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冒険者を辞める
しおりを挟む喪服の人妻にシコシコされて、嬉しくない男はこの場に居ない。流れ出る先走りを舌先で掬い、口の中をヌルヌルにすると、窄めた唇がアイツの先に吸い付いて、雁首を飲み込んだ。舌全体でグルグルチュポチュポ、美味そうに舐る人妻にチンピクが止まらない。因みに参列の日は爵位毎に決められていて、夫人は明日であるとの事。親であり、一番爵位の高いジョービリン家に同行する形になっているそうだ。外から来る貴族が寄親や親族の家に厄介になるのは、そう言う所から来ているらしい。まあ、貴族がバラバラに泊まれる程この街に宿屋は無いのだが。
「トリエーレ、気持ち良いよ」
「んふ、んっ、んっちゅ」
褒められて嬉しいのか、舐る舌に力が篭もり、竿を扱く手の速さが増した。我慢せず、人妻の口内に射精して、絨毯の上に仰向けに寝かせた。
「こんなエロい人妻見たら、もう我慢出来無いよ」
「あっ、はぁ、はぁ、いっ、いけませんっあはあっ」
口と行動が真逆のトリエーレは股を開き、覆い被さる俺を抱き締め胸に顔を埋めさす。準備良くノーパンな尻を持ち上げて、正直な方の口の中へアイツを飲み込ませた。
俺がゴモラン家の女達と交合っている間も、ハークの家は忙しい。弔問客の相手をし、それぞれの代表の、家格に合った言葉を掛けるのだと言う。それが三日。その後城から教会に棺を移し、各街の有力者の弔問が二日。残り五日はダミーの棺で一般の弔問となり、その間に納棺するそうだ。
俺の葬式は何日掛かったのだろうか。日本の葬式はすっかり終わった後で不意に線香上げに来たりするから暫く気が抜けないって、生前に課の先輩が言ってたな。偉くは無かったが何度か配置換えしてたし、一部署二人として八人と市長、副市長。十人と地元に居る友達数人って所だろうな。輪廻から外れて異世界に行かないよう祈りながら腰を振った。
翌日は朝早くからカロが来て、ジョンからのヘルプ依頼があるとと言う。風呂場の二階でカロとエッチし小アトールへ向かうと、中身をスッカラカンにされたギルマス室にジョンは居た。酒場にある様な円卓の前で背凭れの無い安椅子に座り、紙束と戦っていた。
「来たな?」
「偶には仕事しないとな」
「ギルマス変わってくれよ」
「それが依頼なら俺は冒険者を辞めるぞー?」
「冒険者を辞めてギルマスになるのか」
「良し、更地にしよう」
「止めろよ。依頼はコッチだ」
依頼内容は大アトール砦の再建だそうで、仮設でも良いのでとにかく壁を建てて出入りを把握出来るようにしたいそうだ。で、エルシドとジョンが示し合わせて俺に白羽の矢を立てたのだと。金が出るなら仕事だ。依頼者が誰とか関係無い。了承し、拙い事務処理をされて大アトールへ移動した。
「うむっ、来たか!」
「来ましたとも」
《転移》して、直接エルシドの元に来たのにあんまり驚かないのな。部下の兵に連れられて、壊れ尽くした砦の前で作業内容を聞く。要するに片付けと建築だ。瓦礫の中には人の死体や金目の物が入ってる。それ等も掘り出したいそうだ。
「言っては何だが、お前一人で出来るのか?」
「コレでも凄い冒険者なんだぜ?」
瓦礫の山を《収納》し、死体と金目の物で分けて出す。近くで警備してた奴等も集まってすげー驚いてるよ。
「な?凄いだろ」
「あ、ああ。あの端金みたいな依頼料は一オコン掛からんからあの値段だったのだな」
「馬鹿言え。サービスしてんだ。ハーク王の就任前祝いってな」
瓦礫の消えた土地を凹ませ均し、《威圧》の壁を二枚建てると中に柔らか煉瓦を注ぎ込む。固めて《威圧》を解いたら壁の出来上がりだ。それを二枚建て、間に挟ませる形で端へ更に二枚。使わない斜面に煉瓦を流し込んで固めたら大きい空間のある壁の塊が出来上がった。
「土魔法、だよな?」
「壊すにも作るにも使えるからな。便利だぞ?」
「出入り…出来んがな」
作るよ!
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