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第1章
第23話:皆が待っていてくれました
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退場した2人を見送った後、その場に座り込んで動けなくなってしまった。そんな私を、すかさず抱きかかえてくれたグレイ様。
「スカーレット、大丈夫か?よく頑張ったな。偉かったぞ。さあ、疲れただろう。俺たちも帰ろう。それでは俺たちはこれで失礼します。本日はありがとうございました」
裁判官に頭を下げたグレイ様。私も何か挨拶をしないと!
「本日はありがとうございました」
そう告げ、ぺこりと頭を下げた。
「スカーレット殿、よく戦いましたね。立派でしたよ。後は私たちが行うので、任せて下さい。グレイ殿もお疲れさまでした」
そう言ってくれた裁判官。もう一度軽く頭を下げ、グレイ様に抱きかかえながら裁判所を後にした。
「グレイ様、申し訳ございません。自分で歩けますわ」
そう伝えたのだが
「何を言っているんだ。まだ体が震えているではないか。とにかく、家まであと少しだ。大人しくしていろ」
そう言ってスタスタと歩くグレイ様。確かにまだ震えが止まらない。デビッドたちの前では気を張っていたからまだよかったが、全て終わったと思った時には、体中から力が抜けてしまったのだ。
それにしても自分でもびっくりする程、デビッドにはっきりと伝えられた。こんなにもすっきりした気持ちになったのは初めてだ。
「さあ、スカーレット。家に着いた…」
「「「おかえりなさい、2人とも」」」」
家の前には大勢の騎士団員たち、さらに私が働いているお店の店長や仲間たち、リンダさんもいた。
私がグレイ様に抱きかかえていた為か
「スカーレット、あなたあのバカデビッドに何かされたの?」
心配した同僚たちが駆けつけて来た。
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫よ。言いたい事も言えたし、もちろんデビッドなんかに屈する事はなかったから。2人は逮捕され、多分近いうちに強制労働施設に送られるはずよ」
「それ、本当?よかったわ。あぁ、私もあのキャロリーナが裁かれる姿、見たかったわ」
「私もよ。騎士団長様、私たちの為に、あの女に慰謝料を請求する手続きを行ってくださり、ありがとうございました。このまま泣き寝入りと思っておりましたの。でもあなた様のお陰で、しっかり制裁を加える事が出来ましたわ」
「「「「ありがとうございました」」」」
何人かの女性たちが頭を下げる。
「俺は当たり前の事をしたまでです。あの女にその事実を告げた時、真っ青な顔をしていましたよ。皆さんに見せられなかったのが残念です」
そう言うと、ニヤリと笑ったグレイ様。キャロリーナさんによって傷つけられた女性たちの救済もしていたなんて、さすがだわ。でも、これで一気にグレイ様の株が上がって、ライバルが増えたらどうしよう…そんな不安が私を支配する。
「とにかくあのクズデビッドと、キャロリーナだっけ?を裁くことが出来たんだよな。よかったよかった。今日は盛大にお祝いをしようぜ。スカーレットちゃんの店の人たちが料理を持ってきてくれているし、俺たちはたくさん酒を持ってきた。さあ、団長。早く鍵を開けてくださいよ!」
そう催促する騎士団員たち。
「お前たち、結局飲み食いして騒ぎたいだけだろう。スカーレットは疲れているんだ。さっさと帰れ!」
すかさず騎士団員たちに向かって叫ぶグレイ様。でも、せっかく心配して集まってくれたのだ。このまま返すなんて申し訳ない。
「まあまあ、いいではありませんか。皆私の事を心配して集まってくれたのですから。皆様、本当にありがとうございます。皆様が励まし、勇気づけてくれたおかげで、無事勝てました。さあ、グレイ様、鍵を開けて皆様を中へ」
「スカーレットがそう言うなら…」
そう言って鍵を開けたグレイ様。
「よし、客間へ急げ。早速宴を始めるぞ!」
グレイ様を押しのけ、我先に入っていく騎士団員たち。
「お前たち、やっぱり酒を飲んで料理を食いたいだけだろう!」
グレイ様がそう叫んでいるが、もちろん皆お構いなし。その後は、店長含めお店の仲間たちやリンダさんが持ち寄ってくれたお料理を並べ、早速宴がスタートした。さすがに人数が多すぎるので、リビングも開放する。
お料理も足りなくなりそうだったので、私も皆と一緒に腕を振るう。皆でワーワー言いながら作る料理も楽しいわね。
そんな中、郷土料理を振舞うリンダさん。
「へ~、珍しい料理だね。でも、凄く美味しいわ。ねえ、あなたうちのお店で働かない?この料理、うちの店でも出したいのだけれど」
「まあ、よろしいのですか?実は私も仕事をしたいと思っていたところなんです。ぜひお願いします」
こうしてリンダさんも、うちのお店で働くことが決まった。そして、女性たちはリビングで話に花を咲かせる。そんな女性たちの元にやって来た騎士団員たち。
「せっかくなら、女性がたくさんいるところがいいよな」
「おい、酔っ払いども!スカーレットには絡むなよ!」
すかさず叫ぶグレイ様。
「うわ~、番犬健在だ~」
そう言ってケラケラ笑っている騎士団員たち。女性陣も笑っていた。そうだわ、今回物凄く協力してくれた副騎士団長様に、お礼を言わないと。
他の団員と楽しそうに飲んでいる副騎士団長様の元に向かい
「副騎士団長様、今回の件、色々と動いて下さりありがとうございました。お陰様で、すべてうまくいきました」
頭を深々と下げ、お礼を言った。
「礼ならグレイに伝えてやってくれ。あいつ、本当に必死に動いていたからな。これからもあいつの事、よろしく頼むよ」
そう言ってにっこり笑った副騎士団長様。どうやら物凄く謙虚な方の様だ。
その後も皆で話に花を咲かせ、夜遅くまで宴は続いたのであった。
「スカーレット、大丈夫か?よく頑張ったな。偉かったぞ。さあ、疲れただろう。俺たちも帰ろう。それでは俺たちはこれで失礼します。本日はありがとうございました」
裁判官に頭を下げたグレイ様。私も何か挨拶をしないと!
「本日はありがとうございました」
そう告げ、ぺこりと頭を下げた。
「スカーレット殿、よく戦いましたね。立派でしたよ。後は私たちが行うので、任せて下さい。グレイ殿もお疲れさまでした」
そう言ってくれた裁判官。もう一度軽く頭を下げ、グレイ様に抱きかかえながら裁判所を後にした。
「グレイ様、申し訳ございません。自分で歩けますわ」
そう伝えたのだが
「何を言っているんだ。まだ体が震えているではないか。とにかく、家まであと少しだ。大人しくしていろ」
そう言ってスタスタと歩くグレイ様。確かにまだ震えが止まらない。デビッドたちの前では気を張っていたからまだよかったが、全て終わったと思った時には、体中から力が抜けてしまったのだ。
それにしても自分でもびっくりする程、デビッドにはっきりと伝えられた。こんなにもすっきりした気持ちになったのは初めてだ。
「さあ、スカーレット。家に着いた…」
「「「おかえりなさい、2人とも」」」」
家の前には大勢の騎士団員たち、さらに私が働いているお店の店長や仲間たち、リンダさんもいた。
私がグレイ様に抱きかかえていた為か
「スカーレット、あなたあのバカデビッドに何かされたの?」
心配した同僚たちが駆けつけて来た。
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫よ。言いたい事も言えたし、もちろんデビッドなんかに屈する事はなかったから。2人は逮捕され、多分近いうちに強制労働施設に送られるはずよ」
「それ、本当?よかったわ。あぁ、私もあのキャロリーナが裁かれる姿、見たかったわ」
「私もよ。騎士団長様、私たちの為に、あの女に慰謝料を請求する手続きを行ってくださり、ありがとうございました。このまま泣き寝入りと思っておりましたの。でもあなた様のお陰で、しっかり制裁を加える事が出来ましたわ」
「「「「ありがとうございました」」」」
何人かの女性たちが頭を下げる。
「俺は当たり前の事をしたまでです。あの女にその事実を告げた時、真っ青な顔をしていましたよ。皆さんに見せられなかったのが残念です」
そう言うと、ニヤリと笑ったグレイ様。キャロリーナさんによって傷つけられた女性たちの救済もしていたなんて、さすがだわ。でも、これで一気にグレイ様の株が上がって、ライバルが増えたらどうしよう…そんな不安が私を支配する。
「とにかくあのクズデビッドと、キャロリーナだっけ?を裁くことが出来たんだよな。よかったよかった。今日は盛大にお祝いをしようぜ。スカーレットちゃんの店の人たちが料理を持ってきてくれているし、俺たちはたくさん酒を持ってきた。さあ、団長。早く鍵を開けてくださいよ!」
そう催促する騎士団員たち。
「お前たち、結局飲み食いして騒ぎたいだけだろう。スカーレットは疲れているんだ。さっさと帰れ!」
すかさず騎士団員たちに向かって叫ぶグレイ様。でも、せっかく心配して集まってくれたのだ。このまま返すなんて申し訳ない。
「まあまあ、いいではありませんか。皆私の事を心配して集まってくれたのですから。皆様、本当にありがとうございます。皆様が励まし、勇気づけてくれたおかげで、無事勝てました。さあ、グレイ様、鍵を開けて皆様を中へ」
「スカーレットがそう言うなら…」
そう言って鍵を開けたグレイ様。
「よし、客間へ急げ。早速宴を始めるぞ!」
グレイ様を押しのけ、我先に入っていく騎士団員たち。
「お前たち、やっぱり酒を飲んで料理を食いたいだけだろう!」
グレイ様がそう叫んでいるが、もちろん皆お構いなし。その後は、店長含めお店の仲間たちやリンダさんが持ち寄ってくれたお料理を並べ、早速宴がスタートした。さすがに人数が多すぎるので、リビングも開放する。
お料理も足りなくなりそうだったので、私も皆と一緒に腕を振るう。皆でワーワー言いながら作る料理も楽しいわね。
そんな中、郷土料理を振舞うリンダさん。
「へ~、珍しい料理だね。でも、凄く美味しいわ。ねえ、あなたうちのお店で働かない?この料理、うちの店でも出したいのだけれど」
「まあ、よろしいのですか?実は私も仕事をしたいと思っていたところなんです。ぜひお願いします」
こうしてリンダさんも、うちのお店で働くことが決まった。そして、女性たちはリビングで話に花を咲かせる。そんな女性たちの元にやって来た騎士団員たち。
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その後も皆で話に花を咲かせ、夜遅くまで宴は続いたのであった。
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