女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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敵意剥き出し

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「役務故、許されよ」「姫殿下との試合、見て申した」

 俺を囲む衛兵達が、口々に何か言って来る。此処に集められるって事は先日の蹂躙劇を見ていた者も居る訳で、捕まえて拘束するなんて意思も無く、やれ剣は振らんのか、とか、良ければ我等とも立ち合って欲しいだの、役務で無い話しか出て来ない。

「貴様等、とっとと捕縛せい!」

「姫殿下、それは我等に無駄死にせよとおうせで?」

「国の為に死ぬ事に何を躊躇う」

義姉は何か勘違いしているな。確かに、俺と相対して死ぬ事もあるだろうが、彼等が言っているのはそう言う事では無い。

「義姉殿、あまり部下を虐めるべきでは無いな」

「また剣も振らずに口先か?」

「相手して欲しいならしてやるが、俺は王が認めた王だ。お前は唯の令嬢に過ぎん」

「ふっ、それがどうした口先王よ」

「無能が付け上がるなって事った。傷物になる覚悟があるならまた練兵場に行こうかよ?」

「言わせておけば。そうやって口先で脅して折れるのを期待して居るのだな」

「黙って用意して来いよ。お飾り魔法だけじゃ手も足も出んのだからな。ほれほれ」

「ならば逃げずに待って居れ。行くぞ近衛っ」

「支度を長引かせるなよ?あまり長いとリア達は家に帰すからな」

返事もせずに行ってしまった。衛兵達も頭を下げ下げ着いて行く。

「貴方様…」

「何であんなに敵意剥き出しなんだ?ちょっとイラッとするんだが」

「申し訳御座いません。姉は、御自身が一番で無いと気が済まない性分でして…」

「我儘なまま大人になった口か」

「普段はお優しい方なのです」

「アーティエルを連れて帰り支度をしておいてくれ。支度が終わった頃には済ませておくから」

「何卒、寛大な御配慮を、貴方様…」

フッと鼻で息を吐き、練兵場へと飛んで行く。練兵場に居た者は空から落ちて来た俺に驚いていたが、それで訓練を止める程集中力の抜け落ちた者は居ない。研鑽の音の響く中、風通し良さそうな日陰を探して陣取って、椅子に腰掛け水を飲み、おやつをツマツマ待つ事に。

 女の支度は時間が掛かる。今回は態と延び延びにさせている節がある。《感知》で探すと部屋でお茶等飲んでやがった。
その場に居る全ての者を《威圧》する。メイドも近衛も耐えられる者は居ない。這いつくばり呻く女達の誰かが襲い来る便意に耐え切れなくなると、他の女達も堰を切って脱糞、放尿し、飲んでいたお茶を吐き出した。
動ける者の無く、助けも来ない室内で数リット苦しめて、お茶を飲んで居なかった者だけ解放する。メイドは完全にダウンだが、近衛は何とか動き出し、汚れた姿のまま義姉へと躙り寄る。数人が部屋を出ようとしているのは助けを呼びに行くのだろうか。

「だ、だずげ…」

「助けて欲しいか?糞漏らし」

「!ぎ、ぎじゃばっあがっ!うぉろろろっ」

義姉の居る部屋へ《転移》して、女達の汚物の匂いに噎せそうになるのを堪えて相対してやると、義姉はキレながらゲロを吐く。《皮膚呼吸》、役立つ。

「ガ、ガゲルざばっ!ご容赦!ご容赦をっ」

「姫様が、死んでしまいますっ」

傍に居た近衛が這い蹲って頭を下げる。戦える状態では無いのだ、頭を下げるしか無い。

「剣でやるんだろ?何呑気に茶なんぞ飲んどるんだ。早く準備しろって。お前等支度させろ」

「はっ」「はあ」

フラフラな二人が義姉を抱き抱え、立ち上がらせようと身を振るう。

「ごの…ギヒッ!」
 
胃の中にたっぷりの水を入れてやる。吐かないと知らんぞ?

「カケル様、お部屋を出て頂けないと…」

「良いから早くしろ」

ダウンしているメイドを浮かせ、汚い服を仕舞って捨てる。口許と下半身の汚れたメイドは声も無く、脚をおっ広げた姿で《洗浄》された。

「う…ああ…」

「支度が済むまでこの女を犯す」

「ごの、ゲブッグロロロッ」

胃に貯めた水を噴き出し再び膝を着く義姉を見ながら、俺はズボンを下ろし、柔らかくなっていたアイツを通常の状態に戻した。




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