女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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疲れてる

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 カロは夜遅く、ヘトヘトになって帰って来た。

「おかえりなさいませ、お嬢様」

「ええ…、た、だいま…」

「おかえり、カロ」

「……う、うぇ~んカケルたまぁ~ん」

「疲れてる」

「回復してやってくれ」

「ん………キュアー」

風呂に入れて飯を食わせたら常に落ち掛けてる状態になり、今夜は話が出来無くなった。ギルドもギルドで大変なのだろう。依頼を出したくても冒険者が居ないのだからな。カラクレナイとサミイもおねむさんなので、明日、早起きして話す事になり、今夜は寝る。
そして夜明け前、横で寝てるカロのおっぱいを啄んで起こす。

「んふ~、かけるたまぁ~」

「仕事あんだろ?起きないとびちゃびちゃにするぞ?」

「あとさんぶふぇっ!」

容赦せず《洗浄》して起こした。イゼッタはそれでも起きないので浮かせて持ち歩こう。
食堂に着くと客室に泊まっていた者は皆起きて食事の支度等を手伝っていた。

「おはようございます旦那さま!」「クァ…」

元気なサミイが白目剥いて睡魔と戦うカラクレナイを装備してお茶を持って来た。龍の首で船を漕ぐのでぶるんぶるん振り回してる。ぶつけたら危ないぞ?
カラクレナイを膝に抱き、横からイゼッタに寄り掛かられて朝食を待つ。カロはちゃんと起きてシャキッとしてる。
朝食が並び、皆が席に着いたら頂きます。何人かフライングしてるが気にしたらいけない。
食べながらと前置きをして俺の身に起きた事を報告した。

「カケル様が神々しく見えます」

カロさんや、あンた昨日から全く気付く気配無かったよな?

「でだ。孕みたい者に生理不順の疑いがあるので一度検診すべきと判断した。スキルを使って俺が診るから安心して受けてくれ」

「カケルさん、それってあたいらもやんの?」

「受けるのはイゼッタとサミイにリア、それにカロ。シトンは神の計らいで治療されたから受けなくても大丈夫だ」

朝食を終えてカロは仕事に向かった。今日から馬車を使うそうで、アルネスが馭者に、シトンとアズは護衛として両サイドに付いて出て行った。因みにホルストは借り物なのだそうだ。

「では検診を始めるとするか。先ずはサミイ。カラクレナイが退屈してるから素早く終わらせて遊んでやってくれ」

「は~い」

サミイを立たせて《感知》を使い、体調不良を探してく。ママ上殿の健康的な食事と良い睡眠により体調不良は見付からなかった。とても健康である。

「サミイは問題無いな。ご褒美にギュッてしてやろう」

「わーい」

「次!はよつぎっ!」

次はイゼッタか。同じく《感知》で診てみると、残念ながら生理不順が見付かった。病気では無いし、太り過ぎや痩せ過ぎでも無いので、ストレスや運動のし過ぎであると考えられる。新築作りや多数の移動で無理させたかな。

「イゼッタは帰ったら暫くお休みだ。撫でてやろう」

「わーい」

「次は私ですね!」

リアは問題無しだった。イゼッタよりは移動も少なかったし、ソーサーを焼く程度の魔力しか使わなかったのも健康である要因だろう。

「リアは問題無し。おっぱいに挟まれてやろう」

「わーあんっ」

カロがまだだが、体調に問題があるのが一人で済んだのは良かった。一仕事終えたのでお茶を貰い、次の仕事に勤しもう。

「カケルさん、私も診てくれても良いんですよ?」

これは診た後の行動を期待してるだけだな。

「リュネ先生、今から魔法を使うので、御教示頂けるとおっぱいを吸ってしまうかも知れません」

「いけない生徒ですね、さあ行きましょう」

サミイはカラクレナイと遊ぶ予定。イゼッタとリアはまったりすると言う。メイドとテイカは買い物に出ているし、ミーネは多分寝ているな。リュネ先生とのいけない授業に繰り出した。




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