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第20話:オリビアは可愛い~レオナルド視点~
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家に帰ると、母上が出迎えてくれた。
「おかえりなさい、レオナルド。王宮は疲れたでしょう。さあ、ご飯にしましょう。あなたの好きな、タイのカルパッチョを準備させたわ」
嬉しそうにそう言った母上。
「ありがとうございます、母上」
「あら、今日はやけに素直ね。嬉しいわ。さあ、早く着替えていらっしゃい」
ニコニコ笑う母上に見送られ、自室へと戻ってきた。確かに僕は今まで寂しい思いをしたけれど、なんだかんだ言って今は、両親が傍にいる。その事に対し、僕は感謝しないといけないんだ。
ふと鏡に映る自分が目に入った。まだ顔が少し赤い。
無意識に頬に触れる。ここに、オリビアの唇が…思い出しただけで、また顔が赤くなる。一体なんなんだよ、あの子!クソ、どうして僕がこんなに動揺しないといけないんだ。
とにかく、冷静にならないと。深呼吸をして落ち着いたところで、着替えを済ませ食堂へと向かった。
席に座ると、嬉しそうに話しかけてくる母上。
「レオナルド、あなたオリビアちゃんとお友達になったそうじゃない」
「む…向こうがどうしても友達になって欲しいと言うので、仕方なくなっただけです…ぼ…僕は別にオリビアの事なんて、何とも思っていませんから!」
オリビアという言葉に反応してしまい、訳の分からない事を口走ってしまった。
「レオナルド、あなた耳まで真っ赤よ。もしかしてオリビアちゃんの事」
「だから、好きではないと言っているではありませんか。そもそも、ドレスで木登りしたり、急に手を握ったり、挙句の果てには口づけをするような…何でもありません」
僕は何を言っているのだろう。オリビアの柔らかい唇の感触を思い出したら、急に恥ずかしくなって俯いてしまった。
「まあ、口づけをされたのね…オリビアちゃん、結構大胆なのね。それにしても、レオナルド、完全にやられてしまった様ね」
「セリーヌ、あまりレオナルドにオリビア殿下の話はふらないであげてくれ。レオナルドは今、きっと一杯一杯だろうから」
「そうみたいね…レオナルドはあまり女性に免疫がないから。私もオリビアちゃんに早く会いたいわ。もうシャリーが帰国して半年なのよ。いつになったら会えるのかしら?」
「その件なんだが、実はシャリー王妃が懐妊した様でね。オーフェンの心も大分落ち着いてきたようだから、少しずつだがシャリー王妃を公の場にも出していく様だ。私も随分と説得したし。ただ、今妊娠3ヶ月でつわりが酷い様で。落ち着いたらセリーヌも王宮に会いに行くといい。私が話を付けておくから」
「まあ、シャリーに子供が出来たのね。それはおめでたいわ。レオナルド、よかったわね。生まれてくる子供が男の子なら、オリビアちゃんが王位を継ぐことは無くなるわ。そうなれば、あなたのお嫁さんになる事ができるわよ」
母上が嬉しそうに、そんなふざけた事を言っている。
「僕は別にオリビアをお嫁に貰おうなんて、考えていません!」
「あら、そうなの?私はオリビアちゃんにお嫁に来て欲しいわ。話を聞く限り、とても素敵な子の様だし」
「セリーヌ、気が早いよ。第一、オリビア殿下を溺愛しているあいつが、すんなりと嫁に出すとは思えん。それからレオナルド、オリビア殿下から直接懐妊の話しが出るまで、内緒にしておいてくれ。いいな」
「分かりました」
どうやらオリビアに弟か妹が出来る様だ。確かにオリビアに弟が出来れば、オリビアの王位継承の順位は下がる。そうなれば僕と結婚だって…て、僕は何を考えているんだ。母上が変な事を言うからだ!
結局その日は、オリビアの事が頭から離れず、あまり眠れなかった。目をつぶると、オリビアの笑顔が浮かぶのだ。そのたびに、胸がドキドキする。クソ、僕は一体どうしちゃったんだ!
翌日、朝早く目を覚ました僕は、朝から稽古に励む。正直寝不足だが、体を動かしていないと落ち着かないのだ。午前中の勉強も終え、いよいよ午後、王宮へと向かった。オリビアの為に、今王都で人気のお菓子をメイドに準備させた。オリビア、喜んでくれるかな?
「レオナルド、なんだか嬉しそうだな」
そう言って僕をからかうのは父上だ。別に僕は嬉しくなんてないのに!そんな思いから、父上をジト目で睨んだ。王宮に着くと、父上と別れ、丘へと向かった。無意識に小走りになっているのは、仕方がない事だ。
丘の上の近くまで来ると、一旦深呼吸をし、心を落ち着かせた。そして、ゆっくりと歩いて行く。すると、木の下に座っているオリビアの姿が目に入った。僕を見つけると、嬉しそうに飛んできた。
クソ、何なんだ、この可愛さは!すると、そのまま僕に抱き着いて来たのだ。柔らかくて温かくて、その上いい香りまでする。くっ!抱きしめたい…でも…
本能と理性が激しく僕の中で戦う中、勝利したのは理性だ。オリビアをゆっくり引き離し、抱き着いた事に対して文句を言う。あぁ…僕は何を言っているんだ、こんな事を言ったら、もうオリビアが僕に抱き着いて来てくれなくなるではないか。
そう思いながらも、悲しいかな、僕の理性が勝ってしまったのだ。それでもあまり悪いと思っていないオリビア。こういったところも可愛いのだが…
て、僕は何を考えているんだ。そうだ、スイーツを買って来たのだった。
僕がスイーツを渡すと、かなり喜んでくれた。そして何を思ったのか、その場で食べ始めたのだ。令嬢が大口を開けて手づかみで食べるなんて…そう思って注意したのだが、なぜか僕まで手づかみで食べる事になってしまった。
まあ、ここには僕たちと護衛騎士しかいないし、いいか。そう思い、シュークリームを食べる。確かにオリビアの言う通り、青い空の下、マナーを気にせずに食べるのも美味しいな。
それになにより、オリビアが嬉しそうに僕が準備したお菓子を頬張っている。それが嬉しくて、たまらない。
そんな僕に対しオリビアは、嬉しそうに母親が懐妊した話をし始めた。どうやら昨日、父親から聞いた様だ。オリビアは弟か妹が出来る事を、心待ちにしている様だ。
きっと彼女なら、いいお姉さんになるだろう。オリビアが嬉しそうに話す姿を見ながら、そう思った。
「おかえりなさい、レオナルド。王宮は疲れたでしょう。さあ、ご飯にしましょう。あなたの好きな、タイのカルパッチョを準備させたわ」
嬉しそうにそう言った母上。
「ありがとうございます、母上」
「あら、今日はやけに素直ね。嬉しいわ。さあ、早く着替えていらっしゃい」
ニコニコ笑う母上に見送られ、自室へと戻ってきた。確かに僕は今まで寂しい思いをしたけれど、なんだかんだ言って今は、両親が傍にいる。その事に対し、僕は感謝しないといけないんだ。
ふと鏡に映る自分が目に入った。まだ顔が少し赤い。
無意識に頬に触れる。ここに、オリビアの唇が…思い出しただけで、また顔が赤くなる。一体なんなんだよ、あの子!クソ、どうして僕がこんなに動揺しないといけないんだ。
とにかく、冷静にならないと。深呼吸をして落ち着いたところで、着替えを済ませ食堂へと向かった。
席に座ると、嬉しそうに話しかけてくる母上。
「レオナルド、あなたオリビアちゃんとお友達になったそうじゃない」
「む…向こうがどうしても友達になって欲しいと言うので、仕方なくなっただけです…ぼ…僕は別にオリビアの事なんて、何とも思っていませんから!」
オリビアという言葉に反応してしまい、訳の分からない事を口走ってしまった。
「レオナルド、あなた耳まで真っ赤よ。もしかしてオリビアちゃんの事」
「だから、好きではないと言っているではありませんか。そもそも、ドレスで木登りしたり、急に手を握ったり、挙句の果てには口づけをするような…何でもありません」
僕は何を言っているのだろう。オリビアの柔らかい唇の感触を思い出したら、急に恥ずかしくなって俯いてしまった。
「まあ、口づけをされたのね…オリビアちゃん、結構大胆なのね。それにしても、レオナルド、完全にやられてしまった様ね」
「セリーヌ、あまりレオナルドにオリビア殿下の話はふらないであげてくれ。レオナルドは今、きっと一杯一杯だろうから」
「そうみたいね…レオナルドはあまり女性に免疫がないから。私もオリビアちゃんに早く会いたいわ。もうシャリーが帰国して半年なのよ。いつになったら会えるのかしら?」
「その件なんだが、実はシャリー王妃が懐妊した様でね。オーフェンの心も大分落ち着いてきたようだから、少しずつだがシャリー王妃を公の場にも出していく様だ。私も随分と説得したし。ただ、今妊娠3ヶ月でつわりが酷い様で。落ち着いたらセリーヌも王宮に会いに行くといい。私が話を付けておくから」
「まあ、シャリーに子供が出来たのね。それはおめでたいわ。レオナルド、よかったわね。生まれてくる子供が男の子なら、オリビアちゃんが王位を継ぐことは無くなるわ。そうなれば、あなたのお嫁さんになる事ができるわよ」
母上が嬉しそうに、そんなふざけた事を言っている。
「僕は別にオリビアをお嫁に貰おうなんて、考えていません!」
「あら、そうなの?私はオリビアちゃんにお嫁に来て欲しいわ。話を聞く限り、とても素敵な子の様だし」
「セリーヌ、気が早いよ。第一、オリビア殿下を溺愛しているあいつが、すんなりと嫁に出すとは思えん。それからレオナルド、オリビア殿下から直接懐妊の話しが出るまで、内緒にしておいてくれ。いいな」
「分かりました」
どうやらオリビアに弟か妹が出来る様だ。確かにオリビアに弟が出来れば、オリビアの王位継承の順位は下がる。そうなれば僕と結婚だって…て、僕は何を考えているんだ。母上が変な事を言うからだ!
結局その日は、オリビアの事が頭から離れず、あまり眠れなかった。目をつぶると、オリビアの笑顔が浮かぶのだ。そのたびに、胸がドキドキする。クソ、僕は一体どうしちゃったんだ!
翌日、朝早く目を覚ました僕は、朝から稽古に励む。正直寝不足だが、体を動かしていないと落ち着かないのだ。午前中の勉強も終え、いよいよ午後、王宮へと向かった。オリビアの為に、今王都で人気のお菓子をメイドに準備させた。オリビア、喜んでくれるかな?
「レオナルド、なんだか嬉しそうだな」
そう言って僕をからかうのは父上だ。別に僕は嬉しくなんてないのに!そんな思いから、父上をジト目で睨んだ。王宮に着くと、父上と別れ、丘へと向かった。無意識に小走りになっているのは、仕方がない事だ。
丘の上の近くまで来ると、一旦深呼吸をし、心を落ち着かせた。そして、ゆっくりと歩いて行く。すると、木の下に座っているオリビアの姿が目に入った。僕を見つけると、嬉しそうに飛んできた。
クソ、何なんだ、この可愛さは!すると、そのまま僕に抱き着いて来たのだ。柔らかくて温かくて、その上いい香りまでする。くっ!抱きしめたい…でも…
本能と理性が激しく僕の中で戦う中、勝利したのは理性だ。オリビアをゆっくり引き離し、抱き着いた事に対して文句を言う。あぁ…僕は何を言っているんだ、こんな事を言ったら、もうオリビアが僕に抱き着いて来てくれなくなるではないか。
そう思いながらも、悲しいかな、僕の理性が勝ってしまったのだ。それでもあまり悪いと思っていないオリビア。こういったところも可愛いのだが…
て、僕は何を考えているんだ。そうだ、スイーツを買って来たのだった。
僕がスイーツを渡すと、かなり喜んでくれた。そして何を思ったのか、その場で食べ始めたのだ。令嬢が大口を開けて手づかみで食べるなんて…そう思って注意したのだが、なぜか僕まで手づかみで食べる事になってしまった。
まあ、ここには僕たちと護衛騎士しかいないし、いいか。そう思い、シュークリームを食べる。確かにオリビアの言う通り、青い空の下、マナーを気にせずに食べるのも美味しいな。
それになにより、オリビアが嬉しそうに僕が準備したお菓子を頬張っている。それが嬉しくて、たまらない。
そんな僕に対しオリビアは、嬉しそうに母親が懐妊した話をし始めた。どうやら昨日、父親から聞いた様だ。オリビアは弟か妹が出来る事を、心待ちにしている様だ。
きっと彼女なら、いいお姉さんになるだろう。オリビアが嬉しそうに話す姿を見ながら、そう思った。
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