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転生先は悪役令嬢
ナーディシナ・ホルヴァー(ナナちゃん)
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「まさかナナが、そんなに苦しんでいたなんて·····気づかずゴメンなさい·····」
「リリアナが謝ることなんてないわ。弱かった私が悪いのよ·····」
「もうどちらも謝るのはやめましょう!ここはあそことは違うのだから」
「ありがとう、リリアナ·····」
ナーディシナからアンナのことを聞いた時、アンナの怖さを知った·····助けてあげられなかった自分の不甲斐なさが嫌になる。私は親友の苦しみに気づけなかった·····
私はシンシアに言われたことをナナに話した。ナナはとても驚き、辛そうだった·····アンナがこの世界に来ているなんて·····と呟いていた。
「アンナは誰に転生しているんだろう·····」
「一人、心当たりが·····あるわ·····」
「本当?!」
「えぇ·····でも違ってほしいわ·····」
「誰なの?」
「この世界の主人公·····ベル・リナリア·····」
ベルが·····アンナ·····?!
「嘘·····」
「あなたを探すためにベルにも会ったの·····目がアンナにそっくりだった·····怖かった·····それに将来あの子と親友になるだなんて·····絶対嫌!!!」
「大丈夫よ、ナナ。未来はきっと変えられる·····いや変えてみせるわ!」
「リリアナ·····大好きよ·····」
「私もよ、ナナ」
絶対に変えてみせる、私達のために·····
「一緒に頑張りましょう、アカリ」
「そうね、エルサ」
「すみません、ラルク様。エルサとのお話しが楽しいあまりについつい長話をしてしまいました。」
「アカリ、またお話しましょうね」
「えぇ、喜んで」
「私は別に大丈夫ですよ、アカリ嬢、もうエルサを呼び捨てで読んでいるのですね·····」
「えぇ、何か??」
「なんでもありません·····」
ラルク様、絶対なんでもなくないですよね·····目が死んでますよ·····
「エルサ、早く行かないとケーキが無くなってしまいますよ、行きましょう」
そう言ってラルク様が私の腕を掴み歩き出した
「えぇ、ちょっと待ってください!また会いましょうね、アカリ」
「楽しみにしているわ、エルサ」
アカリは私達を見てクスクスと笑っていた。
親友の笑顔にエルサは安堵したのだった·····
「ラルク様!!このショートケーキ、凄く美味しいですよ!このフルーツタルトも!!」
ショートケーキはフワフワで生クリームも程よい甘さ·····イチゴはとっても甘い!フルーツタルトのフルーツも!!
「そうなのかい?食べたいなぁ」
「お取りしますわ」
「でもそんなに食べられないんだよね~、一口くれない??」
「えっ·····どういうことですの??」
「君のを一口ちょうだい、アーン·····」
「えっ、人前ですし·····恥ずかしいですわ!一口あげますからご自分で食べてください!!」
「手が空いてないんだよ~ほら」
そう言って見せた両手にはなぜか大量の本が·····
それなんで持ってるの?!必要じゃないよね·····
「食べたいんだけど·····食べちゃダメなの??」
「あぁ·····分かりました!あげますよ!」
新しいフォークを手に取ってショートケーキを一口分切る·····そしてラルク様の口に持っていこうとしたのだが·····恥ずかしい!!口を開けて待っているラルク様を見てるだけで頬が赤くなってしまう·····目を逸らしてながら口に持っていこうとしたら·····
「エルサ、こっち見ないと口に入らないよ~」
「ラルク様?!」
確かにフォークがラルク様の耳の方を向いていた。確かに見なきゃダメよね·····待って、ラルク様さっきと位置変わってない??気のせいかしら??
「エルサ??まだ??」
もうやってやる!!
「どうぞ!!」
そう言って出したフォークはラルク様の口の中ではなく、ルー兄様の口の中·····えっ??
「ルー兄様!!!」
私は思い切り叫んでしまった·····
「リリアナが謝ることなんてないわ。弱かった私が悪いのよ·····」
「もうどちらも謝るのはやめましょう!ここはあそことは違うのだから」
「ありがとう、リリアナ·····」
ナーディシナからアンナのことを聞いた時、アンナの怖さを知った·····助けてあげられなかった自分の不甲斐なさが嫌になる。私は親友の苦しみに気づけなかった·····
私はシンシアに言われたことをナナに話した。ナナはとても驚き、辛そうだった·····アンナがこの世界に来ているなんて·····と呟いていた。
「アンナは誰に転生しているんだろう·····」
「一人、心当たりが·····あるわ·····」
「本当?!」
「えぇ·····でも違ってほしいわ·····」
「誰なの?」
「この世界の主人公·····ベル・リナリア·····」
ベルが·····アンナ·····?!
「嘘·····」
「あなたを探すためにベルにも会ったの·····目がアンナにそっくりだった·····怖かった·····それに将来あの子と親友になるだなんて·····絶対嫌!!!」
「大丈夫よ、ナナ。未来はきっと変えられる·····いや変えてみせるわ!」
「リリアナ·····大好きよ·····」
「私もよ、ナナ」
絶対に変えてみせる、私達のために·····
「一緒に頑張りましょう、アカリ」
「そうね、エルサ」
「すみません、ラルク様。エルサとのお話しが楽しいあまりについつい長話をしてしまいました。」
「アカリ、またお話しましょうね」
「えぇ、喜んで」
「私は別に大丈夫ですよ、アカリ嬢、もうエルサを呼び捨てで読んでいるのですね·····」
「えぇ、何か??」
「なんでもありません·····」
ラルク様、絶対なんでもなくないですよね·····目が死んでますよ·····
「エルサ、早く行かないとケーキが無くなってしまいますよ、行きましょう」
そう言ってラルク様が私の腕を掴み歩き出した
「えぇ、ちょっと待ってください!また会いましょうね、アカリ」
「楽しみにしているわ、エルサ」
アカリは私達を見てクスクスと笑っていた。
親友の笑顔にエルサは安堵したのだった·····
「ラルク様!!このショートケーキ、凄く美味しいですよ!このフルーツタルトも!!」
ショートケーキはフワフワで生クリームも程よい甘さ·····イチゴはとっても甘い!フルーツタルトのフルーツも!!
「そうなのかい?食べたいなぁ」
「お取りしますわ」
「でもそんなに食べられないんだよね~、一口くれない??」
「えっ·····どういうことですの??」
「君のを一口ちょうだい、アーン·····」
「えっ、人前ですし·····恥ずかしいですわ!一口あげますからご自分で食べてください!!」
「手が空いてないんだよ~ほら」
そう言って見せた両手にはなぜか大量の本が·····
それなんで持ってるの?!必要じゃないよね·····
「食べたいんだけど·····食べちゃダメなの??」
「あぁ·····分かりました!あげますよ!」
新しいフォークを手に取ってショートケーキを一口分切る·····そしてラルク様の口に持っていこうとしたのだが·····恥ずかしい!!口を開けて待っているラルク様を見てるだけで頬が赤くなってしまう·····目を逸らしてながら口に持っていこうとしたら·····
「エルサ、こっち見ないと口に入らないよ~」
「ラルク様?!」
確かにフォークがラルク様の耳の方を向いていた。確かに見なきゃダメよね·····待って、ラルク様さっきと位置変わってない??気のせいかしら??
「エルサ??まだ??」
もうやってやる!!
「どうぞ!!」
そう言って出したフォークはラルク様の口の中ではなく、ルー兄様の口の中·····えっ??
「ルー兄様!!!」
私は思い切り叫んでしまった·····
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