魔法薬師見習いポヌちゃん~師匠帰って来て!~

鳥宮 じょう

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第1話 師匠が居ない!!!!

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オレはポヌータ・イベリオス18歳タヌキ獣人だ、毎朝4時に起きて夜8時に寝る生活をかれこれ2年続けている。

魔法薬師の師匠のヤガラさんの弟子になったきっかけは、一番上の兄が流行り病にかかった上。合併症を発症してしまいオレが住んでいた街には兄を治せる魔法薬師も魔法医術師も居なくて途方に暮れていた3日後。オレの住む街にヤガラ師匠と師匠の友達の魔法医術師が出張で、領主の奥方の診察に訪れたのを聞きつけた2番目の兄が、ヤガラ師匠達が宿泊している宿に行き兄を救ってくださいと直談判して。何とか見てもらえたのだが何と兄は5日後には通常の生活がおくれるようになっていた。

正直びっくりした、そんなに早く治るなんて見たことも聞いたことも無かったから・・・・・。魔法医術師の方に惹かれて弟子に成りたかったが素気無く断られた。

ダメ元でヤガラ師匠に弟子入りを頼み込んだらアッサリ「おっけーいいよん弟子におなり~」と言われて、はれてオレはヤガラ師匠の弟子となったのだった。

ヤガラ師匠はナラームトと言う魔法都市に住んでいたので、オレも移り住む事になり、住み込みで働き始めたのだった。

現在—
「んーよく寝た~」
オレはベッドから抜け出ると、洗面所で顔を洗い髪を整えて、寝室に戻ってパジャマからツナギに着替えて首元には師匠から貰った魔法石付きのリボンを着けてる。
うん!今日も完璧だ!

さて師匠に朝食作りに行こっと。
3階にある自分の部屋から出てキッチンのある2階に降りる。
「・・・・・・あれ?師匠が居ない?いつもならフルーツティー飲みながら読書してるのに・・・・1階の店舗に居るのかな?」

恐る恐る1階に降りてみたが、師匠は何処にも居なかった。
店の中央にある魔法薬が陳列されているテーブルの、端の空いたスペースに手紙が置かれていた。読んだ。

「ポヌちゃんへ
僕はどうしても探し出さなければいけない幻の薬草アーガイル草とエダの涙を探す旅に急遽出なくてはいけなくなってしまいました。突然ごめんね行ってきます。
ヤガラより」
どうしよう・・・・オレは魔法薬作りはまだそんなに難しい物は作れない。師匠が作り置きしている魔法薬だって大量には無い。いつ戻るか分からない師匠を待って店を閉め続ける訳にも行かない・・・どうしようどうしよう・・・・・ん?手紙の最後に小さな文字が書かれてる?さっきは気づかなかったな何々?「PS、お店のことは心配ないからね~」どういう意味だろう?

チリリリリリ~ン
店の呼び鈴の音だ、誰だろこんな時間に?取り合えず応対に出る。
「はーい、どちら様ですか?すみません現在ヤガラ師匠は不在なんです」
ドアを開けると居たのは長身のかなり美形なモノクルを着けた龍族さんだった。
「知っている、俺はポヌータ君の指導者代理兼店主代理としてこちらに来たんだ」                 
「へっ!?」  
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