恋愛系をやってみる。多分

雪の粉

文字の大きさ
1 / 1

ボイスレコーダー

しおりを挟む
お腹が減った。朝昼食ったのに減る。何が足りないのかと言われたら食物かもしれない、睡眠かも、どうなんだろう。考え込むと更に減る。途端に電話が鳴った。

「もしもしー?ねー花火行かない?」と今付き合ってる彼女の薫からだった。
「おう、ちょうど誘いたかったところよ」と若干女々しくなった言い方で
「ちょっと何の誘いよ笑」と電話越しでも笑ってる表情が思い浮かぶ。可愛いなぁ。
僕の彼女の薫は高校二年の時に告白してから付き合って一年半位だ。高校は卒業して薫は大学、僕は専門学校でちょいちょいしか会えない関係だ。長距離恋愛よりは中距離恋愛だ。

まぁ彼女との馴れ初めはこのくらいで僕と彼女は少し離れた花火大会へ行くことになった。
当日。
花火は綺麗だった。光る前の一瞬の静けさ、耳に響く破裂音。その後の周りの歓声は雰囲気を盛り上がらせる。
何度か花火を見てつい彼女の方へ顔を向けると反射した光に見蕩れ一度軽くキスをした。
彼女は一瞬驚いた顔をするがすぐに
「ふふ、」と笑みが溢れていた。僕もつられて笑った。
そしてもう一度、今度は互いに高まっていたらしく一度目よりも深く溶けるように感じられた。
花火大会が終わり人混みを徐々に抜け人通りの少ない場所へ行った。
薫は「花火綺麗だったね」と。僕は「そうだね、今まで以上に綺麗だった、恥ずかしいけど薫のことも」と言う。薫は照れていた。

そして薫がふらついて歩くので
「どうしたの?人酔い?」と聞くと薫は
「そうかもしれない、ごめんね急に具合悪くなっちゃって」。
「そんなことないよ、無理しないで」
と言うと薫は急に僕に抱きついてきた。やっぱり人酔いかなぁと思って「ほーら、薫ちゃんとベンチ座ろう」と言いたかった。けれど僕は言えなかった。それに気づいた途端に前に倒れてしまった。
「あーんもうちょい横だったら苦しまなかったのに。でもこれで私の彼氏だわ、永遠に」
「か、薫?な、何で?」
更に一回深く刺され呼吸もどうすればいいかわからなくなった。
「か、かお‥‥」と最後に言った。それしか言えなかった。
僕は意識消えてしまい、薫は
「バイバイ、私の彼氏の第4号」

「____っと、完成!」

じゃあ俺はこれで書き終わった。飯もトイレも散髪も、遺書も。
では、これでさようなら。現世。

遺書○_○

えーっと、俺はこの小説?捻れた妄想を希望する。そして俺は生きたくない。それで逝く。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

貴方なんて大嫌い

ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い

王子様への置き手紙

あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯ 小説家になろうにも掲載しています。

処理中です...