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ペタンコ
しおりを挟む「ふ、獣に守ってもらえるとはな」
「三ちゃん、言われてるぞ」
「うぐ、言い返せないけど私の事じゃないもん」
今現在も隠れてる三が反論する。
「コーラーを守ってあげられる飼い主になろうな」
「さあさあ、無駄口叩かず付いて来い。縛って引き摺ってやっても良いのだぞ?」
「縛られるのは趣味じゃ無いんだ。尻に敷かれるのは吝かでも無いがね」
コーラーが動き出し、自然と皆が同調する。一と革鎧は後ろから付いて来た。付いて来いって言ったんなら前を歩けよ…。
「三ちゃんよ、コーラーは何歳なんだ?」
「知らないよ。私が子供の頃からこんなだったし。一は知ってる?」
「え、し、知らないわよ。私が子供の頃も大きかったわ」
「なら先輩だな。コーラーさんって呼ばなきゃ」
「何でよ!?私飼い主なのにっ」
「この子は君等の事を妹の様に思っているぞ?因みに雄雌は?」
「それは、雌だけど…」
「ならコーラー姉さんだな」
「五月蝿いぞ。男の癖に黙って歩けんのか」
「俺は声出してなんぼの世界に居たからな。仕方無いね。それに名乗りもしない人の言葉なんて聞けませーん」
後ろでヒソヒソやってるが普通に筒抜けだからな?
「貴様の様な奴に名乗る名等無いっ」
「だろうな。下っ端の名前聞いても覚えられんしな」
「貴様っ!」
革鎧がフレイルを振り被って駆けて来た。コーラー姉さんを撫でながら歩いている俺は特に構える事もせず、脳天目掛けて振り下ろされる鈍器を無視する。
が、バカッと乾いた衝撃音がして、それだけだ。纏った《結界》を打ち付けた分銅は衝撃で跳ね返り、柄に直撃すると下っ端ちゃんは思わずその手を緩めてしまったようで、得物を落としてしまった。
「やられたら、やり返すけど?」
落ちたフレイルを踏み付け凄んでみる。柄と分銅の間を踏んだようで、柄がビクンと跳ね上がる。
「きっ、貴様っ!あ…」
得物を見て、見上げた目が得物によく似た形状のモノへと向けられて、視線が止まる。そこにはミスリルの装飾が施されたペニスケがビクンビクンと脈を打っていた。
「か、飾りを付けて虚勢を張ってるつ、つもりだろうが……」
ペニスケを外し、ゆっくりとアイツを外気に晒す。脈打ち血管を浮き上がらせるソレを見て、下っ端ちゃんは膝を崩した。
「何…それ…」
言葉を発したのは一。崩れ落ちる下っ端ちゃんを支えて膝を着き、アイツを見てしまった。
「ブフッ」「何よ?どうしたのよ?え、貴方何それっ病気!?」
コーラー姉さんに隠れていた三ちゃんが顔を出し、アイツを見て変な事を口にする。
「コレが男のちんぽだよ」
「ちん、ぽ…」「そんなの、見た事も聞いた事も無いわよ」
目の前の二人はそう言うが、男が居ないと子供も産まれないでしょうに。
「人は皆、男と女がコレで繋がって子を成すんだぞ?」
「しっ、知らないよそんなのっ」
「男に…そんなモノが生えてるなんて…」
「知らないなら教えてやろう。下っ端ちゃん、よく見るんだ」
「はい…」
軽い《洗脳》を施して、下っ端ちゃんの近くへ寄ってしっかり見せてやる。近くに居る一も一緒になって凝視してる。
「兜を脱ぎな。小手もな」
「…はい」
小手を外し、兜を外した下っ端ちゃんはブロンドのペタンコヘアー。籠った汗で顔に髪が張り付いてるが、中々キレイなお顔でらっしゃる。
「コイツに触ってみろ。一も良かったらどうぞ」
「はい…」「え、あ、それじゃあ…」
「優しくな」
躊躇無くアイツに触れる下っ端ちゃんに同調し、一も恐る恐ると言った表情で指を付ける。
「温かい…」
「お前、名は?」
「二クリアの、九…」
「なら九ちゃんだな。九ちゃん、ソイツを舐めるんだ」
「はい…れろっ」
返事と共に、伸びた舌先がアイツに触れる。一は流石に驚いた様子だが、此方をチラチラ見てくる辺り、自分もやるのか戸惑っているみたいだ。
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