女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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異常は無い

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 リュネがサロンから出て行って、夫人は長い息を吐く。

「ちょっと、ドキドキしてしまったわ」

「ちょっとで済んで良かったよ。まあ、それだけ夫人を認めてるって事だろう」

「それだけの働きをしなければならないのね。命を賭して努めるわ」

「賭さなくて良いから、先ずは上に乗ってしゃぶってくれ。俺も舐めるから」

「そうね。あの人が帰って来てしまうわ」

サロンの中央に敷かれたマットに仰向けになって装備を仕舞うと、トリエーレは俺の顔に尻を擦りながら跨ってアイツを両の掌で掴み、先っぽに舌を這わせる。口内に含むと積極的に上下して、唾液と先走りを舌で絡めて掻き混ぜた。

「旦那とはしてないの?」

「ん、んっ、んちゅ。子が、成せなかったの」

「そうか」

短く答えると、パンツをずらしてトリエーレの割れ目に舌を突き刺し、グルグルと粘膜を擦り上げる。《感知》で診たが、特に異常は無いようで、問題は男側である事が伺えた。

『返事は良いから聞いてくれ』

「んっ、んん…」

『スキルで体を診てみたが、トリエーレに異常は見付からなかった。だから子は出来るよ』

「んっ!?んぶっ、んっんはっ」

口を離したのを見計らい、浮かせて出来た隙間からするりとマットを抜け出すと、四つん這い状態で宙に浮くトリエーレの腰を捕まえアイツをアソコに突き立てた。

「ああああっ!あっ!あはあああっ!」

着ている物を《収納》されて、裸に剥かれたトリエーレに高速ピストンが振る舞われ、粘液と空気の混ざった快楽の証を粘膜に擦り付ける。体を硬直させて喘ぐ事しか出来無くなったトリエーレの耳元で囁いた。

「子供が出来たら育ててくれ」

「えっ、あっ!あは、あひっひやあああっ!!」

大量の子種をトリエーレの子部屋に注ぎ、子部屋の狭い入り口に蓋をした。これで誰にも邪魔させない。はあはあと息を荒らげて体を震わす極上の女を俺はまだまだ欲している。アイツが繋がったままで正面から抱き直し、再び腰を振る。トリエーレは俺に抱き着いて、何度もキスを強請った。


「子が、成せるのですね?」

「旦那で試して見てくれ。早い方が良いな」

 《洗浄》し、身形を整えた夫人が小さい声で問い掛けるのをトーンを合わせて答える。食事に呼ばれて食堂へ向かうが、未だ家主は帰宅していなかった。

「カケルよ、来たな?約束を果たそうぞ」

デュセルは居た。どうやら試練を乗り越えたようで、ドヤ顔が上気している。まだ酔ってんのか?

「カーケールーさぁーーん」

爆発寸前のリュネの隣に座り、テーブルの下で手を握る。

「任せっきりで済まなかった。後でたっぷりご褒美あげるからな?」

「約束、ですからね?」

龍の約束だ。破る事は出来無い。デュセルの冒険譚を聞かされつつ夫人が来るのを待っていると、俄にメイドに動きが出る。どうやら家主が帰宅したようだ。

「デュセル様。家主の帰りを客は迎えるべきなのでしょうか」

「うむ。私も義兄殿に顔を出す。貴殿も同行せよ」

デュセルを前に、リュネの手を引き付いて行く。

「む、義弟デュセル、来て居ったか。それに後ろの美人に皮鎧…」

「久しく。冒険者カケルがハーク様、アルア様をお連れしました」

「カケル…あのドラゴンのカケルか!?」

何だか二つ名みたいだな、ドラゴンのカケル。

「ハーク様とアルア様、まさかお二方だけで城に向かわせたりはしておらぬだろうな?それに街に入ったと聞いたなら、ワシが知らぬ筈が無い。どうやって入った?」

「ブルランさんに腕利きメイドが十一人が付いておりますし、俺も《感知》で見ておりますのでご安心を。街へはこっそり入らせて頂きました。誰が敵か分からぬ故ですので、どうかお許し下さい」

「うむ。して、其方の美人は?」

「我が妻のグリューネワルターです。様を付けなばならぬ方ですので一つよろしく」

「妻…妻……」

「リュネ?」

「え、あ、リュネでぇ~っす、うふ、うふふ」

「う、うむ。リュネ様、であるな」

機嫌が超直った。






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