41 / 114
1章 第3部 運命の出会い
41話 今日の成果
しおりを挟む
「――ああ……、おかしい。一体どうしてこうなった?」
陣は広場に設置されたベンチにどっと腰を下ろし、頭を抱えた。
すでに空は夕暮れ色に染まっており、陽が沈みきるのも時間の問題。周りを見渡せば、家に帰ろうとする人々の姿がちらほら見える。こうなってくると陣たちも、そろそろお開きの流れだろう。
「うん? 陣くんどったの?」
すると灯里はほおに指を当てながら、首をかしげてきた。
「いや、気づいたらもう日暮れ。しかもそれまでオレたちは……」
「あはは、楽しい時間はあっという間だからねー! あー、今日はなかなか充実した日々だったよー! 陣くんとリルとの街探索! また明日もこんな感じで遊び尽くそうね!」
途方に暮れる陣とは逆に、灯里は両腕を伸ばしながら満足げに振り返りだす。
陣たちはリルと合流後、再び擬似恒星の調査に向かった。だがそれも長くは続かず、いつの間にか灯里を先導に街をぶらつくことに。そして今まで三人で遊んでしまっていたのであった。
「えへへ、その時は今日立ちよった、クレープ屋さんにまた行きたいんだよー。あそこのクレープ絶品だもん! もう全種類制覇しないとねー! あとあとソフトクリーム屋さんも!」
リルは両ほおに手を当てながら、うっとりしだす。
「あはは、リルったら食べることばっかですなー。でも私もその意見には賛成かなー! ちょうどおごってくれる、気前のいいお兄さんもいることだし! それでそのあとはショッピングのため、モールで!」
陣に意味ありげなウィンクをし、はしゃぐ灯里。
もはややるべきことを忘れて、完全に気が抜けている状態。休日を思う存分満喫している二人であった。
楽しそうにしているところわるいが、陣としては文句を言うしかない。
「おい、お前ら、なにか忘れてないか?」
「なにかって? もしかして陣くん、ほかに遊びにいきたいとこあった? それなら灯里さんがとことん付き合うよ! なんなら今からでも!」
灯里はどんっと胸をたたき、にっこり笑いかけてくる。
そんな彼女に、もはや頭を抱えるしかなかった。
「ダメだ、完全に忘れてやがる。あのな、オレたちは調査のため歩き回ってたはずだろ?」
「あー、そういえばそんなこともあったねー」
灯里は手をぽんっと合わせ、これまでの経緯を思い出した様子。
だがそこまで重大性を感じていないらしく、持ち物を家に忘れてしまったぐらいのノリであった。
「うわー、軽い反応だな。まあ、オレ自身、今まで気づかなかったのもわるいが」
陣としては咎めたいが、今まで場の空気に飲まれ付き合ってしまったのも事実。なのであまり強く言えない立場なのであった。
「あはは、そりゃー、こんな花も恥らうかわいい女の子たちとのデートだもん! 夢中になるのも仕方ないよ! 陣くん!」
灯里は上目づかいで、かわいらしくウィンクを。
「違うと思うが、結果が結果だけに反論しづらい。――はぁ……、灯里のペースにはまると、なんか調子が狂うな。いつもなら魔道一筋のオレが、別のことで夢中になるなんて……」
頭をかきながら、今の自分にあきれるしかない。
調査の対象はあのサイファス・フォルトナーの擬似恒星。そのため魔道を求道する陣からすれば、喉から手が出るほど欲しい代物といっていい。おそらく新鮮味を感じられない空虚さを吹き飛ばす、劇薬になること間違いなしであろう。そんな擬似恒星が手に入る絶好の機会に、別のことで頭がいっぱいになろうとは。これまでの陣からすると、ありえない事案なのだ。
それもこれもすべては灯里のペースにはまったせい。なぜか彼女といると、今まで感じられなかった新鮮さが湧き上がってくるのである。そう、なにげない日常、普通の人々が生きる陽だまりの世界も、案外わるくないのではと。
「ふふっ、その気持ちはわかるんだよ。アカリは他者を自分のペースに巻き込む天才だからねー。気付けば振り回されてたなんて、よくある話なんだよ。――あと、一つ言っておくと、わたしは調査の件ちゃーんと覚えてたからね!」
陣の驚きに対し、リルも心当たりがあるのかうんうんとうなずく。それからとってつけたようにとある主張を。
「えー、リルも絶対忘れてたでしょー。あれだけ目を輝かせてはしゃいでいたんだからさー」
「ぎく、――ふふっ……、そんなことは……」
灯里のツッコミに、リルは笑顔を引きつらせる。
「むしろ後半は、リルが誰よりも早くお店に駆け込んでたようなー?」
「ははは、確かに灯里並みに楽しんでいたな」
「ジンくんまで!? うー、観念するんだよー。楽しすぎて、完全に忘れてましたー」
二人の正論に、リルは手をもじもじさせながら白状してきた。
すると灯里はほほえましそうに、リルの頭をなで始めた。
「はい、よく言えましたー! リルちゃん、偉いねー」
「灯里はどうして隙あらば、子供扱いしてくるのー!? わたしお姉さんなんだからねー!?」
リルは子供のようにあやされているのが納得いかないのか、腕をブンブンしながら文句を。
「あはは、わかってる、わかってるてばー」
だが灯里は笑い飛ばすだけで、リルの頭をなで続ける。
本当の姉妹のごとく、仲むつまじい光景。そのほほえましい雰囲気に、これ以上真面目な話をするのは無粋だと判断。あきらめることに。
「――はぁ……、この流れだと、今日はここで解散か。明日こそ調査の方、頼んだぞ」
「およ? 陣くん、もしかして明日も付き合ってくれるの?」
「闇雲に探すより、標的を感知できるリルと一緒に行動した方が効率的だろ。なら選択肢は決まってるさ」
ほおに指を当て首をかしげてくる灯里に、肩をすくめながら笑いかけた。
「陣くんがこんなにも自主的に力を貸してくれるだなんて! もしやあとで高い依頼料をぼったくる気なんじゃ?」
すると灯里は一歩後ずさりし、なにやら勘ぐってくる。
「もちろんタダでだ。この件、非常に興味深いから最後まで付き合ってやるよ」
「キャー、マジ―!? 陣くん、太っ腹ー!」
灯里はうれしさのあまりか陣の腕をとり、ぴょんぴょん飛び跳ねた。
「というかそもそもの話、お前ら二人だけだと危なさそうだからな。仲良くなった以上ケガでもされたら目覚めがわるいし、荒事になれてるオレが付き添うべきだろ?」
リルの話によれば、相手は創星使いを超え創星術師の域に。しかも暴走しかけときた。そんなターゲットを追っていく中で接触し、敵とみなされたらどうなるか。下手するとケガだけで済まないかもしれないのだ。ゆえに誰かが彼女たちを守らなければ。幸い陣はクロノスのエージェントとして、こういった荒事には慣れている。なので同行するのにはもってこいの人材だろう。
「私たちのためを思ってだなんて! キャー! 陣くん、イケメン! 抱いてー!」
「ははは、崇めろ、崇めろ。本来なら魔道一筋のオレが、どういう気まぐれかお前らの身の安全を優先してるんだからな。こんなことめったにないぞ」
なにやら黄色い声を上げはやしたててくる灯里に、胸を張って笑う。
(――まあ、本音を言うと主に灯里が、なんだけどな)
変な勘違いをされても困るので、最後は心の中だけでとどめておいた。
確かに問題の擬似恒星は狂おしいほど欲しい。だがそれより彼女たち、特に灯里の安全の方が今の四条陣にとって大事らしいのだ。よって今の心持ちは擬似恒星を奪うためでなく、それを追う彼女を守るために同行する気でいる。
これは自分でもまったく理解できないといっていい。陣は決してお人好しではなく、魔道の求道のためなら他者を斬り捨てられる人間。ゆえに相手がいくら親しい間がらでも、魔道と天秤にかければどうしても後者を優先してしまうはず。だというのに出会ってあまり時間がたってない灯里を、優先してしまっている。一体これはどういうことなのだろうか。どうやら四条陣にとって、水無瀬灯里はよほど特別な存在らしい。
「ジンくん、ありがとう。キミがついてきてくれるなら、とても心強いんだよ」
リルは胸に手を当て、ほがらかにほほえんでくる。
「そういうことで明日からの調査は、本腰を入れていくぞ。もし今日みたいに遊びだしたらどうなるか、わかってるよな?」
「うわー、陣くんの目がマジだ……。えっとー、そこまでがんばらなくてもいいんじゃないかなー? 今日のようにみんなで楽しくみたいな、――あはは……」
少しドスを効かせた陣の問いに、灯里はおずおずと提案を。
しかし陣の答えは決まっていた。彼女の身の安全は大事だが、どうせなら問題の擬似恒星も手に入れたいがゆえに。
「ははは、もちろん却下だ。こうなればほかの誰よりも早くとっ捕まえて、お縄にかけるぞ!」
「リル!? ヤバイよー! 陣くんがスパルタ教師なみに……、――って、あれどうしたの?」
陣のやる気に満ちた宣言に、灯里はリルへ助けを求めようと。
だが彼女はふと気づいて止めた。なぜならリルが陣たちとは別の方向を、真剣な表情で見つめていたのだから。
「――見つけたんだよ……」
そしてリルは緊迫したおもむきで告げてくる。
その雰囲気から、とうとうターゲットの足取りをつかめたみたいだ。きっと彼女の視線の先に、サイファス・フォルトナーの擬似恒星を持つ暴走した創星術師がいるのだろう。
「なに? リル、今すぐ案内しろ!」
「うん、こっちなんだよ」
「あわわ、待ってよー! 二人ともー!」
先に追いかけようとする陣たちに、灯里もあわててついて行こうと。
こうしてリルの誘導にしたがい、陣たちは走りだすのであった。
陣は広場に設置されたベンチにどっと腰を下ろし、頭を抱えた。
すでに空は夕暮れ色に染まっており、陽が沈みきるのも時間の問題。周りを見渡せば、家に帰ろうとする人々の姿がちらほら見える。こうなってくると陣たちも、そろそろお開きの流れだろう。
「うん? 陣くんどったの?」
すると灯里はほおに指を当てながら、首をかしげてきた。
「いや、気づいたらもう日暮れ。しかもそれまでオレたちは……」
「あはは、楽しい時間はあっという間だからねー! あー、今日はなかなか充実した日々だったよー! 陣くんとリルとの街探索! また明日もこんな感じで遊び尽くそうね!」
途方に暮れる陣とは逆に、灯里は両腕を伸ばしながら満足げに振り返りだす。
陣たちはリルと合流後、再び擬似恒星の調査に向かった。だがそれも長くは続かず、いつの間にか灯里を先導に街をぶらつくことに。そして今まで三人で遊んでしまっていたのであった。
「えへへ、その時は今日立ちよった、クレープ屋さんにまた行きたいんだよー。あそこのクレープ絶品だもん! もう全種類制覇しないとねー! あとあとソフトクリーム屋さんも!」
リルは両ほおに手を当てながら、うっとりしだす。
「あはは、リルったら食べることばっかですなー。でも私もその意見には賛成かなー! ちょうどおごってくれる、気前のいいお兄さんもいることだし! それでそのあとはショッピングのため、モールで!」
陣に意味ありげなウィンクをし、はしゃぐ灯里。
もはややるべきことを忘れて、完全に気が抜けている状態。休日を思う存分満喫している二人であった。
楽しそうにしているところわるいが、陣としては文句を言うしかない。
「おい、お前ら、なにか忘れてないか?」
「なにかって? もしかして陣くん、ほかに遊びにいきたいとこあった? それなら灯里さんがとことん付き合うよ! なんなら今からでも!」
灯里はどんっと胸をたたき、にっこり笑いかけてくる。
そんな彼女に、もはや頭を抱えるしかなかった。
「ダメだ、完全に忘れてやがる。あのな、オレたちは調査のため歩き回ってたはずだろ?」
「あー、そういえばそんなこともあったねー」
灯里は手をぽんっと合わせ、これまでの経緯を思い出した様子。
だがそこまで重大性を感じていないらしく、持ち物を家に忘れてしまったぐらいのノリであった。
「うわー、軽い反応だな。まあ、オレ自身、今まで気づかなかったのもわるいが」
陣としては咎めたいが、今まで場の空気に飲まれ付き合ってしまったのも事実。なのであまり強く言えない立場なのであった。
「あはは、そりゃー、こんな花も恥らうかわいい女の子たちとのデートだもん! 夢中になるのも仕方ないよ! 陣くん!」
灯里は上目づかいで、かわいらしくウィンクを。
「違うと思うが、結果が結果だけに反論しづらい。――はぁ……、灯里のペースにはまると、なんか調子が狂うな。いつもなら魔道一筋のオレが、別のことで夢中になるなんて……」
頭をかきながら、今の自分にあきれるしかない。
調査の対象はあのサイファス・フォルトナーの擬似恒星。そのため魔道を求道する陣からすれば、喉から手が出るほど欲しい代物といっていい。おそらく新鮮味を感じられない空虚さを吹き飛ばす、劇薬になること間違いなしであろう。そんな擬似恒星が手に入る絶好の機会に、別のことで頭がいっぱいになろうとは。これまでの陣からすると、ありえない事案なのだ。
それもこれもすべては灯里のペースにはまったせい。なぜか彼女といると、今まで感じられなかった新鮮さが湧き上がってくるのである。そう、なにげない日常、普通の人々が生きる陽だまりの世界も、案外わるくないのではと。
「ふふっ、その気持ちはわかるんだよ。アカリは他者を自分のペースに巻き込む天才だからねー。気付けば振り回されてたなんて、よくある話なんだよ。――あと、一つ言っておくと、わたしは調査の件ちゃーんと覚えてたからね!」
陣の驚きに対し、リルも心当たりがあるのかうんうんとうなずく。それからとってつけたようにとある主張を。
「えー、リルも絶対忘れてたでしょー。あれだけ目を輝かせてはしゃいでいたんだからさー」
「ぎく、――ふふっ……、そんなことは……」
灯里のツッコミに、リルは笑顔を引きつらせる。
「むしろ後半は、リルが誰よりも早くお店に駆け込んでたようなー?」
「ははは、確かに灯里並みに楽しんでいたな」
「ジンくんまで!? うー、観念するんだよー。楽しすぎて、完全に忘れてましたー」
二人の正論に、リルは手をもじもじさせながら白状してきた。
すると灯里はほほえましそうに、リルの頭をなで始めた。
「はい、よく言えましたー! リルちゃん、偉いねー」
「灯里はどうして隙あらば、子供扱いしてくるのー!? わたしお姉さんなんだからねー!?」
リルは子供のようにあやされているのが納得いかないのか、腕をブンブンしながら文句を。
「あはは、わかってる、わかってるてばー」
だが灯里は笑い飛ばすだけで、リルの頭をなで続ける。
本当の姉妹のごとく、仲むつまじい光景。そのほほえましい雰囲気に、これ以上真面目な話をするのは無粋だと判断。あきらめることに。
「――はぁ……、この流れだと、今日はここで解散か。明日こそ調査の方、頼んだぞ」
「およ? 陣くん、もしかして明日も付き合ってくれるの?」
「闇雲に探すより、標的を感知できるリルと一緒に行動した方が効率的だろ。なら選択肢は決まってるさ」
ほおに指を当て首をかしげてくる灯里に、肩をすくめながら笑いかけた。
「陣くんがこんなにも自主的に力を貸してくれるだなんて! もしやあとで高い依頼料をぼったくる気なんじゃ?」
すると灯里は一歩後ずさりし、なにやら勘ぐってくる。
「もちろんタダでだ。この件、非常に興味深いから最後まで付き合ってやるよ」
「キャー、マジ―!? 陣くん、太っ腹ー!」
灯里はうれしさのあまりか陣の腕をとり、ぴょんぴょん飛び跳ねた。
「というかそもそもの話、お前ら二人だけだと危なさそうだからな。仲良くなった以上ケガでもされたら目覚めがわるいし、荒事になれてるオレが付き添うべきだろ?」
リルの話によれば、相手は創星使いを超え創星術師の域に。しかも暴走しかけときた。そんなターゲットを追っていく中で接触し、敵とみなされたらどうなるか。下手するとケガだけで済まないかもしれないのだ。ゆえに誰かが彼女たちを守らなければ。幸い陣はクロノスのエージェントとして、こういった荒事には慣れている。なので同行するのにはもってこいの人材だろう。
「私たちのためを思ってだなんて! キャー! 陣くん、イケメン! 抱いてー!」
「ははは、崇めろ、崇めろ。本来なら魔道一筋のオレが、どういう気まぐれかお前らの身の安全を優先してるんだからな。こんなことめったにないぞ」
なにやら黄色い声を上げはやしたててくる灯里に、胸を張って笑う。
(――まあ、本音を言うと主に灯里が、なんだけどな)
変な勘違いをされても困るので、最後は心の中だけでとどめておいた。
確かに問題の擬似恒星は狂おしいほど欲しい。だがそれより彼女たち、特に灯里の安全の方が今の四条陣にとって大事らしいのだ。よって今の心持ちは擬似恒星を奪うためでなく、それを追う彼女を守るために同行する気でいる。
これは自分でもまったく理解できないといっていい。陣は決してお人好しではなく、魔道の求道のためなら他者を斬り捨てられる人間。ゆえに相手がいくら親しい間がらでも、魔道と天秤にかければどうしても後者を優先してしまうはず。だというのに出会ってあまり時間がたってない灯里を、優先してしまっている。一体これはどういうことなのだろうか。どうやら四条陣にとって、水無瀬灯里はよほど特別な存在らしい。
「ジンくん、ありがとう。キミがついてきてくれるなら、とても心強いんだよ」
リルは胸に手を当て、ほがらかにほほえんでくる。
「そういうことで明日からの調査は、本腰を入れていくぞ。もし今日みたいに遊びだしたらどうなるか、わかってるよな?」
「うわー、陣くんの目がマジだ……。えっとー、そこまでがんばらなくてもいいんじゃないかなー? 今日のようにみんなで楽しくみたいな、――あはは……」
少しドスを効かせた陣の問いに、灯里はおずおずと提案を。
しかし陣の答えは決まっていた。彼女の身の安全は大事だが、どうせなら問題の擬似恒星も手に入れたいがゆえに。
「ははは、もちろん却下だ。こうなればほかの誰よりも早くとっ捕まえて、お縄にかけるぞ!」
「リル!? ヤバイよー! 陣くんがスパルタ教師なみに……、――って、あれどうしたの?」
陣のやる気に満ちた宣言に、灯里はリルへ助けを求めようと。
だが彼女はふと気づいて止めた。なぜならリルが陣たちとは別の方向を、真剣な表情で見つめていたのだから。
「――見つけたんだよ……」
そしてリルは緊迫したおもむきで告げてくる。
その雰囲気から、とうとうターゲットの足取りをつかめたみたいだ。きっと彼女の視線の先に、サイファス・フォルトナーの擬似恒星を持つ暴走した創星術師がいるのだろう。
「なに? リル、今すぐ案内しろ!」
「うん、こっちなんだよ」
「あわわ、待ってよー! 二人ともー!」
先に追いかけようとする陣たちに、灯里もあわててついて行こうと。
こうしてリルの誘導にしたがい、陣たちは走りだすのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる