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下町活躍篇
第4話 ルピスの帝国解説
しおりを挟む食事を終えた後 子供たちは部屋に戻り眠りにつき、ゼオンとルピスはお互い話をしていた
ル「それではゼオンさんは兵士になれなかったのですか?そんなにお強いのに」
ゼ「はい 剣や武器を扱えることが条件だったので、あと軍も色々な問題があるみたいで相手にされなかったですね」
ル「そうですか・・・私も兵士や騎士になることはおすすめしません 。給料はいいかもしれませんが、嫌な指令や後悔する命令が送られたりしますから・・・」
ルピスさんはなにか知っている雰囲気だが、ゼオンは会話を続けた
ゼ「俺 田舎から来たばかりで帝国のことあまり知らないんですが、今って勇者がいないんですよね?」
ル「そうですね 10年前に起きた勇者の一族を魔族が暗殺しに来た事件で当時の勇者とその家族や親戚も殺されてしまいましたから・・・」
ゼオンは自分の同族がしてしまったことに怒りを覚える
ル「でも 今は勇者の代わりなんて言っていいのか分からないけど 帝国で最も優秀な騎士や兵士5人に贈られる称号『帝国五聖』が存在するわ」
ゼ「『帝国五聖』 一体どんな人たちがなったんですか?」
ル「わかったわ 一人ずつ説明するわね」
まず 『シルヴィア』様
帝国で皇帝の盾の異名を持つ 代々皇帝を守ってきた由緒ある貴族出身の方 皇族とも長い付き合いで厚い信頼のある一族ね
身の丈ほどの盾を使用して あらゆる攻撃を防ぐことができるのよね また封印系魔法が得意で相手を拘束したり、結界を作って封じ込めたりすることもできる
次に『ガルベド』様
ドワーフと人間のハーフだけど 人間の血が濃くて身長は私たちと変わらないわ 鍛冶や錬金系魔法を得意としていて斧をメインに 錬金系で武器を増やしたりと戦場で様々な活躍を見せるお方よ
元々は傭兵稼業で暮らしていたけど、シリウス様にスカウトされ共に五聖まで登り詰めた実力者。帝国の兵器部隊を率いて魔族と国境付近で競り合いをしているみたい
次は『シリウス』様
シルヴィア様と同じ由緒ある貴族出身の方 馬術と槍を得意とし、支援系魔法で仲間を鼓舞するその騎馬隊は突撃 陽動 撤退 偵察などあらゆる面で優れた部隊として有名よ
ガルベド様とは旧知の仲で共に研鑽を重ね五聖まで登り詰めた親友と言える存在。2人を現すなら剛のガルベド、柔のシリウスと評価される程なの
お次は『ミウ』様
最年少で五聖入りを果たした天才魔法使いの女の子
ちょっとお口が悪い子なんだけど、ものすごい魔法を使ったり 弱い魔法を何発も撃ちまくって敵を撃退したこともある凄い子なの だから五聖も飛び級みたいな感じで周りに友達がいないか心配だわ
えーゴホン!最後の人ね
最後は『ヴァイスハルト』様
帝国五聖筆頭で優秀な人しかなれない聖騎士団団長も務める
まさに勇者最有力候補の方 素晴らしい剣術となんと言っても氷雪系魔法による氷を使う魔法は大気中の水分を凍らせて武器を瞬時に作れることから五聖の中で一番強いとされているわ
以上が帝国五聖の紹介よ
ゼ「なるほどー その人たちがいるから魔族とも対抗できてるんですね」
自分で言ってなんか変な感じがしたゼオン。しかし魔族だと言うことは秘密にせねばとあえて人間目線で答える。
ル「他にも帝国には特殊部隊『デミナス』っていう女性だけの特別なチームも存在するのよ」
ゼ「デミナス?」
ル「そう 隊長はイングリッドっていう人間族の女性なんだけど その彼女が直々にスカウトした亜人族の女性だけで構成された部隊なの 一部では亜人部隊って呼ばれているけど実力は確かよ」
ゼ「帝国って大半が人間族で亜人族もいるのは聞いてましたが、まさか部隊まであるだなんて」
ル「イングリッド隊長が帝国各地から集めたみたいよ
他にもさっき話した 聖騎士団 兵器部隊 騎馬隊など様々な部隊が存在するわ
さらに現在の皇帝が一番凄いのよ」
ゼ「皇帝がですか?」
ル「あら?知らないのですね?一番有名なのに」
ゼ「すみません 何も情報が入ってこなくて・・・」
ル「まぁいいわ 現在エイルラント帝国の皇帝は『リエナ・エイルラント』という女性がしているの 若くて皇帝の座についた彼女には天賦の剣術と武術の才能があり、すでに数多くの魔族や魔物の討伐を果たしているのよ 戦場では一騎当千の実力で剣帝の二つ名を持つ歴代最強の皇帝とされているの」
帝国五聖に特殊部隊デミナス さらに剣帝の異名を持つ皇帝
帝国は勇者がいなくても凄い人たちがいることをゼオンは知るが、自分はあの勇者になりたいそんな想いを胸にやって来た でも
教会で自分の部屋まで用意してくれたルピスさんたちに感謝しかない ヨシ! 明日からはお金を稼いでルピスさんたちの役に立とう!勇者は困っている人たちを助けるその第一歩だと決意してゼオンは眠りにつく・・・
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