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3話
3-3 ツナサンドと玉子サンド
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マリリンが大志にモーニングセットとコーヒーのアメリカンをトレイにのせて運んでいく。
俺はライターさんに同じくモーニングとブレンドをトレイにのせて運んだ。
「お待たせいたしました。モーニングとブレンドでございます。」
「うん、ありがとう。」
短くライターのおじさんは俺の顔を見ずに応えて、読んでいた新聞紙をテーブルの隅におく。
「ん~うめー!」
早速、ツナサンドを一つ頬張った大志が、ポリポリときゅうりを噛んだ咀嚼音をならして、幸せそうに天を仰ぎながら呟く。
わかるぞー!大志。
俺も後でまかないでリクエストして食べよっと。
ちらっとライターのおじさんの表情も見てみると…
玉子サンドをモグモグと頬張り味わいながら、ちょっと目を瞑り眼鏡の奥の瞳が柔らかくなり微笑んでいるのがわかった。
美味しい…と言わなくても顔がすでに物語っているな。
そしてコーヒーを飲む前にコーヒーカップに鼻を近づけて香りを楽しんでいる。
コーヒーのいい香りが鼻腔をくすぐるのが席から離れててもわかる。
俺、実はこの喫茶店来るまでコーヒーって恥ずかしながらインスタントや缶コーヒーしか飲んだことなくて。
ぱんだ喫茶店のコーヒーは豆の種類も豊富にある。
パンダ店長がいつもオリジナルで何種類かブレンドしているようだ。
すべて香り豊かで味も苦味、酸味、甘味がほどよいバランスのブレンドコーヒーをパンダ店長は魔法のように作りだす。
初めてミルクも砂糖もいれずにブラックで最後まで美味しく飲めたことに感動した。
美味しいコーヒーって全っ然違うんだ!と目から鱗の衝撃を受けた。
「あ~私もコーヒー飲みたくなる。」
マリリンがお客様に聞こえないトーンでボソッと呟く。
「同じく…」
コーヒーの香りってなんか落ち着くんだよな…
そして大志はあっという間にモーニングをたいらげて席を立ち、会計を済ませにレジに来た。
「ごっそーさんでした!アニキ!また来ます!」
カウンター席まで丁度覗きに来た岩倉さんに手を上げて挨拶していく。
「おう。大志。ちゃんと働けよ。」
相変わらずのイケボで短く返事をする岩倉さん。
「オッス!頑張ってくるっす!」
ウキウキとしながら店をでていく大志。
仕事に行く前にこういう楽しみがあるといいだろうなと思える。
「ありがとうございました。」
言い終わるや否や、入れ替わりで
カランカランとドアベルが鳴りお客様がまた1人来店してきた。
「いらっしゃいま…せ!?」
俺とマリリンは思わず店に入ってきたお客様の姿に驚いて凝視してしまい、言葉をつまらせた。
俺はライターさんに同じくモーニングとブレンドをトレイにのせて運んだ。
「お待たせいたしました。モーニングとブレンドでございます。」
「うん、ありがとう。」
短くライターのおじさんは俺の顔を見ずに応えて、読んでいた新聞紙をテーブルの隅におく。
「ん~うめー!」
早速、ツナサンドを一つ頬張った大志が、ポリポリときゅうりを噛んだ咀嚼音をならして、幸せそうに天を仰ぎながら呟く。
わかるぞー!大志。
俺も後でまかないでリクエストして食べよっと。
ちらっとライターのおじさんの表情も見てみると…
玉子サンドをモグモグと頬張り味わいながら、ちょっと目を瞑り眼鏡の奥の瞳が柔らかくなり微笑んでいるのがわかった。
美味しい…と言わなくても顔がすでに物語っているな。
そしてコーヒーを飲む前にコーヒーカップに鼻を近づけて香りを楽しんでいる。
コーヒーのいい香りが鼻腔をくすぐるのが席から離れててもわかる。
俺、実はこの喫茶店来るまでコーヒーって恥ずかしながらインスタントや缶コーヒーしか飲んだことなくて。
ぱんだ喫茶店のコーヒーは豆の種類も豊富にある。
パンダ店長がいつもオリジナルで何種類かブレンドしているようだ。
すべて香り豊かで味も苦味、酸味、甘味がほどよいバランスのブレンドコーヒーをパンダ店長は魔法のように作りだす。
初めてミルクも砂糖もいれずにブラックで最後まで美味しく飲めたことに感動した。
美味しいコーヒーって全っ然違うんだ!と目から鱗の衝撃を受けた。
「あ~私もコーヒー飲みたくなる。」
マリリンがお客様に聞こえないトーンでボソッと呟く。
「同じく…」
コーヒーの香りってなんか落ち着くんだよな…
そして大志はあっという間にモーニングをたいらげて席を立ち、会計を済ませにレジに来た。
「ごっそーさんでした!アニキ!また来ます!」
カウンター席まで丁度覗きに来た岩倉さんに手を上げて挨拶していく。
「おう。大志。ちゃんと働けよ。」
相変わらずのイケボで短く返事をする岩倉さん。
「オッス!頑張ってくるっす!」
ウキウキとしながら店をでていく大志。
仕事に行く前にこういう楽しみがあるといいだろうなと思える。
「ありがとうございました。」
言い終わるや否や、入れ替わりで
カランカランとドアベルが鳴りお客様がまた1人来店してきた。
「いらっしゃいま…せ!?」
俺とマリリンは思わず店に入ってきたお客様の姿に驚いて凝視してしまい、言葉をつまらせた。
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