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第42話:ブラック様と婚約しました
「ユリアちゃん、本当にありがとう。それじゃあ、明日にでも早速婚約届と養子縁組の手続きを行いましょうね。これであなたは、正式に公爵家の人間になるのよ。大きな顔をして過ごして頂戴」
大きな顔か…私にできるかしら?ただ、夫人も公爵様もブラック様もとても嬉しそうだ。その姿を見た瞬間、なんだかホッとした。まさか公爵家の養女になって、ブラック様と婚約する事になるだなんて…
食後はブラック様が私を抱っこして、いつものように部屋へと連れて行ってくれる。そしてメイドたちに手伝ってもらいながら湯あみを済ませた。
「ユリア、俺を受け入れてくれて、本当にありがとう。俺はずっとユリアが大好きだった。再会した時、その“ばあさんみたい”と言ってしまってすまなかった。それでも君の笑顔を見た瞬間、君がずっと探していた令嬢だと気が付いたんだ。それからは君が気になって仕方がなかった。あれほどまで酷い扱いを受けながらも、いつも太陽の様な笑顔を向ける君に、どんどん惹かれていったんだ。ユリア、俺は君を誰よりも愛している。金髪の美しい男性ではなく、俺を選んでくれて本当にありがとう」
金髪の男性?
「ユリアも知っているだろう?金色の髪を腰まで伸ばした金色の瞳をした美しい男性の事だよ。君と共に天界で暮らすと言っていたから、きっと神様か何かなのだろうが…」
「もしかして天使様の事ですか?そう言えば天使様も、ブラック様に会ったとおっしゃっていましたわ。確かに両親と天使様と天界で暮らすのも素晴らしいですが、どうしてもブラック様の事が気になって…たとえ少しだけでもいいから、ブラック様の傍にいたいと思ったのです」
「ユリアはご両親にも会ったのだね。そんな中、俺を選んでくれただなんて…何が何でも君を幸せにしないと!両親は俺の事を怒っていなかったかい?ほら、助けるのが遅くなってしまったから…」
なぜかブラック様が申し訳なさそうな顔をしている。
「そんな…両親はブラック様に、感謝をしておりましたわ。そして私を残して亡くなった事を、酷く後悔しておりました。そうそう、お父様からブラック様へ伝言です。“ユリアを助けてくれてありがとう、どうかユリアの事をお願いします“との事でした。あの、本当に私、ブラック様の傍にずっといてもいいのでしょうか?なんだか夢みたいで、どうしても信じられなくて…」
「まだそんな事を言っているのかい?俺はユリアがいないと生きていけない程、君を愛していると言っているだろう?現に天使様と話をした後、ユリアが目覚めるまでの2日間、食事も眠る事も出来なかったのだから!」
「そうだったのですね。でも私と天使様、両親と話をしたのは、ほんの数十分程度だった気がするのですが…あの世とこの世では、時間の流れが違うのかもしれませんね」
「そうかもしれないな。それにしても、ユリアの父上に俺は認めてもらったのか。なんだか嬉しいな…元伯爵と夫人は子供の頃何度か会っていたはずなのだが、全く思い出せなくて。ただ、父上や母上の話では、とても素敵な人物だったと聞いている。俺もいつか、ユリアのご両親に会いたいな。そうだ、今度2人で、ユリアのご両親の墓参りに行こう」
「両親のお墓参りですか?それは嬉しいですわ。両親が亡くなってから、命日には必ずお墓参りに行っていたのですが、ここ2年くらい体が思う様に動かなくて、行けていなかったので」
きっとお墓も荒れているだろう。あの世で両親は元気そうだったが、それでもやはりお墓は綺麗にしておきたいのだ。
「そうだったんだね。それじゃあ、ユリアの体調が落ち着き次第行こう。さあ、今日は疲れただろう?明日は色々な書類にサインしないといけないだろうし、もう休もう。こっちにおいで」
ブラック様がベッドに誘導してくれる。ブラック様の温もりを感じると、なんだか気持ちが落ち着いてよく眠れるのだ。今日もあっという間に眠りについた。
翌日、ブラック様のご両親が言っていた通り、早速養子縁組と婚約届にサインをした。この国で一番権力を持っていると言われているサンディオ公爵家の嫡男が婚約したという事なので、私の体調が落ち着き次第、婚約披露パーティーを行う様だ。
「ユリアちゃん、これで私たちは親子よ。私の事はお義母様と呼んでね」
「私の事はお義父様と呼んでくれ。それにしても、令嬢に全く興味の無かったブラックが、婚約するだなんて。本当にめでたいな。ユリア嬢、ブラックを選んでくれて本当にありがとう」
お義母様もお義父様も本当に喜んでくれている。お2人には本当に良くしてもらった。これからはお2人にもっと喜んで貰える様に、私も頑張らないと!
大きな顔か…私にできるかしら?ただ、夫人も公爵様もブラック様もとても嬉しそうだ。その姿を見た瞬間、なんだかホッとした。まさか公爵家の養女になって、ブラック様と婚約する事になるだなんて…
食後はブラック様が私を抱っこして、いつものように部屋へと連れて行ってくれる。そしてメイドたちに手伝ってもらいながら湯あみを済ませた。
「ユリア、俺を受け入れてくれて、本当にありがとう。俺はずっとユリアが大好きだった。再会した時、その“ばあさんみたい”と言ってしまってすまなかった。それでも君の笑顔を見た瞬間、君がずっと探していた令嬢だと気が付いたんだ。それからは君が気になって仕方がなかった。あれほどまで酷い扱いを受けながらも、いつも太陽の様な笑顔を向ける君に、どんどん惹かれていったんだ。ユリア、俺は君を誰よりも愛している。金髪の美しい男性ではなく、俺を選んでくれて本当にありがとう」
金髪の男性?
「ユリアも知っているだろう?金色の髪を腰まで伸ばした金色の瞳をした美しい男性の事だよ。君と共に天界で暮らすと言っていたから、きっと神様か何かなのだろうが…」
「もしかして天使様の事ですか?そう言えば天使様も、ブラック様に会ったとおっしゃっていましたわ。確かに両親と天使様と天界で暮らすのも素晴らしいですが、どうしてもブラック様の事が気になって…たとえ少しだけでもいいから、ブラック様の傍にいたいと思ったのです」
「ユリアはご両親にも会ったのだね。そんな中、俺を選んでくれただなんて…何が何でも君を幸せにしないと!両親は俺の事を怒っていなかったかい?ほら、助けるのが遅くなってしまったから…」
なぜかブラック様が申し訳なさそうな顔をしている。
「そんな…両親はブラック様に、感謝をしておりましたわ。そして私を残して亡くなった事を、酷く後悔しておりました。そうそう、お父様からブラック様へ伝言です。“ユリアを助けてくれてありがとう、どうかユリアの事をお願いします“との事でした。あの、本当に私、ブラック様の傍にずっといてもいいのでしょうか?なんだか夢みたいで、どうしても信じられなくて…」
「まだそんな事を言っているのかい?俺はユリアがいないと生きていけない程、君を愛していると言っているだろう?現に天使様と話をした後、ユリアが目覚めるまでの2日間、食事も眠る事も出来なかったのだから!」
「そうだったのですね。でも私と天使様、両親と話をしたのは、ほんの数十分程度だった気がするのですが…あの世とこの世では、時間の流れが違うのかもしれませんね」
「そうかもしれないな。それにしても、ユリアの父上に俺は認めてもらったのか。なんだか嬉しいな…元伯爵と夫人は子供の頃何度か会っていたはずなのだが、全く思い出せなくて。ただ、父上や母上の話では、とても素敵な人物だったと聞いている。俺もいつか、ユリアのご両親に会いたいな。そうだ、今度2人で、ユリアのご両親の墓参りに行こう」
「両親のお墓参りですか?それは嬉しいですわ。両親が亡くなってから、命日には必ずお墓参りに行っていたのですが、ここ2年くらい体が思う様に動かなくて、行けていなかったので」
きっとお墓も荒れているだろう。あの世で両親は元気そうだったが、それでもやはりお墓は綺麗にしておきたいのだ。
「そうだったんだね。それじゃあ、ユリアの体調が落ち着き次第行こう。さあ、今日は疲れただろう?明日は色々な書類にサインしないといけないだろうし、もう休もう。こっちにおいで」
ブラック様がベッドに誘導してくれる。ブラック様の温もりを感じると、なんだか気持ちが落ち着いてよく眠れるのだ。今日もあっという間に眠りについた。
翌日、ブラック様のご両親が言っていた通り、早速養子縁組と婚約届にサインをした。この国で一番権力を持っていると言われているサンディオ公爵家の嫡男が婚約したという事なので、私の体調が落ち着き次第、婚約披露パーティーを行う様だ。
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