希望通り婚約破棄したのになぜか元婚約者が言い寄って来ます

Karamimi

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第47話:何が起こったのですか?

私のお誕生日パーティーから早4ヶ月。卒業まで後わずかという事もあり、学院では残り少ない学生ライフを楽しんでいた。

この4ヶ月、なぜかナタリー様は比較的おとなしく、私に暴言を吐いてくることもほとんどなかった。ただ、時折不敵な笑みを浮かべ、私を見つめてくるのが、ものすごい恐怖だが。それでも何かされる訳ではないので、穏やかに過ごせている。

正直あの人形を貰った時は驚いたが、どうやらただの嫌がらせだったのかもしれない。卒業後はハドソン殿下との結婚に向け、本格的に動き出すこともあり、もう私なんかに構っている程暇ではないのかもしれない。

ハドソン殿下と言えば、やはりエマの事を気にかけている様で、時折切なそうにエマを見つめていた。そんなハドソン殿下に対し、エマは一切殿下の方を見ない。きっと殿下の姿を見るのが辛いのだろう。

2人の切ない恋を知ってしまって以降、なんだか私も落ち着かない。ハドソン殿下にはナタリー様がいる。だから決して2人は結ばれることはない。分かっている、分かっているがもどかしいのだ。

正直エマには幸せになってもらいたい。でも、私にはどうする事も出来ない。それが歯がゆい。

ちなみにここ1ヶ月ほど、エヴァン様は随分とハドソン殿下と仲が良い様で、よく2人で一緒にいる。きっと優秀なエヴァン様をハドソン殿下は信頼できる家臣として傍に置きたいのだろう。

そうなると、もし私がエヴァン様と結婚したら、ナタリー様との関りも今後続く事になるという事。って、私はエヴァン様とは結婚するつもりがないのだから、そんな心配不要なのに。私ったら何を考えているのかしら。

「ルーナ、ごめんね。待たせちゃったね。さあ、帰ろうか?」

ナイスなタイミングでエヴァン様が現れた。

「わ…私は別に待ってはおりませんわ」

シドロモドロになりながら答えた。私ったら、何動揺しているのかしら。恥ずかしい。

「そうか。ごめんね。さあ、帰ろう」

私の手を取り、馬車へと乗り込むエヴァン様。最近かなり疲れている様で、またやつれてしまった気がする。

「エヴァン様、随分とお疲れの様ですね。大丈夫ですか?」

「ああ、大丈夫だよ。卒業前だし、色々とやらなければいけないことが多くてね。でも、ルーナの顔を見ると元気が出るよ。卒業したら頻繁にルーナに会えなくなると思うと、寂しいな…」

そう言うと、本当に寂しそうな顔をしたのだ。そんな顔をされたら、胸が痛いじゃない!

「もう、すぐにそんな事を言って。卒業しても我が家に頻繁にやって来るのでしょう?」

「ああ、そのつもりだよ。ルーナの顔を見られないなんて、僕には耐えられないからね。そういえば卒業後はしばらく侯爵家の領地に行くと聞いたよ。海が見える素敵なところらしいね。僕も一緒に付いて行こうと思っているんだ」

「どうしてエヴァン様まで付いてくるのですか?あなた様は次期公爵になる為、本格的にお勉強をなさるのでしょう?」

「そうだね、でも肝心の花嫁がいないと。だから僕も、君の家の領地に行くつもりだよ」

「は…花嫁は他を当ってください」

そう言って、窓の外を見た。何も話さないエヴァン様。ちょっと感じが悪かったかしら?ゆっくりエヴァン様の方を見ると、優しい微笑を浮かべながらこちらを見ていた。ちょうど夕焼けで赤く染まったエヴァン様の顔。

その姿が美しくて、なぜか目が離せない。その時だった、ちょうど侯爵家に着いた様で、馬車が停まった。

「それじゃあルーナ、また明日」

「…はい、また明日」

いつも通り挨拶をして、そのまま馬車に乗り込むエヴァン様を見送る。エヴァン様、急に黙り込んで私を見つめて、一体どうしたのかしら?新手の作戦かしら?

「お嬢様、おかえりなさいませ。さあ、中へ」

私が中々屋敷に入らないからか、メイドが声を掛けてきた。急いで中に入り、着替えを済ませる。どうやらもう、晩御飯の時間の様で、急いで食堂へと向かった。

「お父様、お母様、お待たせしてごめんなさい。さあ、頂きましょう」

両親と一緒に食事開始だ。

「ルーナ、最近エヴァン様とはどうなの?」

急にお母様がそんな話を振って来たのだ。

「別にどうもありませんわ。ただ、最近エヴァン様、かなり疲れている様で…」

「エヴァン殿はルーナの為に色々と動いてくれているからな。ルーナ、いい加減意地を張らずに…」

「お食事中失礼いたします。旦那様大変です…」

お父様が話をしている途中、執事が血相を変えて入って来た…と同時に

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