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第12話:今日からテオも一緒に学院に通います
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悪魔と契約?を結んでから、早1ヶ月。鬼畜でもあるジャクソン様に相変わらずこき使われながらも、何とか過ごしている。さすがに1ヶ月もたてば、人間慣れるもので、最近ではお茶も上手に入れられるようになったし、マッサージもかなり上達した。
相変わらず押し付けられる書類仕事も、ヴァン様にフォローしてもらいないながら、何とかこなしている。そしてすっかり王妃様や王太子妃様とも仲良くなり、それなりに楽しい日々を過ごしているのだ。
そして今日は、テオが初めて貴族学院に行く日。2週間前無事退院したテオは、2週間の自宅療養を終え、見違えるように元気になった。そして先日、無事リリアナとの婚約も成立した。
テオとリリアナの幸せそうな顔を見たら、ジャクソン様に感謝しないといけないのだが…なぜか感謝できない私は、ちょっと薄情なのかもしれない。
「ティアラ、何をボーっとしているのだい?ほら、そろそろ学院に行くよ」
真新しい制服に身を包んだテオが私を呼ぶ。ちなみに私たちは双子だが、髪の色も瞳の色も違う。テオは赤い髪に紫色の瞳をしているのだ。おっと、また話がそれてしまった。さあ、早く馬車に乗り込まないとね。
テオと一緒に仲良く馬車に乗り込む。
「テオ、元気になってよかったわね。ちなみにテオも、私やリリアナと同じクラスよ」
「ありがとう、ティアラ。本当にティアラとジャクソン殿下のお陰だ。会ったらお礼を言わないとね。それに、領地経営の勉強をもっともっと頑張って、ジャクソン殿下に頂いたお金はしっかり返そうと思っているよ。だからティアラ、安心して」
笑顔でそう言ったテオ。最近物凄い勢いで勉強をしているテオなら、立派な伯爵になるだろう。でも…
「テオ、お金の事は気にしなくていいのよ。今しっかりと返しているから。それよりも、今までできなかった事を目いっぱい楽しんで」
今まさに、奴隷の様にこき使われているのだ。5億ゼニーは有難く頂かないと、割に合わない。
「ティアラ、君は本当に優しいね。ありがとう、そうだね。今までできなかった事を目いっぱい楽しむよ。リリアナにも苦労掛けたしね」
「そうよ、やっとリリアナと婚約できたのだから。とにかく私の事はいいから、自分の事とリリアナの事を考えて。2人が幸せだと、私も嬉しいから」
そんな話をしている間に、学院に着いた。馬車から降りると、いつもの様にジャクソン様が笑顔で待っていた。
「ジャクソン殿下、今回の件、本当にありがとうございました。お陰様で、すっかり元気になりました」
ジャクソン様を見つけると、真っ先にお礼を言ったテオ。
「今日から学院に来られるようになったのだね。元気になってよかったよ。でも、僕はお礼を言われる様な事はしていないよ。お礼なら、ティアラに言ってくれ。ティアラは君の為に、本当に色々と動いてくれていたのだからね」
こいつ、相変わらず口がうまいわね。でも、言っている事は合っている。あのお金を手に入れるため、私は今とんでもなくこの男にこき使われている訳だから…でも、きっとテオはその事を理解していない。
現に
「ジャクソン殿下はなんて謙虚なお方なんだ。あぁ、こんなにも心が広くお優しいジャクソン殿下と恋人同士だなんて、ティアラは世界一幸せ者だね。ジャクソン殿下、姉は少し抜けているところがありますが、どうかこれからも姉をよろしくお願いします」
ジャクソン殿下の手の握りながら、感極まったのか涙まで流しているテオ。
「もちろんだよ、テオ。君とはもしかしたら兄弟になるかもしれないんだ。これからもよろしくね」
「もちろんです、義兄上…あ、失礼しました。嬉しくてつい」
ちょっと、何が嬉しくてついよ。そもそも、私たちは契約で結ばれた恋人同士なのよ。世界がひっくり返っても、あんな鬼畜となんて結婚しないのだから!そう叫びたいが、もちろん叫べるわけもない。
そんな2人のやり取りを見ていた生徒から、なぜか拍手まで沸き起こった。
「ジャクソン殿下、なんてお優しい方なんだ」
「ジャクソン殿下はまさに王族の鏡だ」
なんて声も上がっている。またあの鬼畜の株が上がってしまったわ…
もちろん、テオも尊敬の眼差しでジャクソン様を見つめていた。
「さあ、ティアラ、そろそろ教室に行こうか?」
すっと手を差し伸べるジャクソン様。その手を取り、2人で教室へと向かう。後ろからテオも嬉しそうに付いてきていた。
「それじゃあ、また放課後」
そう言って去っていくジャクソン様。本当に、表の顔だけ見ていればいい人なのだが…
「ティアラは本当に素敵な恋人が出来てよかったね。僕のせいでずっと苦労を掛けていたけれど、殿下なら安心してティアラを任せられるよ。あぁ…もしかしたら、第二王子様が未来の僕の義兄上か…」
完全に妄想の世界に入っているテオ。
「ちょっとテオ…」
すぐに否定しようと思ったのだが…
「そうでしょう。殿下は本当に素晴らしいのよ。ティアラが令嬢に叩かれそうになった時も、すぐに飛んできて止めて下さったし。ね、テオ。私が言った通り、殿下は素晴らしい人でしょう」
なぜか話に入って来たのは、リリアナだ。
「ああ、リリアナの言った通りだった。でも、リリアナ。君は僕の婚約者なのだから、いくら殿下が素敵な人でも、好きになったらいけないよ」
「そんなの、当たり前じゃない。私はずっとテオだけが大好きよ」
「リリアナ」
「テオ」
完全に2人の世界に入ってしまった。そう言えば、この2人は昔からこんな感じだったわね…
朝からイチャ着く2人にあきれながらも、それだけテオが元気になったという事を実感し、嬉しくも思うティアラであった。
相変わらず押し付けられる書類仕事も、ヴァン様にフォローしてもらいないながら、何とかこなしている。そしてすっかり王妃様や王太子妃様とも仲良くなり、それなりに楽しい日々を過ごしているのだ。
そして今日は、テオが初めて貴族学院に行く日。2週間前無事退院したテオは、2週間の自宅療養を終え、見違えるように元気になった。そして先日、無事リリアナとの婚約も成立した。
テオとリリアナの幸せそうな顔を見たら、ジャクソン様に感謝しないといけないのだが…なぜか感謝できない私は、ちょっと薄情なのかもしれない。
「ティアラ、何をボーっとしているのだい?ほら、そろそろ学院に行くよ」
真新しい制服に身を包んだテオが私を呼ぶ。ちなみに私たちは双子だが、髪の色も瞳の色も違う。テオは赤い髪に紫色の瞳をしているのだ。おっと、また話がそれてしまった。さあ、早く馬車に乗り込まないとね。
テオと一緒に仲良く馬車に乗り込む。
「テオ、元気になってよかったわね。ちなみにテオも、私やリリアナと同じクラスよ」
「ありがとう、ティアラ。本当にティアラとジャクソン殿下のお陰だ。会ったらお礼を言わないとね。それに、領地経営の勉強をもっともっと頑張って、ジャクソン殿下に頂いたお金はしっかり返そうと思っているよ。だからティアラ、安心して」
笑顔でそう言ったテオ。最近物凄い勢いで勉強をしているテオなら、立派な伯爵になるだろう。でも…
「テオ、お金の事は気にしなくていいのよ。今しっかりと返しているから。それよりも、今までできなかった事を目いっぱい楽しんで」
今まさに、奴隷の様にこき使われているのだ。5億ゼニーは有難く頂かないと、割に合わない。
「ティアラ、君は本当に優しいね。ありがとう、そうだね。今までできなかった事を目いっぱい楽しむよ。リリアナにも苦労掛けたしね」
「そうよ、やっとリリアナと婚約できたのだから。とにかく私の事はいいから、自分の事とリリアナの事を考えて。2人が幸せだと、私も嬉しいから」
そんな話をしている間に、学院に着いた。馬車から降りると、いつもの様にジャクソン様が笑顔で待っていた。
「ジャクソン殿下、今回の件、本当にありがとうございました。お陰様で、すっかり元気になりました」
ジャクソン様を見つけると、真っ先にお礼を言ったテオ。
「今日から学院に来られるようになったのだね。元気になってよかったよ。でも、僕はお礼を言われる様な事はしていないよ。お礼なら、ティアラに言ってくれ。ティアラは君の為に、本当に色々と動いてくれていたのだからね」
こいつ、相変わらず口がうまいわね。でも、言っている事は合っている。あのお金を手に入れるため、私は今とんでもなくこの男にこき使われている訳だから…でも、きっとテオはその事を理解していない。
現に
「ジャクソン殿下はなんて謙虚なお方なんだ。あぁ、こんなにも心が広くお優しいジャクソン殿下と恋人同士だなんて、ティアラは世界一幸せ者だね。ジャクソン殿下、姉は少し抜けているところがありますが、どうかこれからも姉をよろしくお願いします」
ジャクソン殿下の手の握りながら、感極まったのか涙まで流しているテオ。
「もちろんだよ、テオ。君とはもしかしたら兄弟になるかもしれないんだ。これからもよろしくね」
「もちろんです、義兄上…あ、失礼しました。嬉しくてつい」
ちょっと、何が嬉しくてついよ。そもそも、私たちは契約で結ばれた恋人同士なのよ。世界がひっくり返っても、あんな鬼畜となんて結婚しないのだから!そう叫びたいが、もちろん叫べるわけもない。
そんな2人のやり取りを見ていた生徒から、なぜか拍手まで沸き起こった。
「ジャクソン殿下、なんてお優しい方なんだ」
「ジャクソン殿下はまさに王族の鏡だ」
なんて声も上がっている。またあの鬼畜の株が上がってしまったわ…
もちろん、テオも尊敬の眼差しでジャクソン様を見つめていた。
「さあ、ティアラ、そろそろ教室に行こうか?」
すっと手を差し伸べるジャクソン様。その手を取り、2人で教室へと向かう。後ろからテオも嬉しそうに付いてきていた。
「それじゃあ、また放課後」
そう言って去っていくジャクソン様。本当に、表の顔だけ見ていればいい人なのだが…
「ティアラは本当に素敵な恋人が出来てよかったね。僕のせいでずっと苦労を掛けていたけれど、殿下なら安心してティアラを任せられるよ。あぁ…もしかしたら、第二王子様が未来の僕の義兄上か…」
完全に妄想の世界に入っているテオ。
「ちょっとテオ…」
すぐに否定しようと思ったのだが…
「そうでしょう。殿下は本当に素晴らしいのよ。ティアラが令嬢に叩かれそうになった時も、すぐに飛んできて止めて下さったし。ね、テオ。私が言った通り、殿下は素晴らしい人でしょう」
なぜか話に入って来たのは、リリアナだ。
「ああ、リリアナの言った通りだった。でも、リリアナ。君は僕の婚約者なのだから、いくら殿下が素敵な人でも、好きになったらいけないよ」
「そんなの、当たり前じゃない。私はずっとテオだけが大好きよ」
「リリアナ」
「テオ」
完全に2人の世界に入ってしまった。そう言えば、この2人は昔からこんな感じだったわね…
朝からイチャ着く2人にあきれながらも、それだけテオが元気になったという事を実感し、嬉しくも思うティアラであった。
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