女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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成程納得

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 俺が毛布を被ってる合間に、リアは結構自在に光を操れるようになったようだ。光の玉を操って、カラクレナイに食べられないよう飛ばしてる。が、本気にさせると危ないので程々に食べられてる。忖度は大事。

「カラクレナイ、それ美味いか?」

「クア」

リアとリュネがポンポン飛ばす光球を、リュネのを避けながらリアのをパクパク食べてる。魔力の補給は必要だし、不味く無いなら何よりだ。そしてリュネよ、あまりしつこくすると嫌われちゃうぞ?
昼食を終えた午後。カラクレナイとサミイはお昼寝で、他の者もお茶等して過ごすと言う。兵隊共の凱旋は、今も大通りを練り歩き、門から外へ伸びている。狩りにでも…と思っても街の外には出られ無いし、買い食いしようにも露店は撤退してて無い。魔法の練習くらいしかやれる事が無いが、今日はもう良いかなーって。

「カケル様、お暇ですか?」

お茶を飲み干したのを見計らい、テイカがそろりと寄って来た。

「お暇ですが、何か?」

「魔力を頂きたいのです。以前に頂いた魔力ですが、練っている内に減ってしまったみたいで…」

「凝縮されたのかな?」

わかりません、と俯くので体の中を診せてもらうが…、成程。

「テイカよ、魔力臓器が活性化しかけてるな。俺の魔力が減ってる代わりにお前の魔力が増えてる。多分俺のは吸収されているんじゃないか?」

作られる量より吸収される量が多いのは、活性化しきって無いか、効率が悪いか、体内を巡っているか、体外へ排出されてるかのどれかだろう。テイカから魔力が滲み出ているようには見え無いので、排出の線は無いと思われる。

「カケル様が居なくなってしまうようで切なくなります」

「俺の魔力を取り込んで一つになってるって思いなさいよ」

「その考えには至りませんでした」

「診てるから、自分の魔力を練ってみろ。自分のだけだぞ?」

魔力臓器をスキルで診ながらテイカの魔力が練られて行くのを観察する。練れば練る程色が変わって行くのだが、まだそこまで上達してないみたい。もやもやっとしたほぼ無色である。

「俺の魔力を練ってる時と、違いはあるか?」

「此方の方が体が熱いです。魔力臓器を使ってる感覚…なのでしょうか?」

俺は特に熱くなったりはしてないな。

「ノーノよ、ちと良いか?魔力を練ると体が熱くなると言うのだが、俺は熱くならない。これ如何に?」

  「知恵熱です」
成程納得。使い慣れない頭を使うと熱が出るのの魔力臓器版か。

「慣れれば熱も出なくなると思うよ。頭痛とかは無いか?」

「ありません」

「良ろしい。褒美に魔力をくれてやろう。減っちゃうから練るのは自分の魔力にしろよ?」

テイカがおっぱいをペロンとするので顔を挟ませパフパフを楽しん…テイカへご褒美をあげた。
何時までもこうして居たいたゆんたゆん。

テイカに魔力を充填のおっぱいを堪能しているとサミイ達が起きて来た。

「わたしもおっぱい大きくなりたいです」

「クルルァー」

横からの急襲。だが、テイカに顔を挟まれているので回避も防御も出来無い俺は、真面に直撃を受けてしまった。

「うぐっ」

「カラクレナイ様、もう暫くお待ち下さい。今幸せを噛み締めてますので」

「キャウーキャウー」

俺が絡むと子供相手とて譲らないテイカに、先っちょを思い切りチューーってして終わりにしてもらった。

「ありがとうございました。カラクレナイ様、どうぞ」

「クェ」

テイカと代わり、膝に乗り、尻尾を絡ませべろべろと塩味を味わうカラクレナイ。俺は目を閉じ、ソファーに体を預けて考える事を、辞めた。
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