女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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一月程この姿で生活する

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「仕方の無い妹だ。で、孕んだのか?」

食堂への道すがら、ミーネがリュネを窘め聞くが、神にでも聞かなきゃ答えは出ないと思われる。

「さぁ…。直ぐに判る事では無いでしょ?」

だよねー。

「姉者、焦る事は無いさ。カララの時だってだいぶ遅れたそうじゃないか」

「焦っている…、か。確かに、直ぐにでも旦那様の子種は欲しいな…。それにしても、見違えたな」

近付いて、百七十近い身長のミーネが見上げてる。今迄同じくらいだったのが頭一つ大きくなったからなぁ。色っぽい唇に目が行くと、自然に重なり合ってしまった。

「勃起してないおちんぽ様を見るのも久しぶりだな」

リームが気になるのは此方のようだ。カラクレナイと致して精魂付き果てた時以来か。

「コイツはこの状態が平時だから、体に異常は無いよ。それより服が欲しいんだが」

「カララちゃんのならい~っぱい、あるんですけどねぇ~」

「小さい頃の前掛けくらいしか着られるの無いだろうに」

「そう言う感じで作りましょうか?」

「普通の服で頼むよ、マジで」

食堂で、テイカ達の作ってくれた遅い夕飯を食べて風呂に入る。そして再び俺の巣へ。リュネはお休み、ミーネとリームの二人だけだ。

「飯の材料は足りると思うけど、無くなったら腹が減る前に外に出よう」

「「うむ」」

時間を忘れて二人にたっぷり種付けしてたら外から迎えが来た。声からしてテイカ。そしてどうやら朝らしい。

「おはようございます。カケル様の服を用意しました」

「ありがとう、助かるよ」

朝食なので食堂に向かうと、龍の時以上に見られる。

「カケル、ムキムキ」「ムキムキー」

イゼッタとネーヴェが腕に絡み付いて来るのを持ち上げてみて、筋力が上がってるのを実感する。兎女児なら片腕で三人も余裕で上がるぞ。

 膝の上に女児三人を乗せて朝食。スリスリとマーキングしながら生野菜を齧る天使に癒される。

「カケルゥ」「カーケルー」

左右からステレオするのはネーヴェとカラクレナイ。両側から脇に抱き着いてするので飯が食べ辛い。それにしても、何故皆マーキングするのか?可愛いので全て許す。
食後、兎女児三人を肩に乗せ、ネーヴェとカラクレナイを腕に巻き付け俺の巣へお持ち帰り。楽しい時間を過ごし、ネーヴェにはたっぷり孕ませ汁を流し込んだ。お腹空くので早く出たけどね。
昼飯を食って、午後は妻や大人兎と風呂でイチャイチャ。皆赤ちゃんのお世話や午後の仕事の合間を見て一汗流しに来る。おかげで夕飯の時間まで風呂に籠る事になってしまった。指がシワシワだぜ…。

 食後のお茶を飲みながら、新居の居間で話をする。俺の人化を何時解くかと言う話だ。
龍達の妊娠が分かるまで、《感知》を使っても一月は掛かると言う。龍には生理も無ければ悪阻も無いので《感知》か女の勘でしか妊娠を発見出来無いらしい。龍の姿だと、卵が産まれるまで人の子の時間で約十年前後掛かるそうで、普通は下腹部の張りで分かるようだが、龍によっては産む寸前に気付くなんて事もあるそうだ。
と言う訳で、俺は一月程この姿で生活する事になった。


 人の姿なら外に出ても良さそうなんだが、ちゃんとした服を揃えないと街に行けない状態だ。上着はシャツの肩を外し、前を切り裂いて紐を通してあるだけだし、ズボンなんてアイツを仕舞う恥ずかしいズボンの、アイツの部分を片結びにしてあるだけだ。タッパが増して八分丈。パンツの越中褌とサンダルは俺が作った。

「ヒラヒラしてる」

「これなら布と紐で簡単に作れますね!」

「天蓋みたいですわね」

「このヒラヒラはある程度デカいサイズでも着けられるようになってんだ、多分な」

「「へー」」

「弛んだ体でも着けられるのは、良いですね…。あ、弛むつもりは御座いませんよ?」

「カケル、服も作れば良いのに」

「作るにしたって色がなぁ」

イゼッタはそんな事言ってくれるが、材料は雑木不織布なので色は茶色しか無いのだ。
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