3 / 9
3
しおりを挟む
夢薬庵の夜。
リセは机に広げた師匠アルスの古い研究日誌を見つめていた。
紙は黄ばんでいるが、文字は鮮明に残っている。
「……“夢は、記憶の複製である”……」
リセは声に出して読み上げた。
胸の奥に冷たいものが広がる。
(もし夢が記憶の複製なら……私は?)
ノアが静かに近づき、言葉を選ぶように告げた。
「リセさん……あなたの出生記録には空白があるんです。戸籍も、家族の痕跡も……師匠アルスの研究所に来る以前の記録が、ない」
「……そんなはずはない。私は師匠アルスに拾われただけ……」
リセは否定したが、声は震えていた。
**
その夜―リセは夢に沈んだ。
夢の中で、自分にそっくりな“もう一人のリセ”が立っていた。
無表情で、冷たい瞳。
「……誰?」
「私は夢技師リセ・ファルナ。本物はどっちだと思う?」
偽リセが囁く。
リセは後ずさりし、胸を押さえた。
「違う……私は本物よ。私は人間……!」
「人間? あなたは師匠アルスの夢から作られた人格」
「記憶を複製して生まれた存在。……証拠は、あなたの記憶が他人に売られていること」
偽リセの声は冷酷だった。
リセの心臓が強く打ち、視界が揺れる。
「……嘘よ……そんなの……!」
「夢は嘘をつけない。あなた自身が夢なんだ」
リセの足元の風景が崩れ始める。
薬庵の床が割れ、師匠アルスの影が遠くに見える。
リセは叫んだ。
「私は……誰の夢なの……?」
涙が頬を伝う。
現実と夢の境界が曖昧になり、意識が溶けていく。
「リセ!」
声が響いた。
セイレンだった。
彼の手がリセの腕を掴み、強く引き戻す。
「戻れ! 夢に呑まれるな!」
リセは目を開けた。
現実の夢薬庵―セイレンの瞳が真剣に自分を見ている。
「……私は……誰なの……?」
リセの声は震えていた。
セイレンは答えず、ただ強く抱きしめた。
「君は君だ。それ以上の証明はいらない」
リセの胸に、深い疑念と恐怖が残った。
(私は……夢から生まれた存在? 本当に人なの?)
***
翌朝、夢薬庵―セイレンが駆け込んできた。
制服は乱れ、額には汗が滲んでいる。
「リセ! 夢技師が市庁舎の地下で拘束された。……だが、様子がおかしい」
リセは立ち上がり、夢晶を握りしめた。
ノアが不安そうに顔を上げる。
「様子……?」
「取り調べで、“市長エルマーの命令だった”と供述した……。 だが、彼自身も操られているように見える……」
市庁舎地下―拘束された夢技師は黒衣の男だった。
顔はやつれ、瞳は虚ろ。
リセが近づくと、彼は笑った。
「……夢を売るのは、俺の意思じゃない。命令だ。市長の……」
「エルマー市長が……?」
セイレンが低く唸る。
リセは夢晶を取り出し、男の脳波を解析した。
そこには奇妙な紋様が刻まれていた。
「……夢喰いの印。あなたも操られていたの……ね」
夢技師は苦笑した。
「俺はただ……記憶融合装置を使っただけだ。人の記憶を商品にするために……。だ
が、その技術は……アルスが封印したものだ」
「師匠……!」
リセの胸に冷たい衝撃が走った。
(師匠アルスの研究が、こんな形で利用されている……)
夢技師が震える声で続けた。
「……俺は駒にすぎない。真の黒幕は……別にいる。夢喰いは目を覚ます。ユーメリア全土が夢になる……」
その瞬間、夢晶が黒く染まり、男の意識が途切れた。
拘束されたまま、彼は眠りに落ちる。
「……夢に呑まれた?」
ノアが青ざめた声を漏らす。
リセは拳を握りしめた。
「黒幕は市長だけじゃない。もっと深いところで……夢喰いが動いている」
市場は閉鎖され、被害者たちの記憶は一部回復した。
だが、リセの胸には重い影が残っていた。
**
夜―リセが夢に沈むと、崩れゆく街が広がった。
師匠アルスの声が響く。
「リセ……まだ夢の中だ……」
リセは目を見開いた。
(師匠……あなたが……夢喰いなの?)
***
ユーメリアの街に、不穏な噂が広がっていた。
『夢が見られなくなる病』が蔓延し始め、人々は次第に感情を失い、やがて廃人のようになっていく。
「……リセさん、また新な患者です……」
ノアが夢薬庵の扉を開け、青ざめた顔の青年を連れてきた。
青年は夢晶を握りしめていたが、その光は弱々しく、ほとんど消えかけている。
「夢を……見られないんです。眠っても、何も……ただ、空白だけが続く……」
青年の声は乾いていた。
リセは夢晶を受け取り、目を閉じる。
だが、そこには途中で途切れた夢の記録しか残っていなかった。
「……夢が途中で切れている。まるで、誰かに食べられたみたい」
リセの言葉に、ノアが震える声で答えた。
「街では“夢を喰らう怪物”の噂が広まっています。……夢喰いって呼ばれてる」
**
その夜―リセは自分の夢診断に異常を感じた。
夢の中で、黒い影が現れたのだ。
「……誰?」
影は形を持たず、ただ囁いた。
「お前の夢は甘い……もっと寄越せ」
リセは息を呑み、必死に目を覚ました。
枕元の夢晶は黒ずみ、記録が一部欠損していた。
「……夢喰いは、実在する」
リセは確信した。
胸の奥に冷たい恐怖が広がる。
(この波形……師匠アルスが研究していた“夢安定核”と酷似している……)
翌朝―セイレンが夢薬庵を訪れた。
彼の表情は険しい。
「リセ。夢警団は患者増加を確認したが、上層部は噂だとして調査を中止した」
「……夢喰いは実在する。夢晶の波形が証拠よ」
リセは夢晶を差し出した。
セイレンは黙ってそれを見つめ、深く息を吐いた。
「……なら、俺たちで追うしかないな」
***
夢警団本部―セイレンは上層部に報告を終えたばかりだった。
だが、返ってきたのは冷たい命令だった。
「調査は中止せよ。夢喰いなど存在しない。市民を惑わせる噂を広めるな」
上官の声は硬く、反論を許さない。セイレンは拳を握りしめた。
「……夢を失った患者が増えているんです。放置すれば街が崩壊する」
「黙れ。市長エルマーの方針に逆らうな」
会議室を出たセイレンの顔は険しかった。
リセが待っていた。
「……止められたのね」
「上層部は夢喰いの存在を認めない。だが、俺は信じる。君の夢晶が証拠だ」
リセは静かに頷いた。
胸の奥に冷たい怒りが広がる。
(市長が圧力をかけている……何かを隠している)
その夜―ノアが裏ルートで入手した資料を広げた。
「……夢安定核の製造記録です。市長の夢管理局で量産されている」
「夢安定核……師匠アルスが研究していたもの」
リセの声は震えていた。
セイレンが資料を覗き込み、眉を寄せる。
「……夢を封じる薬、“ドリームシール”か。これを使えば、人の夢を永久に閉じ込められる」
「夢を閉じ込める……それは、夢を喰うのと同じ」
***
三人は夢管理局の倉庫に潜入した。
暗闇の中、薬瓶が並んでいる。
リセが一つを手に取ると、瓶の中から黒い霧が吹き出した。
「……っ!」
倉庫全体が悪夢空間に変貌する。
壁が歪み、床が揺れる。ノアが叫んだ。
「リセさん!!! リセさん、離れて!」
だが霧はリセにまとわりつき、囁いた。
「夢喰いは……お前を探している」
リセの心臓が強く打ち、視界が暗く染まる。
(私を……探している? なぜ……?)
セイレンが剣を抜き、霧を切り裂いた。
「リセ! しっかりしろ!」
リセは息を荒げながら霧から逃れた。
だが胸の奥に残る囁きは消えない。
「……夢喰いは、私と繋がっている」
リセの声は震えていた。
セイレンは彼女を見つめ、静かに頷いた。
「なら、次は直接確かめるために捕まえるしかないな」
リセは机に広げた師匠アルスの古い研究日誌を見つめていた。
紙は黄ばんでいるが、文字は鮮明に残っている。
「……“夢は、記憶の複製である”……」
リセは声に出して読み上げた。
胸の奥に冷たいものが広がる。
(もし夢が記憶の複製なら……私は?)
ノアが静かに近づき、言葉を選ぶように告げた。
「リセさん……あなたの出生記録には空白があるんです。戸籍も、家族の痕跡も……師匠アルスの研究所に来る以前の記録が、ない」
「……そんなはずはない。私は師匠アルスに拾われただけ……」
リセは否定したが、声は震えていた。
**
その夜―リセは夢に沈んだ。
夢の中で、自分にそっくりな“もう一人のリセ”が立っていた。
無表情で、冷たい瞳。
「……誰?」
「私は夢技師リセ・ファルナ。本物はどっちだと思う?」
偽リセが囁く。
リセは後ずさりし、胸を押さえた。
「違う……私は本物よ。私は人間……!」
「人間? あなたは師匠アルスの夢から作られた人格」
「記憶を複製して生まれた存在。……証拠は、あなたの記憶が他人に売られていること」
偽リセの声は冷酷だった。
リセの心臓が強く打ち、視界が揺れる。
「……嘘よ……そんなの……!」
「夢は嘘をつけない。あなた自身が夢なんだ」
リセの足元の風景が崩れ始める。
薬庵の床が割れ、師匠アルスの影が遠くに見える。
リセは叫んだ。
「私は……誰の夢なの……?」
涙が頬を伝う。
現実と夢の境界が曖昧になり、意識が溶けていく。
「リセ!」
声が響いた。
セイレンだった。
彼の手がリセの腕を掴み、強く引き戻す。
「戻れ! 夢に呑まれるな!」
リセは目を開けた。
現実の夢薬庵―セイレンの瞳が真剣に自分を見ている。
「……私は……誰なの……?」
リセの声は震えていた。
セイレンは答えず、ただ強く抱きしめた。
「君は君だ。それ以上の証明はいらない」
リセの胸に、深い疑念と恐怖が残った。
(私は……夢から生まれた存在? 本当に人なの?)
***
翌朝、夢薬庵―セイレンが駆け込んできた。
制服は乱れ、額には汗が滲んでいる。
「リセ! 夢技師が市庁舎の地下で拘束された。……だが、様子がおかしい」
リセは立ち上がり、夢晶を握りしめた。
ノアが不安そうに顔を上げる。
「様子……?」
「取り調べで、“市長エルマーの命令だった”と供述した……。 だが、彼自身も操られているように見える……」
市庁舎地下―拘束された夢技師は黒衣の男だった。
顔はやつれ、瞳は虚ろ。
リセが近づくと、彼は笑った。
「……夢を売るのは、俺の意思じゃない。命令だ。市長の……」
「エルマー市長が……?」
セイレンが低く唸る。
リセは夢晶を取り出し、男の脳波を解析した。
そこには奇妙な紋様が刻まれていた。
「……夢喰いの印。あなたも操られていたの……ね」
夢技師は苦笑した。
「俺はただ……記憶融合装置を使っただけだ。人の記憶を商品にするために……。だ
が、その技術は……アルスが封印したものだ」
「師匠……!」
リセの胸に冷たい衝撃が走った。
(師匠アルスの研究が、こんな形で利用されている……)
夢技師が震える声で続けた。
「……俺は駒にすぎない。真の黒幕は……別にいる。夢喰いは目を覚ます。ユーメリア全土が夢になる……」
その瞬間、夢晶が黒く染まり、男の意識が途切れた。
拘束されたまま、彼は眠りに落ちる。
「……夢に呑まれた?」
ノアが青ざめた声を漏らす。
リセは拳を握りしめた。
「黒幕は市長だけじゃない。もっと深いところで……夢喰いが動いている」
市場は閉鎖され、被害者たちの記憶は一部回復した。
だが、リセの胸には重い影が残っていた。
**
夜―リセが夢に沈むと、崩れゆく街が広がった。
師匠アルスの声が響く。
「リセ……まだ夢の中だ……」
リセは目を見開いた。
(師匠……あなたが……夢喰いなの?)
***
ユーメリアの街に、不穏な噂が広がっていた。
『夢が見られなくなる病』が蔓延し始め、人々は次第に感情を失い、やがて廃人のようになっていく。
「……リセさん、また新な患者です……」
ノアが夢薬庵の扉を開け、青ざめた顔の青年を連れてきた。
青年は夢晶を握りしめていたが、その光は弱々しく、ほとんど消えかけている。
「夢を……見られないんです。眠っても、何も……ただ、空白だけが続く……」
青年の声は乾いていた。
リセは夢晶を受け取り、目を閉じる。
だが、そこには途中で途切れた夢の記録しか残っていなかった。
「……夢が途中で切れている。まるで、誰かに食べられたみたい」
リセの言葉に、ノアが震える声で答えた。
「街では“夢を喰らう怪物”の噂が広まっています。……夢喰いって呼ばれてる」
**
その夜―リセは自分の夢診断に異常を感じた。
夢の中で、黒い影が現れたのだ。
「……誰?」
影は形を持たず、ただ囁いた。
「お前の夢は甘い……もっと寄越せ」
リセは息を呑み、必死に目を覚ました。
枕元の夢晶は黒ずみ、記録が一部欠損していた。
「……夢喰いは、実在する」
リセは確信した。
胸の奥に冷たい恐怖が広がる。
(この波形……師匠アルスが研究していた“夢安定核”と酷似している……)
翌朝―セイレンが夢薬庵を訪れた。
彼の表情は険しい。
「リセ。夢警団は患者増加を確認したが、上層部は噂だとして調査を中止した」
「……夢喰いは実在する。夢晶の波形が証拠よ」
リセは夢晶を差し出した。
セイレンは黙ってそれを見つめ、深く息を吐いた。
「……なら、俺たちで追うしかないな」
***
夢警団本部―セイレンは上層部に報告を終えたばかりだった。
だが、返ってきたのは冷たい命令だった。
「調査は中止せよ。夢喰いなど存在しない。市民を惑わせる噂を広めるな」
上官の声は硬く、反論を許さない。セイレンは拳を握りしめた。
「……夢を失った患者が増えているんです。放置すれば街が崩壊する」
「黙れ。市長エルマーの方針に逆らうな」
会議室を出たセイレンの顔は険しかった。
リセが待っていた。
「……止められたのね」
「上層部は夢喰いの存在を認めない。だが、俺は信じる。君の夢晶が証拠だ」
リセは静かに頷いた。
胸の奥に冷たい怒りが広がる。
(市長が圧力をかけている……何かを隠している)
その夜―ノアが裏ルートで入手した資料を広げた。
「……夢安定核の製造記録です。市長の夢管理局で量産されている」
「夢安定核……師匠アルスが研究していたもの」
リセの声は震えていた。
セイレンが資料を覗き込み、眉を寄せる。
「……夢を封じる薬、“ドリームシール”か。これを使えば、人の夢を永久に閉じ込められる」
「夢を閉じ込める……それは、夢を喰うのと同じ」
***
三人は夢管理局の倉庫に潜入した。
暗闇の中、薬瓶が並んでいる。
リセが一つを手に取ると、瓶の中から黒い霧が吹き出した。
「……っ!」
倉庫全体が悪夢空間に変貌する。
壁が歪み、床が揺れる。ノアが叫んだ。
「リセさん!!! リセさん、離れて!」
だが霧はリセにまとわりつき、囁いた。
「夢喰いは……お前を探している」
リセの心臓が強く打ち、視界が暗く染まる。
(私を……探している? なぜ……?)
セイレンが剣を抜き、霧を切り裂いた。
「リセ! しっかりしろ!」
リセは息を荒げながら霧から逃れた。
だが胸の奥に残る囁きは消えない。
「……夢喰いは、私と繋がっている」
リセの声は震えていた。
セイレンは彼女を見つめ、静かに頷いた。
「なら、次は直接確かめるために捕まえるしかないな」
10
あなたにおすすめの小説
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
傾国の悪女、リーゼロッテの選択
千 遊雲
ファンタジー
傾国の悪女、リーゼロッテ・ダントは美しすぎた。
第一王子を魅了して、国の王位争いに混乱をもたらしてしまうほどに。
悪女として捕まったリーゼロッテだが、彼女は最後まで反省の一つもしなかった。
リーゼロッテが口にしたのは、ただの一言。「これが私の選択ですから」と、それだけだった。
彼女は美しすぎる顔で、最後まで満足げに笑っていた。
醜悪令息レオンの婚約
オータム
ファンタジー
醜悪な外見ゆえに誰からも恐れられ、避けられてきたレオン。
ある日、彼は自分が前世で遊んでいたシミュレーションRPGの世界に転生しており、
しかも“破滅が確定している悪役令嬢の弟”として生きていることに気付く。
このままでは、姉が理不尽な運命に呑まれてしまう。
怪しまれ、言葉を信じてもらえなくとも、レオンはただ一人、未来を変えるために立ち上がる――。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。
婚約破棄からの断罪カウンター
F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。
理論ではなく力押しのカウンター攻撃
効果は抜群か…?
(すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる