5 / 61
第1章
第5話:私が離縁したことが既に知れ渡っていました
しおりを挟む
幸い昨日と今朝、騎士団長様に適切な処置をしてもらったため、普通に歩いても痛みなどはない。とりあえず洗濯をするために、近所のお店に洗剤を買いに行く。よし、早速洗濯スタートだ。洗いあがったら、お庭の紐に干していく。
洗濯は終わったわ。次は掃除ね。早速家中を掃除していく。それにしても、結構広い家ね。キッチンとリビング、ダイニング以外に、別で3部屋もあるのだ。とにかく急いで掃除をしないと!何とか掃除を終えたころには、食堂に行く5分前だった。
大変だわ、このままだと遅刻してしまう。急いで部屋のカギをかけ、家を出る。幸い騎士団長様の家は食堂のすぐ近く。何とか間に合った。
「おはようございます。遅くなってごめんなさい」
「スカーレット、あなた、大丈夫だったの?あのバカデビッドと離縁したんだってね。今日、朝から嬉しそうにデビッドが皆に言いふらしていたわよ」
「まさかあの男、結婚記念日に離縁を言い渡すなんて、本当にクソね」
「相手はあのキャロリーナでしょう?あの女、色々な男に手を出しているって有名な女よ。うちの元夫にも手を出したのよ。本当に尻軽なんだから」
ここで働く仕事仲間の皆が、私に駆け寄って来た。どうやら私が離縁したことは、既に皆に知れ渡っているらしい。
「さあ皆、いつまで立ち話をしているの?店を開ける時間だよ。ほら行った行った」
そう言って皆を仕事場へ追い払ったのはこの店の店長だ。
「スカーレットちゃん、色々と大変だったわね。住むところは大丈夫なの?困ったことがあったらいつでも言ってね。それにしても、あの男は本当に見る目がないね。あんたはまだ若いし可愛いんだ。新しい恋をするものありだよ。例えば騎士団長とかね」
えっ…どうしてここで騎士団長様の名前が出てくるの?まさか店長は私が騎士団長様の家で、お世話になっていることを知っているのかしら?
「そんなに驚かなくてもいいでしょう。冗談よ。さあ、お店を開けるわよ。準備して」
そう言うと、店長は去っていった。なんだか私が離縁した事が皆にバレていて気まずいが、とにかく働かないと。急いでお店を開ける準備をした後、いよいよ開店だ。開店と同時に、沢山のお客さんが入っている。もちろん、騎士団員たちも。
「いらっしゃいませ」
いつもの様に笑顔でお客様を迎える。開店と同時に、お店は満席だ。
「スカーレットさん、聞いたよ。離縁したんだってね。それにしても、君の元旦那、本当にクソだね。君を追い出してさっさと別の女と婚姻を結ぶなんて」
案の定、お客様も私が離縁したことを知っていた。デビッドったら、どうしてこうも皆にばらしたのかしら…本当に嫌になる。来る人来る人
「大丈夫?元気出して」
と、慰められる。
中には
「俺が慰めてあげるよ」
という面倒な客まで現れた。でも、こうやってみんなが気にかけてくれるという事は、ある意味ありがたい事よね。そう思ったら、少しだけ嬉しかった。開店して30分ほどたったころ、騎士団長様がいつもの様に副騎士団長様や騎士団員たちと一緒に食堂へとやって来た。
「いらっしゃいませ、あちらの席にどうぞ」
いつもの様に接客をする。さすがに騎士団長様のお家でお世話になっているなんて事、バレたら大変だ。出来るだけいつも通りに接する。
「お待たせしました。牛筋のシチューとパンのセットでございます」
騎士団長様の隣の席に座っている団員に料理を運ぶ。すると
「スカーレットちゃん、旦那さんと離縁して家から追い出されたんだってね。大丈夫かい?住む場所とか困っているなら、俺が紹介しようか?」
そう話しかけて来たのだ。もう何十回目だろう。離縁の話を持ち出されるのは…そう思いつつも、笑顔で対応しないと。そう思った時だった。
「どうしてお前は、スカーレット殿が離縁したことを知っているんだ?」
隣の席に座っていた騎士団長様が、怪訝そうな顔で団員に訪ねた。
「なぜって、デビッドが新しい奥さんを連れて、皆に言いふらしているからですよ。“俺は昨日スカーレットを追い出して、念願だったキャロリーナと結婚したんだ”って。だから、この辺の人はみんな知っていますよ」
「何だと!あのクソ野郎。どれだけ腐った男なんだ!」
みるみる鬼の様な顔になっていく騎士団長様。
「そんな怖い顔をしたら、スカーレットちゃんがビビっちゃいますよ。ねえ、スカーレットちゃん、住む場所に困っているなら、俺が家を紹介してあげるよ」
鬼の形相の騎士団長様を無視して、私に話しかけてくる団員。とりあえずやんわりと断ろうと思い
「お気遣いありがとうございます。でも、とりあえず今のところはだいじょう…」
「スカーレット殿は今俺の家で面倒を見ているから、そんな気遣いはいらん!」
「「「「えっ?」」」」
はっきりそう言い切った騎士団長様。皆口をぽかんと開けて固まっている。もちろん、私も。
「いや…そう言う意味ではない。あのクソ野郎に無一文で追い出され、怪我までしていたから、取り合えず俺の屋敷でしばらく生活してもらう事にしただけだ。もちろん、やましい事など何一つない」
物凄い勢いで否定する騎士団長様。顔は真っ赤だ。一応少しお金を持たせてもらっているが…まあいいか。
「何だって!あの男、金を渡さなかったうえ、暴力まで!本当に最低だな。まあ、騎士団長の家ならある意味安心か…」
なぜか暴力まで振るわれている事になっているが、訂正するのも面倒だ。とりあえず、そのままにしておこう。それにしても、私が騎士団長様の家にお世話になっている事に対し、皆が納得している。それだけ騎士団長様が、皆に信頼されているという事なのだろう。結局全てバレてしまったけれど、まあいいか。
洗濯は終わったわ。次は掃除ね。早速家中を掃除していく。それにしても、結構広い家ね。キッチンとリビング、ダイニング以外に、別で3部屋もあるのだ。とにかく急いで掃除をしないと!何とか掃除を終えたころには、食堂に行く5分前だった。
大変だわ、このままだと遅刻してしまう。急いで部屋のカギをかけ、家を出る。幸い騎士団長様の家は食堂のすぐ近く。何とか間に合った。
「おはようございます。遅くなってごめんなさい」
「スカーレット、あなた、大丈夫だったの?あのバカデビッドと離縁したんだってね。今日、朝から嬉しそうにデビッドが皆に言いふらしていたわよ」
「まさかあの男、結婚記念日に離縁を言い渡すなんて、本当にクソね」
「相手はあのキャロリーナでしょう?あの女、色々な男に手を出しているって有名な女よ。うちの元夫にも手を出したのよ。本当に尻軽なんだから」
ここで働く仕事仲間の皆が、私に駆け寄って来た。どうやら私が離縁したことは、既に皆に知れ渡っているらしい。
「さあ皆、いつまで立ち話をしているの?店を開ける時間だよ。ほら行った行った」
そう言って皆を仕事場へ追い払ったのはこの店の店長だ。
「スカーレットちゃん、色々と大変だったわね。住むところは大丈夫なの?困ったことがあったらいつでも言ってね。それにしても、あの男は本当に見る目がないね。あんたはまだ若いし可愛いんだ。新しい恋をするものありだよ。例えば騎士団長とかね」
えっ…どうしてここで騎士団長様の名前が出てくるの?まさか店長は私が騎士団長様の家で、お世話になっていることを知っているのかしら?
「そんなに驚かなくてもいいでしょう。冗談よ。さあ、お店を開けるわよ。準備して」
そう言うと、店長は去っていった。なんだか私が離縁した事が皆にバレていて気まずいが、とにかく働かないと。急いでお店を開ける準備をした後、いよいよ開店だ。開店と同時に、沢山のお客さんが入っている。もちろん、騎士団員たちも。
「いらっしゃいませ」
いつもの様に笑顔でお客様を迎える。開店と同時に、お店は満席だ。
「スカーレットさん、聞いたよ。離縁したんだってね。それにしても、君の元旦那、本当にクソだね。君を追い出してさっさと別の女と婚姻を結ぶなんて」
案の定、お客様も私が離縁したことを知っていた。デビッドったら、どうしてこうも皆にばらしたのかしら…本当に嫌になる。来る人来る人
「大丈夫?元気出して」
と、慰められる。
中には
「俺が慰めてあげるよ」
という面倒な客まで現れた。でも、こうやってみんなが気にかけてくれるという事は、ある意味ありがたい事よね。そう思ったら、少しだけ嬉しかった。開店して30分ほどたったころ、騎士団長様がいつもの様に副騎士団長様や騎士団員たちと一緒に食堂へとやって来た。
「いらっしゃいませ、あちらの席にどうぞ」
いつもの様に接客をする。さすがに騎士団長様のお家でお世話になっているなんて事、バレたら大変だ。出来るだけいつも通りに接する。
「お待たせしました。牛筋のシチューとパンのセットでございます」
騎士団長様の隣の席に座っている団員に料理を運ぶ。すると
「スカーレットちゃん、旦那さんと離縁して家から追い出されたんだってね。大丈夫かい?住む場所とか困っているなら、俺が紹介しようか?」
そう話しかけて来たのだ。もう何十回目だろう。離縁の話を持ち出されるのは…そう思いつつも、笑顔で対応しないと。そう思った時だった。
「どうしてお前は、スカーレット殿が離縁したことを知っているんだ?」
隣の席に座っていた騎士団長様が、怪訝そうな顔で団員に訪ねた。
「なぜって、デビッドが新しい奥さんを連れて、皆に言いふらしているからですよ。“俺は昨日スカーレットを追い出して、念願だったキャロリーナと結婚したんだ”って。だから、この辺の人はみんな知っていますよ」
「何だと!あのクソ野郎。どれだけ腐った男なんだ!」
みるみる鬼の様な顔になっていく騎士団長様。
「そんな怖い顔をしたら、スカーレットちゃんがビビっちゃいますよ。ねえ、スカーレットちゃん、住む場所に困っているなら、俺が家を紹介してあげるよ」
鬼の形相の騎士団長様を無視して、私に話しかけてくる団員。とりあえずやんわりと断ろうと思い
「お気遣いありがとうございます。でも、とりあえず今のところはだいじょう…」
「スカーレット殿は今俺の家で面倒を見ているから、そんな気遣いはいらん!」
「「「「えっ?」」」」
はっきりそう言い切った騎士団長様。皆口をぽかんと開けて固まっている。もちろん、私も。
「いや…そう言う意味ではない。あのクソ野郎に無一文で追い出され、怪我までしていたから、取り合えず俺の屋敷でしばらく生活してもらう事にしただけだ。もちろん、やましい事など何一つない」
物凄い勢いで否定する騎士団長様。顔は真っ赤だ。一応少しお金を持たせてもらっているが…まあいいか。
「何だって!あの男、金を渡さなかったうえ、暴力まで!本当に最低だな。まあ、騎士団長の家ならある意味安心か…」
なぜか暴力まで振るわれている事になっているが、訂正するのも面倒だ。とりあえず、そのままにしておこう。それにしても、私が騎士団長様の家にお世話になっている事に対し、皆が納得している。それだけ騎士団長様が、皆に信頼されているという事なのだろう。結局全てバレてしまったけれど、まあいいか。
115
あなたにおすすめの小説
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
時間が戻った令嬢は新しい婚約者が出来ました。
屋月 トム伽
恋愛
ifとして、時間が戻る前の半年間を時々入れます。(リディアとオズワルド以外はなかった事になっているのでifとしてます。)
私は、リディア・ウォード侯爵令嬢19歳だ。
婚約者のレオンハルト・グラディオ様はこの国の第2王子だ。
レオン様の誕生日パーティーで、私はエスコートなしで行くと、婚約者のレオン様はアリシア男爵令嬢と仲睦まじい姿を見せつけられた。
一人壁の花になっていると、レオン様の兄のアレク様のご友人オズワルド様と知り合う。
話が弾み、つい地がでそうになるが…。
そして、パーティーの控室で私は襲われ、倒れてしまった。
朦朧とする意識の中、最後に見えたのはオズワルド様が私の名前を叫びながら控室に飛び込んでくる姿だった…。
そして、目が覚めると、オズワルド様と半年前に時間が戻っていた。
レオン様との婚約を避ける為に、オズワルド様と婚約することになり、二人の日常が始まる。
ifとして、時間が戻る前の半年間を時々入れます。
第14回恋愛小説大賞にて奨励賞受賞
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
突然決められた婚約者は人気者だそうです。押し付けられたに違いないので断ってもらおうと思います。
橘ハルシ
恋愛
ごくごく普通の伯爵令嬢リーディアに、突然、降って湧いた婚約話。相手は、騎士団長の叔父の部下。侍女に聞くと、どうやら社交界で超人気の男性らしい。こんな釣り合わない相手、絶対に叔父が権力を使って、無理強いしたに違いない!
リーディアは相手に遠慮なく断ってくれるよう頼みに騎士団へ乗り込むが、両親も叔父も相手のことを教えてくれなかったため、全く知らない相手を一人で探す羽目になる。
怪しい変装をして、騎士団内をうろついていたリーディアは一人の青年と出会い、そのまま一緒に婚約者候補を探すことに。
しかしその青年といるうちに、リーディアは彼に好意を抱いてしまう。
全21話(本編20話+番外編1話)です。
白い結婚のはずが、騎士様の独占欲が強すぎます! すれ違いから始まる溺愛逆転劇
鍛高譚
恋愛
婚約破棄された令嬢リオナは、家の体面を守るため、幼なじみであり王国騎士でもあるカイルと「白い結婚」をすることになった。
お互い干渉しない、心も体も自由な結婚生活――そのはずだった。
……少なくとも、リオナはそう信じていた。
ところが結婚後、カイルの様子がおかしい。
距離を取るどころか、妙に優しくて、時に甘くて、そしてなぜか他の男性が近づくと怒る。
「お前は俺の妻だ。離れようなんて、思うなよ」
どうしてそんな顔をするのか、どうしてそんなに真剣に見つめてくるのか。
“白い結婚”のはずなのに、リオナの胸は日に日にざわついていく。
すれ違い、誤解、嫉妬。
そして社交界で起きた陰謀事件をきっかけに、カイルはとうとう本心を隠せなくなる。
「……ずっと好きだった。諦めるつもりなんてない」
そんなはずじゃなかったのに。
曖昧にしていたのは、むしろリオナのほうだった。
白い結婚から始まる、幼なじみ騎士の不器用で激しい独占欲。
鈍感な令嬢リオナが少しずつ自分の気持ちに気づいていく、溺愛逆転ラブストーリー。
「ゆっくりでいい。お前の歩幅に合わせる」
「……はい。私も、カイルと歩きたいです」
二人は“白い結婚”の先に、本当の夫婦を選んでいく――。
-
【完結】王子から婚約解消されましたが、次期公爵様と婚約して、みんなから溺愛されています
金峯蓮華
恋愛
ヴィオレッタは幼い頃から婚約していた第2王子から真実の愛を見つけたと言って、婚約を解消された。
大嫌いな第2王子と結婚しなくていいとバンザイ三唱していたら、今度は年の離れた。筆頭公爵家の嫡男と婚約させられた。
のんびり過ごしたかったけど、公爵夫妻と両親は仲良しだし、ヴィオレッタのことも可愛がってくれている。まぁいいかと婚約者生活を過ごしていた。
ヴィオレッタは婚約者がプチヤンデレなことには全く気がついてなかった。
そんな天然気味のヴィオレッタとヴィオレッタ命のプチヤンデレユリウスの緩い恋の物語です。
ゆるふわな設定です。
暢気な主人公がハイスペプチヤンデレ男子に溺愛されます。
R15は保険です。
私を虐げた人には絶望を ~貧乏令嬢は悪魔と呼ばれる侯爵様と契約結婚する~
香木陽灯
恋愛
「あなた達の絶望を侯爵様に捧げる契約なの。だから……悪く思わないでね?」
貧乏な子爵家に生まれたカレン・リドリーは、家族から虐げられ、使用人のように働かされていた。
カレンはリドリー家から脱出して平民として生きるため、就職先を探し始めるが、令嬢である彼女の就職活動は難航してしまう。
ある時、不思議な少年ティルからモルザン侯爵家で働くようにスカウトされ、モルザン家に連れていかれるが……
「変わった人間だな。悪魔を前にして驚きもしないとは」
クラウス・モルザンは「悪魔の侯爵」と呼ばれていたが、本当に悪魔だったのだ。
負の感情を糧として生きているクラウスは、社交界での負の感情を摂取するために優秀な侯爵を演じていた。
カレンと契約結婚することになったクラウスは、彼女の家族に目をつける。
そしてクラウスはカレンの家族を絶望させて糧とするため、動き出すのだった。
「お前を虐げていた者たちに絶望を」
※念のためのR-15です
※他サイトでも掲載中
離婚したい! 元平民だった侯爵令嬢の、たった一つの願い
雲乃琳雨
恋愛
バートン侯爵家の跡取りだった父を持つニナリアは、潜伏先の家から祖父に連れ去られ、侯爵家のメイドとして働いていた。
18歳になったニナリアは祖父の命令で、従姉の代わりに元平民の騎士アレン・ラディー子爵に嫁ぐことになる。ニナリアは母のもとに戻りたいので、アレンと離婚したくて仕方がなかったが、結婚は国王の命令でもあったので、アレンが離婚に応じるはずもない。しかも、アレンが初めから溺愛してきたので、ニナリアは戸惑った。ニナリアは、自分の目的を果たすことができるのか?
元平民の侯爵令嬢が、自分の人生を取り戻す、溺愛から始まる若夫婦のラブラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる