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第39話:治療が始まりました
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綺麗になった体で、再びベッドに横になる。そのタイミングで、ブラック様が入って来た。さらに後ろには、お医者様と魔術師の方がいる。
「あの…治癒魔法は…結構ですわ」
治癒魔法の治療は受けないと決めているのだ。あの魔法の苦しみは、誰よりも知っている。だからこそ、私の為にあのような苦しみを他の誰かに味わってほしくはないのだ。
「知っているよ。君は意識が戻らない時から、ずっと治癒魔法を拒んでいたからね。本当に君って子は…」
ブラック様がギュッと抱きしめてくれる。なぜか今にも泣きそうな顔で…私、ブラック様の事をいっぱい傷つけてしまったのだろう。本当に申し訳ない。
「ユリア嬢、目覚めてよかったです。今からあなた様の体の状態を魔術師の方たちとチャックさせてもらいたいのですが、いいでしょうか?」
「はい…」
「無理して話さなくてもいいですよ、また吐血したら大変ですから。返事は首を振ってこたえてもらえれば大丈夫ですから」
優しい眼差しで私を見つめるお医者様。ただ、後ろに控えている魔術師の方は、なぜかものすごく笑顔なのが気になるが…
その後お医者様を中心に、体をチェックしていく。と言っても、主に魔力を見ている様だ。さらに痛みやだるさなどについていくつか質問された。
「やはりかなり魔力が減っていますね。このままでは、いつ命を落としてもおかしくない状況です。とりあえず魔力を作り出す手助けをする薬を出しておきますが、ここまで魔力が減っていると、あまり効果がないかもしれません。ただ、魔術師の方が、良い薬の開発をしていると聞いたのですが…」
「はい、今はまだ開発中ですが、治癒魔法と同じ効果が期待できる飲み薬を、今開発中です。丁度実験に必要な魔力も、大量に手に入っていますので、今急ピッチで開発しております。ただ、ちょっと魔力の質が悪いので、浄化してからの使用になりますが。近々試作が出来るはずですので、ぜひユリア嬢に飲んでいただきたいです!」
「その薬、本当に大丈夫なのだろうな?ユリアを実験台に使うだなんて、許さないぞ!」
「安全性は確保されているので、大丈夫です。ブラック様のお陰で、沢山の魔力が手に入り、本当に助かっているのですよ。そうそう治癒魔法級の魔力を提供してくれる人なんて、居ませんから…」
「これ以上ユリアの前でベラベラと話すな!ユリア、とりあえず魔術師たちの薬が出来るまでは、対処法で治療を行っていこう。それから、魔力は少しずつだが、体内で作る事が出来るらしい。その為にも、これから少しずつでいいから、しっかり食事を摂らないとね。そうだ、薬と併用して、特製ドリンクも飲んでくれ。早速食事を準備するから、待っていてくれるかい?」
あの美味しいドリンクを、また飲めるのね。
「それでは私たちは開発がありますので、帰りますね。ユリア嬢、出来るだけ早く薬を持ってまいりますので、楽しみにしていてください」
そう言って帰っていく魔術師の方たち。
「私は体力が回復するドリンクのほかに、魔力を作る手助けをする成分が入った飲み薬も準備して参ります。食後に飲んでください。それでは私もこれで」
お医者様も部屋から出て行った。
その後メイドたちが食事を運んできてくれた。どうやら特製ドリンクも準備してくれた様で、食事の隣に置いてある。どのお料理も、食べやすく消化によさそうなものばかりだ。
早速ブラック様がドリンクを手渡してくれた。久しぶりに飲むドリンク、やっぱり美味しいわ。それにこのドリンク、今回はハーブが入っている様で、なんだか喉がすっきるする。
「ユリア、俺が食べさせてあげるね。料理長がユリアの為に、美味しくて消化に良くて、栄養満点の料理を作ってくれたんだ。しっかり食べてくれ」
そう言うと、私の口に料理を運んでくれるブラック様。これは美味しいわ。なんだか体中に栄養がいきわたる感じがする。
「美味しい…です…」
まだ話そうとするとせき込んでしまうため、最低限の言葉で気持ちを伝える。
「ユリアのその笑顔、ずっと見たかったんだ。やっぱりユリアは、笑顔が一番素敵だよ」
そう言ってブラック様が微笑んでくれた。そう言えばリースも私の笑顔を好きだと言ってくれた。それに友人たちも…
私の笑顔を見て、喜んでくれる人がいる。それが嬉しくて、また笑みがこぼれる。
「さあ、ユリア、まだまだたくさん食べるんだよ」
ブラック様が次々と食事を口に運んでくれた。食後は再び、ベッドに横になる。すると、なぜかブラック様もベッドに入り込んできたのだ。
「ユリア、知っているかい?君が意識を失ってから、毎日こうやって2人で眠っていたのだよ。だから今日も…いいや、これからもずっと一緒に寝よう」
そう言ってほほ笑んでくれたブラック様。彼と一緒に寝られるだなんて、本当に贅沢ね。ギュッとブラック様に抱き付き、そのまま眠りについたのだった。
「あの…治癒魔法は…結構ですわ」
治癒魔法の治療は受けないと決めているのだ。あの魔法の苦しみは、誰よりも知っている。だからこそ、私の為にあのような苦しみを他の誰かに味わってほしくはないのだ。
「知っているよ。君は意識が戻らない時から、ずっと治癒魔法を拒んでいたからね。本当に君って子は…」
ブラック様がギュッと抱きしめてくれる。なぜか今にも泣きそうな顔で…私、ブラック様の事をいっぱい傷つけてしまったのだろう。本当に申し訳ない。
「ユリア嬢、目覚めてよかったです。今からあなた様の体の状態を魔術師の方たちとチャックさせてもらいたいのですが、いいでしょうか?」
「はい…」
「無理して話さなくてもいいですよ、また吐血したら大変ですから。返事は首を振ってこたえてもらえれば大丈夫ですから」
優しい眼差しで私を見つめるお医者様。ただ、後ろに控えている魔術師の方は、なぜかものすごく笑顔なのが気になるが…
その後お医者様を中心に、体をチェックしていく。と言っても、主に魔力を見ている様だ。さらに痛みやだるさなどについていくつか質問された。
「やはりかなり魔力が減っていますね。このままでは、いつ命を落としてもおかしくない状況です。とりあえず魔力を作り出す手助けをする薬を出しておきますが、ここまで魔力が減っていると、あまり効果がないかもしれません。ただ、魔術師の方が、良い薬の開発をしていると聞いたのですが…」
「はい、今はまだ開発中ですが、治癒魔法と同じ効果が期待できる飲み薬を、今開発中です。丁度実験に必要な魔力も、大量に手に入っていますので、今急ピッチで開発しております。ただ、ちょっと魔力の質が悪いので、浄化してからの使用になりますが。近々試作が出来るはずですので、ぜひユリア嬢に飲んでいただきたいです!」
「その薬、本当に大丈夫なのだろうな?ユリアを実験台に使うだなんて、許さないぞ!」
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「これ以上ユリアの前でベラベラと話すな!ユリア、とりあえず魔術師たちの薬が出来るまでは、対処法で治療を行っていこう。それから、魔力は少しずつだが、体内で作る事が出来るらしい。その為にも、これから少しずつでいいから、しっかり食事を摂らないとね。そうだ、薬と併用して、特製ドリンクも飲んでくれ。早速食事を準備するから、待っていてくれるかい?」
あの美味しいドリンクを、また飲めるのね。
「それでは私たちは開発がありますので、帰りますね。ユリア嬢、出来るだけ早く薬を持ってまいりますので、楽しみにしていてください」
そう言って帰っていく魔術師の方たち。
「私は体力が回復するドリンクのほかに、魔力を作る手助けをする成分が入った飲み薬も準備して参ります。食後に飲んでください。それでは私もこれで」
お医者様も部屋から出て行った。
その後メイドたちが食事を運んできてくれた。どうやら特製ドリンクも準備してくれた様で、食事の隣に置いてある。どのお料理も、食べやすく消化によさそうなものばかりだ。
早速ブラック様がドリンクを手渡してくれた。久しぶりに飲むドリンク、やっぱり美味しいわ。それにこのドリンク、今回はハーブが入っている様で、なんだか喉がすっきるする。
「ユリア、俺が食べさせてあげるね。料理長がユリアの為に、美味しくて消化に良くて、栄養満点の料理を作ってくれたんだ。しっかり食べてくれ」
そう言うと、私の口に料理を運んでくれるブラック様。これは美味しいわ。なんだか体中に栄養がいきわたる感じがする。
「美味しい…です…」
まだ話そうとするとせき込んでしまうため、最低限の言葉で気持ちを伝える。
「ユリアのその笑顔、ずっと見たかったんだ。やっぱりユリアは、笑顔が一番素敵だよ」
そう言ってブラック様が微笑んでくれた。そう言えばリースも私の笑顔を好きだと言ってくれた。それに友人たちも…
私の笑顔を見て、喜んでくれる人がいる。それが嬉しくて、また笑みがこぼれる。
「さあ、ユリア、まだまだたくさん食べるんだよ」
ブラック様が次々と食事を口に運んでくれた。食後は再び、ベッドに横になる。すると、なぜかブラック様もベッドに入り込んできたのだ。
「ユリア、知っているかい?君が意識を失ってから、毎日こうやって2人で眠っていたのだよ。だから今日も…いいや、これからもずっと一緒に寝よう」
そう言ってほほ笑んでくれたブラック様。彼と一緒に寝られるだなんて、本当に贅沢ね。ギュッとブラック様に抱き付き、そのまま眠りについたのだった。
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