のOLなら、合コンやら社内恋愛やらで男性に慣れている人も多いだろうけれど、わたしはそうじゃない。若い男性のお客様もたまにいらっしゃるけれど、たいてい恋人や奥様へのプレゼントなので、ときめくこともなければドキドキもしないのだ。
「耳まで真っ赤。だから、そういうところが可愛いんだよ」
「嘘!?」
両手で耳をふさぐと、「ごめんごめん」とたいして悪いと思っていない声で言われる。
「真っ赤というのは冗談。でも可愛いは本当。だからまた会いたいと思った……って、ちょっとキザだったかな」
ほんの少し照れているように思えた。だけど、冴島社長のはにかんだ顔を見ていると、彼以上にわたしのほうがドキドキしてしまう。
樫村さんのときとは違う感情が胸の奥でくすぶっている。混乱しているのは事実だけれど、逃げたいとは思わない。
でも素直に喜べない。だって彼は住む世界が違う人。
好きになったとして、そこに明るい未来があるのだろうか。そもそも彼はわたしに本気なのかもわからない。
1
あなたにおすすめの小説
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
妖狐の嫁入り
山田あとり
恋愛
「――おまえを祓うなどできない。あきらめて、俺と生きてくれ」
稲荷神社の娘・遥香(はるか)は、妖狐の血をひくために狐憑きとさげすまれ、ひっそり生きてきた。
ある日、村八分となっている遥香を探して来たのは怨霊や魔物を祓う軍人・彰良(あきら)。
彼は陰陽師の名門・芳川家の男だった。
帝国陸軍で共に任務にあたることになった二人だったが、実は彰良にもある秘密が――。
自己評価は低いが芯に強さを秘める女が、理解者を得て才能を開花させる!
&
苦しみを抱え屈折した男が、真っ直ぐな優しさに触れ愛を知る!
明治中期風の横浜と帝都を駆ける、あやかし異能ロマンス譚です。
可愛い妖怪・豆腐小僧も戦うよ!
※この作品は、カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
椿かもめ
恋愛
「こはる、俺の妻になれ」その日、大女優を母に持つ2世女優の花宮こはるは自分の所属していた劇団の解散に絶望していた。そんなこはるに救いの手を差し伸べたのは年上の幼馴染で大企業の御曹司、月ノ島玲二だった。けれど代わりに妻になることを強要してきて──。花嫁となったこはるに対し、俺様な玲二は独占欲を露わにし始める。
【幼馴染の俺様御曹司×大物女優を母に持つ2世女優】
☆☆☆ベリーズカフェで日間4位いただきました☆☆☆
※ベリーズカフェでも掲載中
※推敲、校正前のものです。ご注意下さい
半年間、俺の妻になれ〜幼馴染CEOのありえない求婚から始まる仮初の溺愛新婚生活〜 崖っぷち元社畜、会社が倒産したら玉の輿に乗りました!?
とろみ
恋愛
出勤したら会社が無くなっていた。
高瀬由衣(たかせゆい)二十七歳。金ナシ、職ナシ、彼氏ナシ。ついでに結婚願望も丸でナシ。
明日までに家賃を用意できなければ更に家も無くなってしまう。でも絶対田舎の実家には帰りたくない!!
そんな崖っぷちの由衣に救いの手を差し伸べたのは、幼なじみで大企業CEOの宮坂直人(みやさかなおと)。
「なぁ、俺と結婚しないか?」
直人は縁談よけのため、由衣に仮初の花嫁役を打診する。その代わりその間の生活費は全て直人が持つという。
便利な仮初の妻が欲しい直人と、金は無いけど東京に居続けたい由衣。
利害の一致から始まった愛のない結婚生活のはずが、気付けばいつの間にか世話焼きで独占欲強めな幼なじみCEOに囲い込まれていて――。
花も実も
白井はやて
恋愛
町で道場を営む武家の三男朝陽には最近、会うと心が暖かくなり癒される女性がいる。
跡取り問題で自宅に滞在したくない彼は癒しの彼女に会いたくて、彼女が家族と営む団子屋へ彼は足しげく熱心に通っているのだが、男と接客している様子を見ると謎の苛立ちを抱えていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる