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1部【旅立ち編】 第1章:勇者ができあがるまで
13話:「勇者認定?」
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今二人はこの町の中心部に建てられた建築物
【クリスト神殿】の扉の前にいた
何か厄介ごとに巻き込まれたのではないかと不安に思い
呼ばれた内容を探るべくリナの顔を見る
自分の顔を見ている大和を不思議に思ったのだろう
一瞬頭にクエスションマークが浮かんだような顔をしたが
自分の顔を見ていることに対する答えが見つかったのだろう
リナが話し出す
「チューしたいのはわかりますけど
今は我慢しt・・・」
【ベシッ】
「んなことするか!!」
華麗なるツッコミが炸裂し一ボケ終わったところで
意を決してその神殿の重々しい扉を開いた
中に入ると神官の格好をした男女の集団がおり
その数は数十人といったところだ
その人数がある一定の列を作って整列している
その列の中心部分は2、3メートルほど途切れており
まるでパレードの凱旋を思わせるほどだった
奥にはこの神殿のお偉いさんなのだろうか?
他の神官よりも身に纏う服が上品なのと
かなり年を重ねていることが見た目でも見て取れる
そのお偉いさんに向かって歩き出す大和とリナ
列を作っている神官からざわざわとしたどよめきがかすかに聞こえる
列が途切れている真ん中の道を横切り
その高齢の神官の元にたどり着くとリナが口を開いた
「司教様、先ほどご報告した男性をお連れしました。」
「うむ、ご苦労さまでしたシェーラ」
そういってリナの労をねぎらうと
大和の方に向き直り、片膝をついて敬意を示した
そしてそれに習い列を作っていた神官たちも片膝をつく
突然のことに戸惑う大和とリナ
「えっえっとあの・・・」
「よくぞ、おいでくださいました
この時を首を長くして待っておりました」
「あの、なんのことでしょうか?」
「あなた様こそご神託にある勇者様でございます」
「・・・はぁ?」
予想をしていない答えに間の抜けた声を発する大和
その答えを意にも介さず老神官は言葉を続ける
「これは失礼いたしました
私はこのクリスト神殿の総責任者を務めております
バイゼル・リブル・アークという者でございます
以後お見知りおきを・・・」
「はぁーご丁寧にどうも、俺は小橋 大和といいます。」
「コバシヤマト様でございますか?」
「大和で構いませんよアーク・・・さん」
「では私の方も気軽にバイゼルとお呼びください」
「ではお言葉に甘えて
バイゼルさん、これはどういうことですか?」
バイゼルは片膝をついた状態からスッと立ち上がり
両腕を天高く上げ宣言した
「ヤマト様こそご神託にあった勇者様なのです!!」
そうバイゼルが高らかに宣言すると
周りの神官たちがざわざわと色めき立った
中には黄色い声も混じっていた気がした
ここでリナが今朝話していたことを思い出す
「でも最近ご神託が降りたんです!」
「ご神託?」
「【闇夜に光り立つ柱より、魔を滅ぼす勇者現る
その者、龍の紋章を持つ】と」
それを思い出したとほとんど同時に大和はそれを否定する
「いやいや、そんなわけないですよ
第一ご神託って最近降りたんですよね?」
「ええ、二月ほど前でしたかな」
「早くないですか?
そういうのって何年か後とかじゃないんですか?」
「これもまた神がお決めになられたことなのです」
「いやいやなんでも神様のせいにするなよ!」というツッコミを
心の中で言葉にしながらさらに反論する大和
「それに俺は光の柱から来てませんし
大体そのご神託にある龍の紋章っていうのも
持ってないじゃないですか?」
「シェーラの報告ではあなたを最初に発見した時に
光の柱に包まれ気絶していたとか」
「うっ・・・でっでも龍の紋章、
龍の紋章を持ってないですよ?」
自分は断じて勇者ではないということを
頑なにアピールする大和
それもそのはずだ
大和はこう見えて読書家だ
特に異世界冒険ファンタジー物の小説やラノベを好んで読み
その小説が漫画化されればその漫画を読み
アニメ化されればアニメを見るといった大のファンタジー好きである
その他に数多くの名作RPGゲームをやり込んでいる
元の世界で得たファンタジーの知識によって
勇者と認められるということは
仮にこの世界に魔王がいたとするなら
その魔王を倒しに行かなくてはならない
実際リナの話でこの世界には魔王が存在するらしい
ただでさえ知らない世界知らない土地に飛ばされ
どうすればいいのかわからないこの状況で
「あなたは勇者ですだから魔王を倒してください」などという
面倒くさいことには巻き込まれたくないわけだ
特に元の世界に返りたい願望がある人間にとっては
迷惑この上ないことなのだ
だがしかしそういう場合
魔王を倒さないと帰れませんっていうのが
パターンだったりもする・・・
そういうことを考えているとバイゼルが問いかけてきた
「ヤマト様、失礼ですがその剣を見せていただけますかな?」
そういって両手を差し出して剣を受け取ろうとするバイゼル
「はあ、いいですよ・・・」
そういって腰に下げていた剣を
鞘に収まった状態のままバイゼルに渡した
剣をバイゼルに渡すと鞘に納めた状態で観察し
何かを探しているようだった
そして鞘に収まった剣を抜くとバイゼルが声を上げる
「ヤマト様、ご覧ください!
ここに確かに龍の紋章がございます!!」
それはVG(バーチャルギア)でプレイしていた
タワー・ファイナルのロゴマークだった
丸い円の中には確かに龍と思しき生物が
堂々とした様子で描かれていた
まさかタワー・ファイナルのロゴが
こんなところに刻まれているとは・・・
「いや、そっそれはその・・・」
言い訳を口にする前にバイゼルがその剣を
天高く両手で掲げこの場にいる全ての者に見せる
「これぞまさしく龍の紋章
これでヤマト様がご神託にあった勇者様であることは
明白になりました!!」
その言葉が響き渡るとその場にいる者が口々に
「勇者だ」「勇者様」「きゃー勇者様素敵」と言い出し始めた
これはまずい・・・いやかなりまずい・・・
このままでは勇者認定され
魔王討伐に行かなくてはいけなくなる
藁にも縋る思いで大和はリナの顔を見た
俺が勇者ではないということを
みんなに説明してほしいという一念で
だがその一念は一瞬でかき消されることとなる
「うへへゆうじゃ・・・ざまぁ~」
その顔は一言でいうなら【だらしのない顔】である
目じりは垂れ下がり、口からは涎を垂らし
今目の前にいるのは本当に女なのかという疑問すら沸いてくるほど
リナの顔は欲望と情念の感情で支配されていた
「うっ!」
あまりの顔の醜さと纏っているオーラの邪悪さで一歩後ずさる
下手に刺激すればその欲望を満たそうと襲い掛かってくるのは確実だった
そんなリナにはお構いもせずバイゼルは声高らかに
「勇者様が降臨してくださればこの世界も平和になる
今こそ魔王を討つ時が来たのだーーーー!!!」
それに答えるようにその場の誰もが
「おおおおお!!」と拳を天高く突き上げた
不味い不味い不味い不味い!!
このままでは本当に勇者認定されてしまう
そう思った大和は最終手段に出ることにした
そのためにまずバイゼルの近くに歩み寄る
「ん?いかがされましたかなヤマト様?」
そう言って今まで掲げていた剣を下におろすバイゼル
そして、それを待っていたかの様にバイゼルの手から
自分の剣を奪い返すと大和は神殿の出口に向かって走り出す
「すっすいませーーーーん!!」
「ヤマト様どちらに行かれるのです!!」
そう勇者もとい大和が取った行動それは
この場から逃走するということだった
いくら勇者認定されたとしても
肝心の勇者本人の行方が分からなければ
魔王討伐に行かなくてもいいのではと安直に考えたのだ
そんなこととは露知らずバイゼルは
リナに向かって声を張り上げた
「シェーラ、勇者様の後を追いかけるのです!!
なにかあったに違いない!!」
まさかこの状況から逃げたいという思いから
この場から走り去ろうとしているとは思いもつかないバイゼルが
まだ【だらしない顔】をしているリナに向かって命令する
その指示を受け元の美しい顔に戻るリナ
何度もしつこいようだが・・・彼女は
普通にしていれば実に美しい整った顔をしているのだ
そう、”普通”にしていれば・・・
そして走り去っていく勇者もとい大和の後ろ姿を確認すると
その後を追うべく、走り出すリナ
「ヤマト様待って待ってくださーーーーい!!」
そう言って勇者もt(最早勇者でいいだろう)大和を追いかけていく
この大和(勇者)の取った行動により
この後とんでもない事態に発展することを
この場にいる誰も思ってはいなかった・・・
【クリスト神殿】の扉の前にいた
何か厄介ごとに巻き込まれたのではないかと不安に思い
呼ばれた内容を探るべくリナの顔を見る
自分の顔を見ている大和を不思議に思ったのだろう
一瞬頭にクエスションマークが浮かんだような顔をしたが
自分の顔を見ていることに対する答えが見つかったのだろう
リナが話し出す
「チューしたいのはわかりますけど
今は我慢しt・・・」
【ベシッ】
「んなことするか!!」
華麗なるツッコミが炸裂し一ボケ終わったところで
意を決してその神殿の重々しい扉を開いた
中に入ると神官の格好をした男女の集団がおり
その数は数十人といったところだ
その人数がある一定の列を作って整列している
その列の中心部分は2、3メートルほど途切れており
まるでパレードの凱旋を思わせるほどだった
奥にはこの神殿のお偉いさんなのだろうか?
他の神官よりも身に纏う服が上品なのと
かなり年を重ねていることが見た目でも見て取れる
そのお偉いさんに向かって歩き出す大和とリナ
列を作っている神官からざわざわとしたどよめきがかすかに聞こえる
列が途切れている真ん中の道を横切り
その高齢の神官の元にたどり着くとリナが口を開いた
「司教様、先ほどご報告した男性をお連れしました。」
「うむ、ご苦労さまでしたシェーラ」
そういってリナの労をねぎらうと
大和の方に向き直り、片膝をついて敬意を示した
そしてそれに習い列を作っていた神官たちも片膝をつく
突然のことに戸惑う大和とリナ
「えっえっとあの・・・」
「よくぞ、おいでくださいました
この時を首を長くして待っておりました」
「あの、なんのことでしょうか?」
「あなた様こそご神託にある勇者様でございます」
「・・・はぁ?」
予想をしていない答えに間の抜けた声を発する大和
その答えを意にも介さず老神官は言葉を続ける
「これは失礼いたしました
私はこのクリスト神殿の総責任者を務めております
バイゼル・リブル・アークという者でございます
以後お見知りおきを・・・」
「はぁーご丁寧にどうも、俺は小橋 大和といいます。」
「コバシヤマト様でございますか?」
「大和で構いませんよアーク・・・さん」
「では私の方も気軽にバイゼルとお呼びください」
「ではお言葉に甘えて
バイゼルさん、これはどういうことですか?」
バイゼルは片膝をついた状態からスッと立ち上がり
両腕を天高く上げ宣言した
「ヤマト様こそご神託にあった勇者様なのです!!」
そうバイゼルが高らかに宣言すると
周りの神官たちがざわざわと色めき立った
中には黄色い声も混じっていた気がした
ここでリナが今朝話していたことを思い出す
「でも最近ご神託が降りたんです!」
「ご神託?」
「【闇夜に光り立つ柱より、魔を滅ぼす勇者現る
その者、龍の紋章を持つ】と」
それを思い出したとほとんど同時に大和はそれを否定する
「いやいや、そんなわけないですよ
第一ご神託って最近降りたんですよね?」
「ええ、二月ほど前でしたかな」
「早くないですか?
そういうのって何年か後とかじゃないんですか?」
「これもまた神がお決めになられたことなのです」
「いやいやなんでも神様のせいにするなよ!」というツッコミを
心の中で言葉にしながらさらに反論する大和
「それに俺は光の柱から来てませんし
大体そのご神託にある龍の紋章っていうのも
持ってないじゃないですか?」
「シェーラの報告ではあなたを最初に発見した時に
光の柱に包まれ気絶していたとか」
「うっ・・・でっでも龍の紋章、
龍の紋章を持ってないですよ?」
自分は断じて勇者ではないということを
頑なにアピールする大和
それもそのはずだ
大和はこう見えて読書家だ
特に異世界冒険ファンタジー物の小説やラノベを好んで読み
その小説が漫画化されればその漫画を読み
アニメ化されればアニメを見るといった大のファンタジー好きである
その他に数多くの名作RPGゲームをやり込んでいる
元の世界で得たファンタジーの知識によって
勇者と認められるということは
仮にこの世界に魔王がいたとするなら
その魔王を倒しに行かなくてはならない
実際リナの話でこの世界には魔王が存在するらしい
ただでさえ知らない世界知らない土地に飛ばされ
どうすればいいのかわからないこの状況で
「あなたは勇者ですだから魔王を倒してください」などという
面倒くさいことには巻き込まれたくないわけだ
特に元の世界に返りたい願望がある人間にとっては
迷惑この上ないことなのだ
だがしかしそういう場合
魔王を倒さないと帰れませんっていうのが
パターンだったりもする・・・
そういうことを考えているとバイゼルが問いかけてきた
「ヤマト様、失礼ですがその剣を見せていただけますかな?」
そういって両手を差し出して剣を受け取ろうとするバイゼル
「はあ、いいですよ・・・」
そういって腰に下げていた剣を
鞘に収まった状態のままバイゼルに渡した
剣をバイゼルに渡すと鞘に納めた状態で観察し
何かを探しているようだった
そして鞘に収まった剣を抜くとバイゼルが声を上げる
「ヤマト様、ご覧ください!
ここに確かに龍の紋章がございます!!」
それはVG(バーチャルギア)でプレイしていた
タワー・ファイナルのロゴマークだった
丸い円の中には確かに龍と思しき生物が
堂々とした様子で描かれていた
まさかタワー・ファイナルのロゴが
こんなところに刻まれているとは・・・
「いや、そっそれはその・・・」
言い訳を口にする前にバイゼルがその剣を
天高く両手で掲げこの場にいる全ての者に見せる
「これぞまさしく龍の紋章
これでヤマト様がご神託にあった勇者様であることは
明白になりました!!」
その言葉が響き渡るとその場にいる者が口々に
「勇者だ」「勇者様」「きゃー勇者様素敵」と言い出し始めた
これはまずい・・・いやかなりまずい・・・
このままでは勇者認定され
魔王討伐に行かなくてはいけなくなる
藁にも縋る思いで大和はリナの顔を見た
俺が勇者ではないということを
みんなに説明してほしいという一念で
だがその一念は一瞬でかき消されることとなる
「うへへゆうじゃ・・・ざまぁ~」
その顔は一言でいうなら【だらしのない顔】である
目じりは垂れ下がり、口からは涎を垂らし
今目の前にいるのは本当に女なのかという疑問すら沸いてくるほど
リナの顔は欲望と情念の感情で支配されていた
「うっ!」
あまりの顔の醜さと纏っているオーラの邪悪さで一歩後ずさる
下手に刺激すればその欲望を満たそうと襲い掛かってくるのは確実だった
そんなリナにはお構いもせずバイゼルは声高らかに
「勇者様が降臨してくださればこの世界も平和になる
今こそ魔王を討つ時が来たのだーーーー!!!」
それに答えるようにその場の誰もが
「おおおおお!!」と拳を天高く突き上げた
不味い不味い不味い不味い!!
このままでは本当に勇者認定されてしまう
そう思った大和は最終手段に出ることにした
そのためにまずバイゼルの近くに歩み寄る
「ん?いかがされましたかなヤマト様?」
そう言って今まで掲げていた剣を下におろすバイゼル
そして、それを待っていたかの様にバイゼルの手から
自分の剣を奪い返すと大和は神殿の出口に向かって走り出す
「すっすいませーーーーん!!」
「ヤマト様どちらに行かれるのです!!」
そう勇者もとい大和が取った行動それは
この場から逃走するということだった
いくら勇者認定されたとしても
肝心の勇者本人の行方が分からなければ
魔王討伐に行かなくてもいいのではと安直に考えたのだ
そんなこととは露知らずバイゼルは
リナに向かって声を張り上げた
「シェーラ、勇者様の後を追いかけるのです!!
なにかあったに違いない!!」
まさかこの状況から逃げたいという思いから
この場から走り去ろうとしているとは思いもつかないバイゼルが
まだ【だらしない顔】をしているリナに向かって命令する
その指示を受け元の美しい顔に戻るリナ
何度もしつこいようだが・・・彼女は
普通にしていれば実に美しい整った顔をしているのだ
そう、”普通”にしていれば・・・
そして走り去っていく勇者もとい大和の後ろ姿を確認すると
その後を追うべく、走り出すリナ
「ヤマト様待って待ってくださーーーーい!!」
そう言って勇者もt(最早勇者でいいだろう)大和を追いかけていく
この大和(勇者)の取った行動により
この後とんでもない事態に発展することを
この場にいる誰も思ってはいなかった・・・
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