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これからの『えぞのあやめ』 その五
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豊臣秀吉が、まだ羽柴筑前守と名乗っていたころ
琵琶湖を行く一隻の船のうえに、あやめはいた。
「故右大臣さまの世は、たしかに終わった……。」
「御寮人さま、こんなところから、もう大坂のお城が見えるのでございますか? ……いやいや、わたくしどもも、蝦夷島のにんげんになってしまったものよ。」
「いや、とほうもないものじゃ。コハル、おぬしを驚かせるに足る。」
「あやめ、戻ったか。」
「家名を汚してしまいました。いかようにも罰をくださいませ。」
秀吉の政権奪取―天下取りが進む中、蝦夷島から固い決意を秘めて戻ったあやめ。
そのたくらみは、松前を血の海に変えるものだ。
身も心もぼろぼろになりながら、お前は進むのか?
(この娘は、おやかたさまというおひとを、わかっておらぬ……。)
「手紙……!」
琵琶湖を行く一隻の船のうえに、あやめはいた。
「故右大臣さまの世は、たしかに終わった……。」
「御寮人さま、こんなところから、もう大坂のお城が見えるのでございますか? ……いやいや、わたくしどもも、蝦夷島のにんげんになってしまったものよ。」
「いや、とほうもないものじゃ。コハル、おぬしを驚かせるに足る。」
「あやめ、戻ったか。」
「家名を汚してしまいました。いかようにも罰をくださいませ。」
秀吉の政権奪取―天下取りが進む中、蝦夷島から固い決意を秘めて戻ったあやめ。
そのたくらみは、松前を血の海に変えるものだ。
身も心もぼろぼろになりながら、お前は進むのか?
(この娘は、おやかたさまというおひとを、わかっておらぬ……。)
「手紙……!」
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