女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
7 / 1,519

初めての戦い

しおりを挟む


 蔓草に抱かれ、朝チュンと共に目覚める。
蔓草はロープ替わりに使えそうなので十メートルくらい確保して腰に巻いておく。途中さらに瓜もどき一つゲット。
森の中だし今度こそ良さげな棒があるかと地上へ降りる。
夜よりも静かな感じ。野獣は寝てる時間かな?
少しウロウロして、ちょっと細いが真っ直ぐで良き長さの棒を見つける。
木の幹に向かって八割くらいの力加減で…打つ!
カツッ、と良い音。打撃武器硬い棒をゲットした。
さてと外貨を稼がねば!

 草原の端まで飛んで来た。ウロウロしてれば何か居るだろ。
草丈は膝下くらいなので浮きながら移動する事にしたのだが、移動する前からもう居た。

五十センチ程の丸くて青いゼリーがポツポツ居る。ポケットの石を握り、大きく振りかぶる。

シュッ!ベチャッ!どろ~り…。

どろりとしたゼリーの中にキラッとした塊がある。五ミリ程だが沢山集めたら金になるかも知れんので投げた石共々拾っとく。

シュッ!ベチャッ!どろ~り…。
シュッ!ベチャッ!どろ~り…。

十回ヤって、虚しくなった。
大人しく葉っぱ食ってるし、撫でても攻撃して来ない。なんなら飼いたい。絶対益獣だよこれ!
初めての戦いは戦いでは無く虐殺だった。ごめんよゼリー共。
他の獲物を探そう…。草原から森の中へ移動する。

 森の中での投擲は難しいので棒を装備。障害物を避けながら弱い獲物に向かって飛んで行く。
足使わなくて良いからすげー楽。
目の前に昨夜見たゴブリンっぽいのが現れる。臭くて緑色のチビだ。生意気にナイフ持ってやがる。ウギャウギャ言いながら刃物を振り回してくるので、思い切り頭をバッティングしてやった。
ぶっ倒れてピクついているが死んでは居なそうだ。もっと重い棒が欲しい。
落ちてたナイフで頸動脈を斬ってやる。多分死んだ。
臭いのを我慢して追い剥ぎしたらコインの入った小袋を拾えた。やったぜ!

棒で意識を駆り、ナイフでとどめを刺す。青いゼリーよりも体力を使うので十匹ヤった所で休憩。木の上で戦利品など確認する。

(ステータス)

名前 狩場 翔
種族 ヒューマン
年齢 18
職業 なし
レベル 2

HP 30/36 (+6)
MP 16/18 (+2)
体力 18 (+3)
精神力 9 (+1)
賢さ 13 (+2)
素早さ 15 (+2)
運 18

スキル 投擲(3) 棍棒術(4) 言語(5) 恐怖耐性(3) 
ギフト 逃げる
称号 神に嫌われし者 転生者 女神を宥めし者

所持品 ジャンパー(E)シャツ(E) 肌着(E) 作業ズボン(E) 下着(E) 安全靴(E) 靴下(E) 
財布 ボールペン 飴×1 飴のゴミ×2new

石×6new タカキの棒(E)new ナイフ(E)new ナイフ×3new
ウロの実×7new ワタウリの実×2new ワタウリの蔦10mnew ワタウリの種×6new

タマゲルの核×10new
鉄貨×31new 銅貨×25new 銀貨×2new


 戦ったからレベルが一つ、運以外のパラメータがポツポツ上がってる。
クコの実もどきはウロの実、瓜もどきはワタウリで、もどいてなかった。
青いゼリーはタマゲルで、意外と金持ちなゴブリンっぽい奴の名前は依然不明。ナイフは金属だから売れるだろうとの判断で全てキープ。柄が臭い。鞘が無くポケットに仕舞えないのでベルトにナイフ差しまくり。他にも棍棒や素手の奴が居たが、棍棒は臭いし嵩張るのでポイした。
臭い袋に入ってたコインは財布に入れ替えた。パンパンでちょっと重い。紙幣のありがたみを感じる。

 もう少しゴブリンっぽいのを狩ったら街に向かおう。飛びながらの戦闘に慣れてきた頃には、ナイフも小銭もだいぶ貯まってたので森を素早く抜けた。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

暗殺者から始まる異世界満喫生活

暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。 流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。 しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。 同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。 ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。 新たな生活は異世界を満喫したい。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・ 転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。 そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。 <script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...