114 / 205
閑話3(とある異世界人視点)
しおりを挟む
「#$%&#$%」
何言ってんのかわからねえな。
神器を3つ選んだ俺はあのおっかねえ女のいた空間から解放され、今度は言葉の通じねえ爺さんのいる空間に飛ばされた。
他にも若い男や中年の男などがこの部屋にはいるが、どいつもこいつもファンタジー映画で魔法使いが着ているようなローブを身につけている。
なんなんだこいつらは。
妙なネックレスを差し出してきて、しきりに首にかけろとジェスチャーで伝えてくる。
ハワイに行ったときに首にかけたハイビスカスの首飾りみたいなものなんだろうか。
歓迎のしるし的な。
まあくれるものは貰っておいて損は無いだろう。
俺はそのネックレスを受け取り、首にかけた。
「我々の言葉が分かりますか?」
「あ?なんだこれ。さっきまで全然何言ってんのか分からなかったのに、あんたたちの言ってることが分かるぜ」
「どうやら翻訳アイテムは効力を発揮しているようですね」
「翻訳アイテム?」
あの女はこれから行くのは異世界だと言っていたが、この世界にはそんな便利なものがあるっていうのか?
そりゃあ神器みてーなすげえアイテムをポンポン渡すわけだぜ。
こんなものを人間が作り出す世界に、何の力も貰わずに来たってただのニートの輸入だ。
なんの生産性も無いギャンブル好きが大量にこの世界に流れ込んで何か得があるとは思えねえ。
「私エドガー・ラプトルと申します。しがない魔法使いでございます。失礼ですが、あなた様のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「ああ、俺は三田健三。ちなみに健三が名前な。あんたはエドガーが名前?それともラプトル?」
「エドガーがファーストネームでございます」
なるほどな。
アメリカやイギリスみたいに名前が最初に来るタイプの姓名か。
エドガーは俺の名前をどうやら周りにいる若い男に書き取らせているようだ。
たぶんこいつらが俺達を召喚した奴らなんだろうが、あれだけの人数を全員チェックしなきゃならねえとなるとずいぶんと大変そうだな。
文句のひとつでも言ってやろうかと思ったが、その気も失せた。
「それで、なんで俺達呼ばれたんだ?」
「すみません、詳細は皆様お集まりになられたらお話いたします。しばしお待ちいただいてもよろしいでしょうか」
俺はさっさと神器を選んでこっちに来てしまったが、まだまだ神器を選んでない奴らもいるのだろう。
俺達先発組は名前だけ聞かれると別の部屋に移された。
通された先はどこぞのパーティ会場のような場所だ。
ここ立食パーティでもしながら話を聞くのだろうか。
壁に寄りかかって天井からぶら下がるシャンデリアを眺めて時間を潰すこと数十分。
いつの間にかパーティ会場は人で溢れかえっていた。
競馬場にいた人間全員がこちらの世界に飛ばされたわけではあるまいが、相当な人数がこちらの世界に来ているようだ。
『皆様お集まりいただきありがとうございます。私はこの国の国王、グリント・アーベル・ドレスベン・ルーガル11世と申します。以後お見知りおきください』
壇上に立ったのは金の王冠を頭に載せた初老の男。
作り笑いが顔に張り付いた、俺達の世界じゃ珍しくないタイプの男だった。
国王っていってもそれほど威圧感を感じるとか、後光が差してるとかは無い。
どこにでもいる普通の男。
そんな印象だ。
『皆様をあちらの世界から勝手にお呼びしておいて、何を言うのかと申されるかもしれませんが、どうか我々を助けてはいただけないでしょうか』
「ふざけるなぁ!!」
「家に帰せぇ!!」
「金返せぇ!!」
まだ競馬の負けを引きずってる奴もいるようで、初対面の人に金返せとかいうよくわからない野次を飛ばしている。
まあそれ以外は概ね俺も同意だ。
向こうの世界にそれほど未練は無いが、こちらの世界で生きていくのは一筋縄ではいかないのは目に見えている。
俺は一応向こうの世界では不労所得という奴を持っていて、35まで必死で働いて買った中古アパートを一棟持っていた。
贅沢しなけりゃ休日に競馬をする余裕もあるくらいの金が大して働かずに入ってきていたわけだ。
そんな生活への未練は多少ある。
こちらの世界で苦労して暮らしていくくらいなら、あちらの世界で死ぬまでぶらぶらしていたかったのだ。
『皆様の言いたいことも分かります。ですが、こちらの世界からあちらの世界に行く術は無いのです。どうか、どうか私共の話を少しだけ聞いていただけないでしょうか』
帰る術が無いという国王の言葉に、俺達異世界人たちはしんと静まる。
今更ながら現実を受け入れつつあるのだ。
理不尽なことながら、どうやら向こうの世界に帰る術は無いというのは本当らしい。
あのおっかない女も言っていたのだから信憑性は高い。
だとすれば怒りに任せて怒鳴り散らしていても帰れる可能性が高まるわけでもないし、無駄に血圧を上げるだけだ。
競馬場から召喚されただけあって、子供や学生は少ない。
最近では若い人や子供連れの人がレジャー施設として競馬場を利用することも多くなったが、まだまだ客層の多くは本気で賭け事をしに来ているギャンブラーたちだ。
不条理な考え方をする彼ら彼女らであっても、現実というものを受け入れる瞬間というものがある。
それはすべてが終わって財布の中身を見たときだ。
財布にあった金が目減り、もしくはすべて無くなっているのを目にして初めて彼ら彼女らは現実というものを受け入れる。
受け入れざるを得ない。
手堅いと言われていたレースが外れ、次の瞬間にはもうあのおっかない女のいる空間に飛ばされていた。
だから彼ら彼女らはまだ財布の中身を見ていなかった。
それゆえに彼ら彼女らの中ではまだ戦いは終わっていなかったのだ。
だが今、戦いは終わった。
財布の中身を確認するまでもなく、その財布すらどこかへいってしまって身ひとつで召喚されたことが分かる。
そして彼ら彼女らは、現実を受け入れたのだった。
この世界からは帰ることはできない。
だったら、この国王とか言ってるおっさんの言うことを聞かねばならないだろう。
『ありがとうございます。では、我が国がおかれた状況と皆様自身のことについてお話いたします』
何言ってんのかわからねえな。
神器を3つ選んだ俺はあのおっかねえ女のいた空間から解放され、今度は言葉の通じねえ爺さんのいる空間に飛ばされた。
他にも若い男や中年の男などがこの部屋にはいるが、どいつもこいつもファンタジー映画で魔法使いが着ているようなローブを身につけている。
なんなんだこいつらは。
妙なネックレスを差し出してきて、しきりに首にかけろとジェスチャーで伝えてくる。
ハワイに行ったときに首にかけたハイビスカスの首飾りみたいなものなんだろうか。
歓迎のしるし的な。
まあくれるものは貰っておいて損は無いだろう。
俺はそのネックレスを受け取り、首にかけた。
「我々の言葉が分かりますか?」
「あ?なんだこれ。さっきまで全然何言ってんのか分からなかったのに、あんたたちの言ってることが分かるぜ」
「どうやら翻訳アイテムは効力を発揮しているようですね」
「翻訳アイテム?」
あの女はこれから行くのは異世界だと言っていたが、この世界にはそんな便利なものがあるっていうのか?
そりゃあ神器みてーなすげえアイテムをポンポン渡すわけだぜ。
こんなものを人間が作り出す世界に、何の力も貰わずに来たってただのニートの輸入だ。
なんの生産性も無いギャンブル好きが大量にこの世界に流れ込んで何か得があるとは思えねえ。
「私エドガー・ラプトルと申します。しがない魔法使いでございます。失礼ですが、あなた様のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「ああ、俺は三田健三。ちなみに健三が名前な。あんたはエドガーが名前?それともラプトル?」
「エドガーがファーストネームでございます」
なるほどな。
アメリカやイギリスみたいに名前が最初に来るタイプの姓名か。
エドガーは俺の名前をどうやら周りにいる若い男に書き取らせているようだ。
たぶんこいつらが俺達を召喚した奴らなんだろうが、あれだけの人数を全員チェックしなきゃならねえとなるとずいぶんと大変そうだな。
文句のひとつでも言ってやろうかと思ったが、その気も失せた。
「それで、なんで俺達呼ばれたんだ?」
「すみません、詳細は皆様お集まりになられたらお話いたします。しばしお待ちいただいてもよろしいでしょうか」
俺はさっさと神器を選んでこっちに来てしまったが、まだまだ神器を選んでない奴らもいるのだろう。
俺達先発組は名前だけ聞かれると別の部屋に移された。
通された先はどこぞのパーティ会場のような場所だ。
ここ立食パーティでもしながら話を聞くのだろうか。
壁に寄りかかって天井からぶら下がるシャンデリアを眺めて時間を潰すこと数十分。
いつの間にかパーティ会場は人で溢れかえっていた。
競馬場にいた人間全員がこちらの世界に飛ばされたわけではあるまいが、相当な人数がこちらの世界に来ているようだ。
『皆様お集まりいただきありがとうございます。私はこの国の国王、グリント・アーベル・ドレスベン・ルーガル11世と申します。以後お見知りおきください』
壇上に立ったのは金の王冠を頭に載せた初老の男。
作り笑いが顔に張り付いた、俺達の世界じゃ珍しくないタイプの男だった。
国王っていってもそれほど威圧感を感じるとか、後光が差してるとかは無い。
どこにでもいる普通の男。
そんな印象だ。
『皆様をあちらの世界から勝手にお呼びしておいて、何を言うのかと申されるかもしれませんが、どうか我々を助けてはいただけないでしょうか』
「ふざけるなぁ!!」
「家に帰せぇ!!」
「金返せぇ!!」
まだ競馬の負けを引きずってる奴もいるようで、初対面の人に金返せとかいうよくわからない野次を飛ばしている。
まあそれ以外は概ね俺も同意だ。
向こうの世界にそれほど未練は無いが、こちらの世界で生きていくのは一筋縄ではいかないのは目に見えている。
俺は一応向こうの世界では不労所得という奴を持っていて、35まで必死で働いて買った中古アパートを一棟持っていた。
贅沢しなけりゃ休日に競馬をする余裕もあるくらいの金が大して働かずに入ってきていたわけだ。
そんな生活への未練は多少ある。
こちらの世界で苦労して暮らしていくくらいなら、あちらの世界で死ぬまでぶらぶらしていたかったのだ。
『皆様の言いたいことも分かります。ですが、こちらの世界からあちらの世界に行く術は無いのです。どうか、どうか私共の話を少しだけ聞いていただけないでしょうか』
帰る術が無いという国王の言葉に、俺達異世界人たちはしんと静まる。
今更ながら現実を受け入れつつあるのだ。
理不尽なことながら、どうやら向こうの世界に帰る術は無いというのは本当らしい。
あのおっかない女も言っていたのだから信憑性は高い。
だとすれば怒りに任せて怒鳴り散らしていても帰れる可能性が高まるわけでもないし、無駄に血圧を上げるだけだ。
競馬場から召喚されただけあって、子供や学生は少ない。
最近では若い人や子供連れの人がレジャー施設として競馬場を利用することも多くなったが、まだまだ客層の多くは本気で賭け事をしに来ているギャンブラーたちだ。
不条理な考え方をする彼ら彼女らであっても、現実というものを受け入れる瞬間というものがある。
それはすべてが終わって財布の中身を見たときだ。
財布にあった金が目減り、もしくはすべて無くなっているのを目にして初めて彼ら彼女らは現実というものを受け入れる。
受け入れざるを得ない。
手堅いと言われていたレースが外れ、次の瞬間にはもうあのおっかない女のいる空間に飛ばされていた。
だから彼ら彼女らはまだ財布の中身を見ていなかった。
それゆえに彼ら彼女らの中ではまだ戦いは終わっていなかったのだ。
だが今、戦いは終わった。
財布の中身を確認するまでもなく、その財布すらどこかへいってしまって身ひとつで召喚されたことが分かる。
そして彼ら彼女らは、現実を受け入れたのだった。
この世界からは帰ることはできない。
だったら、この国王とか言ってるおっさんの言うことを聞かねばならないだろう。
『ありがとうございます。では、我が国がおかれた状況と皆様自身のことについてお話いたします』
76
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる