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第62話:レオが襲われました
レベッカ様の懐妊が発表されてからと言うもの、学院でもその話で持ちきりだ。
「ユーグラテス様、おめでとうございます!これで王家も増々賑やかになりますね」
「本当に!こんなにめでたい事はないです!」
そう言って、皆が第二王子にお祝いのコメントを贈っている。
「まさかあの時レベッカ様が懐妊していたなんて、本当に驚いたわ。でもミシェル、よくあの時王太子様に伝えたわね。そこまで体調が悪いようには見えなかったけれど」
「実はね。第二王子に毒を盛られているのではって、ちょっと不安になったのよ。でも、まさか懐妊しているなんて、私も驚いたわ」
「なるほどね。そういう事か」
シュミナが納得した顔をしている。第二王子と2人きりで話して以来、ちょっとした事でもすぐに第二王子を疑ってしまうのだ。
「そう言えば、来月にはまた学年末休みが始まるけれど、また領地に行くの?」
何だかんだで2年生も後1ヶ月で終わりだ。第二王子と2人きりになってしまったり、レベッカ様が懐妊したりと、色々な事があったが、大きな事件は起きずにここまで来た。
「そうね、昨年あんな事件があったでしょう?だから迷っているのだけれど、レオは行きたいみたい!やっぱり領地を見る事って、公爵になるうえでとても大切だと思っているみたいで。レオが行くなら、私ももちろん付いて行くつもりよ」
レオはとてもまじめだ。領地の事もしっかり見て勉強したいと思っているみたいだ。
「なるほどね。レオ様らしいわ。それなら領地に行っている間、家の影の護衛騎士を2人貸してあげるわ。その方が、あなたも安心でしょう」
「ありがとう、シュミナ。そうしてもらえると助かるわ!そうだわ、ミルフィーユの新作が出たの。よかったら今日うちに食べに来ない?」
「えっ、いいの?行くわ。あのミルフィーユ、とっても美味しいもの!」
「それじゃあ放課後、家に来て!」
授業が終わると、早速馬車へと乗り込んだ。
「レオ、それじゃあ騎士団の稽古がんばってね」
「おう、気を付けて帰れよ」
レオに見送られて、馬車で公爵家を目指す。すっかり1年前と同じ生活に戻った。でも、いつ何時第二王子が仕掛けてくるかわからないから、油断は大敵ね。
無事屋敷に着くと、早速お茶の準備をする。今日は雨が降ってきそうだから、客間に準備をした。
コンコン
「お嬢様、シュミナ嬢がいらっしゃいましたよ」
「ミシェル、来たわよ」
「シュミナ、いらっしゃい。早速お茶にしましょう」
シュミナと一緒に、ミルフィーユの新作を食べた。
「ミシェル、これさっぱりしていて食べやすいわ。レモンが入っているの?」
「そうよ、レモン風味のミルフィーユよ。甘いものが苦手な人にも食べやすくなっているの」
「なるほどね。ねえ、私たちもミルフィーユを作ってみない?」
「いいわね、面白いかも」
早速シュミナと一緒に厨房でミルフィーユを作り始めたのだが、どうしてもパイの部分が上手く焼けない。
「やっぱり難しいわね」
どうしてもお店の様にうまく作れない。
「仕方ないわ、そろそろ帰らないといけないし、また今度作ってみましょう」
そう言うと、シュミナは帰る支度を始めた。見送りの為外に出ると、物凄い雨が降っている。
「シュミナ、このままだと濡れるわ。玄関先まで馬車を付けてもらうといいわ」
「ありがとう、ミシェル。そうさせてもらおうかしら?」
すぐにルシアナに指示を出した。
その時だった。
レオの家の使用人が、真っ青な顔をして家にやって来たのだ。
「ミシェル様、大変です。お坊ちゃまが何者かに襲われました」
「何ですって?それで、レオは?」
「今公爵家で治療を受けているところです。命に別状はありませんが、怪我が酷くて…」
「ルシアナ、今すぐスタンディーフォン公爵家へ向かうわ。すぐに手配して!シュミナ、ちょっとレオのところに行って来るわ。詳しい話は明日話すから」
「わかったわ、気を付けてね。ミシェル、震えているわ!大丈夫?気を確かに持つのよ!」
「ありがとう、シュミナ」
すぐに馬車に乗り込み、レオの家に向かう。レオの家までは10分たらずだが、この時間がまるで、とてつもなく長い時間の様に感じられる!
「ねえ、まだなの!早くして!」
「お嬢様、落ち着いて下さい!もうすぐ着きますよ」
落ち着けと言われても、落ち着ける訳がない。命に別状はないと言っていたけれど、レオの顔を見るまでは心配でたまらない。
やっとスタンディーフォン公爵家が見えて来た。馬車のドアが開くと同時に、急いで馬車から降りた。
「お嬢様、傘をおさしください」
後ろでルシアナが叫んでいるが、今はそんな事どうでもいい。公爵家に入るや否や、急いでレオの部屋に向かう。
「レオ、大丈夫?」
「ミシェル、お前びしょ濡れじゃないか!誰か、タオルを」
目の前に飛び込んできたのは、頭と足に包帯を巻かれた痛々しいレオの姿だ。他にも、あちこちに切り傷や擦り傷が目付く。
「レオ、誰かに襲われたと聞いたわ。大丈夫だったの?それにしても、酷い怪我ね」
急いでレオに駆け寄った。
「右足の骨が折れているのと、額の傷が酷いですが、命に別状はありませんよ。ただ、完治するのに3ヶ月程度かかりそうですね。後、今夜は熱が出るかもしれません。痛み止めと解熱薬を置いておきます。解熱薬は熱が出たら飲んでくださいね。では、お大事に」
どうやら治療中だった様で、薬の説明をすると先生は帰って行った。
「ミシェル、風邪ひくぞ。とにかく着替えて来い!話はそれからだ」
「お嬢様、こちらへ」
ルシアナに連れられ、部屋を後にする。客間を借り、急いで着替えを済ませ再びレオの元に向かった。
部屋に入ると、レオの両親とアレックス夫妻も来ていた。アレックス様は去年結婚して、奥さんは今妊娠中だ。
「レオ、それでどういう経緯で襲われたの?」
早速レオに話を切り出す。
「ミシェル、落ち着きなさい。もうすぐ君の両親とキースも来る予定だ。それから話し合おう。カロリーナ、お見舞いに来てやってくれてありがとう。君はもう下がっていいよ。体調も良くないのだろう。アレックス、カロリーナを休ませてあげなさい」
アレックス様が妻のカロリーナ様を連れて一旦部屋を出た。ちなみにアレックス夫妻も同じ屋敷に住んでいる。
しばらく待っていると、お父様とお母様、キースもやって来た。
「レオ、誰かに襲われたと聞いたぞ!それにしても、酷い怪我だな!」
お父様が真っ青な顔をしている、お母様も口を押えて動揺していた。いつも減らず口のキースも、さすがにレオの怪我を見て固まっていた。
「まあな。全治3ヶ月だってよ。まあ、生きているから安心してくれ。ミシェル、こっちにおいで。お前が側にいると安心する」
少し離れた場所に居た私を呼ぶレオ。近くまで行くと、レオに腕を引っ張られ、そのままベッドに座らされた。
「レオ、今ミシェルにくっ付く必要はないだろ。離れろ!」
「うるさいな。俺は怪我をしているんだ。婚約者に甘えて何が悪い!」
顔を真っ赤にして怒っているお父様に、涼しい顔のレオ。周りは苦笑いだ。
「まあいいじゃないか、おじさん。意外と元気そうで安心したよ。それより、早く話を聞かせてくれ」
そう言ったのはまさかのキースだ。この男、意外としっかりしている一面を持っている。そう言えば、周りからは意外と評価が高いのよね。おっと話がそれたわ。とにかくレオの話を聞かなくっちゃ。
「ユーグラテス様、おめでとうございます!これで王家も増々賑やかになりますね」
「本当に!こんなにめでたい事はないです!」
そう言って、皆が第二王子にお祝いのコメントを贈っている。
「まさかあの時レベッカ様が懐妊していたなんて、本当に驚いたわ。でもミシェル、よくあの時王太子様に伝えたわね。そこまで体調が悪いようには見えなかったけれど」
「実はね。第二王子に毒を盛られているのではって、ちょっと不安になったのよ。でも、まさか懐妊しているなんて、私も驚いたわ」
「なるほどね。そういう事か」
シュミナが納得した顔をしている。第二王子と2人きりで話して以来、ちょっとした事でもすぐに第二王子を疑ってしまうのだ。
「そう言えば、来月にはまた学年末休みが始まるけれど、また領地に行くの?」
何だかんだで2年生も後1ヶ月で終わりだ。第二王子と2人きりになってしまったり、レベッカ様が懐妊したりと、色々な事があったが、大きな事件は起きずにここまで来た。
「そうね、昨年あんな事件があったでしょう?だから迷っているのだけれど、レオは行きたいみたい!やっぱり領地を見る事って、公爵になるうえでとても大切だと思っているみたいで。レオが行くなら、私ももちろん付いて行くつもりよ」
レオはとてもまじめだ。領地の事もしっかり見て勉強したいと思っているみたいだ。
「なるほどね。レオ様らしいわ。それなら領地に行っている間、家の影の護衛騎士を2人貸してあげるわ。その方が、あなたも安心でしょう」
「ありがとう、シュミナ。そうしてもらえると助かるわ!そうだわ、ミルフィーユの新作が出たの。よかったら今日うちに食べに来ない?」
「えっ、いいの?行くわ。あのミルフィーユ、とっても美味しいもの!」
「それじゃあ放課後、家に来て!」
授業が終わると、早速馬車へと乗り込んだ。
「レオ、それじゃあ騎士団の稽古がんばってね」
「おう、気を付けて帰れよ」
レオに見送られて、馬車で公爵家を目指す。すっかり1年前と同じ生活に戻った。でも、いつ何時第二王子が仕掛けてくるかわからないから、油断は大敵ね。
無事屋敷に着くと、早速お茶の準備をする。今日は雨が降ってきそうだから、客間に準備をした。
コンコン
「お嬢様、シュミナ嬢がいらっしゃいましたよ」
「ミシェル、来たわよ」
「シュミナ、いらっしゃい。早速お茶にしましょう」
シュミナと一緒に、ミルフィーユの新作を食べた。
「ミシェル、これさっぱりしていて食べやすいわ。レモンが入っているの?」
「そうよ、レモン風味のミルフィーユよ。甘いものが苦手な人にも食べやすくなっているの」
「なるほどね。ねえ、私たちもミルフィーユを作ってみない?」
「いいわね、面白いかも」
早速シュミナと一緒に厨房でミルフィーユを作り始めたのだが、どうしてもパイの部分が上手く焼けない。
「やっぱり難しいわね」
どうしてもお店の様にうまく作れない。
「仕方ないわ、そろそろ帰らないといけないし、また今度作ってみましょう」
そう言うと、シュミナは帰る支度を始めた。見送りの為外に出ると、物凄い雨が降っている。
「シュミナ、このままだと濡れるわ。玄関先まで馬車を付けてもらうといいわ」
「ありがとう、ミシェル。そうさせてもらおうかしら?」
すぐにルシアナに指示を出した。
その時だった。
レオの家の使用人が、真っ青な顔をして家にやって来たのだ。
「ミシェル様、大変です。お坊ちゃまが何者かに襲われました」
「何ですって?それで、レオは?」
「今公爵家で治療を受けているところです。命に別状はありませんが、怪我が酷くて…」
「ルシアナ、今すぐスタンディーフォン公爵家へ向かうわ。すぐに手配して!シュミナ、ちょっとレオのところに行って来るわ。詳しい話は明日話すから」
「わかったわ、気を付けてね。ミシェル、震えているわ!大丈夫?気を確かに持つのよ!」
「ありがとう、シュミナ」
すぐに馬車に乗り込み、レオの家に向かう。レオの家までは10分たらずだが、この時間がまるで、とてつもなく長い時間の様に感じられる!
「ねえ、まだなの!早くして!」
「お嬢様、落ち着いて下さい!もうすぐ着きますよ」
落ち着けと言われても、落ち着ける訳がない。命に別状はないと言っていたけれど、レオの顔を見るまでは心配でたまらない。
やっとスタンディーフォン公爵家が見えて来た。馬車のドアが開くと同時に、急いで馬車から降りた。
「お嬢様、傘をおさしください」
後ろでルシアナが叫んでいるが、今はそんな事どうでもいい。公爵家に入るや否や、急いでレオの部屋に向かう。
「レオ、大丈夫?」
「ミシェル、お前びしょ濡れじゃないか!誰か、タオルを」
目の前に飛び込んできたのは、頭と足に包帯を巻かれた痛々しいレオの姿だ。他にも、あちこちに切り傷や擦り傷が目付く。
「レオ、誰かに襲われたと聞いたわ。大丈夫だったの?それにしても、酷い怪我ね」
急いでレオに駆け寄った。
「右足の骨が折れているのと、額の傷が酷いですが、命に別状はありませんよ。ただ、完治するのに3ヶ月程度かかりそうですね。後、今夜は熱が出るかもしれません。痛み止めと解熱薬を置いておきます。解熱薬は熱が出たら飲んでくださいね。では、お大事に」
どうやら治療中だった様で、薬の説明をすると先生は帰って行った。
「ミシェル、風邪ひくぞ。とにかく着替えて来い!話はそれからだ」
「お嬢様、こちらへ」
ルシアナに連れられ、部屋を後にする。客間を借り、急いで着替えを済ませ再びレオの元に向かった。
部屋に入ると、レオの両親とアレックス夫妻も来ていた。アレックス様は去年結婚して、奥さんは今妊娠中だ。
「レオ、それでどういう経緯で襲われたの?」
早速レオに話を切り出す。
「ミシェル、落ち着きなさい。もうすぐ君の両親とキースも来る予定だ。それから話し合おう。カロリーナ、お見舞いに来てやってくれてありがとう。君はもう下がっていいよ。体調も良くないのだろう。アレックス、カロリーナを休ませてあげなさい」
アレックス様が妻のカロリーナ様を連れて一旦部屋を出た。ちなみにアレックス夫妻も同じ屋敷に住んでいる。
しばらく待っていると、お父様とお母様、キースもやって来た。
「レオ、誰かに襲われたと聞いたぞ!それにしても、酷い怪我だな!」
お父様が真っ青な顔をしている、お母様も口を押えて動揺していた。いつも減らず口のキースも、さすがにレオの怪我を見て固まっていた。
「まあな。全治3ヶ月だってよ。まあ、生きているから安心してくれ。ミシェル、こっちにおいで。お前が側にいると安心する」
少し離れた場所に居た私を呼ぶレオ。近くまで行くと、レオに腕を引っ張られ、そのままベッドに座らされた。
「レオ、今ミシェルにくっ付く必要はないだろ。離れろ!」
「うるさいな。俺は怪我をしているんだ。婚約者に甘えて何が悪い!」
顔を真っ赤にして怒っているお父様に、涼しい顔のレオ。周りは苦笑いだ。
「まあいいじゃないか、おじさん。意外と元気そうで安心したよ。それより、早く話を聞かせてくれ」
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