Stone_rabbit Story

Stone_rabbit side Story

not goodbye(別れじゃない)

The sea freezes more and more, and the space becomes smaller. The sparkling crystal-like world is sadly beautiful and ephemeral... Still, I could see the distant universe from a small space. In the distant consciousness, the rabbit heard someone's voice.

"This is not goodbye"

"Who are you?"

"I've always loved you, you've always loved me, it's life."

Certainly, I feel like there was such a life.

"Born again, we will meet. Until then, I'll be watching over you. I'm waiting.』

In the fading memory, the rabbit felt a certain future while listening to someone's voice. I felt a certain love.

海はどんどん凍っていき、空間も小さくなっていきます。 きらきらとしたクリスタルのようなその世界は、哀しいほどに美しくて、儚くて……。 それでもちいさくあいた場所から、はるかな宇宙が見えました。 遠のく意識の中、うさぎは誰かの声を聴きました。

『これは、別れじゃないから』

「あなたは、だあれ？」

『あなたをずっと愛していた、あなたがずっと愛してくれた、命だよ』

確かに、そんな命があった気がします。

『もう一度生まれ変わって、わたしたちは出逢うの。それまでずっと、見守ってるから。待ってるから』

消えてゆく記憶の中で、うさぎは誰かのその声を聴きながら、確かな未来を感じました。 確かな愛を、感じました。